トヨタのお店で軽自動車が買える?魅力が詰まったピクシスを徹底解説

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日本では、軽自動車の人気が高いですが、あのトヨタも軽自動車を販売しているのをご存知でしょうか?「軽自動車と言えば、スズキにダイハツ、ホンダでしょ?」と思っている方は必見!魅力的なトヨタの軽自動車ラインナップをご紹介します。全国のどこにでもあるトヨタのお店で、軽自動車が買えるという耳寄りなお話です。

トヨタも軽自動車を販売している


トヨタが軽自動車を販売することになったきっかけは、国内市場における、異常なまでの軽自動車人気の盛り上がりです。日本の自動車市場では、今や15年以上もの長きに渡って軽自動車の一大ブームが続いています。

軽自動車の人気は2003年ごろから急激に勢いを増し、やがて新車で登録された車の多くが軽自動車という、過去には前例のない事態へと発展しました。こうした状況を前に、世界で1、2を争う自動車メーカーのトヨタも黙って見過ごすわけにはいかず、自社開発も念頭に入れて軽自動車市場への参入を決定しました。

かつては唯一軽自動車がないメーカー

かつて、トヨタは国内の自動車メーカーの中で、唯一軽自動車の販売実績がないメーカーでした。トヨタが軽自動車を販売するにあたり、大きな問題となったのは、軽自動車枠という限られた条件の中で「果たしてトヨタ車としての品質を実現できるのか?」でした。現在の軽自動車規格として、定められた条件は、以下のようになります。

  • 全長 3,400mm(3.40m)以下
  • 全幅 1,480mm(1.48m)以下
  • 全高 2,000mm(2.00m)以下
  • エンジンの排気量660cc以下

このような制約の下で、トヨタ車として十分な走行性能や安全性、乗り心地や静粛性といった快適性を持った車を開発できるのか。これまでに、軽自動車開発のノウハウがないトヨタにとって、この問題が大きな壁となったことから、軽自動車市場への参入は簡単には進みませんでした。

他のメーカーは軽自動車に積極的な姿勢を見せる

ところが、他のメーカーは軽自動車には一定の需要があることにいち早く注目。元々軽自動車開発で実績のあるマツダは、スズキから<アルト>のOEM供給を受け、<キャロル>の名で販売します。日産も、スズキ<MRワゴン>のOEM供給により、初の軽自動車<モコ>を発売し、本格的に軽自動車市場への参入を開始。

普通車と並行して軽自動車の販売を続けてきたホンダと三菱も、市場のニーズに合わせたニューモデルを投入。軽自動車市場参入に慎重なトヨタに反して、他のすべてのメーカーが積極的な姿勢を示していきます。トヨタとしては、ますます軽自動車に対する自社の方針をどうすべきか、課題を突き付けられます。結果的に、トヨタ初の軽自動車の販売へと向けて、背中を押されることとなりました。

トヨタの会社概要

トヨタ自動車は、愛知県豊田市に本拠地を置く日本最大の自動車メーカーです。2018年上半期の世界販売台数は520万9,000台で、ルノー日産三菱アライアンスとVWグループに次ぐ世界第3位を記録している、世界有数の大企業です。

トヨタは、軽自動車メーカーのダイハツ工業と、トラック・バスを製造する日野自動車を傘下に持ちます。また、経営難だったスバルに資金援助を行い、現在も筆頭株主として、両社は師弟関係のようになっていると言われています。

代表取締役社長は、創業家出身の豊田 章夫(とよだ あきお)氏。章夫氏は、レーシングドライバーとしても有名で、トヨタのテストドライバーの頂点に君臨していた、マイスター成瀬 弘(なるせ ひろむ)氏から何年ものあいだレクチャーを受けています。現在も社長自らテストドライブを行い、体を張って自動車を開発する経営者として知られています。

ダイハツからOEM供給を受けて参入

トヨタは、2011年にようやく重い腰を上げ、軽自動車市場への参入を決定。最終的に自社で軽自動車を開発するのをあきらめ、2016年には完全子会社化させることとなるダイハツからOEM供給を受けるという形で、販売を開始します。

唯一の軽自動車ピクシス

ダイハツからOEM供給されるトヨタブランドの軽自動車は、<ピクシス>の名で販売されています。このピクシスは単一車種の名前ではなく、トヨタの軽自動車ラインナップすべてに使用される、ブランドネームです。ピクシスシリーズのバリエーションを、ベースとなるダイハツでの車名とともに紹介すると、以下のようになります。

トヨタ ピクシスシリーズ

  • ピクシスエポック:ミラ イースのOEM
  • ピクシスジョイ:キャストのOEM
  • ピクシスメガ:ウェイクのOEM
  • ピクシストラック:ハイゼットトラックのOEM
  • ピクシスバン:ハイゼットカーゴのOEM

