免許証返納のメリット・デメリットは?返納手続きや特典まで解説!

免許証返納

[PR]本ページはプロモーションが含まれています

⏳この記事は約3~4分で読めます。

「免許証返納」「免許証の自主返納」…最近よく耳にするようになりましたね。今回は、自主返納ってどうすればいいの?免許証を返納した後の生活はどうなっちゃうの?という方に向けて、免許証返納の方法からメリット・デメリットについて、さらには返納しなかった場合どうなるのかについて紹介します。

免許証返納とは?

 

免許証返納とは

加齢による身体機能や認知機能の低下によって運転が不安になった方や、家族から運転免許証の返納を勧められた方などが、自主的に運転免許証の返納をすることをいいます。この自主返納制度は、平成10年4月から導入されています。

また、運転免許証が不要になった方についても、高齢ドライバーに限らず、運転免許証の返納が可能です。

免許証返納の手続きは?

免許証返納 手続き

返納手続きは運転免許証の有効期間内であれば、警察署、運転免許センターの窓口で手続きが可能です。

申請場所や地域によって手続きできる曜日や受付時間に違いがありますので、手続きの際には申請場所の受付時間を事前に調べてから出向きましょう。

なお、手続きの予約は不要で、必要事項を記入した申請用紙と免許証を提出するだけで返納手続きができます。

普段の生活で運転免許証を身分証として使用していた方は、身分証がなくなってしまってしまうと心配される方もいらっしゃいますが、返納後5年以内であれば、「運転経歴証明書」を申請可能です。

運転経歴証明書とは、過去5年間の運転経歴を証明するもので、公的な本人確認書類として使用可能です。有効期限はなく、永年使用できます。

また、携行しやすい運転免許証と同サイズなので、免許証返納の際、同時に手続きするのがおすすめです。

【運転経歴証明書の申請に必要なもの】
手数料 1,100円
運転免許証
申請用写真  1枚

免許証返納のメリット(特典)・デメリットは?

メリットデメリット

免許証返納によって運転ができなくなるデメリットはあっても、メリットなんてあるのでしょうか?各自治体や民間企業の取り組みを利用すれば、返納する前よりも経済的に得をするかもしれませんよ!免許証返納によって得られるうれしい特典などもあわせて紹介します。(各自治体によって、年齢制限や運転経歴証明書の提示が必要な場合があります。)

メリット・特典

【公共交通機関の割引がある】

免許返納をした方を対象に、バス、電車、タクシーなど公共交通機関の割引特典など、地域によって特典があります。

免許返納後は割引特典を利用し、公共交通機関を活用していきましょう。

【車の査定で特典を受けられる場合がある】

免許返納後、乗らなくなった車を車買取店に査定してもらう方も多いと思います。

買取業者によりますが、通常の買取価格から金額をプラスして買取してもらえるなど特典があります。査定依頼する際、免許返納特典があるのか確認してみるとよいでしょう。

【配送料の割引がある】

デパート・スーパーなどでは、配送サービスを利用した際の配送料が無料もしくは割引になる特典もあります。買い物などで重たいものや大きなものを購入した場合などには、うれしいサービスですね。

デメリット

【移動手段が減る】

車で気軽に移動できなくなり、お住まいの地域によっては気軽に出かけられない状況になるかもしれません。

スーパーなどへのちょっとした買い物もバスや電車を利用しなければならなくなるので、歩く距離も増えますし、公共交通機関の時刻表の確認などを確認する必要もあります。

【家族・友人に負担がかかる可能性がある】

バス停や駅が近くにない方や、悪天候などの場合、家族や友人などに送迎をお願いすることもでてくるでしょう。お互いの予定を合わせたりなど、少なからず負担になってしまう可能性があります。

免許証を返納しないとどうなる?

サポカー補助金 対象者

免許証返納に年齢制限はなく、返納義務もありません。

しかし、運転に不安を感じるようになった高齢ドライバーの方が自主返納制度を利用するケースが増えています。

また、70歳を超えると免許証の更新時に高齢者講習を受講しなければならないので、そのタイミングで免許証返納する方もいらっしゃいます。

【70歳以上の免許更新の手間が増える】

70歳を超えると免許証の更新時に高齢者講習の受講が義務付けられます。さらに、75歳以上では、高齢者講習に加えて認知機能検査も受けなければなりません。

高齢者講習と認知機能検査には費用もかかり、2023年5月時点では高齢者講習 6,450円、認知機能検査 1,050円となっています。

また、認知機能検査で認知症のおそれがあると判定され、医師からも認知症と診断された場合は、運転免許の取消しまたは停止となります。

まとめ

サポカー補助金 対象者

免許証返納のメリット・デメリットについてあげてきましたが、免許証返納後の生活のサポートをしてくれるものの、公共交通機関が近くにない地域や、デパートや小売店の数に差があり割引特典を利用する機会が少ないなど、お住まいの地域の自治体や民間企業の取り組みによって大きく差がでてしまう印象でした。

そのため、買い物の不便さや、外出頻度の低下などデメリットがありますが、事故を起こす心配がなくなったり、割引特典が利用できる場所ではお得に買い物ができるなどのメリットもあります。何より、家族を安心させてあげられるのではないでしょうか。

よくある質問

運転免許の自主返納とは?

加齢に伴う身体機能や判断力の低下により、運転に不安を感じる方や運転免許証が不要になった方などが、自主的に運転免許証を返納することを運転免許証の自主返納と言います。

運転免許の返納と失効の違いは?

返納は運転技術に不安があるなどの理由で、自主的に運転免許証を返納すること。

失効とは運転免許の有効期限が過ぎた状態のことで、免許証の効力はなくなり、失効中に運転すると無免許運転となってしまうので注意が必要です。