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ジープの人気車種8選!今流行のオフロード車をゲットで注目の的に

「ジープの人気車種ってどんなものがあるの?」
とお探しの方のための記事です。<ジープ>は現在日本で販売台数を増やし続けているトレンドども言えるブランド。日本市場でその存在感は年々高まっています。

日本ではジープのどんな車種が人気になっているのでしょうか。今回の記事ではジープの8つの人気車種を紹介します。

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目次

ジープとはどんな自動車メーカーか

ジープの歴史

第二次世界大戦が行われていた1940年に、アメリカ陸軍は135社の自動車メーカーに偵察用の小型四輪駆動車の開発を要請します。短い開発期間の割には車体重量や走行性能に厳しい制限が課されており、各社の試作車の設計は困難を極めました。

<アメリカン・バンダム社>では要求された車両重量などの制限項目の一部を無視する事により、わずか2ヵ月で堅牢で高走行性能の車体の開発に成功します。結果的に試作車を納入したのはアメリカン・バンダム社の一社のみでした。

アメリカン・バンダム社は企業規模が小さく生産能力に不安があったため、納入された試作車の設計を元にして、<ウィリス・オーバーランド社>と<フォード・モーター社>が2次試作車の作成に加わります。

結果的にはウィリス・オーバーランド社のプロトタイプが正式採用され、<ウイリスMB>として大量生産が始まります。フォード・モーター社もウイリスMBと同設計の完全互換車種を<フォード・GPW>として生産開始。アメリカン・バンダム社は生産規模の小ささから大型軍用車の生産に回りました。

こうして開発生産された軍用車<ジープ>は1941年から戦場に投入され、偵察や運搬に大きな成果を挙げる事になります。

アメリカ軍の欧州戦域総司令官<ドワイト・D・アイゼンハワー>は「第二次世界大戦を勝利に導いた4つの兵器」の一つとしてジープを挙げています。それくらいジープは戦況に大きな影響を与えた自動車だったのです。

ジープの名称の由来は諸説あり判然としませんが、1941年には自然発生的に<ジープ>と呼ばれていました。第二次世界大戦後にはジープの商標権は様々な企業を転々とし、現在では<フィアット・クライスラー・オートモービルズ>の所有となっています。

ジープの魅力とは

ジープと言うとどうしても大排気量、大型ボディのクロスカントリー車を思い出してしまいますが、現在ではジープは小型から大型までのSUVを主戦場としています。

最近では<レネゲード><コンパス>などのSUVの車体価格を300万円~として、比較的買い求めやすいエントリーモデルもラインアップ。

もちろん、本格的なオフロード走行可能な車種も豊富にそろっています。独特な風貌を持つジープのフロントグリルに愛着の沸くユーザーならば、ジープ車はレジャーやスポーツのお供として最高の相棒になる事でしょう。

ジープ クロスカントリーカーの人気車種を紹介

ジープ ラングラー スポーツ

ジープ<ラングラー スポーツ>は、現在では受注生産となっている2ドアコンバーチブルです。

ラングラー スポーツの価格

新車価格
・469.8万円(正規輸入)

中古価格相場 80~400万円
・2006年式 ラングラー スポーツ 走行距離4.5万km 中古価格 145万円
・2002年式 ラングラー スポーツ 走行距離4.4万km 中古価格 109万円

ラングラー スポーツの仕様

全長 4,320mm
全幅 1,895mm
全高 1,825mm
エンジン排気量 3.6リッター
車体重量 1,830kg
乗車定員 4名

ラングラー スポーツの特徴

前方が小さくなったボンネット、ほぼ平面で縦に7つのスロット入りのフロントグリルに、その真横に位置する丸型ヘッドライト。第二次世界大戦中に軍用車両として使われた<ジープ>のイメージそのままに、戦後に民間用として売り出されたのがジープの<CJ>でした。

CJは改良やフルモデルチェンジを繰り返して販売され続けます。軍用ジープの正統な後継とも言える車種だけに知名度は抜群でした。

しかし、あまりに簡素な車の仕様が現代社会ではあまり実用的ではないため、販売台数は停滞気味に。そして1987年にCJは<ラングラー>と車名を変えて再出発する事になったのです。

現在のモデルは2018年から販売されている4代目のラングラー <JL>になります。ラングラーは現在のJLでは、<スポーツ><アンリミテッド スポーツ><アンリミテッドサハラ><アンリミテッドルビコン>の4つのグレードに分かれています。

