人から「かっこいい」と憧れられる車に乗ってみたい、と思う人は少なくないでしょう。
しかし「かっこいい」という感覚は人によって違うため、どの車を選べば「かっこいい」と思ってもらえるのでしょうか。
車には人気がある車種とない車種が存在し、そして人気の理由の中には「かっこいい」も含まれます。
そこで今回は、人気ある最新の国産車から「かっこいい車」10車種を紹介します。
目次
かっこいい車を選ぶポイント
エクステリアとインテリアのデザイン
かっこいい車を選ぶ一番のポイントは車のデザインです。自分はどんなデザインの車に魅力を感じて、心惹かれるのかを考えてみます。
まずはエクステリアです。ワイド&ローで流れるようなクーペフォルムのデザインなのか、もしくは大型なボディで迫力があり力強い印象のSUVのようなデザインなのかなど、自分の好みを想像しましょう。
また、カラーも重要なポイントです。明るく清潔感ある印象を与えるホワイト系なのか、引き締まったクールな印象を与えるブラックなのか、個性的な印象を与えるツートンカラーなど、デザインと相性の良いカラーを選びましょう。
次にインテリアです。インテリアはエクステリアと違い、運転中は常に目に入るところなので、重要なポイントになります。
インパネ周りをはじめ、シートやドアの内張りなど、使用されている素材と色で雰囲気が変わります。
素材なら高級感あるレザー系やウッド系とカジュアルな感じのファブリック系、色ではクールな印象のグレー系やブラック系、落ち着いた印象のベージュ系、個性的な印象のレッド系など。
自分なら、どの組み合わせが満足できるかを考えてみましょう。
走行性能
憧れのかっこいい車を手に入れた後に「思っていたのと違う」と後悔しないために、運転した時のフィーリングなどの走行性能もチェックすることが重要です。
スポーツカーであればデザイン重視で車高が低いため、左右や後方の視界が思っていたよりも悪く運転しにくい車種もあります。またSUVやミニバンであれば車重が重いため、発進時の加速や登り坂でのパワーに物足りなさを感じるなどです。
その他に、走行中のロードノイズや振動が許容できる範囲か、メーターは見やすいか、スイッチ類は操作しやすいか、小回りは利くか、なども見ておく必要があります。
そのためには、購入前に必ず試乗を行うようにしましょう。
機能性
車はデザインがかっこよければ他は気にしない人であれば問題ないのですが、使い勝手も気にする人なら荷室や収納スペースなどもチェックしておきましょう。
とくにSUVやミニバンのかっこいい車を選ぶ人で、アウトドアや車中泊などに利用することもあるなら、シートアレンジの豊富さは重要です。
シートがフルフラットになるのか、後部座席はスライドするのか、またどれくらいのスライド量があるのか、など実際に使用する場面を想像してチェックします。
新車で買える国産車かっこいい車10選
ここでは以下にあげた5つの車種ごとに、それぞれ2台ずつご紹介します。
軽自動車 | ・スズキ ジムニー ・ダイハツ コペン |
コンパクトカー | ・日産 ノート ・トヨタ ライズ |
SUV | ・マツダ CX-5 ・トヨタ RAV4 |
ミニバン | ・トヨタ アルファード ・トヨタ ヴォクシー |
スポーツカー | ・日産 フェアレディZ ・マツダ ロードスター |
スズキ ジムニー
本格的クロカン4WDをイメージさせる合理的で無駄のないボディデザインがかっこいいジムニー。直線を基調としたボディスタイルは、荒地を難なく走破する力強さをアピールしています。
インテリアも水平基調でデザインされ、立体感あるインパネやアームレストは、荒地を走破する力強さを表現するとともに、オフロードなどで車両姿勢が把握しやすいなど、インテリアのデザインにも機能性が追求されています。
フレームには剛性の高いラダーフレーム構造を採用し、アップダウンの激しいオフロードを走行しても、ボディが簡単によれたりしません。
車両本体価格:1,485,000円~
【XC 4WD 5MTのスペック】
全長×全幅×全高(mm) | 3,395×1,475×1,725 |
車両重量(kg) | 1,030 |
最小回転半径(m) | 4.8 |
最高出力(ps) | 64 |
最大トルク(kgf・m) | 9.8 |
WLTCモード燃費(km/L) | 16.2 |
ダイハツ コペン
軽自動車でありながら、本格的なオープン2シータースポーツカースタイルがかっこいいコペン。外板の樹脂化を可能にする高剛性な骨格「D-Frame」を採用したことで、ボディデザインの自由度を広げています。
