「ホンダのSUVにはどんな車種がある?特徴は?購入前に知っておきたい」と考えているあなたへ。今回は、日本が誇る「ホンダ」のSUVについて徹底解説します!ホンダSUVの特徴や人気の理由、人気の車種まで幅広くご紹介するのでぜひ参考にしてみてください。
今や日本のみならず世界でもじわじわと人気を集めているSUV。その中心にもなっているホンダSUVについて詳しく知って、素敵なカーライフに役立てましょう!
目次
ホンダのSUVの特徴
まずはホンダSUVの特徴について見ていきましょう!
ホンダとは?
トヨタに並ぶ日本の大手自動車メーカーとして知られる【ホンダ】。創業者である本田宗一郎氏が1946年に創業した歴史ある自動車メーカーで、今では自動車からバイクまで数多くの車種を販売しています。「ホンダと言えばバイク」というイメージを持っている人も多いでしょう。
ホンダが手がける自動車は実に多彩で、今いちばん人気なのはFIT(フィット)です。FITのようなコンパクトサイズの自動車をはじめ、N-BOXのような軽自動車、さらにはヴェゼルのようなSUV、そしてバイク。どの分野においても人気車種があります。
ホンダの最大の特徴は「エンジン」でしょう。ホンダの技術力は世界でもトップクラスを誇り、中でもホンダが独自開発した「VTECエンジン」は他の追随を許さない性能を持ちます。
一般的なエンジンであれば、エンジン回転とバルブ開閉のタイミングが一体になりますが、VTECエンジンではこれらを変化させることが可能です。つまり、低回転から高回転までそれぞれに見合ったコントロールができるため、さらに安定した走行が可能となるのです。
ホンダSUVとは?
ホンダは、もちろんSUVの生産販売も行っており、「ヴェゼル」と「CR-V」が有名です。
ホンダSUVの最大の特徴は「SUVの既成概念にとらわれていないこと」。
普通、SUVと言えば「オフロードに特化」「大きなボディ」といった既成の枠組みにとらわれがちですが、ホンダSUVはそれらの既成概念へのこだわりがありません。
「SUVだからといってアウトドア中心とは限らない」と柔軟に考えることで、オフロードだけでなく街乗りに特化した車両を生み出しています。その結果生まれたのが、今や大人気のヴェゼルやCR-Vというわけです。
ホンダのSUVが人気な理由
数あるSUVの中でもホンダSUVはひときわ人気を集めています。その理由は何なのか?ここで詳しく見ていきましょう。
日常生活でも使える
先述したようにホンダのSUVは「既成の枠組みにとらわれていない」のが特徴。そのためアウトドアへの性能もキープしながら、街中でも快適に走行できるように設計されています。「コンパクトさ」「燃費」「小回りの良さ」を高めることで、入り組んだ日本の都会でも走りやすくなっています。
ハイブリッドモデルがある
ホンダSUVでは「ハイブリッドモデル」を次々と生産販売しています。ハイブリッド車とはガソリンエンジンと電気モーターをお互いに効率よく使う車のことで、合理的にエンジンを切り替えることで燃費を節約することができます。そのうえ環境負荷も低くなっています。
さらに、ハイブリッドモデルを購入した場合「エコカー減税」などによって、減税や免税といった優遇を受けることもできます。
家族乗りでもスポーティ
「SUV=ゴツゴツしている」というイメージがあり、家族で乗るという感覚はあまりありませんが、ホンダSUVはそんなイメージを覆しています。
オフロードでも性能を発揮する側面を持ちながらも、スポーティな見た目に仕上がっているため、とても気持ち良く運転できます。またエクステリアも上質感にあふれているので、乗車する前から高揚した気分を味わえます。
ホンダセンシングによる高い安全性
SUVを含むホンダ車の大きな魅力のひとつに「ホンダセンシング」があります。ホンダセンシングとはホンダが誇る安全運転システムのことで、衝突軽減ブレーキや歩行者事故低減ステアリング、誤発進抑制機能ら路外逸脱抑制機能など、安全運転をサポートしてくれる様々な機能の総称です。
未然に事故を防いだり、万が一事故が起きたときにドライバーと歩行者の負担を最大限減らしてくれたりする機能が充実しています。
現在新車販売されているホンダSUVには全グレードにホンダセンシングが備わっているので、安心してドライブができるでしょう。
ホンダのSUV一覧とその特徴
続いてはホンダのSUVの車種をご紹介します。現在新車販売されているのものは限られていますが、中古車市場では、かつてSUV界を賑わせた車種も存在しているので、ぜひチェックしてみてください。
ヴェゼル
ホンダが誇るSUV【ヴェゼル】。国内にたくさんあるSUVの中でも特に人気を集めるコンパクトSUVです。2013年発売以来、右肩上がりで売れ続けている人気モデルで、発売の翌年から3年連続で「国内のSUV販売台数1位」を獲得しました。
ヴェゼルの最大の魅力はやはり「コンパクトさ」。オフロードでも走行できる上に、街乗りにおいても高い走行性能を発揮します。コンパクトなため小回りも良く、Uターンや小さな曲がり道でも快適な走行が可能です。またコンパクトながらも居住性が高く、ラゲッジスペースも広々としています。
さらにホンダが誇る安全装備「ホンダセンシング」も全グレードで選択可能。衝突軽減ブレーキをはじめ誤発進抑制機能、アダプティブクルーズコントロールなど安全運転をサポートする8つの機能が備わっています。
ガソリン車とハイブリッド車の2タイプがあり、ハイブリッド車の燃費は21.6~27.0km/Lです。ずば抜けて燃費が良いとは言えませんが、高い走行性能を味わいつつ環境に優しい走りを実現してくれます。
