2018年のフルモデルチェンジで6代目となったポロ。日本におけるポロユーザーの6割は女性であり、女性からの絶大な人気を受けている車です。そんなポロの魅力にはどういったものがあるのでしょうか。
また、買取ではどのような評価を得ているのか気になる人も多いでしょう。そこで、女性からの高い支持を得るポロの特徴や買取市場での動向について紹介します。
目次
ポロの特徴
フォルクスワーゲンの中核モデルのポロは、日本のトヨタ・ヴィッツなどと同じクラスで、普通車の中では1番排気量が小さいリッターカーと呼ばれる位置付けになります。
ポロはリッターカーですが、2018年3月のフルモデルチェンジで全長&全幅が拡大されたことにより、それまで狭いと言われていたポロの車内もホイールベースが長くなったことで、室内空間を広くすることができました。
日本では女性ユーザーが60%も占めるポロですが、安全面でも歩行者検知対応シティエマージェンシーブレーキ機能付のFront Assistや、デイタイムランニングライトが標準装備されたことや、歩行者と誤って衝突してしまった場合でも、歩行者への衝撃を緩和するアクティブボンネットを全車採用するなど、安全性能を高めたモデルになっています。
日本で販売されているポロは全車種が右ハンドルの設定しかないので、日本の道路環境にも適していることなども、女性から高い支持を受けている理由の1つと言えます。
ポロのグレードとスペック
ポロのグレードは、フォルクスワーゲンの上級モデルに搭載されている安全装備の歩行者検知対応プリクラッシュブレーキシステムや、アクティブボンネットを搭載した【TSI Trendline】。バッグで駐車するときに役立つリヤビューカメラや、運転席と助手席を独立させた2ゾーンフルオートエアコンを標準装備した【TSI Comfortline】。
LEDヘッドライト、フロントフォグランプ、16インチアルミホイールなどエクステリアを中心にアップグレードした【TSI Highline】。新開発1,500cc TSI Evoエンジンや、専用装備が充実している【TSI R-Line】など、4グレードが用意されています。
●TSI Trendline/TSI Comfortline
- 全長 :4,060mm
- 全幅 :1,750mm
- 全高 :1,450mm
- ホイールベース:2,550mm
- 車両重量 :1,160kg
- タイヤサイズ :185/65R15
●TSI Highline
- 全長 :4,060mm
- 全幅 :1,750mm
- 全高 :1,450mm
- ホイールベース:2,550mm
- 車両重量 :1,160kg
- タイヤサイズ :195/55R16
●TSI R-Line
- 全長 :4,075mm
- 全幅 :1,750mm
- 全高 :1,450mm
- ホイールベース:2,550mm
- 車両重量 :1,210kg
- タイヤサイズ :215/45R17
ポロのエンジン
ポロのTSI Trendline/TSI Comfortline/TSI Highlineに搭載されているエンジンは、5代目の限定モデル・BlueMotionに搭載されていた【1,000cc直列3気筒DOHC12Vインタークーラーターボエンジン】を少し改良したエンジンが搭載されています。1,000ccですが、最高出力・95ps&最大トルク・17.9kgmを発生するハイパフォーマンスTSIエンジンです。
最上級グレードのTSI R-Lineには、日本では初採用となる新開発エンジンの【1,500cc TSI Evoエンジン】が搭載されています。1,500cc TSI Evoエンジンは、最高出力・150ps&最大トルク・25.5kgmを発揮しますが、気筒休止システム・アクティブシリンダーマネジメントによって、17.8km/Lの優れた燃費性能を実現しています。
●TSI Trendline/TSI Comfortline/TSI Highline
- エンジン :直列3気筒DOHC12Vインタークーラーターボ
- 総排気量 :999cc
- 最高出力 :95ps
- 最大トルク :17.9kgm
- 燃費 :19.1km/L(JC08モード)
●TSI R-Line
- エンジン :直列4気筒DOHC16Vインタークーラーターボ
- 総排気量 :1,497cc
- 最高出力 :150ps
- 最大トルク :25.5kgm
- 燃費 :17.8km/L(JC08モード)
ポロの買取相場
ポロの最新買取相場は以下の通りです。
<ポロ ブルーGT>
2017年(平成29年)式 カラー:ホワイト
