メルセデス・ベンツの伝統をしっかりと受け継ぎ、正統派セダンとして親しまれているEクラス。質感の高い内装や外装を備え、設備も充実していることから、買取では高評価が期待できる1台です。
ただ、最新の買取相場や残価率が気になる人も多いでしょう。そこで、Eクラスの最新相場や買取価格を左右するグレ―ドなどについて詳しく説明します。
目次
Eクラスの特徴
メルセデス・ベンツEクラスは2016年7月にモデルチェンジし、最新技術を装備した新型Eクラスとして注目を浴びています。BMWやアウディなどのライバル車と大きく差をつけて安全性能を格段に向上させたベンツとしても人気があるクラスです。
Eクラスの基本スペック
新車価格:721~1074万円
サイズ:全長4.93m~4.95m×全幅1.85m×全高1.46m~1.48m
ンジン:FR/4WD
エンジン排気量:1497㏄
燃費:13.8~21.00㎞/L
Eクラスの魅力は≪安全装備の充実≫
メルセデス・ベンツEクラスの最大の魅力は安全性能が充実していることです。2016年にモデルチェンジすることによってレーザーセーフティパッケージが設定され、多くの運転支援機能が標準装備されるようになりました。Eクラスで初めて搭載されたものですが、これからはベンツの他のクラスにも順に搭載されていくことが期待されています。
Eクラスの安全装備の中で最も期待できるのはアクティブレーンチェンジアシスト、緊急回避補助システムです。車間距離をキープさせるためのオートクルーズやレーンキープなどのシステムは安全装備の常識として搭載されています。
ウィンカーさえ上げればステアリングサポートしてくれたり、衝突の危険を感じたと気にも安定した回避が行えるようにサポートしてくれる最先端の装備と言えるでしょう。さらに安全に駐車できるようにパーキングパイロットと呼ばれるシステムも搭載されています。
Eクラスのカラーバリエーション
メルセデス・ベンツEクラスのカラーバリエーションはどのようなものがあるのでしょうか。10種類のカラーバリエーションをご紹介しましょう。
- ポーラーホワイト
- オブシディアンブラックメタリック
- イリジウムシルバーメタリック
- ダコタブラウンメタリック
- カバンサイトブルー
- ダイヤモンドシルバーメタリック
- セレナイトグレーメタリック
- カライトグリーン
- ヒヤシンスレッド
- ダイヤモンドホワイトメタリック
有償カラーも含まれていますが、どのカラーもEクラスのスポーティでスタイリッシュな風貌にぴったり当てはまるものばかりです。高級な印象を与えてくれるダイヤモンドメタリック系やブルーやレッドなどの原色カラーもEクラスの高級感を高めてくれるでしょう。
Eクラスの評価・口コミ
メルセデス・ベンツEクラスの評価や口コミをご紹介しましょう。見た目だけでなく実際に乗ってみた快適性や走行性のはどのように評価されているのでしょうか。カーソムリエによる試乗レポートから一部を抜粋してご紹介いたします。
メーターとセンターディスプレーがつながっているというデザインが近未来的な印象を与えます。木目調の内装など細部に至るまでこだわりの詰まった質感となっています。ベンツだとどこから見てもすぐにわかる最高峰セダンらしいエクステリアです。静粛性が高いうえにパワーもあるので乗り心地抜群です。
ベンツといえばEクラスをだれもが連想することでしょう。ベンツというブランド力だけではなくEクラスは車としての実力も高く評価できます。国産の高級車と変わらないサイズ感ですがスポーティでダイナミックなボディラインが魅力的です。質感と走行性能はまさに価格にぴったりとみあっている価値あるものだと感じます。
サイドボディラインが美しい、というのがEクラスの第一印象です。威圧的な印象を与えることなくスマートでかっこいいとしか言えない申し分のない見た目です。シートやパネルの質感も非常に高級で居心地が良く、スムーズな加速は軽快に走れて快適でした。
カーソムリエによる評価から分かるようにEクラスはベンツの中でも特に人気がありベンツの代名詞的存在でもあるといえます。内装・外装は質感が高く高級車であることは言うまでもありません。価格に見合った走行性能とエクステリアは乗る人たちに満足感を与えるものと言えるでしょう。
Eクラスの最新買取相場
最新の情報によるとEクラスの最高買取価格は400.5万円となっています。新車価格と比較して計算してみるとグレードや年式を抜きに考えた時の残価率は約37%~56%となります。では、年式やカラー、走行距離によってどのように変わっていくのでしょうか。人気グレードの買取相場をご紹介します。
<E250 アバンギャルド>
年式:平成27年(2015年) 走行距離:3万km カラー:ホワイト系
新車価格:687.0万円 買取価格:236.1万円 残価率:約34%
<E320 CDI アバンギャルド ディーゼルターボ>
年式:平成20年(2008年) 走行距離:4万km カラー:グリーン系
