オフロードでの実用性と走行性能を兼ね備えているステーションワゴン。ミニバンやSUVの人気が高まる中で、長年車好きに愛用されているボディタイプです。中古車市場でも、外車のステーションワゴンなど様々な車種が出回っています。
ステーションワゴンの購入を検討している人のために、おすすめの車種を8選紹介しましょう。人気の理由や選び方などの豆知識もぜひチェックなさってください。
ステーションワゴンとは?人気の理由
巷では人気がだんだんと落ちていっていると噂のステーションワゴン。セダンタイプをベースにしている走行性能や、広いラゲッジルームなど魅力的な特徴に注目すると購入したいと感じる人も多いでしょう。
ステーションワゴンならではのメリット・人気がいまだに衰えていないと言える理由について解説します。
[box class=”blue_box” title=”ステーションワゴンの魅力”]- 走行性能が高い
- デザインがおしゃれ
- 立体駐車場を利用しやすい
では、ステーションワゴンの魅力についてそれぞれ説明しましょう。
走行性能が高い
セダンをベースにしているボディ形状のステーションワゴンは、車体の重心が低く設計されています。車高が低いと安定するため、カーブラインでも走行性能が高いのが特徴です。
特に、スポーツセダンをベースにしているモデルは、一般的なスポーツカーに劣らない走行性能を実現しています。ミニバンやSUVに比べて、安定した走行性能を重視している人にはステーションワゴンがおすすめです。
デザインがおしゃれ
ステーションワゴンは実用性や走行性能が高いだけでなく、スタイリッシュなフォルムなのも魅力の1つです。車高が低く、全長は長めに設計されているためおしゃれなデザイン。スポーツカーに似たステーションワゴン車も販売されていますよ。
実用性について触れましたが、おしゃれなフォルムの車体の中にはたくさんの荷物を載せられます。リアシートを倒してアレンジすれば、長い荷物も楽に積載できるでしょう。
アウトドアやショッピングなどを用途にかっこいい車を選びたいなら、ステーションワゴンはおすすめですよ。
立体駐車場に入りやすい
都心部などに多くある立体駐車場は、駐車できる車のサイズが限られています。車高が高いSUVやミニバンなどのボディタイプは、制限をオーバーしてしまう車種もあるため駐車場に困ることもあるでしょう。
セダンをベースに設計されているステーションワゴンは、車高が低いため立体駐車場に入りやすく、都心部でも停める場所の選択肢が広がりますよ。
中古ステーションワゴンのおすすめ3選
ステーションワゴンは中古車市場でも長年注目されています。おすすめの車種を3選紹介しましょう。
スバル/レヴォーグ
レヴォーグは既に生産終了しているため、新車は販売店の在庫対応のみとなり、基本的に中古車市場で購入するのがおすすめです。
[box class=”glay_box” title=”主なグレード一覧”]- GT
- GT EX
- GT-H
- GT-H EX
- STI Sport
- STI Sport EX
走行性能
乗る人に「どこまでも行きたい」と感じさせる、快適な走行性能が特徴です。スバルグローバルプラットフォーム+フルインナーフレーム構造が採用されているので、前席・後席関係なくどこに座っても乗り心地が良いでしょう。
サスペンションがロングストローク化やボディの高剛性により、路面状況に対して素直に足回りが動く車に変化。ハンドル操作のままにしなやかな走りを愉しませてくれます。
先進安全技術
気持ちの良い走りを安心して楽しめるように、スバル最高峰の運転支援システムが搭載されています。新世代「アイサイト」は、天頂衛生からの情報や3D高精度地図データにより車の位置を正確に把握しています。
適切な速度まで減速する機能などのドライブアシストが、運転手の負担を大きくカットしてくれるでしょう。ドライバー異常時対応システムは、長時間ステアリングから手を放したり居眠りが検出されたりすると、徐々に減速・停止を行います。
ユーティリティ
ワゴンならではの荷室の革新的な広さも特徴。リヤシートは4:2:4の3分割にできるため、倒すと大きな荷室空間が広がります。カーゴフロアボード上部に492L、サブトランクに69Lと大容量のスペースが確保されているのです。
