マツダ「CX-8」はでかすぎる?大きさと乗り心地を徹底解説!

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2017年に登場したマツダの国内向けSUVの最上位モデルである「CX-8」。その人気は国内3列シートSUV販売台数ランキングで1位を獲得するほどでした。2023年12月に生産を終了していますが、それでもSUV中古車ランキングでは上位にランクインし、その人気は健在です。

魅力的なCX-8ですが、購入やレンタルを考えている人の中には、「CX-8はでかすぎる?駐車場とか大丈夫かな?運転もしにくそうだし…」「家族で乗れる広い車が欲しいけど、CX-8はちょっと大きすぎる気がする…」など、CX-8のサイズを気にしている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、CX-8は本当に大きいのか、実際の乗り心地、駐車問題についてなど、サイズ感や基本スペックを他の車種との比較もしながらご紹介します。ぜひ疑問解決のヒントにしてくださいね!

マツダ CX-8とは

マツダ CX-8の基本スペック

ボディサイズ(全長×全幅×全高) 4,900mm×1,840mm×1,730mm
ホイールベース 2,930mm
最大乗車定員 6~7名
車両重量 1,710kg~1,910kg
燃費
【25S】2.5Lのガソリンエンジン
【25T】2.5Lのガソリンターボエンジン
【XD】2.2Lのクリーンディーゼルエンジン
【WLTCモード】
市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間分配で構成した国際的な燃費測定方法のこと。
【25S】2WD:12.4km/L
【25T】AWD:11.6km/L
【XD】 2WD:15.8km/L
4WD:15.4km/L
エンジン種類 【25S】水冷直列4気筒DOHC16バルブ
【25T】水冷直列4気筒DOHC16バルブ直噴ターボ
【XD】水冷直列4気筒DOHC16バルブ直噴ターボ
エンジン最高出力
1ps=1馬力
1ps(1馬力)=0.735kw
1分間のエンジンの何回数=rpm
【25S】140kW(190ps)/6,000rpm
【25T】169kW(230ps)/4,250rpm
【XD】 140kW(190ps)/4,500rpm
エンジン最大トルク 【25S】252N・m(25.7kgf・m)/4,000rpm
【25T】420N・m(42.8kgf・m)/2,000rpm
【XD】 450N・m(45.9kgf・m)/2,000rpm
駆動方式 【25S】2WD(FF)
【25T】4WD
【XD】4WD
トランスミッション 6EC-AT
新車価格(販売当時) 2,894,400円~4,460,400円(消費税抜)

Specifications (主要諸元)

グレード

マツダCX-8には複数のグレードが存在し、それぞれ装備や性能に特徴があります。以下の比較表を参考にして、どのグレードがあなたのニーズに合っているか確認してみましょう。

マツダCX-8 グレード比較表

機種名 エンジン トランス
ミッション
駆動方式 シート素材 安全装備 税抜き価格
25S 2.5L
ガソリン
6速AT 2WD(FF) クロス 標準 2,680,000円
25S
プロアクティブ
2.5L
ガソリン
2WD(FF) クロス 標準 + i-ACTIVSENSE 3,015,000円
25S
Lパッケージ
2.5L
ガソリン
2WD(FF) レザー 標準 + i-ACTIVSENSE + 360度ビューモニター 3,480,000円
25T
プロアクティブ
2.5L
ターボ
4WD クロス 標準 + i-ACTIVSENSE 3,465,000円
25T
Lパッケージ
2.5L
ターボ
4WD レザー 標準 + i-ACTIVSENSE + 360度ビューモニター 3,930,000円
XD 2.2L
ディーゼル
4WD クロス 標準 3,340,000円

XD
プロアクティブ
2.2L
ディーゼル
2WD(FF) クロス 標準 + i-ACTIVSENSE 3,420,000円
4WD 3,635,000円

XD
Lパッケージ
2.2L
ディーゼル
2WD(FF) レザー 標準 + i-ACTIVSENSE + 360度ビューモニター 3,915,000円
4WD 4,130,000円

 

各グレードのポイント

機種名 ポイント
25S ベーシックモデル。コストパフォーマンスに優れ、必要最低限の装備が揃っている。
25S
プロアクティブ
25Sから安全装備が強化されて、特にi-ACTIVSENSEが標準装備されている。
25S
Lパッケージ
レザーシートや360度ビューモニターが追加され、より快適性と安全性が向上している。
25T
プロアクティブ
パワフルなターボエンジンを搭載し、スポーティな走行性能を求める方に最適。
25T
Lパッケージ
最上級モデルで、全ての装備が揃い、快適性と安全性が最も高い。
XD ディーゼルエンジン搭載モデルで、燃費性能が優れている。
XD
プロアクティブ
ディーゼルエンジンの利点に加え、i-ACTIVSENSEが標準装備され安全装備が充実している。
XD
Lパッケージ
ディーゼルエンジンの利点に加え、高級感のある内装と充実した安全装備が特徴。

