コイン洗車場の利用方法は?機械の操作・必要な道具・マナーも紹介

コイン洗車場」は自宅に洗車スペースがない人にとって、とても便利な場所です。しかし、コイン洗車場を初めて使う人にとっては、どのように利用したらよいのか分からない人もいるでしょう。

この記事では、初めてコイン洗車場を利用する人のために、具体的な利用方法をはじめ機械の操作方法や必要な道具を紹介します。また、コイン洗車場は多くの人が利用する場なので、マナーについても解説します。

コイン洗車場とは?

コイン洗車場はマンション・アパート住まいで洗車スペースがない人や、戸建ての家でも環境によって自宅で洗車ができない人にとって、しっかりと洗車ができる便利な場所です。

洗車機をはじめ高圧洗浄機や車内用の掃除機、そして車内マットが洗える洗浄機など、しっかりと洗車したい人にとって便利な機械が揃っています。

また、機械に硬貨を入れて利用するコイン式で営業されているため、コイン洗車場のほとんどは無人のセルフ洗車です。中には24時間営業のところもあり、時間にとらわれることなく洗車ができます。

利用料金

コイン洗車場の利用料金は300円~1,000円程度が相場となっており、手軽に利用することが可能です。料金は選ぶコースや利用する機械の数によって変わります。

場所

洗車用品やカーケア用品を販売しているソフト99が運営する「洗車ナビ」をはじめ「洗車専科」や「地図マピオン」などで近くのコイン洗車場を探せます。「洗車ナビ」はソフト99の自動販売機(洗車用品)があるコイン洗車場のみの検索となりますが、手ぶらで洗車することが可能です。

利用タイミング

コイン洗車場は多くの人が利用する場所のため、利用する時期や時間帯によっては大変混雑します。混雑する時期は年末年始やゴールデンウィークなどの大型連休や雨上がりの休日になります。また時間帯はお昼前~夕方頃でしょう。

混雑をさけてゆったりと洗車したいのであれば、平日や早朝・夜間を狙って行くことをおすすめします。ただし、早朝や夜間の場合は昼間よりも騒音に注意してください。

コイン洗車場でできること

コイン洗車場には本格的に洗車できる機械がいくつも設置されているので、自宅よりも本格的な洗車ができます。一般的なコイン洗車場でできることは以下の4つになります。

機械洗車

機械洗車は「洗車機」と呼ばれるゲートのような形をした機械で、車の外装を洗車から乾燥まで自動で行ってくれる便利な機械を利用して行います。機械洗車は水洗いのみから泡洗車やワックス洗車まで幅広くコース選択ができるので、目的に合わせて利用することが可能です。

ただし、大きなブラシで外装まるごと洗車するため、外装の細かなところまで綺麗にしたり、ボディと窓ガラスで使う洗剤を使い分けるなどの融通は利きません。短時間で洗車を終わらせたいときや、労力を使わずに洗車したいときに機械洗車は便利です。

手洗い洗車

手洗い洗車は洗車機を使わず自分の手で洗車をします。コイン洗車場には、手洗い洗車を便利に行える「高圧洗浄機」が設置されています。

高圧洗浄機は高圧で水を噴射でき、ノズルが細長くなっている装置です。そのため、ボディにこびりついた頑固な汚れや虫の死骸などもキレイに洗い流すことが可能で、タイヤハウスの隙間などもしっかりと洗えます。

高圧洗浄機はカーシャンプーで車を洗う前にボディ全体のホコリや汚れを洗い流すこともでき、またカーシャンプーで洗車した後の泡を残すことなく洗い流してくれるため、かなり車をキレイにできます。

室内清掃

コイン洗車場には「バキューム掃除機」が設置されているので、車の室内清掃が行えます。一般の家庭にある掃除機よりも吸引力があり、先が細めでシートの間など車内の狭い場所のゴミやホコリも吸い込めるのが魅力です。

また、高圧の空気を噴射することもできるため、ボディの細かいところに入り込んだホコリや洗車後に残った水滴を吹き飛ばすこともでき、車を隅々までキレイにできます。

マット洗浄

「マット洗浄機」を使って車内の足元に敷いてあるフロアマットを水洗いできます。フロアマットはブラシや高圧洗浄機を使って洗うことも可能ですが、マット洗浄機を使う方が効率的です。

