ワイヤレスイヤホンにスマートウォッチなど、Bluetoothを活用して楽しむものが増えてきました。さまざまな使い方ができるBluetoothですが、ここでは車にBluetoothを接続する方法や、接続できない場合の対処法、そして注意点を解説します。
目次
Bluetooth(ブルートゥース)とは
Bluetoothとは無線通信のひとつで、Bluetoothを搭載している機種なら、約10m以内であればケーブルを接続しなくても通信することができます。通信料もかからずデータ通信量も使わないため、スマホには標準装備されるようになりました。
Bluetoothは、ワイヤレスイヤホンやスマートウォッチの他、パソコンやタブレットのキーボードやマウスなどさまざまな場所に使われています。
また、Bluetoothが搭載されているデバイス同士のデータ共有や、体重計のデータをスマートフォンに転送するなど、活用法が広がっています。
誰でもできる!Bluetooth(ブルートゥース)を車に接続する方法
Bluetoothは、接続方法を覚えれば誰でも簡単に使用できますが、接続するためには、Bluetoothがそれぞれに搭載されていることが条件となります。
車に接続するためには、カーナビがBluetooth対応になっているかどうか確認が必要です。対応可能な場合のBluetoothの接続方法について、順を追って解説していきます。
スマホのBluetooth(ブルートゥース)の接続をオンにする
接続する前に、スマホのBluetooth接続をオンにします。Bluetoothのリボンを縦にしたようなマークをタップするか、設定からBluetoothを選択し、オンに切り替えます。
車のカーナビにスマホの登録をする
スマホのBluetooth接続をオンにしたら、カーナビの設定画面でスマホのBluetoothをキャッチして登録します。この時、候補に出ているものが複数あるため、自分のものかどうか確認してから登録します。
接続するものが確定したら、設定や編集画面から、新規に追加登録でスマホを登録していきましょう。
車のカーナビとスマホをペアリングする
カーナビにスマホを認識させる作業、ペアリングを行います。カーナビ側でスマホの設定が完了すると次は、スマホ側にカーナビの機器が表示されるので、タップしてペアリングさせます。
最後に、スマホでこの作業をするとペアリング完了です。カーナビは「CAR MULTIMEDIA」という名前での設定が多いので、確認する際は「CAR」という表示があるものが車関係のBluetoothということを覚えておきましょう。
車でBluetooth(ブルートゥース)が接続できない場合の対処方法
車でBluetoothを使うために設定が必要なのは初回のみ。
- スマホのBluetoothをオンにする
- カーナビにスマホの登録をする
- カーナビとスマホをペアリングする
上記を試しても接続できない場合は、焦らず次の方法を試してみましょう。
Bluetooth(ブルートゥース)を1度オフにして再接続する
Bluetoothが接続できない原因のひとつに、Bluetoothの電波がうまく拾えていないことが考えられます。
Bluetoothをオンにした場合でも、実際はオンになっていないケースもあるので、一度オフにし、改めてオンにして様子をみてみましょう。
ペアリングの上限台数の確認
Bluetoothには、同時に接続できる台数に制限があります。最近ではマルチペアリングといって、同時に複数の機器へ接続ができるものも増えてきましたが、カーナビの場合、スマホを接続できる台数が1台と限定されているものもあります。
そのため、うまくつながらない場合は、ペアリングの上限台数を確認してみましょう。ペアリングの上限台数に達しているかどうかは、カーナビの設定画面で確認できます。他のスマホとつながっている場合、音楽を聴くスマホに切り替えて改めて接続してみましょう。
車でBluetooth(ブルートゥース)の接続をする際の注意点
Bluetoothは、やり方さえ覚えれば簡単に接続できますが、車で接続する場合、注意しなければいけない点があります。
複数機器のペアリングができない
カーナビの基本は、ナビゲーションシステムなので複数の機器との接続やペアリングができない場合があります。はじめにカーナビのペアリングが可能な台数をチェックし、計画を立てて使うようにしましょう。
Bluetoothの便利な使い方のひとつとして、ハンズフリーで通話があります。このハンズフリー通話は、道路交通法上での規定はありませんが、運転中の安全を確保する上では、避けた方が賢明です。さまざまな使い方ができるBluetoothですが、運転に支障をきたさない使い方を選ぶようにしましょう。
レンタカーの際に接続履歴が残る
レンタカーを借りて移動する場合でも、Bluetoothに接続して音楽の再生はできますが、カーナビに接続履歴が残るので、返却時にはBluetoothの登録削除をおすすめします。
登録ボタンの近くに消去や削除ボタンがあります。削除して履歴が残っていないか確認してから返却するようにしましょう。
電池の消耗が早くなる
スマホの音楽を車のスピーカーで聴く場合、スマホのバッテリーの消耗が早くなります。いざというときにスマホが電池切れ…ということがないように、出発前にフル充電をする、モバイルバッテリーを持っていく、車内で充電できるUSBケーブルを常備しておくなど心がけておきましょう。
Bluetooth(ブルートゥース)以外でスマホに接続する方法
Bluetoothがうまく接続できない場合や、設定が面倒な場合は、他のアイテムを使って接続することも可能です。ここからは、Bluetooth以外でスマホに接続するアイテムを解説します。
USBケーブル
一番手軽なのは、スマホとカーオーディオを直接つなぐUSBケーブルです。スマホの充電がなくなってしまった時にも活用できるので、車内にUSBケーブルをひとつ置いておくと便利です。
FMトランスミッター
古いタイプのカーナビの場合、FMの電波にのせるFMトランスミッターがおすすめです。FMトランスミッターとは、デバイスの中にある音楽をFMの周波数に送るオーディオ機器です。
シガーソケットに差し込み、ケーブルでスマホをつないで周波数を合わせると再生できます。FMトランスミッターはBluetoothでの接続も可能なので、車種を問わず使えます。
AUXケーブル
USBケーブルが対応していない場合は、カーオーディオに直接つなぐAUXケーブルを使ってみましょう。AUXケーブルを使う最大のメリットは、直接オーディオ機器に接続するため、高音質で音楽が楽しめるという点です。スマホにAUXケーブルを差し込み、オーディオにつなぐだけで操作できます。
まとめ
車で移動する際、スマホに入れたお気に入りの音楽を聴くためには、Bluetoothで接続する方法と、有線ケーブルでつなぐ方法の2種類があります。車種によってできるものとできないものにわかれるので、気になったものから試してみましょう。
よくある質問
車で音楽を聴くBluetoothのやり方は?
車でBluetoothを使って音楽を聴く方法は3つあります。1つ目はスマホとカーナビをBluetoothでつなぐ方法。2つ目はFMの電波にのせてきくFMトランスミッターにBluetoothをつなげる方法。そして、3つ目は、専用のスピーカーを車内に持ち込み、スピーカーとスマホをBluetoothでつなげる方法です。
カーナビがBluetooth対応の場合と、そうでない場合でやり方を変えてみてください。
車にBluetoothを接続すると何ができる?
車にBluetoothを接続すると、スマホや音楽プレイヤーに入っている音楽を車内のスピーカーを使って聞くことができます。操作はスマホの画面でできる他、ハンズフリーでの通話も可能に。複数の車で移動する場合、他の車に乗っている人との会話も可能になります。