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スバルのサンバーバン・トラックの維持費を公開!商用車だから安い?

スバル<サンバー>はバンとトラックの2つのボディタイプを持つ軽商用車。サンバーはスバルの中で最も古い歴史を持つ車種で、商用車としての知名度も抜群です。

今回の記事では<サンバーバン><サンバートラック>でかかる維持費と、購入時にかかる費用を項目ごとにくわしく解説していきます。

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目次

サンバーの特徴


サンバーは1961年に初代モデルの販売が開始された歴史ある軽商用車です。サンバーは早くからボンネットではなくリア部にエンジンを配置して、荷室を広く取れる車体構造を採用しています。

また、サンバーはコスト面などから当時は一般的ではなかった<四輪独立懸架>(4つの車輪それぞれが独立して動くサスペンションの方式)を装備していて、デリケートな物品を運ぶ業務では重宝された存在でした。

かつて赤帽の車両はすべてサンバーであったのは有名な話です。これは赤帽の組合員から赤帽用に耐久性をアップした特別仕様車を望む声が挙がり、本部が各メーカーと交渉した結果、唯一要望に答えたのがスバルであったためと言われています。

サンバーはその優れた車体性能と様々な業務に対応できる利便性で、ビジネスの現場から長年支持されて来ました。発売以来、バンが6回、トラックが7回のフルモデルチェンジを経て現在に至ります。

2012年にフルモデルチェンジされた7代目からはダイハツからOEM提供を受ける事になり、スバル製サンバーの歴史には一旦幕が降ろされましが、まだまだ根強い人気のある商用モデルです。

サンバーのスペック

サンバーの主な仕様は以下の通りです。

全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,780~1,940mm
ホイールベース 1,900~2,450mm
最低地上高 160mm
最小回転半径 3.6~4.2m
最大積載量(トラック) 350kg
車体重量 910~1,390kg
総排気量 658cc
走行燃料消費率 16~19km/L
乗車定員 2~4名

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サンバーでかかる維持費は年間どのくらい?


サンバーを所有するとかかる維持費を見てみましょう。

税金

自動車を保有すると2つの税金を支払う義務が生じます。

軽自動車税

<軽自動車税>は軽自動車に課税される市町村税です。毎年4月1日時点の車両の所有者が1年分の税額を支払います。

・サンバーの1年間にかかる軽自動車税(自家用登録)5,000円
・サンバーの1年間にかかる軽自動車税(事業用登録)3,800円

重量税

<自動車重量税>は自動車の重量によって税額の決まっている国税ですが、軽自動車では重量に関係なく一定の税額となっています。自家用登録の新車購入時では3年分、事業用登録の新車購入時と車検時には2年分の重量税をまとめて納税します。

・サンバー(自家用登録)の1年間にかかる自動車重量税 3,300円
軽自動車重量税(自家用登録)3年分 9,900円
9,900円÷3=3,300円

・サンバー(事業用登録)の1年間にかかる自動車重量税 2,600円
軽自動車税(事業用登録)2年分 5,200円
5,200円÷2=2,600円

サンバーバン<VBクリーン スマートアシスト>はエコカー減税の基準を満たしているモデルなため、自動車重量税が4WDで50%減税、2WDで25%減税になります。

保険

自動車で加入する保険には2つの種類があります。

自賠責保険

<自賠責保険>は<自動車損害賠償保証法>で、公道を走るすべての自動車に加入が義務付けられている保険です。自賠責保険は加入期間を長くしたほうが保険料が安くなるので、車検証の有効期間を加入期間とするのが通例です。

自賠責保険は車検より12時間ほど有効期間が短いため、新車購入時には余裕を持たせて一ヵ月分多く加入するのが一般的です。

・サンバーの1年間にかかる自賠責保険料(自家用登録新車購入時)約11,870円
新車購入時に支払う保険料35,610円(37ヵ月分)
35,610円(37ヵ月分)÷3=約11,870円

・サンバーの1年間にかかる自賠責保険料(車検時2年契約の場合) 約12,535円
自家用25ヵ月25,880円
25,070円(24ヵ月分)÷2=約12,535円

任意保険

自賠責保険は事故の相手方の身体的損害の補償をする保険です。事故によって自分がケガをしたり、物的損害があった場合に備えるためには任意保険に加入する必要があります。任意保険料はドライバーの<年齢性別><事故歴>などにより算出されます。

軽自動車は普通乗用車にくらべて任意保険料が比較的安くなるのも魅力の一つです。事業用登録車では保険料が少し割高になります。

・サンバーの1年間にかかる任意保険料 およそ15,000~30,000万円ほど

その他費用

サンバーでかかる諸費用を見てみましょう。

ガソリン代

サンバーで1年間に10,000kmを走行するとして、かかるガソリン代を算出してみます。ガソリン価格はここ1年間のレギュラーガソリンの全国平均価格である「141.7円」を使用します。

・サンバーの1年間にかかるガソリン代 約74,534~88,562円
10,000km÷16~19km/L(1L当たりの走行距離)=約526~625
526~625×141.7円=約74,534~88,562円

駐車場代

駐車場代の相場は地域により違いますが、ここでは駐車場代の全国平均価格「1ヵ月約8,200円」を使って年間の駐車場代を算出します。

・サンバーの1年間にかかる駐車場代 98,400円
8,200円×12ヵ月=98,400円

車検代

車検にかかる費用は税金などの<法定費用>と、<検査・整備費用>の2つがあります。サンバー(自家用登録)の車検でかかる法定費用を見てみましょう。

・自動車重量税 6,600円2年分
・自賠責保険料 25,070円(24ヵ月分)
・印紙代 1,100円(指定工場)

