【海外赴任が決まったら】車を売却or保管するどっちがいい?

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海外赴任が決定したとき、所有している車をどうするのかを考えなければいけません。選択肢としては「車を売却する」か?「帰国するまで日本で車を保管する」のか?2種類の考え方があります。

特に海外赴任ともなると、引っ越しの準備や手続きなどで、出国するまでの間は、慌ただしい毎日だと思います。

今回は、売却・保管のどちらを選択しても、スムーズに手続きが行えるように分かりやすく説明させて頂きます。

海外赴任が決定!車はどうする?

シンデレラ
海外赴任が決まったときに、所有している車をどうすれば良いのか?考えなければいけません。

海外赴任の期間が決まっていないときは、迷わず売却するのが良いですし、短期間の場合はそのまま日本で保管するのが良いかもしれません。車を売却する方法と日本で車を保管する方法について紹介します。

海外赴任前の車を売却する方法

海外へ出国する前に車を売却する方法は、通常の車を売却する方法と全く同じです。

車を売却するために必要な書類

海外赴任前の場合は、普通に車を売却するときに必要な書類と全く同じで、特に変わった書類を揃える必要はありません。海外赴任前の車を売却するために必要な書類は、以下のようになっています。

・自動車検査証
・自賠責保険証明書
・自動車納税証明書
・譲渡証明書
・委任状
・印鑑
・印鑑登録証明書
・自動車リサイクル券の預託証明書
・住民票の写し
・戸籍の附票か住民票の除票
※印鑑は、印鑑登録済の実印が必要になります。
※自動車検査証の住所と現住所が異なる場合には、「住民票の写し」が必要になります。
※自動車検査証の住所から2回以上住所が変更している場合、戸籍の附票か住民票の除票のどちらかが必要となります。
※譲渡証明書と委任状には実印を捺印して下さい。

上記の書類は、普通自動車を売却するときに必要な書類で、軽自動車を売却をする場合には「自動車検査証」「軽自動車税納税証明書」「自賠責保険証明書」「シャチハタ以外の認め印」「自動車リサイクル券の預託証明書」を揃えるだけで車の売却手続きを行うことができます。

海外赴任前の車を売却する手続き手順

売却先の選定などは省かせて頂き、買取が決まってから車を引き渡すまでの手順を紹介します。

1.「自動車検査証」「自賠責保険証明書」「自動車納税証明書」「自動車リサイクル券の預託証明書」の書類が揃っていることを確認して下さい。
2.区市町村役場で、印鑑証明や住民票などを取得する。
3.譲渡証明書と委任状へ、実印を捺印する。
4.車の洗車を行う。
5.車+必要書類と引き換えに、買取代金を受け取る。
6.任意保険を中途解約及び中断する。

「1.」の書類で。紛失している書類がある場合、自動車検査証は「管轄の陸運支局」、自賠責保険証明書は「自賠責保険証明書に記載されている保険会社」、自動車納税証明書は「各都道府県の自動車車税事務所」、自動車リサイクル券の預託証明書は「自動車リサイクルシステムのサイトでダウンロード」などを、速やかに再発行するようにして下さい。

「3.」は、何も記入しないで、実印だけ捺印するようにして下さい。記入は買取した店舗にお願いすることでミスを防ぐことができます。

「4.」は、強制ではありませんが、気持ちよく取引を行うことも含めて、礼儀として簡単な洗車を行うことをオススメします。

「5.」は、買取代金の引き渡し方法が異なる場合がありますが、振り込みの場合には「振込日」「買取額」を確認して間違えのないようにして下さい。

「6.」は、買い替えではないため、任意保険を中途解約を行い、中断手続きをしなければいけません。予め「〇〇日に車を引き渡します」と言って連絡しておいても良いのですが、書類を揃えるのが遅れたり、渡航が延期になる場合もあるため、確実に車を渡す日が確定してから連絡するのが良いかもしれません。詳しくは「注意点」の項で説明致します。

海外赴任後の車の売却方法

シンデレラ
海外赴任の期間が短かい場合や、家族を日本に残して海外赴任をする場合などでは、車を日本に置いたまま海外赴任をする人が多いかもしれません。

しかし、海外赴任の期間が延びてしまった場合など、急遽車を売却しなければいけない状況になるかもしれません。海外赴任中に車を売却する手続きや必要な書類を紹介していきます。

海外赴任後の車売却手続き

短期間の海外赴任の予定が、渡航後に長期間の海外赴任へ変更となった場合などで、日本に保管している車の売却を決断することがあります。

一時帰国ができる場合は本人が車の売却手続きを行うことができますが、本人は海外にいるため、日本にいる家族や親族にお願いして売却の手続きを行うことになります。海外赴任中でも、日本に保管している車を売却する方法としては、出国前と基本的に同じ手順で行います。

