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キュートな人気ハッチバック車ポロの維持費と購入費を完全公開!

「<ポロ>の 維持費ってどれくらいかかるの?」
という疑問をお持ちの方に向けた記事です。フォルクスワーゲンの<ポロ>はコンパクトなボディに欧州車らしい気品のあるエクステリアで、女性からの支持も高い人気モデル。

今回の記事ではポロの1年間にかかる維持費と、購入時にかかる費用を項目ごとに詳しく解説していきます。

目次

ポロの特徴


ポロは1975年の販売開始以来、40年に渡って売れ続けているフォルクスワーゲンの代表的なエントリーカーです。ポロは代々のモデルでは車体のコンパクトさをセールスポイントとしてきましたが、2018年に行われたフルモデルチェンジでは、先代とくらべて全幅が<65mm>アップし<1,750mm>となり大型化し、コンパクトカーとは言えないボディサイズになりました。

しかし、大型化して3ナンバーになったとはいえ、ポロは<ゴルフ>とくらべるとまだ一回り小さく、取り回しの良さはポロの方が断然上です。大型化の恩恵として新型ポロでは室内空間、ラゲッジルームがかなり広くなっており、解放感と使い勝手が大幅にアップしています。

ポロのスペック

ポロの主な仕様を紹介します。

全長 4,060mm
全幅 1,750mm
全高 1,450mm
ホイールベース 2,550mm
最低地上高 140mm
最小回転半径 5.1m
車体重量 1,160~1,210kg
総排気量 999~1,497cc
走行燃料消費率 17.8~19.1km/L
乗車定員 5名

ポロのグレード

ポロの現行モデルでは、4つのグレード展開になっています。

ポロ<TSI トレンドライン>

装備を最低限に抑えたポロのベースグレードで買い求めやすい価格になっています。最低価格のグレードとはいえ、安全装備は充実しているので安心です。

・1リッター直列3気筒DOHCインタークーラー付ターボエンジン
・15インチスチールホイール
・予防安全装備
<デイタイムランニングライト><ドライバー疲労検知システム><プリクラッシュブレーキシステム(歩行車検知対応シティエマージェンシーブレーキ機能付)><プロアクティブ・オキュパント・プロテクション><アンチロックブレーキングシステム><エレクトロニック・スタビリティ・コントロール>

ポロ<TSI コンフォートライン>

<TSI コンフォートライン>は予防安全装備など各装備を充実させたグレード。エアコンの左右座席独立調整機能など、各所の使い勝手が向上しています。

・1リッター直列3気筒DOHCインタークーラー付ターボエンジン
・15インチアルミホイール
・予防安全装備
<TSI トレンドライン>の安全装備に加え、<リヤビューカメラ>を標準装備。
・2ゾーンフルオートエアコンディショナー(運転席・助手席独立調整、自動内気循環機能付)
・オートライト
・レインセンサー
・自動防眩ルームミラー

ポロ<TSI ハイライン>

インテリアや各部の質感をさらに高めた、ポロの上級グレードです。

・1リッター直列3気筒DOHCインタークーラー付ターボエンジン
・16インチアルミホイール
・予防安全装備
<TSI コンフォートライン>の安全装備に加え、<スタティックコーナーリングライト><>を標準装備。
・スポーツコンフォートシート(運転席、助手席)
・フォグランプ(フロント)
・スマートエントリー&スタートシステム
・インテリアアンビエントライト

ポロ<TSI Rライン>

1.5リッターエンジンを搭載し、サスペンションやホイールの足回りも強化したスポーティグレードです。エクステリアもエアロパーツを装着しています。

・1.5リッター直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボエンジン
・17インチアルミホイール
・パドルシフト
・R-ライン専用エクステリア(フロント&リヤバンパー、リヤスポイラー、サイドスカート)
・ツインエキゾーストフィニッシャー
・電子制御式ディファレンシャルロック
・スポーツサスペンション

ポロでかかる維持費は年間どのくらい?


ポロを所有するとかかる維持費を見てみましょう。

税金

自動車を保有すると、自動車税と重量税を納めなければなりません。

自動車税

<自動車税>は、エンジンの排気量に応じて課される都道府県税です。毎年4月1日時点の車両の所有者が1年間分の自動車税を支払います。購入時には月割り税額で、購入翌月から年度末までの分を納税します。

・ポロ<TSI トレンドライン><TSI コンフォートライン><TSI ハイライン>の1年間にかかる自動車税 29,500円
「1リットル以下」29,500円

・ポロ<TSI Rライン>の1年間にかかる自動車税 34,500円
「1リットル超~1.5リットル以下」34,500円

重量税

<自動車重量税>は、車体の重量により税額が定められている税金です。新車購入時には次回の車検までの3年分をまとめて支払います。

・ポロの1年間にかかる自動車重量税 12,300円
「1トン超~1.5トン以下」3年分 36,900円÷3=12,300円

保険

自動車で入る保険には2つの種類があります。

自賠責保険

<自賠責保険>は法律で加入が義務付けられている保険です。自賠責保険は車検と同じ期間を加入するのが通例ですが、自賠責保険は車検より12時間ほど有効期間が短いため、新車購入時には余裕を持たせて37ヵ月分加入するのが一般的です。

・ポロの1年間にかかる自賠責保険料(新車購入時)約12,260円
新車購入時に支払う保険料36,780円(37ヵ月分)
36,780円(37ヵ月分)÷3=約12,260円

・ポロの1年間にかかる自賠責保険料(車検時2年契約の場合) 約12,915円
25,830円(24ヵ月分)÷2=約12,915円

任意保険

自賠責保険がカバーしていない自分の身体の損害や物的損害への備えとして、<任意保険>に加入する必要があります。任意保険料はドライバーの年齢性別などの<リスク要因>によって決まります。ポロでは年間3~15万円ほどになる事が多いようです。