Specifications (主要諸元)

それぞれのグレードの特徴を理解し、ご自身のライフスタイルや予算に合ったモデルを選ぶヒントにしてください。

現在CX-8は中古車での購入になるため、価格やオプションには違いがあります。そのため、購入を検討している方は、実際に車両確認や試乗を行うことをおすすめします。

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CX-8のサイズ感

CX-8を購入するにあたって気になってくるのはそのサイズ感でしょう。CX-8は、その堂々たるサイズが特徴の1つです。全長4,900mm×全幅1,840mm×全高1,730mmあり、かなりの存在感を放ちます。

ただ、このサイズは車内空間の広さに直結しているので、特に3列シートを備えたSUVとしての利便性を求めるのであれば、納得のサイズ感ともいえるでしょう。この室内空間の広さにより、3列目シートでも成人が快適に座れるスペースを確保しており、家族連れや大人数での移動にピッタリの車です。

なぜでかいと言われているのか?

なぜ巷ではこんなにCX-8がでかすぎると言われているのでしょうか?

CX-8が「でかすぎる」と言われる主な理由は、その全長と全幅にあります。特に日本の都市部では、駐車場のスペースが限られていることが多く、全幅1,840mmのCX-8は駐車が難しい場合があります。さらに、4,900mmの全長は、車庫や駐車スペースでの取り回しにも苦労します。

CX-8と駐車場問題

《画像提供:Response》

大きい車に切っても切り離せないのが、駐車場問題です。

例えば、標準的な都市部の駐車場の幅は約2,000mm程度であることが多く、これに対してCX-8の全幅が1,840mmもあるため、駐車スペースに余裕がほぼない状態ということになります。また、隣の車との距離も近くなるため、ドアの開閉にも注意が必要です。さらに、全長も長いため、前後の余裕も少なくなり、駐車時でのストレスが増えることに繋がります。

CX-8が駐車場に入らないと言われる理由

特に、土地の狭い都市部に多い、機械式駐車場にも注意が必要です。

その理由は、一般的に機械式駐車は全長5,000mm以下、全幅1,800mm以下、全高1,550mm以下となっていることが多いためです。

全長 全幅 全高
一般的機械式駐車場 5,000mm以下 1,800mm以下 1550mm以下
CX-8 4,900mm 1,840mm 1,730mm

上記の表からわかるように、全長はギリギリセーフですが、全幅と全高は完全にアウトです。

もちろん機械式駐車場の中には上記の規定以上に設計されているものもありますが、基本的には入らない可能性が高いと思っておいた方が良いでしょう。

CX-8の購入やレンタルを考えている方は自宅はもちろん、職場などの使用する可能性のある駐車場のサイズは確認しておきましょう。

CX-8と競合車との比較

《画像提供:Response》

ここまでCX-8のスペックや大きさ、駐車場の問題について解説していきました。

ここからはCX-8の競合車との比較を見ていきましょう。

トヨタ ハリアーとの比較

《画像提供:Response》

まずは、トヨタのハリアーと比較してみましょう。

ちなみに、トヨタのハリアーを競合車として選んだ理由としては2点あります。
①高級感のあるデザインとハイブリッドの燃費性能が人気で、プレミアムSUV市場で競合していること。
②同じプレミアムSUVの中でもCX-8よりもコンパクトで、都市部での取り回しやすさがあること。

では実際に比較して確認してみましょう。

CX-8とハリアー 比較表

項目 マツダ CX-8 トヨタ ハリアー
ボディサイズ
(全長×全幅×全高)
4,900mm×1,840mm×1,730mm 4,740mm×1,855mm×1,660mm
ホイールベース 2,930mm 2,690mm
最大乗車定員 6~7名 5名
車両重量 1,710kg~1,910kg 1,530kg~1,950kg
燃費(WLTCモード) 12.4km/L~15.8km/L 14.7km/L~22.3km/L
エンジン種類 水冷直列4気筒DOHC16バルブ
水冷直列4気筒DOHC16バルブ直噴ターボ
筒内直接+ポート燃料噴射装置
エンジン最高出力 190ps~230ps 171ps~178ps
エンジン最大トルク 252N・m~450N・m 207N・m~221N・m
駆動方式 2WD、4WD 2WD、4WD
トランスミッション 6EC-AT 電気式無段変速機
Direct Shift-CVT
(ギヤ機構付自動無段変速機)
新車価格(消費税抜) 2,894,400円~4,460,400円 2,843,636円円~5,636,364円