ピクシスは、トヨタの販売ネットワークのうち、全国のカローラ店とネッツ店で取り扱いを行い、また一部のトヨタ店とトヨペット店でも販売されます。

トヨタの軽自動車「ピクシスエポック」


ピクシスエポックは、ダイハツの軽セダン<ミラ イース>にトヨタのバッジをつけたモデルです。このタイプは、かつては<軽ボンバン(ボンネットバン)>と呼ばれ、軽自動車と言えばこの形が思い浮かびました。現在の軽乗用車にはワゴンからミニバン、スポーツカーといった多くのバリエーションがあり、もっともベーシックな車としてセダンという呼び名に変わっています。

低価格でも安全性よし

ピクシスエポックの魅力は、軽自動車の中でもより低価格であることと、高い安全性能を持っていることです。ダイハツ自慢の衝突安全ボディ【TAF(タフ)】を採用し、衝撃球種構造のフロントサイドメンバーが、万が一の事故の時に室内の乗員をしっかりと守り、なおかつ技術革新によって軽量化も実現。

もちろん、最先端の予防安全装備【スマートアシストⅢ】や、滑りやすい路面でも安心な【VSC:ヴィークルスタビリティーコントロール】と【TRC:トラクションコントロール】を装備し、安心して使える軽自動車となっています。車名のエポックとは「新時代を意味し、従来にはない高品質な軽自動車という意味が込められています。

ピクシスエポックの性能と価格

ピクシスエポックのエンジンは、660cc直列3気筒で最高出力49馬力を発揮。日常的な走行では必要十分なパワーを発揮する他、ハイブリッドカー並みの優秀な燃費性能を実現しています。その性能は、カタログ値で35.2km/L、実燃費が25.29km/Lという素晴らしい数値です。

インテリアは上質とまではいきませんが、シンプルで好感が持てるデザインを採用。ミラ イースと共通の外観は、小さいながらもカタマリ感のある車体に、最近のトヨタ車にも似た鋭い目つきのフロントマスクが与えられ、カワイさと品格とが合わさったグッドデザイン。

4WD車も選択が可能で、雪国で生活する人にはうれしいメリットです。気になる新車価格は、84万2,400円~133万9,200円。中古車相場は25万円~118万円となっています。

トヨタの軽自動車「ピクシスジョイ」


ピクシスジョイは、ダイハツの軽クロスオーバー<キャスト>のOEM車で、外車のミニ クロスオーバーにも似たおしゃれなスタイリングで注目の車です。市場で人気の<スズキ ハスラー>や、ホンダN-ONEのライバル車にあたり、軽自動車でも他人とは違った、プレミアムな雰囲気を求める人におすすめです。

ピクシスジョイとキャストでは、トヨタのバッジがついている以外に変わったところはなく、全く同じ車になります。

外装内装ともにオシャレ

ピクシスジョイの魅力は、とってもおしゃれなデザインにあります。大きな丸形ヘッドライトが印象的なフロント部は、車の持つキャラクターを強調。ダイハツの軽トールワゴン<ムーブ>をベースとしたクロスオーバーのため、車高が高いのも見た目のかわいさをアップさせています。

イチオシはSUVチックな「クロスオーバーC」

グレードは3タイプ。その中でもよりSUVチックな<クロスオーバーCは、フロントリップのアンダーガードと、丸形フォグランプが内蔵された専用バンパーが与えられ、ちょっとワイルドな雰囲気に。アウトドアで遊べる軽自動車として、ハスラーと真っ向勝負します。

他には女性向けでカラフルなファッションFと、男性向けで精悍な印象のスポーツSがあり、どの車もおしゃれすぎて、軽自動車だということを忘れてしまうほど。

インテリアのこだわりも注目すべきポイント

ムーブがベースのゆったりと開放的なインテリアは、ブラックだけでなく、シルバー・ブラウン・レッドのアクセントカラーを選択可能。さらに、アイボリーのスウェード調コンビシートも用意されるなど、こだわり派のユーザーにピッタリの車です。

ピクシスジョイの性能と価格

ピクシスジョイに搭載されるエンジンは、660ccの直列3気筒で、自然吸気とターボをラインナップ。自然吸気は最高出力52馬力、ターボは64馬力のスペックを誇ります。高速道路の進入では、ターボ車の方が安心して運転できますが、自然吸気でも必要十分な性能を持っています。

雪道も安心な4WDモデル

特筆すべきは4WDモデルで、雪道などの滑りやすい路面でも安心な電子制御装置、<DAC:ダウンヒルアシストコントロール>を装備。雪道で急な下り坂に遭遇しても、ドライバーが操作することなく車が自動的にブレーキを制御し、タイヤをロックさせずに安心して走行することができ、アウトドア派にはうれしい性能を実現します。