スポーツマインドを満喫したい人なら、随所に専用パーツを採用した「GR SPORT」がおすすめ。ワイド&ロースタイルのフロント・リヤバンパーなどで空力性能を高めるチューニングが行われています。
5角形のヘッドランプが顔立ちをシャープに演出しているコペンですが、優しい顔立ちを選びたい人は丸目のヘッドランプを採用した「Cero」も。好みに合わせてバリエーションあるデザインが選択できます。
車両本体価格:1,888,700円~
【COPEN Robe 5MTのスペック】
全長×全幅×全高(mm) | 3,395×1,475×1,280 |
車両重量(kg) | 850 |
最小回転半径(m) | 4.6 |
最高出力(ps) | 64 |
最大トルク(kgf・m) | 9.4 |
WLTCモード燃費(km/L) | 18.6 |
日産 ノート
GOOD DESIGN AWARD 2021年度を受賞し、デザインに優れているかっこいいコンパクトカーのノート。さらに2021・2022日本カー・オブ・ザ・イヤーと2022RJCカー オブ ザ イヤーのダブル受賞も達成しています。
直線を基調としたボディデザインはシャープな走りをイメージさせ、ナビと一体感ある液晶のインパネは近未来を感じさせてくれるコンパクトカーです。
パワーユニットは日産のハイブリッドシステム「e-POWER」を全グレードに採用し、ワンランク上の加速力でストレスない走行フィールが楽しめます。
車両本体価格:2,029,500円~
【Xのスペック】
全長×全幅×全高(mm) | 4,045×1,695×1,520 |
車両重量(kg) | 1,220 |
最小回転半径(m) | 4.9 |
最高出力(ps)※モーター | 116 |
最大トルク(kgf・m)※モーター | 28.6 |
WLTCモード燃費(km/L) | 28.4 |
トヨタ ライズ
エクステリアにキーンルックのグリルを採用し、角張った形状と張り出したフェンダーで本格派SUVらしさがあるライズ。全長は4mを切るショートボディですが、荷室はクラストップの広さを持ち、後部座席の足元も広々としています。
駆動方式はFFの2WDと4WDの2タイプを用意。また2WDのパワーユニットには、1.2Lガソリンエンジンと1.2Lエンジン+モーターのハイブリッドの2タイプが選択可能です。4WDには最高出力98psの1.0Lターボエンジンを採用し、パワフルな走行を楽しめます。
車両本体価格:1,707,000円~
【Z 2WDのスペック】
全長×全幅×全高(mm) | 3,995×1,695×1,620 |
車両重量(kg) | 980 |
最小回転半径(m) | 5.0 |
最高出力(ps) | 87 |
最大トルク(kgf・m) | 11.5 |
WLTCモード燃費(km/L) | 20.7 |
マツダ CX-5
マツダ独自の「魂動デザイン」によって、躍動的で生命力あふれる造形で高級感があり、SUVの力強さ、大人の風格、品格あるボディスタイルのCX-5。
インテリアは細部にわたり機能美と造形美を追求し、品格ある大人のインテリアデザインです。ダッシュボードやシートにはステッチが施され上質さを演出。またシートは美しい風合いや質感にこだわり、高級なナッパレザーをはじめ7タイプの素材を用意しています。
車両本体価格:2,678,500円~
【25S L Package 2WDのスペック】
全長×全幅×全高(mm) | 4,575×1,845×1,690 |
車両重量(kg) | 1,590 |
最小回転半径(m) | 5.5 |
最高出力(ps) | 190 |
最大トルク(kgf・m) | 25.7 |
WLTCモード燃費(km/L) | 13.8 |
トヨタ RAV4
直線を基調としたシャープで攻めたエクステリアデザインを採用したRAV4。このデザインにより4WD感がアップし、クロスオーバーSUVらしさが強調された力強い印象がかっこいいポイントです。
またトヨタの最新技術「TNGA(Toyota New Global Architecture)」プラットフォームを採用し、ボディ剛性を飛躍的にアップさせたことにより、見た目だけでなく悪路を安定して走破する実力も十分に備えています。
予防安全装備では全グレードに「Toyota Safety Sense」を標準装備。十分な安全性能を備えていますので、安心してドライブできるクロスオーバーSUVに仕上がっています。
車両本体価格:2,774,000円~
【Adventureのスペック】
全長×全幅×全高(mm) | 4,610×1,865×1,690 |
車両重量(kg) | 1,630 |