参考サイト:トヨタ公式サイト

・サイズはCX-8の方が大きく、全長と全高の違いが目立ちます。特に全長が長いと小回りが難しく感じます。
・乗車人数はCX-8の方が乗車定員が多く、大人数での移動には適しているといえます。
・重量はCX-8の方が重たいため、重量制限には注意が必要です。
・燃費はハリアーの方が良いですが、馬力はCX-8の方があります。燃費良く走るならハリアー、よりパワフルに乗り回したいのであればCX-8が魅力的です。

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ホンダ CR-Vとの比較

《画像提供:Response》

次にホンダのCR-Vと比較してみましょう。

ちなみにホンダのCR-Vを競合車として選んだ理由としては2点あります。
①CX-8よりもコンパクトでありながら、ターボエンジンによる高性能とバランスの取れた燃費性能であること。
②都市部と郊外のどちらでも使いやすいサイズであり、CX-8同様に7名乗車のモデルもありファミリー層に人気があること。

CX-8とCR-V 比較表

項目 マツダ CX-8 ホンダCR-V
ボディサイズ
(全長×全幅×全高)
4,900mm×1,840mm×1,730mm 4,605mm×1,855mm×1,680mm(4WDは1,690mm)
ホイールベース 2,930mm 2,660mm
最大乗車定員 6~7名 5~7名
車両重量 1,710kg~1,910kg 1,520kg~1,700kg
燃費(WLTCモード) 12.4km/L~15.8km/L 13.6km/L~21.2km/L
エンジン種類 水冷直列4気筒DOHC16バルブ
水冷直列4気筒DOHC16バルブ直噴ターボ
水冷直列4気筒横置
DOHC チェーン駆動 吸気2 排気2
エンジン最高出力 190ps~230ps 145ps~190ps
エンジン最大トルク 252N・m~450N・m 175N・m~240N・m
モーター:315N・m
駆動方式 2WD、4WD 2WD、4WD
トランスミッション 6EC-AT 電気式無段変速機
無段変速オートマチック(トルクコンバーター付)[7スピードモード付]+パドルシフト
新車価格(消費税抜) 2,894,400円~4,460,400円 3,056,000円~4,144,000円

参考サイト:ホンダ公式サイト

・こちらの比較もサイズはCX-8の方が大きく、大きな違いはやはり全長にあります。ここでも小回りはCX-8の方が難しく感じるでしょう。
・乗車人数はどちらも最大7名ですが、CX-8の方が最初から3列シートです。CR-Vはグレードによって異なるため大人数用での車にする場合は、CR-Vの方が値段が少し高くなることが考えられます。
・重量はこちらもCX-8の方が重いので重量制限には注意です。
・燃費はCR-Vに、馬力はCX-8に軍配が上がります。ここでも燃費を優先するならCR-V、パワフルに乗り回すならCX-8といえるでしょう。

日産 エクストレイルとの比較

《画像提供:Response》

最後に日産のエクストレイルと比較してみましょう。

ちなみに日産のエクストレイルを競合車として選んだ理由としては2点あります。
①オフロード性能とCX-8同様にディーゼルエンジンの経済性が特徴であり、アウトドア愛好者に支持されていること。
②CX-8と同様に7名乗車のモデルがあり、ファミリー層にも人気であること。

では実際にこちらも比較してみましょう。

CX-8とエクストレイル 比較表

項目 マツダ CX-8 日産 エクストレイル
ボディサイズ
(全長×全幅×全高)
4,900mm×1,840mm×1,730mm 44,660mm(4,665mm)×1,840mm×1,720mm
ホイールベース 2,930mm 2,705mm
最大乗車定員 6~7名 5~7名
車両重量 1,710kg~1,910kg 1,740kg~1,890kg
燃費(WLTCモード) 12.4km/L~15.8km/L 18.4km/L~19.7km/L
エンジン種類 水冷直列4気筒DOHC16バルブ
水冷直列4気筒DOHC16バルブ直噴ターボ

DOHC水冷直列3気筒

エンジン最高出力 190ps~230ps 144ps
フロントモーター204ps
リアモーター136ps
エンジン最大トルク 252N・m~450N・m 250N・m
フロントモーター330N・m
リアモーター195N・m
駆動方式 2WD、4WD 2WD、4WD
トランスミッション 6EC-AT エクストロニックCVT
新車価格(消費税抜) 2,894,400円~4,460,400円 3,274,000円~4,848,000円