自動車重量税は次回の車検までの2年分を納めます。自賠責保険料も次回車検時までの期間を加入期間とするのが一般的です。

上記の法定費用はどこの業者に依頼しても税額や保険料に変わりはありません。車検と同時に行う<24ヵ月点検>と車検の代行費用は業者により料金に差が出ます。ディーラーは料金は高めですが利用する人が多いので、ここではスバルディーラーの軽乗用車の<検査・整備費用>の相場を紹介します。

・24ヵ月点検、整備費用 17,388円程度
・事務手数料(車検代行費用)17,280円程度

上記の<検査・整備費用>に法定費用を足した金額「67,438円」が、ディーラーでの最低の車検費用になります。そこにエンジンオイルなどの消耗品代と工賃がプラスされた金額が車検時にかかる費用の総額です。サンバーの車検では総額10万円程度になる事が多いようです。

・サンバーの車検にかかる費用 約67,438円程度+消耗品代金と工賃

サンバーの購入時にかかる費用は?


サンバーのグレード別の車体価格を紹介します。

車体価格

・サンバーバン <VB / VBスマートアシスト> 934,200~1,225,800円(税込)
・サンバーバン <VBクリーン スマートアシスト> 1,112,400~1,247,400円(税込)
・サンバーバン <トランスポーター/トランスポーター スマートアシスト> 1,026,000~1,317,600円(税込)
・サンバーバン <VC スマートアシスト> 1,177,200~1,404,000円(税込)
・サンバーバン <VCターボ スマートアシスト> 1,371,600~1,598,400円(税込)
・サンバーバン <VB 2シーター / VB 2シーター スマートアシスト> 959,040~1,223,640円(税込)

・サンバートラック <TB / TB スマートアシスト スマートアシスト> 831,600~1,144,800円(税込)
・サンバートラック <TC スマートアシスト> 1,036,800~1,285,200円(税込)
・サンバートラック <グランドキャブ スマートアシスト> 1,161,000~1,409,400円(税込)
・サンバートラック <パネルバン ハイルーフ> 1,115,640~1,364,040円(税込)
・サンバートラック <三方開ダンプ> 1,258,200~1,339,200円(税込)

オプション

サンバーでは実用性の高いオプションが付けられる事が多いです。室内用オプションでは<フロアカーペット(13,500円)><防水シートエプロン(8,640円)><ラゲージカーペット(11,800円)>などが人気です。

バンでは<ルーフキャリア(36,720~55,080円)><ドアバイザー(フロントのみ14,580円)>が良く出るオプション。オプション総額では10~20万円程度になるケースが多いようです。

・サンバーの購入時にかかるオプション代金 およそ10~20万円

自動車重量税

新車購入時には次回車検までの自動車重量税を支払います。

・サンバー(自家用登録)の購入時にかかる自動車重量税 9,900円
・サンバー(事業用登録)の購入時にかかる自動車重量税 5,200円

サンバーバン<VBクリーン スマートアシスト>はエコカー減税の基準を満たしているモデルなため、自動車重量税が4WDで50%減税、2WDで25%減税になります。

自動車取得税

自動車の購入時には自動車取得税を支払う義務があります。新車購入時には車体価格の9割ほどに、車に固定するタイプのオプション品価格を足した金額が<取得価額>となります。
取得価額の3%が自動車取得税額です。

ここでは固定オプション価格を10万円として、サンバーバン<トランスポーター スマートアシスト セレクティブ4WD 4AT>の自動車取得税額を算出してみます。

・サンバーバン<トランスポーター スマートアシスト>の購入時にかかる自動車取得税 およそ34,320円
(車体価格1,160,000円×90%+10万円)の3%

サンバーバン<VBクリーン スマートアシスト>はエコカー減税の基準を満たしているモデルなため、自動車取得税が4WDで60%減税、2WDで40%減税になります。

自賠責保険

新車購入時には自家用登録では37ヵ月分、事業用登録では25ヵ月分の自賠責保険に加入します。

・サンバーの購入時にかかる自賠責保険料(自家用登録)35,610円(37ヵ月分)
・サンバーの購入時にかかる自賠責保険料(事業用登録)25,880円(25ヵ月分)

リサイクル料金

自動車の購入時にはリサイクル料金を支払う事が義務付けられています。リサイクル料金は車種グレードごとに定められています。

シュレッダーダスト料金 2,090~3,730円
エアバック類料金 1,900円
フロン類料金 1,750円
情報管理料金 130円
資金管理料金 290円
合計 6,160~7,800円

・サンバーの購入時にかかるリサイクル料金 6,160~7,800円

ディーラー代行手数料

新車購入時にはディーラーは納車までにいくつかの手続きや作業を行います。その代行費用は購入者に請求されます。

・検査登録手続き代行費用 3万円程度
・車庫証明代行手数料 15,000~17,000円程度

・サンバーの購入時にかかるディーラー代行手数料 42,700~47,700円程度

壊れやすいところや注意するべき点


サンバーはハード使用される事の多い車種で、走行距離が多くなるとエンジンがかからなくなるケースがあります。

原因としてタイミングベルトが消耗して正常に動作しなくなっている場合があり、修理には部品代と工賃で2万円ほどかかってしまいます。

まとめ


今回は<サンバーバン><サンバートラック>の維持費と購入費についてお伝えしました。

サンバーはバンで10、トラックで6つのグレードがあり、それぞれのグレードでオートマチック車、マニュアル車、2WD、4WDなどの選択が出来るようになっています。良く吟味して用途に合ったグレードを選ぶようにしましょう。

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