最小回転半径(m) | 5.7 |
最高出力(ps) | 171 |
最大トルク(kgf・m) | 21.1 |
WLTCモード燃費(km/L) | 15.2 |
トヨタ アルファード
日本国内のLLサイズミニバンとして高い人気を誇り、街中でもよく見かけるトヨタの高級ミニバンであるアルファード。
自販連の2021年の乗用車ブランド通称名別順位において、販売台数95,049台で全車種総合では4位、ミニバン総合では1位と、現在も高級ミニバンの王者として君臨し続けています。
とくにフロントマスクのデザインはインパクトがあります。縦のラインを活かしたデザインにメッキ加飾、グリルセンターが突き出した階段形状の造り込みにより、今までのファミリー的な印象を払拭し非常に高級な印象です。
車両本体価格:3,597,000円~
【Executive Lounge 2WDのスペック】
全長×全幅×全高(mm) | 4,945×1,850×1,935 |
車両重量(kg) | 2,150 |
最小回転半径(m) | 5.8 |
最高出力(ps) | 301 |
最大トルク(kgf・m) | 36.8 |
WLTCモード燃費(km/L) | 10.2 |
トヨタ ヴォクシー
2022年に4代目へとフルモデルチェンジし最新モデルとなったトヨタのMサイズミニバンであるヴォクシー。
先鋭かつ大胆で、他とは違う個性的なエクステリアデザインは、若いファミリーを中心に好評です。インテリアは、自宅のようにリラックスできる快適性と走りのマインドをかき立てる操作性が両立しています。
シャシーには新開発の「TNGA」プラットフォームを採用した高剛性ボディは、走行時の振動と騒音を抑えて快適なドライブが楽しめます。
車両本体価格:3,090,000円~
【S-Z 2WDのスペック】
全長×全幅×全高(mm) | 4,695×1,730×1,895 |
車両重量(kg) | 1,640 |
最小回転半径(m) | 5.5 |
最高出力(ps) | 170 |
最大トルク(kgf・m) | 20.6 |
WLTCモード燃費(km/L) | 15.0 |
日産 フェアレディZ
2020年9月にデビュー12年目にしてビッグマイナーチェンジを行い、初代「S30型」をオマージュしたデザインで登場した6代目のフェアレディZ。
2022年1月に開催された東京オートサロンでは、イカズチイエローのProto Spec(240台限定販売)、ブルーの標準タイプ、そしてオレンジのカスタマイズモデルがお披露目されました。販売はProto Specを皮切りに、2022年6月下旬頃より順次販売が開始されます。
ロングフード&ファストバックの伝統的なスタイルに駆動方式はFRと、まさに生粋のスポーツカーといえるでしょう。
車両本体価格:6,966,300円
【Proto Specのスペック】
全長×全幅×全高(mm) | 4,380×1,845×1,315 |
車両重量(kg) | – |
最小回転半径(m) | – |
最高出力(ps) | 405 |
最大トルク(kgf・m) | 48.4 |
WLTCモード燃費(km/L) | – |
マツダ ロードスター
1989年に初代がデビューして以来、常に人気の高いオープン2シータースポーツのロードスター。現行型は4代目のND系になります。
エクステリアは魂動デザインにより、ロードスターの先鋭さを研ぎ澄ませながら上質さを磨き上げ、クオリティの高いデザインを実現しています。
トランスミッションは6速MTと6速ATの2タイプ。6速ATがグレードにより選択できませんが、6速MTは全グレードに設定されています。ドライバーに車を操る愉しさを与えてくれる車だということの表れです。
車両本体価格:2,623,500円~
【S Special Package 6MTのスペック】
全長×全幅×全高(mm) | 3,915×1,735×1,235 |
車両重量(kg) | 1,010もしくは1,030 |
最小回転半径(m) | 4.7 |
最高出力(ps) | 132 |
最大トルク(kgf・m) | 15.5 |
WLTCモード燃費(km/L) | 16.8 |
まとめ
新車で買える国産車かっこいい車10台を車種ごとに紹介しましたが、欲しいと思える理想のかっこいい車はありましたでしょうか。
今回は、軽自動車・コンパクトカー・SUV・ミニバン・スポーツカーの車種から各2台ずつ紹介しましたが、セダンやワゴンにもかっこいい車は存在します。
もし、ここで気に入ったかっこいい車がなければ、かっこいい車を選ぶポイントを参考に探してみてください。