マット洗浄機にはマットを挟み込むローラーがあり、そこにフロアマットを差し込むと自動で水とブラシによってキレイに洗ってくれます。車種によりフロアマットの形や大きさに違いはありますが、よほど大きなものでなければ問題なく使用可能です。

靴に踏まれて泥などでよごれかちなフロアマットがキレイになると、室内が一段とキレイに見えます。

コイン洗車場に持参する必要な道具

コイン洗車場で洗車をするうえで、もっとも大切なのが「スピード」です。とくに多くの人が利用する週末は混雑するため、モタモタと洗車していると待っているドライバーにも迷惑がかかります。

また、手洗いで使用する高圧洗浄機にはだいたい5分程度の制限時間があるため、手際が悪いと余計にお金を使うことになります。素早く効率よく洗車をするために、必要な洗車道具を揃えて持参することが大切です。

持参する洗車道具は以下になります。

  • 100円硬貨を複数枚(機械を利用するため)
  • カーシャンプー
  • バケツ(カーシャンプーを泡立てるなど)
  • スポンジ(ボディを洗う)
  • ブラシ(タイヤやホイールを洗う)
  • 吸水クロスシート(水滴を取る)
  • タオル(仕上げの拭き上げ)
  • ワックスやコーティング剤

コイン洗車場にある機械の操作方法

コイン洗車場に設置されている各機械には制限時間が設けられています。そのため、手際よく効率的に洗車作業を進める必要があります。ここで各機械の操作方法などを理解し、コイン洗車場を利用する時に洗車を素早く進められるようにしておきましょう。

洗車機

洗車機は車の外装全体を洗えるように門型になっています。そのため洗車機の大きさによって洗える車が決まります。洗車機を使う場合は、事前に自分の車が対応しているか必ず確認しましょう。

また、洗車機には「ドライブスルー洗車機」と「全自動洗車機」の2種類があります。どちらも車の洗い方は同じですが、操作方法が少しだけ異なります。

ドライブスルー洗車機

ドライブスルー洗車機は、車に乗ったまま門型の洗車機に入ります。車に乗ったままなので「ドライブスルー」という名前がついています。

操作方法

  1. 洗車機の入り口手前まで車を移動させる
  2. 入金し入り口横の操作パネルで洗車コースを選択
  3. 窓をすべて閉めドアミラーやアンテナなどを事前にたたんでおく
  4. 機械の指示に従い停車位置まで車を移動させる
  5. 乗車したまま停車位置に車を止めエンジンを切る
  6. 洗車が終了したら車を前進させ洗車機から出る
  7. 拭き上げ場所へ移動し車を拭き上げる

全自動洗車機

全自動洗車機はドライブスルー洗車機と違い、門型の洗車機に車を入れたら車から降ります。

操作方法

  1. 門型の洗車機まで車を移動させる
  2. 窓をすべて閉めドアミラーやアンテナなどを事前にたたんでおく
  3. エンジンを切り車から降りる
  4. 入金し洗車機本体の操作パネルで洗車コースを選択
  5. 洗車が終了したら車に乗り洗車機から移動させる
  6. 拭き上げ場所へ移動し車を拭き上げる

高圧洗浄機

高圧洗浄機には1回あたり5分などの時間制限が設けられていますので、素早く効率よく洗車を進める必要があります。車をどこから洗うのか事前に順番を決めておきましょう。

車の周りどこからでも使えるように、車の前後左右に十分なスペースを確保して駐車します。ミニバンなどルーフが高い場合、はしごなどが必要であれば事前に設置しておくと作業がスムーズです。

高圧洗浄機によっては高圧の水噴射だけでなく、カーシャンプーが泡で出たりワックスがかけられたりするものもあり、操作パネルでコース選択が可能です。

操作方法(カーシャンプーが出る場合)