新車価格:848.0万円 買取価格:51.7万円 残価率:約6%
Eクラスの人気グレード【E400 4マチックエクスクルーシブ】と残価率
新車価格:1025万円
発売日:2018年1月1日
排気量:3,497㏄
このグレードではツインターボエンジンとフルタイム4WDシステムが組み合わされた最高級のエンジンが搭載されています。AMGモデルは例外として快適で贅沢な最上級グレードのEクラスセダンであるといえるでしょう。価格帯もEクラスの廉価版と比べると倍近くの設定になっています。
伝統的なメルセデス・ベンツのグリルを中央に持ってきた高級感と存在感の大きなEクラス≪E400 4マチックエクスクルーシブ≫は他のグレードとは比較しようがない美しさと走行性能を誇っています。さらに最新のエアーサスペンションを採用することにより快適で安定した乗り心地を実現しているのです。
≪E400 4マチックエクスクルーシブ≫の残価率
≪E400 4マチックエクスクルーシブ≫は2017年式・1万㎞走行・1年落ちで買取査定額が400.5万円となっています。この買取査定額から計算すると残価率は約40%です。高いとは言えない残価率かもしれませんが、最も高価買取されているグレードはEクラスの中でも最上級グレードの≪E400 4マチックエクスクルーシブ≫なのです。
Eクラスをより高額に買い取ってもらうポイント
メルセデス・ベンツEクラスをさらに高額買取してもらうためには人気カラーと人気オプションを把握しておく必要があります。年式や走行距離にかかわりなく人気の高い装備の車は買取の際に有利になるのです。では、Eクラスの人気カラーと人気オプションを簡単にご紹介しましょう。
Eクラスの人気カラー
Eクラスの人気カラーは次の3つです。
- ダイヤモンドホワイトメタリック
- ポーラーホワイト
- ヒヤシンスレッド
ホワイト系はベンツのベーシックカラーであるため非常に人気があります。どのクラスでもポーラーホワイトは無償色となっていますので手が届きやすいという理由もあるでしょう。さらに高額買取を狙うのであればオリジナリティがあるヒヤシンスレッドや190,000円の有償カラーであるダイヤモンドホワイトメタリックがポイントです。
メタリック塗装は光がどこからあたるかによって美しく反射します。深みのあるレッドや輝くホワイトはEクラスのスポーティなデザインをより高級感のあるものに見せてくれることでしょう。
Eクラスの人気オプション
Eクラスにどのようなオプションがついていれば買取の際に高い査定額を導き出せるでしょうか。3つの人気オプションをご紹介します。
レザーパッケージ
オプション価格:400,000円
本革シート・サウンドシステム・エアバランスパッケージ・後席シートヒーター・自動開閉トランクリッドなどの快適なドライブに便利なオプション装備をパッケージ追加することができます。より高級感あふれる本革シートや寒い時期でも温かくドライブを楽しめるシートヒーターは寒冷地に住む方には特に魅力的でしょう。
メタリック塗装
オプション価格:90,000円
メルセデス・ベンツのカラーバリエーションにはたくさんのメタリックカラーはが展開されています。しかし、ほとんどの場合ポーラーホワイトのみが無料色となっておりメタリック形にしようと思うと追加オプション価格を払う必要があります。
しかし、メタリック塗装をすることでさらに美しく高級感を放つことは言うまでもありません。メタリック塗装は高価買取のンポイントとなるでしょう。
レザーエクスクルーシブパッケージ
オプション価格:614,000円/664,000円
パノラミックスライディングルーフ・レザーパッケージをオプションで付けることができます。
Eクラスは10年落ちグレードの場合値段はつくか?
Eクラスは10年落ちでも十分値段は尽きます。2007年式のものでも100万円以上で買取されているため10年落ち以上年落ちしていても高価買取を狙えることが分かります。2009年式・アバンギャルドの場合、平均買取相場は151から178万円です。2009年式AMGの場合、平均買取相場は250から275万円です。
10年落ちしているため残価率はかなり低くなっていますが、グレードや走行距離によっては高価買取も狙えるでしょう。残念なことに2007年式アバンギャルドグレードでは10万円台の買取相場となっているため必ずしも100万円以上の買取価格が見込めるとは期待できません。
まとめ
メルセデス・ベンツEクラスはスポーティでスタイリッシュな外装と高級感あふれる内装、そして徹底した最先端の安全装備が魅力的なセダンです。その魅力は完全に中古車買取査定額に反映されているとは言い切れない残価率でした。しかし、丁寧にメンテナンスを行い大事に扱ってきた愛車であれば高級買取を求めるのは当然なことです。
では、この記事でご紹介した人気グレードやカラー、オプションなどを参考にできるだけ買取相場を上回る高額買取を狙いましょう。