「”脱”ペーパードライバー」の意気込みはあれど、どうすればいいのかわからずに時間ばかりすぎていってしまう…そういった方々のために、ペーパードライバー向けの練習方法や克服のコツを解説します。
目次
ペーパードライバーとは？
ペーパードライバーとは、運転免許証を取得してから長期間クルマの運転をしていない人のことをいいます。生活環境や経済的理由からクルマを所有する必要がない（できない）状況が長く続いていた場合になりやすく、運転免許証は身分証明書として使うから更新している、という方も多いのではないでしょうか。
ペーパードライバーの練習方法
では、いざ転勤や生活環境の変化などでクルマを運転しなければならなくなった場合、ペーパードライバーの方はどうすればいいのでしょうか。
ここでは”脱”ペーパードライバーへの方法をいくつか紹介していきます。
教習所の講習や出張レッスンを受ける
運転免許取得のための教習所には、ペーパードライバー向けの講習や出張レッスンといったプランもあります。
それぞれ1時限～7日間ほどかけて受講する内容のものが多く、内容によって受講料も変わります。
1時限単位で予約して受講、1日に2時限受講、一気に5時限受講など、教習所によって講習のスタイルは様々です。料金も1回5,000円程度で不安な箇所だけ練習するものや、カリキュラムが組まれ70,000円ほどかけて数日受講するものもあります。
受講方法や料金は、各教習所や出張レッスンのホームページを確認しながら、自分に合ったものを選びましょう。
家族や友人と練習する
家族や友人に日頃から運転している方がいれば、練習をお願いしてみましょう。
日頃から運転していれば、基本的な運転の方法はもちろんのこと、注意点や練習に適した場所も教えてくれるかもしれません。
また、親しい関係であれば、運転に関する相談も気軽にできます。
ただし、ここで注意が必要なのが、ペーパードライバーの横に乗ることを酷く怖がる人もいるということです。
運転は常に危険と隣り合わせです。しかし、ペーパードライバーである運転者は危険に気づかないことが多く、逆に助手席のベテランドライバーは、その危険がわかっていても何もできない状況です。結果、ベテランドライバーは指示をするしかなく、ペーパードライバーはわけがわからずパニックに陥ってしまうことがあります。
このような状況になる原因のひとつが、ベテランドライバーによる抽象的な運転の教授です。
「気を付けて車線変更してね。」と言われても、ペーパードライバーには何に気を付ければいいか正確にはわかっていないことが多いです。さらには、気を付けることが多過ぎてパニックになってしまうこと。こういうときには、「右に車線変更しよう。右にクルマはいない？サイドミラー見てみて。いま居なさそうだね。」などと自分も一緒に確認をして、ペーパードライバーの精神的余裕を引き出すことが大切です。
ペーパードライバーが練習するのにおすすめの場所
ペーパードライバーが練習するには、どんな場所がおすすめなのでしょうか。
広めの駐車場
ショッピングモールなどの平面駐車場のような広い駐車場がおすすめです。他に駐車しているクルマが少ない方がなお良いでしょう。
自分の周りにあまり障害物が無い方がぶつける心配もありませんし、自分のクルマがどれくらい大きいのか、どこが死角なのかなどを確認することができます。
駐車場なので、駐車スペースの白線を使って駐車の練習をすることもできます。まずは、両隣がいない状態で練習を始めましょう。バック駐車をする際のハンドルの回し方やハンドルを切るタイミング、車両の挙動を確認することができますし、白線を目印にしてクルマをまっすぐ駐車する練習をすることができます。
慣れてくれば、どこに自分のクルマを駐車すれば乗り降りしやすいかや、隣との距離感を考えながら駐車することができるようになでしょう。
道が空いている時間帯の広めの道路
道が空いている時間帯の広めの道路は、車線変更の練習や周囲の状況の確認などの練習ができます。
煽り運転が騒がれる昨今、自分がそういった状況に合わないように心がけることも大切です。右車線を走っていても、周囲の状況が認識できていれば、安全に左車線に戻って危険を回避することができます。その練習には、安全な車線変更と周囲の状況の認識が必要です。道が空いている広い道路の場合、車線変更の際に気を付けなければいけない確認作業を、焦らず練習することができます。
また、自分の前後左右にクルマがいるか、近づいてくるクルマはいないかなど、状況を確認する余裕も生まれます。この気持ちの余裕によって、未然に危険を察知でき、安全運転にもつながるのです。
ペーパードライバーを克服するコツ
次に、ペーパードライバーを克服するコツを紹介します。
教本や参考資料を読む
書店に売られている運転の教本や、インターネットに掲載されている道路標識の詳しい説明などを見て、クルマを運転する際の大前提である安全運転とは何かということを理解しておきましょう。
道路標識や道路交通法、交通ルールは、安全のために遵守しなければなりません。
違反をしてしまってから知らなかったでは済まされませんし、場合によっては危険運転となってしまうことも。
助手席で運転操作を見させてもらう
助手席に乗って、運転操作を見させてもらうことで、運転操作のシミュレーションや、事前のドライビングポジションの調整、ナビやETCなどの操作方法なども確認できます。
いざ運転するとなって、もし運転操作などを忘れていた場合、焦ってパニックに陥ってしまうと大変危険です。事前にシミュレーションや操作の確認をしておくことは、運転への余裕につながり、その余裕は安全を生みます。クルマの運転に、焦りは禁物です。
繰り返し運転して慣れる
ペーパードライバーの方にとって、運転への恐怖心は計り知れないものがあります。ルールや操作方法がわからない状況から脱するために、前述した道路標識の確認や、運転操作の確認など、繰り返し実施することで身体に沁みついてきます。
どんなことにも、“初めて”はあります。しかし、それを繰り返していくことで慣れていき、余裕が生まれ、安全に繋がっていきます。最初は近所を周回するだけでもOKです。慣れてきたら、徐々に範囲を広げていきましょう。焦らずに少しずつ慣れていくことで、運転を楽しむ余裕も生まれます。
まとめ
ペーパードライバーから脱却するための練習方法などについて解説してきました。実際に運転するとなると、初めは怖さもあるでしょう。しかし、どんなベテランドライバーでも、初心者だった頃があるはずです。少しずつでも慣れていけば自ずとできることが増えてきます。あまり気負わずに、運転を続けていってくださいね。
よくある質問
運転に慣れるまではどれぐらい？
ペーパードライバーが運転に慣れるまでの期間などの説明をお願いします。ただ、この部分は簡易的で良いので、3行くらいでお願いします。
運転に慣れるまでの期間は、運転する頻度や個人差がありますが、3ヶ月もあれば運転に慣れてきます。何度も練習をするうちに標識の意味や運転方法の理解も進み、運転の楽しさも感じられるようになってくるでしょう。
ペーパードライバーの特徴は？
ペーパードライバーの特徴の説明をお願いします。ただ、この部分は簡易的で良いので、3行くらいでお願いします。
ペーパードライバーの特徴としてよく挙げられるのは、周囲のクルマより明らかに遅い走行速度です。運転操作や速度感覚に慣れていないため、運転自体も恐る恐るになってしまい、結果周囲のクルマからすれば非常に危険な走行となってしまいます。