ハンズフリーオープンパワーリヤゲートが搭載されているので、アクセスキーを携帯して入れば体の一部を近づけるだけでリヤゲートを自動開閉できます。手が汚れているときやふさがっているときに便利な機能です。
ホンダ/シャトル
個性的な品格を感じさせるホンダのシャトル。ハイブリッドグレードはカタログ燃費32.4km/Lを記録していて、環境性能の高い1台です。
[box class=”glay_box” title=”主なグレード一覧”]- G・Honda SENSING FF
- HYBRID X・Honda SENSING FF
スタイリング
滑らかな走行性能を予感させる、流れるようなルーフラインが特徴。スタイリッシュな印象とともにダイナミックさを共存させているエクステリアです。
ベルベットパープル・ミッドナイトブルービーム・プレミアムクリスタルレッドなどの艶めく高級感が放たれるカラー展開も注目に値します。ホンダのステーションワゴンならではの、クラスを意識させないおしゃれなデザイン。
走行性能
少しの燃料で大きなパワーを引き出すための、1.5L i-VTECエンジンを採用しています。高出力モーターを組み合わせることによって、パワフルで低燃費な車が登場しました。
「HYBRID X・Honda SENSING」や「HYBRID Z・Honda SENSING」は、振幅感応型ダンパーを標準装備しているため、操縦安定性が高く、快適な乗り心地を体感できますよ。
ラゲッジスペース
普段は570L、後席を倒せば1,141Lまで広がる大容量ラゲッジスペースは、クラス最大レベルです。荷室にはやわらかなカーペット生地を採用しているため、傷つきやすい大切な荷物を安心して積めるでしょう。
大人が5人乗っても、最大ゴルフバッグを4つ積載できるのは驚きです。荷物の量に合わせてシートをアレンジできるためキャンプや車中泊でも便利な車といえます。
トヨタ/カローラフィールダー
エントリーモデルなら車両価格100万円台から購入できる、トヨタのカローラフィールダー。低重心設計で、ワゴンを後ろに引き伸ばした流麗なラインが特徴です。
[box class=”glay_box” title=”主なグレード一覧”]- EX 2WD・MT
- HYBRID EX 2WD
- EX 2WD・CVT
エクステリアと内装
低重心を基本に、ワイドな顔つきが特徴のスポーティデザイン。重厚感を印象付けるワイド&ローなエクステリアです。
インテリアは必要な機能だけを搭載しているので、無駄を感じさせません。シンプルなブラック基調で、老若男女使いやすいデザインです。
安全性能
カローラフィールダーに搭載されている安全性能の代表的な3種類は次の通り。
- プリクラッシュセーフティ
- パーキングサポートブレーキ
- レーンディパーチャーアラート
低速から高速まで、レーザーレーダーと単眼カメラが衝突の可能性を検知します。ソナーで周辺を監視しているため、間違ってアクセルを踏んでもブレーキ制御を行い衝突被害を軽減してくれるでしょう。
単眼カメラは道路上の白線を認識しているので、わき見運転や居眠りなどで車線を逸脱しそうなときは警報ブザーが鳴り、ディスプレイでも注意喚起されます。
走行性能
低燃費ながら優れた走行性能を実現している、1.5L 1NZ-FXE VVT-iエンジン。JC08モードでは32.2km/Lの燃費性能です。ガソリンエンジンでも高効率化に徹底しているため、ハイブリッド並みの燃費性能が叶っています。
ブレーキとアクセルを何度も踏まなければならない街中の走行でも、低中速域の走りを快適にするためのトルクが確保されているのも特徴の一つです。
外車ステーションワゴンのおすすめ3選
外車のステーションワゴンも人気が厚いため、中古車市場では狙い目です。新型モデルも購入できる、おすすめの3車種を紹介しましょう。
メルセデスベンツ/Cクラスワゴン
[box class=”green_box” title=”新車価格”]6,770,000円〜
[/box]次世代のスポ―ティネスを感じさせる、美しいエクステリアが特徴です。デジタルテクノロジーを取り入れながら、居心地の良さを実感できるインテリア内装。パワートレインはすべて電動化されているため、高効率な走行性能を期待できます。
