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【スバルの人気車種まとめ】自動車業界の革命児として知られるスバル

国産車と聞くと、トヨタ、ホンダ、日産を思い浮かべる人が多いでしょう。しかし、自動車業界に革命を起こしてきた自動車メーカーは、スバルだというのを知っていますか。

スバルは、独自のスタイルで車を作り続け、国外からも高く評価されている企業です。そんなスバルの魅力をたっぷりと解説し、スバルの人気車種から12種を紹介します。

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目次

スバルの特徴

スバルの前身となるのは【富士重工業】という会社でした。富士重工業は、かつて航空機メーカであった中嶋飛行機が元となる会社です。

中嶋飛行機は、国産初の旅客機である<YS-11>の生産や、飛行機メーカーとして世界的に知られるボーイング社へ部品の納品を行ってきました。

さらに、国産初のジェット機として知られる<T-1>を開発し、練習機として防衛庁に納品した実績もある企業です。そんな中嶋飛行機は、戦後の日本の航空機生産をけん引してきました。

そんな中嶋飛行機が元となって誕生したスバルは、航空機のエンジニアによる自動車開発が行われきた自動車メーカーです。

世界を拠点として活躍するスバル

世界中に販売路線を拡大しているスバルは、日本を含む9つの国と地域に拠点を置いておいて活動をしています。

なかでも、北米での人気が高いといえるでしょう。2016年の念願販売台数は102万6,404台となり、史上初めて100万台の大台を記録しました。さらに、5年連続で最高台数を更新し、シェアを広げ続けています。

スバルのシェア率

2015年のスバルの世界シェアは1%とそれほど高くはありません。また、国内でのシェアは5.5%に留まり、国内の大手メーカーからは水をあけられているともいえるでしょう。

しかしながら、根強いスバルファンは確実に存在し、スバル車のみを買い続けているユーザーは多くみられます。

さらに、北米での人気は極めて高く、2015年には北米で自動車を販売している日本メーカーの中で4番目に高いシェア率を記録しました。

自動車業界に革命を起こしたスバル

スバルが自動車の開発に乗り出したのは、1954年の<P-1>が始まりです。小型乗用車であるP-1は、市販を視野に入れて開発が進められたのものの、生産設備などの資金面で商品化が中止されます。

しかし、その後も市販できる車の開発が進められ【スバル360】が初めての市販車として誕生しました。これは、日本自動車殿堂入りした百瀬晋六氏によって考案・開発された軽自動車だったのです。

また、当時の自動車は月収が数千円の時代において、100万円を超える価格で販売されていました。そこに目をつけたスバルは、42万円という破格でスバル360を販売し、大きなヒットを生み出したのです。

スバル360の登場は、一般家庭に車を普及させる原動力となったといわれています。

松下幸之助が愛した360

スバル360を最初に購入した人物は、経営の神様としても知られ、松下電器創業者でもある松下幸之助です。当時でも外国車が買えるほどの裕福な松下幸之助が選んだ車として知られ、スバル360はさらに知名度を上げました。そうして、その人気を広げていったのです。

スバル車の魅力

スバル車には、航空機製造で培われた高い技術が惜しみなく投入されているのが魅力です。ここからは、そんなスバル車の魅力について説明していきましょう。

スバルが誇る縦置き水平対向エンジン

スバル360で自動車業界に革命を起こしたスバルは、1966年に、その後のスバルを象徴することになるエンジンを搭載したスバル1000を発表します。

この、スバル1000に搭載されたエンジンが【縦置き水平対向エンジン】です。縦置きの水平対向エンジンには、エンジンの重心を低くできるといったメリットがあります。

また、冷却の際に冷却面積が増やせるのも魅力です。しかしながら、技術面の難しさから多くのメーカーが採用を見合わせていたエンジンでもありました。

ただ、スバルの前身となる富士重工業は、軽飛行機に水平対向エンジンがすでに用いていたのです。これまでの飛行機生産の経験を基に、スバルは縦置き水平対向エンジンの導入に成功します。そして、その名を世界中に知らしめました。

スバルらしさの象徴!4WD

スバルは水平対向エンジンだけでなく、4WDの技術においても他メーカーを寄せ付けない強さがあります。4WDとは、四輪すべてに力を加えて走るものです。スバルは、1972年に世界初の量産四輪駆動乗用車となるスバルレオーネを販売しました。

その後、世界中にスバルといえば水平対向エンジンと4WDという公式を広め、世界中から認められる自動車メーカーへと成長するのです。

国内のメーカーで、水平対向エンジンと4WDの組み合わせを採用しているのはスバルだけであるともいえるでしょう。他の国の自動車メーカーでも、水平対向エンジンと4WDを組み合わせているのはポルシェのみです。

スバルの安全装備アイサイト

スバルでは、安全装備にも力を入れ、独自に開発したアイサイトを装備。Ver.3まで登場しているアイサイトですが、Ver.2の搭載車では、非搭載車と比べると事故率が約6割も減少しています。

Ver.3では、アイサイトにステレオカメラを搭載することで、視野角や視認識距離の拡大に成功しました。その結果、より正確なブレーキシステムを可能にしたのです。

そのほかにも、Ver.3ではステアリングアシストや誤後進の抑制といった機能も追加され、安全性能が高めています。

スバルの人気車種12選はコレ!