参考サイト:日産公式サイト

・ここでもサイズはCX-8の方が大きいです。全幅と全高はほとんど一緒ですが、全長に大きな違いがあります。
・乗車人数はどちらも最大7名ですが、CX-8の方が最初から3列シートです。エクストレイルもCR-V同様にグレードによって乗車人数が異なるため、大人数での車を求める際にはエクストレイルの方が値段が少し高くなることが考えられます。
・重量は大きな違いはありませんが、グレードによってはCX-8の重くなります。どちらの車も重量制限には注意が必要です。
・燃費はエクストレイルの方が、馬力はCX-8の方が良いため、ここでも燃費を優先するならエクストレイル、パワフルに乗り回すならCX-8を選択するとよいでしょう。

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CX-8のメリットとデメリット

他の車種との比較も交えたことで、よりCX-8がどのような車かイメージがつくようになっているかと思います。

では改めてCX-8のメリットとデメリットを見てみましょう。

メリット デメリット
大きさ ◎広い室内空間
・3列シートで6~7人乗車が可能
・大きな荷室スペースを確保
▲駐車場での取り回しが難しい
・全長4,900mm、全幅1,840mmのため狭い駐車場には不向き▲運転に慣れが必要
・大型車のため、初心者や小型車からの乗り換えには注意が必要
エンジン性能 ◎快適な乗り心地
・サスペンションの調整が良く、長距離ドライブも快適
・静音性が高く、車内が静か
・パワフルな走行で大人数や重たい荷物を乗せてもストレスがない◎多様なエンジン選択肢
・2.5Lガソリンエンジンと2.2Lディーゼルエンジンの選択肢
▲燃費がやや劣る
・大型SUVとしては12.4km/L~15.8km/Lと平均的な燃費性能▲XDモデルはエンジン音が特殊
・ディーゼルエンジン特有の音が気になる場合がある▲メンテナンスコストが高い可能性
・ディーゼルエンジンモデルのメンテナンス費用が高くなることがある
安全性 ◎高い安全性能
・アクティブセーフティテクノロジーが充実
・衝突回避支援システムが標準装備
デザイン ◎プレミアム感のあるデザイン
・高級感のあるエクステリアとインテリアデザイン
・細部にまでこだわった質感の高い仕上がり
▲外装がCX-5に似ている
・CX-8はCX-5のハイグレードモデルなので外装が似ている
価格 ◎競合車と比べると価格は抑えめ
・最高グレードでは競合車の中でも安価な方
▲ミニバンと比較すると価格がやや高め
・新車価格は2,894,400~4,460,400円とやや高め

CX-8はその魅力的なデザインと多機能性により、多くのドライバーに支持されています。

しかし、大きさや予算の問題もあるでしょう。

購入前にはこれらのメリットとデメリットをしっかりと理解し、自分のニーズに合った選択をすることが重要となります。

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まとめ

《画像提供:Response》

CX-8は、マツダの誇る最上位SUVとして、多くの魅力を備えた車です。その大きさから「でかすぎる」と感じる方もいますが、実際にはそのサイズがもたらす快適な乗り心地や広い室内空間が、生産終了後の現在でも多くのユーザーから支持されています。駐車場や取り回しの面での不安も、サイズ感をしっかり理解し、適切な駐車スペースを選ぶことで解決できます。

購入やレンタルをする前には、必ず試乗や駐車場の確認をするようにしてください。

デザイン面では、外観の美しさと高級感が際立っており、おしゃれで高級感のあるSUVを求める方にとって、理想的な選択肢となるはず。

CX-8を選ぶことで、日常のドライブや長距離の旅行がより快適で楽しいものになります。その魅力を最大限に活かし、あなたのライフスタイルを豊かにしてくれることでしょう。

よくある質問

CX-8は高級車か?

CX-8はマツダの最上級SUVとして誕生しており「TIMELESS EDGY」というデザインテーマから、「普遍的な美しさと上質なデザインを通じて、日々の暮らしに豊かさや心地よい刺激をお届けしたい」という意味を込めて作られいます。

そのため、CX-8は高級感のあるデザインと高品質なインテリアを備えており、高級車と呼ぶにふさわしい車となっています。
マツダのブランドイメージと相まって、所有することでステータスを感じることができるでしょう。

CX-8ディーゼルは満タンで何キロ走りますか?

CX-8のディーゼルエンジンモデルの燃費(WLTCモード)と燃料タンク容量を用いて計算します。

走行距離=燃費×タンク容量
走行距離=15.8km/L×72L=1137.6km

つまり、CX-8はディーゼル満タンで1137.6km走ることができます。
今回は2WDのモデルで計算しています。
グレードによって走行距離やタンク容量が異なります。
気になる人は上記の計算式に当てはめて計算してみてください。