メルセデスベンツならではの世界に誇る安全性能を標準装備。あらゆる角度から磨きあげた安全性能をいち早く試してみたい方におすすめです。
BMW/3シリーズツーリング
[box class=”green_box” title=”新車価格”]5,300,000円〜
[/box]イノベーション・機能性・スポーティな走行性能を融合させた、アスリート系ステーションワゴン。同クラスでは横に並ぶものがないほどのダイナミックな運転を体感できます。
駐車中にも周りの人の視線を集める、圧倒的なオーラや存在感も特徴。インテリジェント・パーソナル・アシスタントが標準装備されたコックピットも注目に値します。運転操作の無駄を排除し、走りの喜びを純粋に楽しめるシリーズです。
また、新型モデルはユーロNCAPにおいて、成人乗員保護性能97%の高評価を得ています。
ミニ/ミニクラブマン
[box class=”green_box” title=”新車価格”]3,690,000円〜
[/box]デザイン・パワー・エレガントが融合した、魅惑的なエクステリアが特徴。コックピットには8.8インチの大きなディスプレイを内蔵し、魅力あふれる内装デザインになっています。脚を前後に動かすだけで自動開閉が可能な、リア・スプリット・ドアも搭載。
MINIツインパワー・ターボ・エンジンと4輪駆動システムを組み合わせたシステムです。MINIならではの質の高い俊敏な走行性能を体感できるでしょう。最大1,250Lまで拡大できるラゲッジスペースも魅力の一つです。
おすすめ7人乗りステーションワゴン2選
ステーションワゴンの中には7人乗りタイプもあり、ファミリー層に人気があります。ラゲッジスペースだけでなく居住空間も広々と確保できる、7人乗りグレードを展開している車種を2つ紹介しましょう。
トヨタ/プリウスα
生産終了しているプリウスαですが、中古車市場では人気のある7人乗りステーションワゴンです。プリウスが本来持っている低燃費・環境性能などの特徴を受け継ぎながら、ワゴンならではの広い室内空間を備えています。
5人乗りと7人乗りの2種類をラインアップ。なかでも「S ツーリングセレクション・GRスポーツ」はハイブリッドカーとは思えないスポーツドライビングを気軽に楽しめるでしょう。
センシュアルレッドマイカを含む、高級感ある8色のバリエーションも特徴。全グレードに「Toyota Safety Sense」を標準装備しています。
BMW/グランツアラー
グランツアラーは、3列目シートを備えた7人乗りの特別限定車。スポーティなエクステリアと穏やかな風格に目を奪われるデザイン。ゆとりのあるヘッド・クリアランスや大きく開くドアなどは快適な乗降性を感じさせます。ラゲッジスペースは最大1,820Lまで拡大できるため、たくさんの荷物を楽に収納できるでしょう。
高回転×高効率なガソリンエンジンとディーゼルエンジンにより、俊敏なドライビングを実現。移動することそのものが楽しめるグランツアラーは、市街地だけでなく高速道路や郊外でもドライブを楽しめますよ。
ステーションワゴンが車中泊で人気!選ぶときの注意点
ステーションワゴンは走行性能が高いため、一日の大半を車の中で過ごす旅行にぴったりです。駐車場を選ばず、スポーティなデザインを楽しめるボディタイプは車中泊にも向いています。
しかし、ステーションワゴンで車中泊を考えるなら知っておきたい注意ポイントもあります。
[box class=”pink_box” title=”ステーションワゴンで車中泊する注意点”]- 車高が低いため居住スペースが狭い
- 荷物が多いと自由な移動空間が減る
車高が低いステーションワゴンは、車内で立ったり作業したりしたい人の車中泊には向いていません。しかし、秘密基地のような感覚で楽しみたいならおすすめですよ。
SUVのようなスタイリッシュな見た目を持ちつつ、SUVよりも荷物を積み込めるステーションワゴンはレジャーシーンでも活躍しています。
外観も走りもカッコいいステーションワゴンを選ぼう
新車の購入を検討しているなら、ステーションワゴンを候補の1つに入れてみるのはいかがでしょうか。走行性能やユーティリティ、デザインなど様々な面で魅力が詰まった車です。
紹介した8車種を参考にしながら、気になるステーションワゴンは現車を試乗したりして検討してみてください。