・ポロの1年間にかかる任意保険料 およそ3~15万円ほど

その他費用

ポロでかかる諸費用を見てみましょう。

ガソリン代

ポロを所有するとかかるガソリン代を、年間走行距離を<5,000kg>として算出してみます。ガソリン価格は直近1年間の全国平均価格である<153.1円>を使用します。

・ポロ<TSI トレンドライン><TSI コンフォートライン><TSI ハイライン>の1年間にかかるガソリン代 約39,959円
5,000km÷19.1(1L当たりの走行距離)=約261
261×153.1円=約39,959円

・ポロ<TSI Rライン>の1年間にかかるガソリン代 約42,868円
5,000km÷17.8(1L当たりの走行距離)=約280
280×153.1円=約42,868円

駐車場代

駐車場代は地域により違いがありますが、ここでは駐車場代の全国平均価格「1ヵ月約8,200円」を使って、年間の駐車場代を算出します。

8,200円×12ヵ月=98,400円

・ポロの1年間にかかる駐車場代 98,400円

車検代

車検にかかる費用は税金などの<法定費用>と<検査・整備費用>の2つに分けられます。まずはポロでかかる法定費用を見てみましょう。

・自動車重量税 24,600円(2年分)
・自賠責保険料 25,830円(24ヵ月分)
・印紙代 1,100円(指定工場)

自動車重量税は次回の車検までの2年分を納めます。自賠責保険料も次回車検時までの2年間を加入期間とするのが一般的です。

上記の法定費用はどこの業者に依頼しても税額や保険料に変わりはありませんが、車検と同時に行う<24ヵ月点検>と車検の代行費用は業者により料金に差が出ます。ディーラーは料金は高めですが利用する人が多いので、ここではフォルクスワーゲンのディーラー車検の相場を紹介します。

・技術料 37,300円程度
(24ヵ月点検・保安確認検査料・日常点検技術料)
・車検代行手数料 12,000~16,000円程度

この費用にエンジンオイル交換やエアコンフィルター交換などの消耗品の料金と工賃がプラスされます。部品交換や整備をどこまで行うかは個人の判断ですが、ディーラーのおすすめする整備リストをすべて行うと、総額20万円以上になるケースが多いようです。

・ポロの車検にかかる費用 総額13~22万円程度

ポロの購入時にかかる費用は?


ポロを購入するとかかる費用はどれくらいになるのでしょうか。

車体価格

ポロの4つのグレードの車体価格です。

・ポロ<TSI トレンドライン> 2,119,000円(税込)
・ポロ<TSI コンフォートライン> 2,320,000円(税込)
・ポロ<TSI ハイライン> 2,679,000円(税込)
・ポロ<TSI Rライン>2,980,000円(税込)

オプション

ポロには<セーフティパッケージ>などのパッケージングも用意されており、オプション価格もそれなりの金額になる事が多いです。

・ポロの購入時にかかるオプション代金 およそ10~50万円

自動車重量税

新車購入時には、3年分の自動車重量税を支払います。

・ポロの購入時にかかる自動車重量税 36,900円
「1トン超~1.5トン以下」3年分 36,900円

自動車取得税

自動車の購入時には、自動車取得税を支払う義務があります。新車購入時には「車体価格の9割ほど」に「車に固定するタイプのオプション品価格」を足した金額が<取得価額>となります。
取得価額の3%が自動車取得税額です。

ここでは固定オプション価格を10万円として、<TSI コンフォートライン>の取得税額を算出してみます。

・ポロ<TSI コンフォートライン>の購入時にかかる自動車取得税 およそ67,444万円
(車体価格214,814円×90%+10万円)の3%

自賠責保険

新車購入時には37ヵ月分の自賠責保険に加入します。

・ポロの購入時にかかる自賠責保険料 36,780円(37ヵ月分)

リサイクル料金

自動車の購入時には、廃車時のリサイクルの費用を負担する事が義務付けられています。リサイクル料金は車種グレードごとに違います。

シュレッダーダスト料金 9,780円
エアバック類料金 2,160円
フロン類料金 1,970円
情報管理料金 130円
資金管理料金 290円
合計 14,330円

・ポロの購入時にかかるリサイクル料金 14,330円

ディーラー代行手数料

新車購入時にはディーラーでは納車までに様々な手続きや作業を行います。その代行費用が発生します。

・検査登録手続代行費用 18,000円程度
・車庫証明手続代行費用 15,000~17,000円程度
・希望ナンバー申込手続き代行費用 5,000円程度
・下取車諸手続代行費用 8,000円~13,000円程度

・ゴルフの購入時にかかるディーラー代行手数料 46,000~53,000円程度

壊れやすいところや注意するべき点


フォルクスワーゲンの車は電装系のトラブルが多いです。ポロも例外ではなく、セルモーター、オルタネーターなどの電気系統の故障率が高くなっています。オルタネーターの交換になると工賃込みで10万円程度かかってしまう事があります。

まとめ


今回は<ポロ>の維持費についてお伝えしました。ポロはコンパクトな車体に優雅なエクステリアを備えた魅力的なモデルですが、気になるのはフォルクスワーゲンが少し故障率が高めなメーカーである事です。

しかし、フォルクスワーゲンも最近では部品の品質も上がり、新車購入から3年くらいは不具合の出る率は低くなってきています。とはいえ初回の車検以降では部品交換をする頻度も高くなるので、ポロを購入すると国産車より維持費は高くなると想定しておいてください。

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