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スバルステラの維持費はこんなに安い!?軽自動車ならではのメリットとは

広い室内空間が魅力のスバルステラは、軽自動車ですが快適性が高い車です。普通自動車と遜色ない快適性を持ちつつ、維持費では税制面で特に優遇されています。そんなステラには年間どのくらい維持費がかかるのでしょうか。

今回はステラの維持費についてご紹介します。
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目次

ステラの特徴

 

ステラはダイハツからOEM供給を受けていますが、世界一のスモールカーメーカーを目指すダイハツのノウハウと、スバルが伝統的に持つ走行性能の高さが融合し、軽自動車の中でも高い走行性能と居住性を持った車です。

ステラは軽トールワゴンというボディタイプに当たりますが、高さがしっかり確保されたボディデザインにより、室内の開放感が堪能できる点が支持されています。さらに、各座席のドアや荷室の開口部も広めに設計されているので、人の乗り降りや荷物の出し入れがしやすい点も魅力です。

乗り心地の良さももちろんですが、ベビーカーやチャイルドシートの乗せやすさなどに重点をおいて開発された点を踏まえて考えても、比較的若いファミリー層に支持されている印象です。さらに衝突安全性も高く、安全で快適なドライブが楽しめる車だと言えます。

ステラにかかる維持費は年間どのくらい?

普通自動車と軽自動車では、維持費の金額にかなり差が出ます。続いては、ステラの年間の維持費について、検証します。

税金

ステラは軽自動車の基準で税金が課されますが、軽自動車税と自動車重量税は支払うタイミングと金額が異なります。まずは1年あたりでステラにかかる税金をご紹介します。

自動車税

普通自動車には、毎年排気量ごとに税額が異なる自動車税が課されますが、軽自動車の場合は、軽自動車税の支払い義務が発生します。軽自動車税も自動車税同様に、毎年4月1日時点の所有者に課税されますが、管轄が異なり、軽自動車税は市町村が管理窓口となります。

軽自動車税の税率は一律となっているので、ステラの軽自動車税はどのグレードでも金額は一緒です。1年あたりのステラの自動車税は、10,800円になります。

重量税

自動車重量税は軽自動車税と異なり、毎回の車検時に納付する税金です。自動車重量税は、車の重量によって税額が決められますが、軽自動車の中でも車種によって金額は異なります。

軽自動車は、排気量とサイズで上限が設定されている車で、自動車重量税も一律での設定となっています。ステラは全部で10グレードありますが、車重は820kg〜900kgと1,000kg以内に収まっています。

この定義に当てはめると、ステラの自動車重量税は、毎車検ごとに16,400円発生し、1年あたり8,200円という金額になります。しかし軽自動車の場合は税率が異なるため、実際には6,600円という費用で、1年あたり3,300円と非常に安い金額です。

保険

税金は普通車と比較すると、かなり安いステラですが、保険料に関してはどうでしょうか。車の保険は自賠責保険と任意保険があり、これらの違いと費用についてご紹介します。

自賠責保険

自賠責保険は、公道でステラを使用する場合、必ず加入が必要な保険です。自賠責保険の補償内容と保険料は、法律で定められているので、費用はどの保険会社で契約しても同じとなります。ステラの場合は車検が必要なので、検査対象軽自動車というカテゴリーに当たります。

自賠責保険の有効期間は、車検の期間と比例するので、購入後の車検を行う際に2年間分の契約更新を行い、費用は25,070円となります。自家用乗用自動車は、1年あたり12,915円の自賠責保険料となりますが、ステラの場合は、1年あたり12,535円です。

自賠責保険に関しては、普通自動車よりわずかに安い結果になりました。

任意保険

任意保険では、自賠責保険の適用外である補償内容やサービスを受けることができます。補償内容は幅広く、対人・対物・車両とそれぞれ内容を細かく設定でき、故障時のサポート対応を受けることも可能です。