独自のスタイルで力強い車を生み出すスバルには、軽自動車からSUV、商用車までさまざまなラインアップが用意されています。そこで、スバルの人気の車を12種類選んで紹介しましょう。

インプレッサ

4ドアセダン・5ドアハッチバックから選べるインプレッサは、1992年のデビューから、車好きのユーザーに愛されている1台です。

ワゴンタイプのインプレッサスポーツと、セダンタイプのインプレッサG4がラインアップされ、使用目的に合わせて選べるのも魅力でしょう。

現行のインプレッサには、安全性能であるアイサイトが全車に標準装備され、歩行者保護エアバッグもつけられています。

走りの満足度だけでなく安全性も高められたインプレッサは多くのユーザーを満足させる車です。

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レガシィ

スバルのフラッグシップモデルとなるのがレガシィです。レガシィにはセダンタイプのB4とクロスオーバーSUVタイプのアウトバックの2つタイプが用意されているのが特徴でしょう。

発売当初にはステーションワゴンタイプのレガシィもありましたが、レヴォーグとなって分かれたことで2タイプが残っています。

モデルチェンジによって大型化されたレガシィは、アッパーミドルクラスのセダンとして、質の高い車へと進化しました。

それでも、スバルの神髄でもある水平対向エンジンとAWDシステムの搭載により、スバルらしいスポーティーな高い走行性能を実現させています。

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フォレスター

スバルの主力となるクロスオーバー車として登場しているのがフォレスターです。オンロードからオフロードまで駆け抜ける車として知られ、悪路でも難なく走りこなせるのが魅力でしょう。

悪路でも力を発揮できる理由には、スバルが独自に開発したシンメトリカルAWDを搭載したことが挙げられます。これにより、全輪に適切なトルク配分を可能にしたのです。

また、、車高を下げたモデルも登場し、高速道路などの舗装路での走行性が高められました。さらに、スバルのスポーツブランドとして知られるSTIモデルも登場し、いかなるニーズにもこたえられる車として高く評価されています。

そのほかにも、リアゲートにメモリー機能を搭載している点も魅力でしょう。天井の低い駐車場や、リヤゲートを開けるスペースのない場所では、メモリー機能によってリアゲートを途中で止めることが可能です。

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WRX

かつてインプレッサWRXとして販売されていたのが、2014年に登場したWRXです。ミドルセダンのスポーツモデルとなるWRXには、スバルが誇るSTIの技術が最大限に投入されているSTIモデルがラインアップされています。

また、CセグメントセダンとなるS4もあり、6MTのみのSTIに対し、S4にはCVTが搭載されました。このことにより、ユーザーの好みによって選べる車になっています。

搭載しているエンジンも異なり、S4には直噴ターボFA20、STIにはEJ20が採用されました。また、S4はスポーツドライビングが楽しめるだけでなく環境性能が高いのも魅力でしょう。JC08モードで13.2km/Lを実現し、優れた燃費性能を見せつけます。

一方、STIはモータースポーツで戦えるパワーを持った車を一般向けに展開した車です。そのため、ロードゴーイングレーシングカーとしてファンからの注目が集められています。

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ジャスティ

スバルが販売するコンパクトハイトワゴンとして知られているのがジャスティです。ジャスティはダイハツが販売するトールのOEMであり、トヨタルーミー、トヨタタンクの兄弟車でもあります。

ダイハツトールやトヨタのルーミー・タンクの販売台数が多く、ジャスティを見かけることは少ないでしょう。また、水平対向エンジンやAWDシステムも標準装備ではないことから、他のスバル車とは一線を画している車です。

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エクシーガ

7人乗りクロスオーバーSUVとして人気を博したのがエクシーガです。エクシーガの登場まで、スバルには大人数が乗れる車がありませんでした。

ミニバンの人気が拡大し、大人数で乗れる車を求めるユーザーが多いことから、スバルでもエクシーガの開発が進められたのです。

エクシーガは、7人が乗れるというだけではなく7人が快適に乗れることが重視されています。<シアターシートレイアウト>と呼ばれる、映画館のように後部の着座位置を高く設定するレイアウトを採用し、全シートにおける窮屈さを解消しました。

後部座席でも見晴らしがよくなり、どこに座っても快適なドライブが楽しめるようになっています。

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R2

R2はスバル360の後継車両として発売されました。スバル360からホイールベースを120mm伸ばすことで室内スペースの拡大に成功した車です。

快適なドライブが楽しめるようになったR2でしたが、販売から1年余りで販売台数が落ち込み、1972年に生産を終了します。

それから31年という年月を経て誕生したのが2代目のR2です。初代R2からレイアウトやコンセプトを大きく変更し、軽自動車ではめずらしい4気筒エンジンを全車に採用しました。