必要書類

海外赴任中に車を売却する場合は、住民票が「日本にある場合」と「転出した場合」とで、揃える書類が異なります。

●住民票を残している場合

住民票が日本にある場合は、通常の車を売却するときに必要な書類と同じなので、説明を省かせて頂きます。

●住民票が日本にない場合

日本から転出済みで、住民票が日本にない場合には、印鑑証明書を取得することができません。海外へ転出してしまった場合は、「サイン証明書」と言う印鑑証明書の代わりになる書類が必要になるのですが、サイン証明書は赴任先の「日本大使館又は日本総領事館」で取得するようになります。

サイン証明書は、日本大使館又は日本総領事館の係員の目の前で「委任状」「譲渡証明書」へ記入・捺印しなければいけないので、白紙に状態で日本大使館又は日本総領事館へ持参して下さい。

また、サイン証明書を入手するためには、「本人のパスポート」と「赴任先の住所地を証明する書類」が必要になりますが、赴任先の住所地を証明する書類は、各国によって異なりますので、大使館又は領事館で確認して下さい。

もし、各書類に記入をして日本大使館又は日本総領事館へ持参した場合は、サイン証明書を発行してもらえないため、必ず白紙の状態で持参して下さい。サイン証明書以外で、海外へ転出したことを証明するために「住民票の除票」が必要になります。

印鑑証明書とは違って住民票の除票は、住民票を抜いた後でも日本に住んでいたときの居住地を管轄している区市町村役場にて取得することができます。既に日本から転出してしまった場合には、「サイン証明書」「住民票の除票」が必要になることを覚えておいて下さい。

注意点

シンデレラ
海外赴任で車を売却するときの注意点は、車を売却することに気をとられて、任意保険の中途解約や中断手続きを忘れてしまうことです。そのまま無期限で海外に移住する場合は「任意保険の解約」で良いのですが、いずれ日本に戻る予定がある場合は「任意保険を中断」する手続きを行うことをオススメします。

任意保険を完全に解約してしまうと、帰国後に車を購入しても、任意保険を新規で加入しなければいけません。任意保険の中断手続きを行うことで、帰国してから任意保険へ加入する場合には、以前の等級をそのまま引き継ぐことができます。

帰国するかどうか分からない場合でも、任意保険の中断手続きは必ず行うようにして下さい。

海外赴任前or後?車を売るならどっちが良い?

海外赴任が決まって車を売却するのは、「海外赴任前」「海外赴任後」のどちらでも構いません。買取相場は日々変化するため、高価買取を狙う場合は「海外赴任前」に売却することが良いかもしれません。

しかし、出国前は何かと忙しく、買取交渉を行う時間が取れないなどの理由から、安く売却してしまうかもしれません。

家族や親戚が上手く買取商談を行うことで、海外赴任後でも高い金額で売却することができることもあります。一概にどちらが良いのかを判断するのは難しいことですが、頼める家族や親戚がいない人は、「海外赴任前」に余裕を持って売却することをオススメします。

海外赴任専門の車買取専門店

車の買取相場は日々変化します。買取価格を提示して数週間が経過した場合は、買取相場に変化があるかもしれないため、再度買取査定を行う必要があります。一般的な買取専門店では、買取価格の提示額は1週間以内に取引を終えることが目安になっています。

出国する前は、車を処分する他にも引っ越しの準備や様々な手続きなどで、多忙を極めることは言うまでもありません。最低でも出国の1ヶ月前には買取金額を確定して、出国するギリギリまで車の利用を認めてくれる車買取専門店へ依頼しなければいけません。

海外赴任でも安心して車の売却を依頼することができる「海外赴任専門 車買取専門店」を紹介してます。

●海外赴任専門 車買取専門店 株式会社 JCM

JCMは、一般社団法人日本中古自動車販売協会連合会(略称・JU)と、各業界を代表する大手企業20社の出資提携によって設立された、自動車総合商社です。 株式会社 JCMは、海外赴任専門の車買取専門店のため「高価買取」「1ヶ月前に買取金額確定」「出国ギリギリまで車が利用できる」「海外赴任前&海外赴任後でも手続き委託OK」が特徴になっています。

出国1ヶ月前の買取契約でも、車の状態が変わらない限りは、再査定もなく買取金額が下がることもありません。全国の国際空港での引き渡しが可能なため、出国当日ギリギリまで乗ることができます。

また、買取査定時に会員証を提示することで、「ANAマイレージクラブ」や「JALマイレージバンク」のマイルのプレゼントを受けることもできます。毎年50,000人もの海外赴任される顧客をサポートしている実績があるため、安心して相談することができます。