そのため、保険会社ごとにサービスや保険料は異なりますので、契約内容はじっくり吟味しなくてはいけませんステラは女性ユーザーが多く、20代後半〜30代前半の支持が厚い車です。その点を踏まえて、下記のような例を挙げてシミュレーションしました。

  • 年齢     :26歳以上
  • 等級     :12等級
  • 年間走行距離 :5,000km
  • 免許の種類  :ゴールド
  • 運転者限定  :配偶者限定
  • 運転者年齢制限:26歳以上
  • 対人賠償   :無制限
  • 対物賠償   :無制限
  • 車両保険   :あり
  • 年間の保険料 :55,000円(毎月4,700円)

軽自動車は普通自動車と比較すると、安全性が低く評価されがちですが、無事故の優良運転者の場合は、車両保険をつけても月々5,000円以内に収まる計算となりました。車両保険をつけない場合は、さらに安くすることも可能です。

その他費用

税金面では優遇されているステラですが、普段使用する際に切り離せないのが、ガソリン代です。さらに定期的な車検やユーザーによっては駐車場が必要な場合もあります。続いてステラにかかるその他維持費をご紹介します。

ガソリン代

ステラで年間10,000kmほど走ると、どのくらいガソリン代がかかるのか気になるところです。ステラはグレードごとに燃費が異なるので、各グレードの年間にかかるガソリン代をシミュレーションします。

レギュラーガソリンの平均価格は、現在140円となっていますので、走行距離・燃費・ガソリン1リットルあたりの価格を計算して、シミュレーションした年間のガソリン代が下記になります。

  • 660G スマートアシスト(カタログ燃費31.0km/L):年間約45,000円
  • 660G スマートアシスト 4WD(カタログ燃費27.6km/L):年間約51,000円
  • 660L(カタログ燃費31.0km/L):年間約45,000円
  • 660L 4WD(カタログ燃費27.6km/L):年間約51,000円
  • 660L スマートアシスト(カタログ燃費31.0km/L):年間約45,000円
  • 660L スマートアシスト 4WD(カタログ燃費27.6km/L):年間約51,000円
  • 660カスタムR 4WD(カタログ燃費27.6km/L):年間約51,000円
  • 660カスタムR スマートアシスト(カタログ燃費31.0km/L):年間約45,000円
  • 660カスタムRS スマートアシスト(カタログ燃費27.4km/L):年間約51,000円
  • 660カスタムR スマートアシスト(カタログ燃費25.6km/L):年間約55,000円

※(走行距離➗各グレードの燃費)×140で算出

駐車場代

駐車場価格は、マイカー保有率や土地や物価の状況など、都道府県によって相場は大きく異なります。月額相場が最大で20,000円ほど異なる状況もあるので、ここでは複数の県庁所在地の月極駐車場の相場をご紹介します。

横浜市・長崎市・福島市の駐車場平均月額

  • 横浜市の月極駐車場平均価格:17,306円(年間207,672円)
  • 長崎市の月極駐車場平均価格:9,735円(年間116,820円)
  • 福島市の月極駐車場平均価格:5,268円(年間63,216円)

横浜市は全国で4番目に、駐車場相場が高いエリアです。長崎市は坂が多く駐車場が少ない地域性なので、九州の中でも特に相場が高い状況です。そして福島市は東北の県庁所在地の中では、最も安い相場となっています。

車検代

ステラの車検は、新車購入後3年と、その後は2年に1回受ける必要があります。2年に1回の定期車検時には、下記の項目が車検代として請求されます。

  • 自動車重量税:6,600円
  • 自賠責保険料:25,070円
  • 印紙代   :1,100円
  • 車検整備費:15,000円
  • 車検代行費 :8,000円
  • 消費税   :1,840円※整備費と代行費分
  • 車検費用合計:57,610円

そして、部品交換費用も発生しますが、ステラの部品交換や追加整備は30,000弱が相場となるようです。これらを踏まえて考えると、ステラの車検代は90,000円〜100,000円が相場となります。

ステラの購入時にかかる費用は?

