307の後継車種として誕生し、フルモデルチェンジによってさらなる魅力を集めるプジョー308。新車に限らず、中古車市場でも人気のプジョー308は、状態がいい場合には高価買取が期待できる車です。
そこで、プジョー308の買取について調べてみました。特徴や魅力と併せて紹介します。
目次
308の特徴
ここではプジョー308のボディーサイズやエンジン、燃費などの特徴を紹介します。308の買取相場を知る前に、覚えてきましょう。
308のボディサイズ
全長×全幅×全高 | 4,275mm×1,805mm×1,470mm |
ホイールベース | 2,620mm |
車両重量 | 1,340kg |
乗車定員 | 5名 |
タイヤ | (前後)205/55 R16 |
プジョーの中では、<コンパクトカー>に入るサイズです。日本の中古車市場では、コンパクトカーは人気があるので、買取相場も高額査定が期待できます。
308のエンジン
エンジン | 1.6L 直列4気筒SOHCディーゼルターボ |
最高出力 | 88kW(120ps)/3,500rpm |
最大トルク | 300Nm/1,750rpm |
トランスミッション | 6速AT |
駆動方式 | FF |
308に搭載のエンジンは<1.6L 直列4気筒SOHCディーゼルターボエンジン>で、ガソリンエンジンと比べても燃費性能に優れており、スペック的に十分すぎる性能を有しています。
308の内装
インテリアの特徴としては、人間工学に基づいてデザインされたフロントシートを採用。カラーはグレー系の落ち着いた雰囲気になっています。
標準装備である<V40 T2 Kineticのインフォテイメント機能のモニター>は、7インチワイドディスプレイを採用。オーディオは180W、8スピーカーのハイパフォーマンスシステムが標準装備として搭載しています。
また、音楽ソースはCD、AM/FMラジオ、ミュージックサーバーの他、BluetoothやUSB端子で接続したポータブルミュージック機器やスマートフォンに対応しています。
308の燃費
308の燃費性能は以下の通りです。
- JC08モード 21.0km/L
- 10・15モード 15.4km/L
308の燃費は「JC08モード」で、21.0km/Lとかなり優れた燃費性能をしています。
この優れた燃費性能が売りということもあり、中古車市場でも人気があります。買取価格にも期待できるポイントの一つです。
308の最新買取相場
プジョー308の最新買取相場は以下です。
年式 | 最新買取相場 |
---|---|
2018年 | 220万円 |
2017年 | 180万円 |
2016年 | 178万円 |
2015年 | 130万円 |
2014年 | 120万円 |
2013年 | 116万円 |
2012年 | 90万円 |
2011年 | 70万円 |
2010年 | 65万円 |
2009年 | 30万円 |
買取相場では、2009年式〜2012年式までは100万円以下になっています。また2012年式以降では、買取相場も1年ごとに10万円アップしている状況です。
308のグレードでも<308 SW>になると、上記の数値以上の買取価格が期待できます。グレードごとの最新買取相場は以下の通りです。
- <308 アリュール ブルーHDi ディーゼルターボ>
年式:平成29年(2017 年) 走行距離:2万km カラー:レッド系
新車価格:324.0万円 買取価格:76.8万円 残価率:約23% - <308 プレミアム>
年式:平成27年(2015 年) 走行距離:5万km カラー:レッド系
新車価格: 305.0万円 買取価格:55.9万円 残価率:約18% - <308 シエロ>
年式:平成24年(2012年) 走行距離:3万km カラー:ホワイト系
新車価格: 309.0万円 買取価格:28.8万円 残価率:約9%
人気グレードと残価率
ここでは、308の人気グレードと残価率の設定の2つのポイントについて詳しく見ていきましょう。
308の人気グレード
308の中でも人気のあるグレードは<308 SW>。日本国内でも使いやすいサイズで、ラゲッジルームは広くフラットで使いやすいデザインになっています。
定員乗車状態で610Lの容量を持ち、フルラゲッジ時には1,606Lまで拡大でき、ワゴン車としての性能はかなり優れています。利便性のある内装とサイズ感がプジョーの中でも人気グレードの理由でしょう。
ただし、全幅は1,805mmと、1,800mmを5mmオーバーしてしまうので、規定が厳しいマンションなどでは駐車場が確保できない可能性もあります。
残価率
308の残価率は約25%〜30%です。
<プジョー>は外国では庶民カーというジャンルに設定されているため、新車価格もあまり高い車ではないので、高額な買取がされるわけではありません。
中古車査定においても、プジョー308の残価率を良くするには、使用感がなるべく少ないことが必須です。
つまり、洗車やワックスがけがきちんとされた状態の外観で、傷や凹みがない、またはあっても修理されていること。内装もたばこなどの臭いがないことが、少しでも残価率を残す大切なポイントになります。
308をより高額に買い取ってもらうポイント
308の買取査定を高額にするポイントには<カラー>と<オプション>の2つがあります。
人気のカラー
新型プジョー308のボディカラーは全部で9色が用意されていますが、プジョー308の中でも特に人気のあるカラーが<ビアンカ・ホワイト>です。
<パール・ホワイトカラー>に比べるとパール感やメタリック感は一切なく、ソリッドかつシンプルなカラーを売りにしています。
また、ビアンカ・ホワイトは、308の先々代モデルである306の頃から今も唯一残っている伝統的なもの。海外だけでなく、日本国内でも人気のあるカラーになっています。
その分、買取価格にも期待ができます。パール・ホワイトは少し派手で苦手、より明るいホワイトが欲しい、という方にオススメのカラーです。
人気のオプション
プジョー308の中でも、人気オプションとなっているのが<ドルフィンアンテナ>です。取り付けておくと利便性も高く、エクステリアのデザインにも一段とクールな印象を与えるオプションです。
プジョー308のルーフアンテナは折り畳めないので、洗車機に入れる際にはアンテナをいちいち運転席から降りて外す手間がかかります。
しかし、<ドルフィンアンテナ>を取り付けることで、わざわざ運転席から降りてルーフアンテナを外さなくてもスムーズに洗車機に車を移動させることができます。これが、利便性を兼ね備えた人気オプションになっています。
10年落ちの場合、値段はつくのか?
次に<10年落ち308>の買取相場を見てみましょう。
2009年 | GTi | 20万円 |
2010年 | SW プレミアム | 35万円 |
2009年 | プレミアム | 36万円 |
一般的にも、走行5万km以内にオイル漏れする可能性が高まり、走行距離に合わせて査定額に大きく影響してきます。
特にプジョーはオイル漏れが弱点で有名ですし、輸入車は走行10万km近くになると車両価値が著しく低下します。買取の際に損をしないためにも、10年落ちの車の場合は早めに買取査定してもらいましょう。
まとめ
今回は「308の買取」についてご紹介しました。いかがだったでしょうか?
プジョー308は、<307の後継車種>ということもあり、非常に人気の高い車種。その分、買取相場が高いとも言え、10年落ちの場合であっても20万円以上の買取査定額が出る車です。
また、実際の買取依頼先ですが、ディーラーの下取りは安く買われて損をするというのが一般的ですので、ディーラー系列で売却するのはできる限り避けることをオススメします。参考にしてみてくださいね!