さらに、グレードごとに異なる3種類のエンジンが搭載されているのも特徴です。

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レヴォーグ

スポーツステーションワゴンとしてラインアップされているのがレヴォーグです。レガシィスポーツの後継車種として開発されたレヴォーグは、高い走行性能が人気の秘密でしょう。

2Lエンジンを搭載するモデルでは、最高出力221kW(300PS)、最大トルク400N・m(40.8kgf・m)を実現し、走りを重視するユーザーから高く評価されている1台です。

また、1.6Lエンジンのモデルでは、平成27年度燃費基準+20%を実現し。燃費のいい車としての地位を確固たるものへとしています。

扱いやすいボディサイズも人気の秘密であり、広い室内空間や上質な走りが楽しめる車としても知られている車です。

さらに、スバルならではのシンメトリカルAWDによって、悪天候時や悪路の走行時でも飛び抜けた安定性が楽しめます。

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プレオ

旧規格の軽自動モデルの中でも傑作といわれ、剛性が高く贅沢な設計だといわれてきたヴィヴィオ。そんなヴィヴィオのプラットフォームを受け継ぎ、軽トールワゴンとして誕生したのがプレオです。

ほかのメーカーの軽自動車とプレオの違いは、スーパーチャージャーやCVTといった独創的なメカニズムを軽自動車に搭載したことにあるでしょう。

また、ボディサイズにもこだわりをみせ、乗用車とミニバンの真ん中である1575mmという全高に仕上がています。

デザインも一新され、スポーティ・プレオ、カジュアル・プレオ、ヨーロピアン・ネスタ、キュート・ニコットの4種類から選べるのも魅力でしょう。

それぞれにフロントマスクが変えられ、スタイルの違いが一目で分かるようデザインされています。

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ステラ

スバルの軽トールワゴンとして発売されているのがステラです。トールワゴンとしてのラインアップだけに高い天井が魅力的であり、窓面積も広いことから開放感が感じられます。

運転席周りには収納スペースがたくさん設けられ、小物の収納力が高いことから、女性からも高く支持されている車です。さらに、安全性能にも力を入れたステラは、レーザーレーダーが前方を常時監視しているのも特徴でしょう。

また、スマートアシストによって万が一の際には警告音と自動ブレーキが作動します。このように、事故を未然に防ぐ仕組みが採用されていることから、運転に不慣れな人でも安心して乗れる車です。

そのほかにも、ステラには豊富なボディカラーがあり、自分好みのカラーが見つかります。

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サンバー

1961年に登場したサンバーは、当時の軽バンと軽トラックの常識であった独立したボンネットをキャブオーバースタイルに変えた車です。

キャブオーバースタイルの導入により、サンバーは軽自動車の規格内で他社よりも広い荷室を獲得します。そのことで、世間を驚かせた1台となりました。

また、農道のポルシェとの異名を持ち、その走りのたくましさから世間の注目を集めた1台でもあります。1993年には、これまでのサンバーには見られなかったレトロなエクステリアをもつ<クラシック>が追加され、注目を集めました。

このクラシックは、長崎編佐世保市にあるハウステンボス用として作られた特別仕様車だったのです。しかし、翌年の第30回東京モーターショーに参考出品した際に大きな反響を呼び、市販されることとなりました。

クラシカルなサンバーの登場は、その後のクラシック調の軽自動車ブームの火付け役となります。そういった理由から、軽自動車のジャンルで革命を起こした車だといっても過言ではないでしょう。

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XV

スインプレッサXVとして誕生したにもかかわらず、2012年9月のモデルチェンジからインプレッサの名前を消し、単独で販売されるようになったのがXVです。

世界的な人気を誇るクロスオーバーSUVであるXVは、スバル車初となるハイブリッドモデルが設定されました。

スバルらしい、躍動感のあるダイナミックなエクステリアデザインが魅力であり、インテリアにはオレンジのステッチを採用するなど遊び心を感じさせる1台です。

ダイレクトでパワフルな加速が楽しめることから、ドライブが楽しくなる車であるといえるでしょう。取り回しも非常によく、一般的な立体駐車場にも収まる使い勝手のよさも魅力です。

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まとめ

飛行機のエンジンを制作してきた経験から、独自のスタイルで車作りを続けているのがスバルです。幾度となく自動車業界に革命を起こし、その名を知らしめてきた企業であるといえるでしょう。

スバルの車作りによって、私たちの生活が車と直結したことは言うまでもありません。そんなスバルには非常にたくさんの車がラインアップされています。

軽自動車から本格的なSUVまでが揃えられ、欲しい車に出会えるのがスバルであり、どの車種であってもスバルのこだわりが感じられるといえるでしょう。

純粋に走りを楽しみたいという人は、スバルでお気に入りの1台を見つけてみてください。

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