続いて、ステラを新車で購入した時の費用をご紹介します。

車体価格

  • 660G スマートアシスト:1,274,000円
  • 660G スマートアシスト 4WD:1,399,000円
  • 660L:1,112,000円
  • 660L 4WD:1,237,000円
  • 660L スマートアシスト:1,177,000円
  • 660L スマートアシスト 4WD:1,301,000円
  • 660カスタムR 4WD:1,615,000円
  • 660カスタムR スマートアシスト:1,490,000円
  • 660カスタムRS スマートアシスト:1,625,000円
  • 660カスタムR スマートアシスト:1,750,000円

オプション

ステラは小さな子どもを乗せることを想定したユーザーが多く、後部座席の快適性を上げるオプション品が人気のようです。

  • 洗えるシートクロス:32,400円
  • オーバーヘッドコンソール:49,680円
  • エントリーライト:19,440円
  • ドライブレコーダー:34,560円

さらに、ドアバイザーやフロアマットなど定番のオプション品も含めると、車両価格の10%ほどはオプション代として考える必要がありそうです。

自動車重量税

購入時の自動車重量税は3年分の支払額となります。ステラの新規購入時には、7,500円の自動車重量税が加算されます。

自動車取得税

自動車取得税は、車両価格×0.9を取得価格とし、取得価格の3%が課税されます。

  • 660G スマートアシスト:34,398円
  • 660G スマートアシスト 4WD:37,773円
  • 660L:30,024円
  • 660L 4WD:33,399円
  • 660L スマートアシスト:31,779円
  • 660L スマートアシスト 4WD:35,127円
  • 660カスタムR 4WD:43,605円
  • 660カスタムR スマートアシスト:40,230円
  • 660カスタムRS スマートアシスト:43,875円
  • 660カスタムR スマートアシスト:47,250円

自賠責保険

自賠責保険も次回車検まで3年以上の有効期間となります。したがってステラを購入した際の自賠責保険は37ヶ月で35,610円となります。

リサイクル料金

ステラを廃車する際に、部品のリサイクルを行いますが、リサイクル料金は、そのための費用となります。ステラの主要諸元表によると、2018年11月現在で10,230円となっていました。リサイクル料金は法改正により基準額が異なる場合もあるため、購入時に直接確認することをおすすめします。

登録に必要な諸経費

インプレッサスポーツの購入時には、陸運局での登録などが必要になりますが、ディーラーに手続きを代行してもらう場合、下記の諸経費が発生します。

  • 登録手続代行費
  • ナンバープレート取得費
  • 新規検査登録費
  • 車庫証明費
  • 車庫証明手続代行費
  • 納車費用

手続きを自分で行う場合や、納車をディーラーで行う場合には、費用がかからない項目もありますが、基本的には上記の費用が加算されます。

壊れやすいところや注意するべき点

ステラには、エンジンやトランスミッションの不具合が多く見られるようです。

まずエンジンは、アクセルをふかしていなくても、回転数が高い状態という不具合が多く報告されています。エンジンオイルの温度をチェックするオイルセンサーの故障から来る不具合で、交換が必要なため費用は50,000円ほどかかります。

またステラにはCVT仕様のグレードが設定されていますが、変速時のショックが大きいという不具合も見られます。こちらもCVTオイルの温度をチェックするオイルセンサーの故障であり、費用は20,000円ほどかかります。

新車購入時には、保証期間内の無料交換が可能ですが、中古車を購入する際には、目視するだけでなく、試乗も行いながら状態をチェックしましょう。

まとめ

今回は、ステラの維持費をご紹介しました。ステラは軽自動車なので、特に税金では優遇されています。さらに燃費が良いのでヘビーユーザーでもガソリン代をそこまで気にすることなく、遠出を楽しむことができます。

しかし定期的なメンテナンスを怠ると、車検時に想定外の費用が発生します。部品の劣化を抑えるためにも、オイル交換など普段のメンテナンスはこまめに行いましょう。
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