CR-V
ヴェゼルに並んで高い人気を誇るホンダSUV【CR-V】。車好きなら一度は聞いたことのあるだろうホンダの名車で、2018年8月にフルモデルチェンジを果たしました。今では「新型CR-V」として再び人気を集めています。
CR-Vではシビックのプラットフォームが採用されているのが特徴です。またボディの軽量化にも徹底的にこだっており、ステアリングやブレーキ性能など軽やかながらも安定した運転が実現されています。
CR-Vには低重心にもこだわりを持ち、ボディを低めに設定することで空気性能を抑制できる作りになっています。ミドルサイズSUVなのでボディサイズはやや大きめですが、車両感覚の掴みやすさはコンパクトSUV並みです。ボディ先を見渡せるため狭い道でも快適な走行が可能です。
また積載性の高さも◎。5人が乗ったとしても561Lもの空間を確保することができ、またリアシートとヘッドレストを格納すればさらに空間を拡大できます。
MDX
かつてホンダSUVに活気を与えたモデル【MDX】。ホンダ好きであれば知らぬ人はいない名車です。「やや車高の高い大型乗用車」のようなフォルムで、短めのボンネットが特徴的です。
そんなMDXは、かつてホンダが海外で展開していたブランド「アキュラ」が生産販売を手がけたモデルとなっています。2003年に日本で発売が開始され、ベースグレードから最上級グレードまで幅広く展開されていきました。
オフロードでの走破性はもちろんインテリアの質感は必見。インテリアには本革が使われていたり、パネルが木目調に設定されていたりと、車内空間には落ち着いた空間が流れています。全てにラグジュアリーな雰囲気を楽しめる一台です。
HR-V
ホンダが1998年から2006年まで販売していたSUV【HR-V】。3ドアまたは5ドアが特徴のクロスオーバーSUVで、アウトドアから街乗りまで多様なシーンで使える一台です。
「Small is Smart(スモール イズ スマート)」をコンセプトに、「日常での使いやすさ」「環境への優しさ」に加えて「走る楽しさ」までを考えて開発されました。やや大きタイヤを使うことで車高が高めに設定。そのため安全性、走行性、使いやすさの全てにおいて一段階上のレベルに仕上がっています。
当時は「今あるカテゴリーでは表せない革命的なクルマ」として注目を集め、SUVという言葉ではなく「ジェットフィール・ハイライダー」とも呼ばれていました。
加えて、「G-CON」と呼ばれるホンダ初の衝突安全設計ボディが採用されており、万一事故を起こした時にはドライバー、搭乗者と歩行者への衝撃を減らす構造になっています。
エレメント
アメリカで生産されていたホンダのSUV【エレメント】。2003年にアメリカから「純輸入」というかたちで日本の自動車市場に入ってきたSUVです。
一風変わった見た目に惹かれる車で、両サイドにセンターピラーの付いていない「観音開きのドア」が特徴的です。車内は5人乗りの2列シートとなっており、シートにはアウトドア向けに防水加工がされています。
現在は新車販売はされていませんが、実際にHR-Vに乗ってみるとその高い性能に驚きます。「実用も遊びどちらにも使える」構造で、シートの防水性・積載性・乗降性には高いポテンシャルがあります。
アウトドアでの実用性に惹かれる人も多いようですが、「コンパクトで遊びたくなる見た目」にも惹かれます。
クロスロード
1993年に発売したコンパクトSUV【クロスロード】。2010年に生産終了になりましたが、今もなお中古車市場をにぎわせている一台でもあります。
コンパクトSUVながら7人乗りが可能な車種で、販売当初から多くの人気を集めていました。
最大の特徴は「スクエア状で角ばりのあるエクステリア」。その一風変わったフォルムは、きっと誰しも一度は目にしたことがあるはず。現在は中古車でしか入手することはできませんが、変わった見た目のSUVが欲しいという人はチェックしてみると良いでしょう。
人気のホンダSUVランキング
それでは最後に、ホンダの人気SUVランキングをご紹介します。
1位 ヴェゼル
やはり不動の1位は「ヴェゼル」でしょう。その魅力は「走破性」「機能性」「インテリア&エクステリア」と多岐にわたり、2014・2015・2016年の3年連続で国内SUVの販売台数No. 1に輝いたのも納得。
燃費性能も平均以上で、ハイブリッドモデルでは27.0km/Lとなっています。またガソリン車のベースグレードでは新車価格が200万円を切ります。コストパフォーマンスにおいても優れた結果を残してくれる一台です。
2位 CR-V
ホンダが誇るミドルサイズSUV「CH-V」。人気はヴェゼルには及びませんが、高い走行性能と居住性に惹かれるユーザーが数多くいます。発売当初は「納車まで3ヶ月待ち」といった状態が続くほどでした。
インパネ周りや本革シートなどの「ラグジュアリーさ」は必見。燃費性能はやや劣りますが、ヴェゼルにはない魅力を数多く多く持ち合わせています。
まとめ
日本の自動車大手ホンダのSUVを徹底解説しました!いかがでしたか?
日本だけでなく世界中で人気を集めているSUVですが、ホンダSUVにはホンダならではの魅力がたくさんあります。
ホンダでは現在新車販売されているSUVは限られていますが、中古車市場に目を向ければ盛り上がりを感じることができるでしょう。気になる車種があったらぜひディーラーや販売店に足を運んでみてください。
ホンダのSUVを乗りこなして素敵なカーライフを送りましょう!