ラングラースポーツは、2ドアのボディに3.6リッターのパワフルなエンジンを搭載したグレード。現行モデルではある意味、ミリタリージープに一番近い存在です。
ルーフは<3ピース モジュラーハードトップ>となっています。これは天井がやわらかい素材ではなく硬い部品を使用していて、この部品を取り外す事により上部をオープン状態に変更出来る便利な仕様です。

状況により駆動形態を変更出来る<後2輪・4輪駆動・オンデマンド方式4輪駆動>は、高いオフロード走破性を誇ります。

ラングラースポーツに搭載の<3.6リッターV型6気筒エンジン>は最高出力285ps、最大トルク347N・mを叩き出す、多くの賞を受賞してきた定評のある高性能エンジンです。燃費性能も9.6km/Lと、3.6リッターエンジンとしてはまずまずの所でしょう。

ボディサイズが4,870mmと大きくなるアンリミテッドとくらべて、ラングラー スポーツは4,320mmと車体が小さく、日本の環境でも取り回しの良いグレードとなっています。

ジープ ラングラー アンリミテッド

<ラングラー アンリミテッド>は、ラングラースポーツよりホイールベースが長くなったロングバージョンです。

ラングラーアンリミテッドの価格

新車価格 504.3~588.6万円
・ラングラー アンリミテッド スポーツ 504.3万円(正規輸入)
・ラングラー アンリミテッド サハラ 573.3万円(正規輸入)
・ラングラー アンリミテッド ルビコン 588.6万円(正規輸入)

中古価格相場 190~500万円
・2017年式 ラングラー アンリミテッド サハラ 走行距離1.8万km 中古価格 389万円
・2013年式 ラングラー アンリミテッド 走行距離万6.6万km 中古価格 269万円

ラングラーアンリミテッドの仕様

全長 4,870mm
全幅 1,895mm
全高 1,845~1,850mm
エンジン排気量 2~3.6リッター
車体重量 1,950~2,325kg
乗車定員 5名

ラングラーアンリミテッドの特徴

ラングラーアンリミテッドは、2018年に販売開始された4代目ラングラーから設定されたグレードです。アンリミテッドでも3つのグレードに分かれていて特徴は以下の通りです。

・<アンリミテッド ルビコン>
ルビコンはラングラーの中の最上級モデルです。車名はジープブランドの車両開発テストが行われる、アメリカ西部カリフォルニア州からネバダ州に続く世界一険しいと言われる山道<ルビコン トレイル>から名付けられました。

ルビコンには悪路での低速走行時に車の平行を保つために、フロントアスクルをより適切にストロークさせられる<電子制御式フロントスウェイバーディスコネクトシステム>を標準装備。

走行時にも手動で4WDと2WDの切り替えが可能な独自の4WDシステムである<ロックトラックフルタイム4×4システム>も装備し、最強のオフロード性能を誇る車両に仕上がっています。

本格的にオフロードを走行する予定のある場合は、アンリミテッド ルビコンをおすすめします。

・<アンリミテッド スポーツ>
<ラングラースポーツ>が日本では受注生産となっている事から分かるように、日本ではラングラーの販売数のほとんどをアンリミテッドが占めています。

3つのアンリミテッドの中でも、<アンリミテッド スポーツ>は価格も一番安く、事実上のベースグレードになっていると言えるでしょう。ホイールベースの長くなったアンリミテッドでは、室内空間に余裕が出来、「ラングラースポーツの乗車定員4人」から定員5人へと定員が1人増えました。

もちろん、ルビコンほどではありませんが十分に高いオフロード性能があり、広い室内空間とラゲッジスペースを持っている事で、キャンプなどのアウトドアや海や山へのレジャー用途に最適なモデルとなっています。

アンリミテッドスポーツは<2リッター直列4気筒ターボエンジン>を搭載し、排気量は2リッターながらターボチャージャーの威力により、3.6リッターに負けないほどの加速性能を有しています。

最新の安全機能も装備しており、<ブラインドスポットモニター>はドライバーから見えにくい死角に他の物体が入ってくると、ドアミラーにあるアイコン点灯と警告音で知らせてくれます。

