車に乗るときの上座って?上座・下座について解説

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目上の方と車に乗るとき、どの席に座るのが最も礼儀正しいのか悩んだことがありますか?特にビジネスシーンやフォーマルな場面では、正しい座席の選び方を知っておくことは必要です。日本のマナーには「上座」と「下座」という概念があり、これを理解しておくことで、相手に対する思いやりや配慮ができます。

仕事で取引先や上司とタクシーの乗合をする際に、自分はどの位置に座ればよいのか。この記事では、車内の上座・下座についてと車内マナーについて解説していきます。

上座・下座とは?

「上座」は、国語辞典では「席のうちもっとも上位の席」と記載されています。つまり、同席したときに、上位の方やゲストが座るべき席という意味にもなります。基本的には、和室や洋室で座るべき席のマナーであり、日本国内でのみ通用する文化です。エレベーターや乗り物にも上座や下座があり、ビジネスマナーとして必要となる状況も少なくありません。

車の中での上座・下座

前述のような和室や洋室だけでなく、車内でも上座・下座があります。5人乗りの車の場合、運転席の後ろの後部座席が一番上座になります。それ以降は順に、助手席後ろの後部座席、後部座席中央、助手席、運転席という順序になります。しかし、これは日本独自のマナーで、その国々によってマナーも違ってきますので、注意が必要です。

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パターンによって変わる車の中の上座

車の中の上座についてですが、運転者が上司の場合や乗車定員が7名の場合などで異なってきます。ビジネスシーンによって上座や下座が大きく変わることがあるため、ここではいくつかパターンを紹介していきます。

運転者も含めてすべて社内の人間の場合

この場合、上座は助手席になります。そこから順に運転席の後ろ、助手席の後ろ、後部座席中央という順番になります。基本的にはゆったり座れる位置が上座になる傾向にありますが、上座に座る方の意向が優先となります。後部座席に座りたいという場合には、その意向を優先しましょう。

上司が運転し、お客様を1人乗せる場合

運転者が自分より目上の上司の場合、上座は後部座席、次に助手席になります。ここで注意しなければならないのは、前述の運転者が社内の人間の場合とは上座が逆になること。この場合の上座が後部座席になるのは、後部座席でゆったり座っていただく、という配慮から来ています。

タクシーに乗る場合

タクシーの場合の上座は、運転席後ろになります。次に助手席後ろ、後部座席中央、助手席という順番です。タクシーの場合は基本的な車内での上座の位置と同じです。運転席後ろが上座になるのも、一番広くゆったり座ってもらうためであり、助手席が一番下座になるのも、行き先の指示や精算などがしやすい位置のためです。

車の中での上座・下座以外のマナー

車の中でのマナーには、上座や下座の位置以外にもいくつかあります。ビジネスシーンで活用できる機会もありますし、プライベートでも覚えておいて損はないでしょう。

車内温度

季節に合わせた車内温度にするために早めにエアコンを調整して車内を適温にしておくのがスマートです。ミニバンのように車内が広い場合は温度が一定になりにくいため、注意が必要です。

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タクシーの手配

タクシーの手配は、目下の人がするのが基本です。今はインターネットでの事前予約なども可能ですので、事前に予約をしておくと当日に慌てずに済みます。その場で急遽タクシーが必要となった場合にも、スマートフォンなどの配車アプリなどで手配することも可能です。

喫煙

上座に座る方が喫煙者の場合は、灰皿を用意しておきましょう。昨今の車には灰皿がオプション装備となっている場合が多いので、携帯用灰皿やドリンクホルダーに使用できる灰皿などを用意しておくとよいでしょう。タクシーの場合は禁煙であることが多いため、喫煙される方の場合は、喫煙可能なタクシーを手配するなどの気配りもできるとなお良いでしょう。

まとめ

この記事では車内での上座、下座について解説してきました。あまり知られてないことなので、初めて知った方も多いのではないでしょうか?また、社会人になりたての方々は、これを機に車のみならず、食事の席や打合せの場での上座、下座の位置なども含めて覚えておくと、さまざまなシチュエーションで役立つことでしょう。意外な場所でも上座が存在するので、調べてみるとおもしろいですよ。

よくある質問

上座に座るべき人が助手席に座ってきてしまった場合

助手席が下座になる場合にも、上座に座るべき人が助手席に座ってしまった際には、上座に座るべき人の意向を優先しましょう。上座に座るべき人は基本的にお客様であったり、目上の方であるため、意志を尊重することも重要です。

タクシーで途中下車する場合

目下の人から下車することは避けるべきといわれていますが、時間的・距離的な事情やお客様の意向であった場合、やむを得ません。基本的には、上座に座るべき人がはじめに下車をし、ほかの方々を後に回す方がよいとされています。