軽自動車でも今や常識となっている、二眼カメラによる自動ブレーキシステム、<スマートアシストⅢ>などの安全装備も充実。基本性能に優れ、遊べる楽しみがいっぱいの、満足度の高い軽自動車となっています。気になる新車価格は、122万400円~174万4,200円。中古車相場は、104万9,000円~149万円です。

トヨタの軽自動車「ピクシスメガ」

ピクシスメガは、ダイハツの軽スーパーハイトワゴンの決定版とも言える、広大な室内スペースが自慢の車、<ウェイク>のOEMモデルです。特徴は、全高が1.8mを超えるという、まさにスーパーハイトなボディを持つことで、その姿は箱というよりもコンテナそっくりのカタチをしています。

収納力も高い広々とした車内

ピクシスメガの魅力は、背の高いボディを生かした優れた収納力です。荷室の高さは1.14mもあり、かなり長さのある荷物でも、立てたままで楽に積み込むことが可能。さらにラゲラゲッジ床面やシートには、撥水と防汚加工が施され、泥で汚れたトレッキングシューズなどをそのまま置いても、簡単にふき取るだけで掃除がOK。

車内で着替えをするのにも便利な1.455mの室内高、多彩なシートアレンジ、小物入れが充実といった便利さでは右に出る者がない軽自動車です。

ピクシスメガの性能と価格

ピクシスメガに搭載されるエンジンは、660cc直列3気筒で自然吸気とターボの二種類。スペックは52馬力と64馬力でピクシスジョイと同じですが、車両重量は1,000kgを超え、空気抵抗の影響を受けやすいボディ形状もあって、高速道路では走りに不満を感じることもあるでしょう。それでも、広々とした室内の便利さを考えれば納得できます。

スマアシⅢなどの安全装備にも抜かりはなく、4WD車もラインナップされるため、雪道でも安心です。気になる新車価格は、135万円~184万1,400円で、中古車相場は78万円~165万円となっています。

トヨタの軽自動車のリセールバリュー


トヨタのお店で買える軽自動車として注目の、ピクシスシリーズのリセールバリューはどうなっているでしょうか?

ピクシスシリーズのリセールバリュー

ピクシスシリーズのリセールバリューは、ベースとなるダイハツ車の人気に比例します。

エポック

エポックの人気グレード<X SAⅢ>(新車価格100万円)の、2年落ち走行2万kmの買取価格は約51万5,000円で、リセールバリュー率はおよそ52%です。市場で人気の軽自動車ですが、ベーシックなセダンタイプは人気がイマイチで、リセールを上げるには<スマートアシストⅢ>の装備は必須になります。

ジョイ

ジョイの買取相場は、現在のところは流通量が少ないために不明ですが、これまでもっとも高い買取実績は、<S SAⅢ>(新車価格164万7,000円)の約95万5,000円です。リセールバリュー率はおよそ58%で、価格の高いターボ車よりも、自然吸気エンジン車の方がリセール率が高い傾向にあります。

メガ

メガの人気グレード<Gターボ レジャーエディション SAⅢ>(新車価格159万円)の、2年落ち走行2万kmの買取価格は約99万9,000円で、リセールバリュー率はおよそ63%です。メガは、軽自動車でももっとも市場で人気の高いスーパーハイトワゴンで、今後も高いリセールが期待できるでしょう。

車体が重いメガでは、走行性能に不満を感じるユーザーも多いため、ターボ車により需要があります。

トヨタのブランド力が相場に影響

ピクシスシリーズは、トヨタのブランド力が相場に影響していることも、注目すべきです。例えば、スーパーハイトワゴンのピクシスメガでは、双子車となるダイハツ「ウエイク」と比較して、買取相場とリセールは以下のように変わります。

  • ピクシスメガとウェイクのリセールバリュー比較
  • ピクシスメガ<Gターボ レジャーエディション SAⅢ>(新車価格159万円)2年落ち走行2万km
    買取価格99万9,000円 リセールバリュー率63%
  • ウェイク<Gターボ レジャーエディション SAⅢ>(新車価格159万円)2年落ち走行2万km
    買取価格103万2,000円 リセールバリュー率65%

これを見ると、トヨタよりもダイハツの方がリセールで上回っています。やはり軽自動車メーカーとしては、ダイハツの方がユーザーからの知名度が高く、これまで普通車しか扱って来なかったトヨタは不利となっています。トヨタも軽自動車を自社開発すれば、状況が変わるかもしれませんね。

まとめ


トヨタの軽自動車ピクシスは、軽セダンからスーパーハイトワゴン、軽トラックまで5種類ものバリエーションがあり、すべてダイハツからのOEMのため信頼性の高さも魅力です。全国に数多くの店舗を展開する、トヨタのディーラーで購入できるところも、ユーザーには大きなメリットでしょう。今後もトヨタが販売する軽自動車ラインナップに、ぜひ注目したいところです。