<リアクロスパスディテクション>は後退時に進行方向に人や車両を発見すると、ドライバーにアイコンや警告音で注意を喚起する機能。ラングラーアンリミテッドは悪路走行だけではなく安全面も充実した隙のないオフローダーです。

・<アンリミテッド サハラ>
<アンリミテッド サハラ>は、<アンリミテッド スポーツ>と車体寸法やエンジンなど車の基本性能は同じで、サハラは装備を充実させた上位グレードとなっています。

サハラにはアンリミテッドスポーツにはない、<LEDヘッドライト>や高レベルのオーディオ、<レザーシート>や<フロントシートヒーター>が標準装備。

ラングラーでは各グレードでタイヤ上のオーバーフェンダーとルーフのカラーが黒っぽい色になっていますが、サハラだけは両方ともボディ色と同じ色になっていて、見た目の高級感がアップしています。
購入資金に余裕のある時は、エクステリアが洗練されていて快適性の高いサハラも検討する価値があるでしょう。

ジープ SUVの人気車種を紹介

ジープ レネゲード

ジープの<レネゲード>は主に北米とヨーロッパで販売されているコンパクトSUVです。

レネゲードの価格

新車価格 293.5~380万円
・レネゲード ロンジチュード 293.5万円(正規輸入)
・レネゲード トレイルホーク 380万円(正規輸入)

中古価格相場 178~357万円
・2016年式 レネゲード リミテッド 走行距離1.6万km 中古価格 249万円
・2017年式 レネゲード ロンジチュード 走行距離3.8万km 中古価格 209万円

レネゲードの仕様

全長 4,255mm
全幅 1,805mm
全高 1,695~1,725mm
エンジン排気量 1.3リッター
車体重量 1,410~1,570kg
乗車定員 5名

レネゲードの特徴

レネゲードは2015年に販売開始されたコンパクトSUV。エクステリアは第二次世界大戦中に使用された軍用ジープをイメージしてデザインされました。

<1.4リッター直列4気筒ターボエンジン>を搭載し、ターボによる加速性能は必要十分。燃費効率は市街地で「8.9~9.7km/L」となっています。ジープブランドのテイストを漂わせるおしゃれなSUVとして、日本で走行すれば目立つ事間違いなしでしょう。

ジープ コンパス

<コンパス>は、ジープブランドの小型クロスオーバーSUVです。

コンパスの価格

新車価格 323~419万円
・コンパス スポーツ 323万円(正規輸入)
・コンパス ロンジチュード 369万円(正規輸入)

中古価格相場 229~398万円
・2018年式 コンパス ロンジチュード 走行距離0.9万km 中古価格 267万円
・2017年式 コンパス ロンジチュード 走行距離1万 km 中古価格 245万円

コンパスの仕様

全長 4,400mm
全幅 1,810mm
全高 1,640mm
エンジン排気量 2.4リッター
車体重量 1,490~1,600kg
乗車定員 5名

コンパスの特徴

コンパスは主に舗装された公道での走行を用途として開発されたクロスオーバーSUV。

ジープブランドでは、高いオフロード走行性能を持つ車にはその証として<トレイルレイテッドのバッジ>が付けられています。これはラングラーの項でも紹介した<ルビコントレイル>を走破する事が条件となっています。

コンパスはジープブランドで初めて、<トレイルレイテッドのバッジ>が貼られていないモデルとなりました。

コンパスは世界の100ヵ国以上で販売される世界戦略モデルで、フロントグリルこそジープ伝統の7スロットが刻まれてはいますが、エクステリアは全体的には現代風のクロスオーバーSUVといった雰囲気。オフロード走行の弱いコンパスは、ジープブランドの中では珍しい存在と言えるでしょう

ジープ チェロキー

<チェロキー>はジープブランドから販売されているSUVです。

チェロキーの価格

新車価格 429~484万円
・チェロキー ロンジチュード 429万円(正規輸入)
・チェロキー トレイルホーク 484万円(正規輸入)

中古価格相場 148~415万円
・2017年式 チェロキー トレイルホーク 走行距離2.5万km 中古価格 288万円
・2014年式 チェロキー リミテッド 走行距離3.7万km 中古価格 268万円

チェロキーの仕様

全長 4,665mm
全幅 1,860~1,905mm
全高 1,700~1,740mm
エンジン排気量 2~2.4リッター
車体重量 2,035~2,185kg
乗車定員 5名