走行距離:3.0万km 新車価格:273.0万円 買取価格:78.0万円 残価率:約28 %
<ポロ TSIハイライン>
2010年(平成22年)式 カラー:ホワイト
走行距離:7.0万km 新車価格:242.0万円 買取価格:20.0万円 残価率:約8%
<ポロ 1.4>
2005年(平成17年)式 カラー:レッド
走行距離:8.0万km 新車価格:203.0万円 買取価格:7.0万円 残価率:約3%
ポロを好む女性は新車を購入するユーザーが多いのと、中古車でも古い年式のポロを嫌う傾向にもあるので、ポロの買取相場も新車から3年~4年落ちくらいまでが、高額査定を狙う最後のチャンスになっています。
女性が中古車を嫌う理由としてとしては、【他の人が乗っていた車は嫌】【故障が心配】【綺麗な新車じゃないと駄目】【購入後の保証が心配】などが挙げられます。
他にも理由がありますが、ポロの購入層は女性が圧倒的に多いので、年数が経過してしまったポロは中古車販売を行う上でも、買い手の需要が少なく、買取相場も必然的に安くなってしまいます。
ポロをより高額に買い取ってもらうポイント
ポロをより高額に買い取ってもらうポイントは、年式や走行距離の他に【ボディカラー】や【オプション装備】などが重要なポイントになります。ポロで人気のボディカラーや人気のオプション装備などを紹介しますので、高額査定を狙う人は参考にしてみて下さい。
ポロの人気ボディカラー
ポロを少しでも高く買い取ってもらうには、ボディカラーの選択はが大変重要で、ボディカラーによっては数万円~数十万円も差が出ます。ポロのボディカラーは全部で8色用意されています。ポロで人気のあるボディカラーを紹介します。
●ポロに用意されているボディカラー
- ディープブラックパールエフェクト
- リフレックスシルバーメタリック
- ホワイトシルバーメタリック
- ピュアホワイト
- アイボリーシルバーメタリック
- エナジェティックオレンジメタリック
- フラッシュレッド
- リーフブルーメタリック
●ポロの人気ボディカラー
- 1位:ピュアホワイト
- 2位:フラッシュレッド
- 3位:リフレックスシルバーメタリック
他の車と同じでホワイトは圧倒的にポロでも人気のボディカラーですが、女性ユーザーが多いことから、ポロの定番ボディカラーでもあるフラッシュレッドの人気が高いのも特徴となっています。一般的にはブラックカラーの人気も高いのですが、ブラックの車は手入れが大変なので、女性が購入するにはちょっと勇気が必要かもしれません。
リフレックスシルバーメタリックは、落ち着ていますし手入れも簡単なため、ポロでは上位に指示されています。ピュアホワイトは大人の女性の雰囲気ですし、フラッシュレッドは都会派のイメージがあるので、女性から高い支持を受けるも頷けます。
ポロの人気オプション装備
●テクノロジーパッケージ ¥65,000-(消費税別)
オプションで用意されているテクノロジーパッケージは、最新世代のデジタルメータークラスター【Active Info Display】+【スマートフォンワイヤレスチャージング】がセットになっています。ポロのGTIモデルには、テクノロジーパッケージとして設定されていて、ポロGTIを購入する殆どのユーザーが選択する最も人気の高いオプションとなっています。
10年落ちのポロは値段がつくか?
●2009年 ポロ 買取価格相場
- 中古車価格相場:¥120,000-~¥780,000-
- 買取査定相場 :¥ 48,000-~¥398,000-
新車から10年落ちでも買取の値段は付きますが、色褪せの有無など外装の状態が良い車種や、全体的に綺麗で走行距離が50,000km前後の車など条件が厳しいかもしれません。ポロは、新車から10年落ちにもなると買取相場はゼロに近くなってしまいますので、日頃の清掃やメンテナンスが大切になります。
まとめ
ポロの特徴や買取について紹介してきましたが、ポロは小さくても輸入車なので、一般的な買取専門店よりは輸入車を専門に取り扱っている専門業者で買取査定を行うのが良いでしょう。フォルクスワーゲンには、スマート買取と言うサービスがありますが、国産車のディーラーでの買取と同じ感覚なのであまり過度な期待は持てません。
ポロは値落ちが大きい車種なので、下取や買取査定に出す場合は、複数の買取専門業者で買取査定見積りを行うことが、高額査定を狙う上では重要な作業になります。
複数の買取専門業者に査定依頼を行う場合は、インターネットの一括査定サイトを利用することで、簡単に複数の車買取業者で査定を行うことができます。大切なポロを少しでも高く買い取ってもらいたいユーザーは、一括査定サイトを利用してポロを少しでも高く売ってください。