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電動パーキングブレーキはいらない?使い方からメリット・デメリットまで解説!

電動パーキングブレーキ

近年の新型車で採用されることが多くなってきた電動パーキングブレーキは、スイッチを押すだけで、パーキングブレーキの作動・解除ができます。

そんな電動パーキングブレーキですが、「電動パーキングブレーキはいらない」という声も。

本記事では、電動パーキングブレーキのメリットとデメリット、本当に必要ないのかについて解説していきます。

目次

電動パーキングブレーキとは

日産 軽自動車

電動パーキングブレーキは、パーキングブレーキの作動・解除をモーターの力で行う、近年の新型車では主流になりつつあります。

従来のレバー式やペダル式のパーキングブレーキは、手動(足動)でワイヤーを引っ張って作動・解除を行っていたので力が必要でしたが、電動パーキングブレーキはモーターの力で動かすため力が不要です。

また、オートブレーキホールドという機能を搭載している車もあり、これはブレーキペダルを踏んで停車したあともブレーキペダルを踏み続ける必要がない便利機能です。

電動パーキングブレーキの使い方

電動パーキングブレーキ いらない

電動パーキングブレーキの操作方法は、主に下記の2つです。

  • スイッチの操作でパーキングブレーキの作動・解除を行う
  • シフトを「P」に入れると自動的にパーキングブレーキが作動し、「D」もしくは「R」に入れると自動的に解除される

メーカーや車種によって操作方法に違いがあるので、取扱説明書をよく読んでご自身の車の操作方法を理解しておく必要があります。

電動パーキングブレーキのメリット・デメリット

メリットデメリット

現在主流になりつつある電動パーキングブレーキですが、当然メリット・デメリットが存在します。

どのようなメリット・デメリットがあるのか見ていきましょう。

メリット

まずは電動パーキングブレーキのメリットを4つ解説します。

操作に力が必要ない

電動パーキングブレーキは、スイッチ操作だけでパーキングブレーキの作動・解除ができるので、操作に力が必要ありません。

従来のサイドブレーキでは、運転者の力加減によってパーキングブレーキの動作力が変わっていました。そのため、力の弱い人だと、「パーキングブレーキの効きが不十分」という場合もあります。

しかし、電動パーキングブレーキは力が必要ないため、誰が操作してもパーキングブレーキの性能を最大限に引き出すことができます。

パーキングブレーキの操作忘れを防止できる

車種によっては、シフトを「D」または「R」に入れるとパーキングブレーキが自動で解除、シフトを「P」に入れれば自動的にパーキングブレーキが作動するものもあります。

これにより、パーキングブレーキを解除し忘れて走行してしまうことや、停車時のパーキングブレーキの作動忘れを防げるので、車両の故障を未然に防いだり、事故を未然に防いだりと安全性向上にも貢献しています。

ホールド機能で停車時にブレーキを踏み続けなくてよい

「ホールド機能」などといわれる、シフトが「D」に入っていても停車時にパーキングブレーキを作動させ、ブレーキペダルから足を離しても車が前に進まないようになる機能もあります。

これにより、信号待ちや渋滞にハマってしまったときでも、ブレーキペダルを踏み続ける必要がなく、アクセルを踏めば自動的に解除されるので、非常に便利な機能です。

アダプティブ・クルーズコントロールと相性がよい

アダプティブ・クルーズコントロールとは、電子制御により前の車との車間距離を適正に保てるシステムです。

渋滞対応の車種であれば、電動パーキングブレーキとの組み合わせにより停止から再発進まで、自動で行うことができます。

デメリット

続いて、電動パーキングブレーキのデメリットを3つ紹介します。

メーカーごとに操作方法が違う

現状、電動パーキングブレーキは操作方法が統一されておらず、メーカーごとに操作方法が違います。

車を買い替えたときやレンタカーを借りたときなどは、説明書を読んだりスタッフに聞いたりして、操作方法を都度理解する必要があります。

凍結して動かなくなる場合がある

これは電動パーキングブレーキに限った話ではありませんが、寒い地域でパーキングブレーキをかけたまま長時間駐車すると、凍結して解除できなくなる場合があります。

寒い地域に住んでいる方や、スキーに行ったときなどは、電動パーキングブレーキを解除したままにしておきましょう。

シフトを「P」に入れると自動でパーキングブレーキが作動してしまう車でも、強制的に解除する方法があります。

コストが掛かる

電動パーキングブレーキは、手動では必要なかったモーターや電子制御部品が必要になるため、生産コストが上がります。

また、故障した際の修理代も手動のパーキングブレーキと比べて割高です。

電動パーキングブレーキがいらないといわれる理由

なぜ電動パーキングブレーキがいらないと思うのか、実際にTwitterで調査してみました。

  • 使いにくい
  • 手動でいい

このような意見が数多く見られました。

たしかに電動パーキングブレーキが主流になってきたのは最近のことなので、長年手動のパーキングブレーキで運転してきた人にとっては、逆に扱いにくく感じてしまうのかもしれません。

しかし、前述のとおり、電動パーキングブレーキには力が不要であったり、操作ミスを防止できたりするメリットがあります。

少なからず事故未然防止の役割を担っているといえるため、メーカーが積極的に採用しているのも納得です。

まとめ

今回は、電動パーキングブレーキのメリットやデメリット、いらないといわれる理由について解説しました。

メリットばかりではありませんが、安全性を考えると今後も電動パーキングブレーキ搭載車が増えることは自然な流れといえます。

操作方法の統一やコスト面など、まだまだ改善の余地はありそうなので、今後の進化に期待したいところです。

よくある質問

Q&A

電動パーキングブレーキは故障しやすいのか?

手動のパーキングブレーキと比較すると、壊れやすいといえます。

なぜなら、電動パーキングブレーキはモーターや電子部品を使用しており、手動のパーキングブレーキよりも複雑な構造をしているからです。

電動パーキングブレーキの強制解除の方法は?

ブレーキペダルを踏みながらパーキングブレーキのスイッチを押すことで、強制的に解除できます。これで解除できない場合は故障の可能性があるため、ディーラーや整備工場に相談しましょう。

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