  1. 入金しコースを選択
  2. 最初に洗う場所に高圧洗浄機を向ける
  3. 高圧の水噴射が開始されたらボディを水洗いする
  4. カーシャンプーに切り替わるのでボディ全体に散布する
  5. ボディを事前に決めていた順番通りに手洗いする
  6. 再び高圧の水噴射が開始されたらカーシャンプーを洗い流す
  7. 拭き上げ場所へ移動し車を拭き上げる

注意点

  • 高圧の水噴射は途中で止めれるものもありますが、時間計測は止まらない場合もあります。
  • カーシャンプーやワックスのコースを選択した場合、水との切り替わりに時間制限があるので、必ずその時間内に作業を終わらせましょう。

バキューム掃除機

バキューム掃除機にも10分などの時間制限が設けられていますので、シートのリクライニング角度や前後の位置など、掃除しやすいように車内を事前に調整しておき、バキューム掃除機を効率よく使用できるようにします。

また、掃除する前に邪魔になるものは車内から外に出しておきます。とくに、バキューム掃除機で吸い込んでしまいそうな鍵や指輪などの小物は車内に置かないようにしましょう。

操作方法

  1. 入金もしくは入金後にスイッチを押す
  2. バキューム掃除機が吸引を開始する
  3. 車内のゴミやホコリを掃除する

注意点

バキューム掃除機の中には、細かいところに詰まったホコリなどを飛ばすために空気を噴射できるものもあります。これにより吸引できない場所の掃除も可能になりますが、周囲にゴミやホコリが飛び散るので、噴射は吸引より前に行いましょう。

マット洗浄機

マット洗浄機も料金と時間が設定されていますが無料で使用できるところもあります。事前準備として、マットを軽く振り小石などを落としておくのですが、思っている以上に砂埃が舞うため、近くで洗車をしている人に迷惑をかけないよう周囲に気を付けて使用しましょう。

操作方法

  1. 洗浄するマットすべてを車から取り外す
  2. すべてのマットをマット洗浄機へ持っていく
  3. 有料の場合、入金しマットを順番にマット洗浄機へ入れる

マット洗浄機には、マットの表裏など入れる向き指定している場合がありますので、使用前に確認してください。時間内なら何回も洗浄可能なので、汚れがひどい場合は繰り返し洗浄できます。乾燥機能も使う場合は洗浄と乾燥の時間配分に気を付けましょう。

しかし、マット洗浄機の乾燥機能だけでは完全に乾燥しないことがほとんどです。濡れたまま車に敷くことはできないためビニール袋などを持参し、洗浄したマットを入れて持ち帰り、吊るして干すようにしましょう。

コイン洗車場での洗車方法

ここでは、コイン洗車場で手洗い洗車する場合の洗車方法を流れに沿って解説します。

1.車を洗車スペースへ移動させる

洗車スペースに移動したら、必ずエンジンを切ります。とくに夜間は近隣住民の迷惑にもなるので必ずエンジンは切ってください。

そして、高圧洗浄機を使って車全体を洗う前に、タイヤ・ホイールの汚れをブラシで洗って落としておきます。タイヤ・ブレーキの汚れはブレーキダストなどで簡単に落ちないため、先に洗浄しておくことで高圧洗浄機の時間が無駄になりません。

2.カーシャンプーをバケツで泡立てる

持参したカーシャンプーを使う場合は、バケツに水と規定量のカーシャンプーを入れて泡立てましょう。泡立ちが悪いと汚れが落ちにくいので、しっかりと泡立てましょう先にカーシャンプーをバケツに入れて、高い位置から水を勢いよく入れると泡立ちが良くなります。

カーシャンプーの泡は汚れを包み込んで落とす役割と、スポンジとボディの摩擦を軽減する役割を担っているので、できるだけ細かい泡を作ることがポイントです。

3.高圧洗浄機でホコリなどの汚れを流す

操作機に入金後、コースを選択し、高圧洗浄機を使って車全体を高圧水で洗い流します。最初の水洗いはタイヤ・ホイールを先に行いましょう。前もって洗っていてもタイヤ・ホイールはもっとも汚れており、後回しにするとキレイにしたボディに汚れが飛び散り二度手間になるからです。