・会社住所 :東京都千代田区神田錦町3-13 竹橋安田ビル
・電話番号 :0120-322-755
・問い合わせ:https://ssl.car-jcm.jp/funin/funin.php
・営業時間 :平日 9:30~19:00/土曜日 9:30~17:30

海外赴任が決定!日本で車を保管する

海外赴任が決まっても、赴任期間が短期間であったり、売却したくない理由などがあるときは、そのまま日本で保管することになります。海外赴任中に日本で車を保管する場合に必要な手続きや、注意点などを紹介していきます。

日本で保管する場合の手続き

●一時抹消登録

海外赴任で、日本にそのまま車を保管したままでも、車検の有効期間の有無に関わらず、ナンバープレートが付いている車を所有している場合は、自動車税を毎年納めなければいけません。海外赴任が長期間になる場合は一時抹消登録を行い、ナンバープレートを返納して自動車税が掛からないようにする必要があります。

抹消手続きには「永久抹消登録」と「一時抹消登録」の2種類の手続きがありますが、永久抹消登録を行ってしまうと「廃車」することになるため、二度と車検を受けることができません。一時抹消登録は、一時的に車の使用をストップするための手続きなので、帰国後に改めて車検を受けることで、以前のように車を使用することができます。

一時抹消登録を行うと、翌年の3月までの自動車税の還付を受けることができますし、自賠責保険も保険満了日までの残り月分の還付を受けることができます。海外赴任中に誰かが車を使用する予定がない場合は、一時抹消登録を行ってから保管することで、自動車税を納める必要がなくなります。

●自賠責保険の解約

車の抹消登録の手続きを行わなければ、自賠責保険の解約をする必要はありませんが、抹消登録の手続きを行うと同時に自賠責保険を解約することで、保険有効期間の残り月に対して還付を受けることができます。自賠責保険は強制保険のため、車検の残っている車には加入する義務があるので、抹消登録の手続きを行うこと以外では、解約しないことをオススメします。

●任意保険の中断手続き

自賠責保険の他に、車を所有している人の80%が加入している任意保険ですが、任意保険の加入期間が長いと等級も進んでいるため、殆どの人は保険料が安くなっているはずです。任意保険を完全に解約してしまうと、帰国後に改めて加入する場合には、新規で加入することになるので、保険料が高くなってしまいます。

任意保険の「中断」手続きを行うことで、保険料だけを止めて、帰国後に等級は引き継いだ形で任意保険の契約を再開することができます。乗らない車の保険料を毎月支払うことを防ぐためにも、任意保険の中断手続きを必ず行って下さい。

日本で保管する場合の注意点

車は定期的に動かさないと壊れてしまうのをご存知でしょうか。

例えば、新車から10年が経過した車で「走行距離が100,000kmを超えている車」と、同じく新車から10年が経過した車で「走行距離が10,000kmの車」を比べると、買取相場では低走行車の「走行距離が10,000kmの車」の方が高いのですが、車の調子が良いのは過走行車の「走行距離が100,000kmを超えている車」と言われてます。

良く一戸建ての家でも「人が住んでいないと家はすぐに傷む」と言いますが、車も同じで定期的に動かしていないと壊れてしまいます。海外赴任で、車を日本で保管する場合の注意点を説明していきます。

●ゴム部品の劣化

車は精密機械で作られているため、長期間放置したままだと様々な不具合が出てきます。車は金属部品の他にも、ゴム製のホースやプラスチック製品なども多く使用されています。想像できると思いますが、屋外に輪ゴムを置いておくと干からびてしまっているのを見たことはありませんか?

車に使われているゴム部品も同じで、経年劣化によってヒビがはいったり、亀裂がはいったりして本来の機能を果たすことができなくなります。ゴムホースが劣化することで、エンジンの燃焼室へ上手く空気を送ることができなかったり、ベルト類が切れてしまいエンジン自体を動かすことができなくなります。

ゴム部品は、車を動かす上で重要な部品の1つですし、車には数多くのゴム部品が車には使用されています。ゴム部品は、風化による劣化の進行が1番早い部品なので、長期間保管したままの車を動かすときには、エンジンを始動させる前に必ず整備・補修を施して下さい。

●ガソリンはどうする?