チェロキーの特徴

チェロキーは初代モデルが1974年に発売され、現行モデルが5代目になる歴史ある車種です。日本においては1984年から2001年にかけて販売された3代目モデル(XJ)が、「安価で本格的なアメリカンオフロード車」としてとても人気がありました。

チェロキーは現在でもアメリカでは月に2万台近く販売される人気モデル。ジープの象徴でもある7つのスロット入りのグリルをフロントに備え、4輪駆動の高い走行性能に欧州車風の優雅な外観を持つスタイリッシュなSUVです。

ジープ グランドチェロキー

<グランドチェロキー>はジープブランドから販売されているSUVです。

グランドチェロキーの価格

新車価格 489~827万円
・グランドチェロキー アルティテュード 529万円(正規輸入)
・グランドチェロキー サミット 656万円(正規輸入)

中古価格相場 129~582万円
・2012年式 グランドチェロキー リミテッド 走行距離4.6万km 中古価格 228万円
・2016年式 グランドチェロキー ラレード 走行距離2.8万km 中古価格 348万円

グランドチェロキーの仕様

全長 4,835~4,850mm
全幅 1,935~1,985mm
全高 1,800~1,825mm
エンジン排気量 3.6~6.4リッター
車体重量 2,435~2,675kg
乗車定員 5名

グランドチェロキーの特徴

グランドチェロキーは1993年から販売されている5ドアSUV。現行の4代目グランドチェロキーは常時4輪駆動の高い走行性能を備え、インテイリアの高級感にも磨きをかけたジープブランドのフラッグシップモデルとして君臨。

細部までラグジュアリーさを追及した上位グレードの<サミット>はフラッグシップの名に恥じない上質さを提供しれくれます。
最高出力468ps/6250rpm、最大トルク63.6kgm/4100rpmの<6.4リッターV8エンジン>を搭載する、走行性能に特化したグレード<SRT8>も存在します。

ジープ パトリオット

<パトリオット>はかつてジープブランドで販売されていたSUVです。

パトリオットの価格

中古価格相場 67.9~219万円
・2012年式 パトリオット リミテッド 走行距離1.7万km 中古価格 219万円
・2010年式 パトリオット スポーツ 走行距離3.4万km 中古価格 189万円

パトリオットの仕様

全長 4,410mm
全幅 1,755mm
全高 1,636mm
エンジン排気量 2~2.4リッター
乗車定員 5名

パトリオットの特徴

パトリオットは2007年から2013年に販売されていたSUVです。当時、同じジープブランドのコンパスとは<クライスラーMKプラットホーム>を共有していいて、姉妹車と言える存在でした。

しかし、オンロード前提のクロスオーバー車であるコンパスとは違い、パトリオットは本格的な悪路走行が可能なクロスカントリーカーとしての性能を持つSUVです。

ジープ コマンダー

<コマンダー>は、かつてジープブランドで生産されていたSUVです。

コマンダーの価格

中古価格相場 59~210万円
・2008年式 コマンダー リミテッド 走行距離7.8万km 中古価格 163万円
・2007年式 コマンダー リミテッド 走行距離9.5万km 中古価格 134.8万円

コマンダーの仕様

全長 4,790mm
全幅 1,905mm
全高 1,825~2,190mm
エンジン排気量 3~5.7リッター
車体重量 1,992~2,190kg
乗車定員 7名

コマンダーの特徴

コマンダーは2006年から2010年にかけて販売されていたSUVです。3列シート7人乗車可能なフルサイズSUVとして、ジープブランドのフラッグシップモデルとされていました。<コマンダー(司令官)>という車名もうなずけるものがあります。

グランドチェロキーなどのジープの主力車種がヨーロッパ風なボディデザインに変わっていく中で、コマンダーの伝統的なジープスタイルとも言える箱型のエクステリアは、ジープユーザーに好意的に受け止められました。

コマンダーは販売停止から10年が経ち状態の良い車両も少なくなってはいますが、比較的安価に購入できるジープブランドのモデルです。

まとめ


今回は<ジープ>の人気車種についてお伝えしました。
<フォード>が撤退するなど、アメリカ車にとって鬼門とも言える日本で人気を高めているジープ。全国にあるジープディーラーでは黒を基調としたおしゃれなデザインに改装が行われています。

ジープは正規ディーラーできちんとしたアフターサービスが受けれられるので、アメリカ車と言えども安心して購入できるブランドです。

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