最初の水洗いの段階である程度の汚れを落としておくことが重要なポイントです。細かな砂埃などが残ったままスポンジを使って洗車するとキズがつくため、ボディ全体の大まかな汚れやホコリを落としてください。

4.泡立てたカーシャンプーとスポンジを使いやさしく洗車する

カーシャンプーで手洗い洗車する順番は、ルーフ→ウインドウ→ボンネット・トランク→ドア→バンパーという具合に上から下へ洗っていきます。この順番なら、汚れが少ないところから多いところへと順番に洗車ができ無駄がありません。

また気温が高い場合、シャンプーがすぐに乾くことでボディに水アカや跡がつくため、ルーフやウインドウといった部分ごとに、カーシャンプーで洗ったらすぐに水をかけて流しましょう。

5.高圧洗浄機で泡を洗い流す

カーシャンプーでボディ全体を洗い終えたら、泡が残らないように高圧洗浄機でしっかりと洗い流します。カーシャンプーの成分を残すとボディに水アカや跡がつく原因となるので、泡のすすぎ残しがないよう入念に洗い流してください。

泡を洗い流すポイントは、水の勢いを強くするよりも広範囲に水が当たるようにすることです。また洗い流す順番は、最初の水洗いと同じくタイヤ・ホイールを先に洗い流してから、ボディ上部から下部へと順番に行います。

ドアミラーの可動部やドア・トランクの隙間などはカーシャンプーの泡が残りやすいので、しっかりと洗い流すようにしてください。

6.柔らかい布で水分を拭き取る

カーシャンプーの泡をキレイに洗い流した後、ボディが乾く前にマイクロファイバーなど柔らかい布を使って素早く水分を拭き上げます。ボディ表面に水滴を残すと水が蒸発した後に「ウォータースポット」ができてしまうので、拭き上げは念入りに行いましょう。

ウォータースポットは一度できると簡単に落とせず、放置するとボディの塗装を劣化させる原因にもなり非常に厄介です。洗車も大切ですが、拭き上げ作業も重要なので手を抜かずに行ってください。

コイン洗車場でのマナー

コイン洗車場は不特定多数の人が利用する場所のため、お互いに気持ちよくコイン洗車場を利用するためにも、マナーをしっかり守ることが大切です。

汚れや水を他の車にかけないようにする

高圧洗浄機は高圧の水を噴射して汚れを洗い飛ばすため、泥汚れなどがひどい場合は隣や周りの車に汚れが飛び散らないように注意が必要です。汚れがひどい場合は、水圧を弱めたり向きを気にしたりして水が飛び散らないようにしましょう。

騒音を出さないようにする

コイン洗車場の周囲に住宅がある場合、騒音を出さないように注意してください。不必要にエンジンやオーディオをかけないようにしましょう。

騒音が原因で周辺住民から苦情が出ると、コイン洗車場が閉鎖に追い込まれることにもなりかねません。閉鎖となれば、利用できなくなり不便になるのは自分自身です。そのためにも騒音にはくれぐれも気を付けてください。

場所を独占しない

洗いきれなかったから、掃除しきれなかったから機械を連続で使用したいという気持ちもわかりますが、コイン洗車場は多くの人が利用しますので、場所を独占しないために作業が終わったら速やかにその場を離れましょう。

高圧洗浄機のある手洗い洗車場やバキューム掃除機の場所は、使い終わったらすぐに移動して他の人が使えるようにしましょう。

長時間の駐車をしない

コイン洗車場は駐車場ではないので、洗車など作業が終わったら速やかに出ていくようにしましょう。

まとめ

コイン洗車場の利用方法をはじめ、必要な道具や機械の操作方法、そして洗車方法やマナーを紹介しました。初めてだと不安で要領よく洗車できないかもしれませんが、この記事を参考にしながら回数を重ねていくことで効率よく洗車ができるようになるでしょう。

また、コイン洗車場ごとに決まりやルールがあれば必ず守るようにしてください。出したゴミは持ち帰る、洗車など利用中はエンジンを切る、音楽を流さない、など常識的なマナーを守り、気持ちよくコイン洗車場を利用してください。