長い期間、車を動かさずに保管する場合、ガソリンの取り扱いが1番難しいかもしれません。ストーブに灯油を入れるときでも、古くなった灯油を使用すると不完全燃焼を起こす可能性が高く、「絶対に使用しないで下さい!」と言われるはずです。

ガソリンも灯油と同じで、古くなったガソリンを使用すると不完全燃焼の原因になってしまい、エンジン本体を壊してしまう恐れがあります。しかし、ガソリンを全て抜いて放置すると燃料ポンプが固着したり、燃料タンク内が錆びついてしまいます。

ガソリンを完全に抜いて車を保管しても壊れてしまいますし、ガソリンを満タンにして車を保管してもガソリンが腐ってしまい錆の原因になってしまいます。

車を長期保管するときのガソリンの取扱には、どちらの方法もリスクを伴うので判断が難しいのですが、ガソリンを満タンにして保管する方がリスクが少ないかもしれません。

●保管方法

車を保管する場所が屋外だと、酸性雨や紫外線などが直接ボディに当たるため、塗装の劣化が急速に進んでしまいます。屋外で保管する場合は、直射日光や雨風から守るために、通気性の良い専用のボディカバーで覆って保管して下さい。

車を長期間保管する場合は、もちろん屋内保管が理想的ですが、屋内で保管する場合でも屋外同様、専用のボディカバーで保管するようにして下さい。

また、保管するときにサイドブレーキを引いたままにしておくと、ワイヤーが伸び切ってしまったり、レバーが固着してしまいます。

ミッション車の場合は、サイドブレーキを引かずにシフトレバーを「R(バック)」へ入れて保管して下さい。オートマティックの場合は、サイドブレーキを引かずにシフトポジションを「P(パーキング)」へ入れて保管して下さい。

●第3者へ依頼できる方

車は動かさずに長期保管すると必ず壊れます。定期的に車を動かすことで、部品の劣化や故障を防ぐことができるので、家族・親戚・友人などで頼める人がいる場合は、1週間に1度で良いので車を運転するよう依頼して下さい。

長期保管サービス取扱店

海外赴任が決まって、車は日本で保管しておきたいけど、預ける人や保管場所がない場合があります。そのような時に、短期間・長期間に関わらず、車を保管・メンテナンスを行ってくれるのが「ティーエムオートサービス」です。

車を預かるだけではなく、預かり期間内のメンテナンスとして点検パックに加入すると「エンジン始動」「手洗い洗車」「運転確認」「室内清掃」を定期的に行ってくれます。

また、オプションとして「機械洗車」「灯火類確認」「油脂類点検・交換」「インターネット画像閲覧」「ボディーカバー使用」などのサービスもあるため、長期保管をすることで起こる部品や油脂類の劣化による故障を防ぐこともできます。海外赴任が決まっても、愛車を手放したく無い人には最適なサービスを受けることができます。

●ティーエムオートサービス

・会社住所 :神奈川県高座郡寒川町倉見1839-1
・電話番号 :0467-33-4453
・問い合わせ:http://www.tmas44-tyouki-hokan.com/contact/
・営業時間 :9:00~17:00
・定休日  :年中無休

車を売却するのと、保管するのどっちが良い?

海外赴任の期間が短期間の場合には、日本で保管するのも1つの方法としては良いのかもしれませんが、赴任期間が分からず1年以上海外赴任が確定している場合は、出国前に売却することで出費を最低限に抑えることができます。

自分の代わりに日本で車の管理をしてくれる人が居れば良いのですが、独身の場合は保管するだけでも駐車場代や自動車税も掛かりますし、帰国後に乗ろうとしてもすぐに乗ることができません。

帰国後に「バッテリー交換」「油脂類の交換」「燃料の交換」「ゴム部品の交換」「任意保険の加入」など、動かす前に行わなければいけないことが沢山あります。

先ほど紹介した車保管サービス「ティーエムオートサービス」で保管している場合は、帰国後でも即乗ることができますが、毎月最低でも「¥22,330-~¥60,500-」もの費用が掛かります。よっぽどの理由がない限りは、海外赴任前に車を売却することをオススメします。

まとめ

海外赴任が決定したとき、所有している車をどうすれば良いのか?詳しく紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。結論から言いますと、短期間・長期間に関わらず、出国ギリギリまで使用して売却することをオススメします。

海外赴任中に売却する方法もありますが、誰かに売却を頼まなければいけませんし、出国から日数も経っていますので、買取金額が下がるかもしれません。

車を保管する選択肢は、第3者にお願いをしても迷惑を掛けてしまいますし、車を保管してくれる業者に依頼すると高い維持費が掛かります。長期間放置状態にするのはあまりにもリスクが高すぎますし、よっぽどのレアな車以外は渡航前に売却をして、帰国後に改めて車を購入する方が安くつきます。

海外赴任が決まったときは、渡航1ヶ月前に車の買取金額を確定して、出国するギリギリまで車を使用するようにして下さい。

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