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【2023年最新】セダンとは?メリットやデメリットと人気のおすすめセダン10選を紹介!

セダンとは

みなさんは、車といえばどんな形を思い浮かべますか?車には、ミニバンやハッチバック、SUVなど多くのボディ形状が展開されていますが、やはり王道といえるのはセダンです。

そんな王道のセダンが、車としての性能の高さ、快適性などのバランスが取れた車であることはご存じでしたか?この記事では、セダンの魅力やメリット・デメリット、人気のおすすめセダン10選を紹介します。

目次

セダンとは

セダンは一般的に、エンジンルーム、キャビン、トランクが3つの部屋に区切られ、4つのドアが備わっていることから「3ボックス4ドア」と呼ばれています。

中には、キャビンとトランクルームがつながっているハッチバックスタイルの車を5ドアセダンと呼ぶこともありますが、箱が3つ連なっているような車をイメージしてもらうのがわかりやすいしょう。

セダンはファミリーカーとして長年親しまれていましたが、近年ではミニバンやワゴン、SUVなどの人気に押され気味な状況です。それでもセダンの人気はまだまだ根強く、近年では高級モデルを主体としてラインアップされており、支持されています。

セダンの特徴

セダンの特徴として、高い静粛性、乗り心地、走行性能が挙げられます。

エンジンルームやトランクが区切られているため、エンジン音や排気音などを抑制でき、車室内に音が入り込みにくくなっています。密閉性も高いことから、セダンは室内の静粛性に優れています。

また、セダンは背が低く低重心なので、車の揺れがSUVやミニバンと比較すると非常に小さいのも特徴です。加えて、ボディ剛性の高さから、カーブを走行する際の曲がりの良さや、横風にも振られにくいことが実感できるでしょう。

サスペンションも、一部スポーツモデルを除けば比較的やわらかく設定されているため、しなやかな足回りとなっています。乗り心地に優れ、走行時の安定感も抜群でバランスが取れているのはセダンというボディが成せる技でしょう。

そして、セダン=高級車のイメージを持つ方も多いように、メルセデスやBMWなど高級外車メーカーなどをはじめ、多くのメーカーにおいてフラッグシップモデルにセダンが採用されています。

車としての性能の高さ、快適な車内空間、安全性の高さなどの理由はもちろん、高級感があるモデルが多いこともセダンの特徴です。

セダンのサイズ

セダンには、SサイズからLL(XL)サイズと幅広いサイズがラインアップされています。そのため、用途によって選ぶことができるのもセダンだからこそではないでしょうか。

それぞれのサイズ別に、ボディサイズ、車種の例を一覧にまとめました。

サイズ名 ボディサイズ目安 車種
LL(XL) Lサイズ以上 レクサス LS、メルセデス・ベンツ Sクラス

BMW 7シリーズ、アウディ A8など

L 全長:4,850mm~5,210mm

全幅:1,800mm~1,875mm

全高:1,450mm~1,510mm

トヨタ クラウン、BMW 5シリーズ

メルセデス・ベンツ Eクラス、MAZDA6 セダンなど

M 全長:4,850mm~4,860mm

全幅:1,740mm~1,840mm

全高:1,430mm~1,505m

レクサスIS、アウディA5、MAZDA3セダンなど
S 全長:4,360mm~4,595mm

全幅:1,695mm~1,730mm

全高:1,460mm~1,545mm

トヨタ カローラ、アウディ A3

メルセデス・ベンツ Aクラス セダンなど

近年では、全体的にボディサイズが大きくなってきているので、サイズはあくまで目安です。

ボディサイズが大きいほど、室内空間にゆとりができるので居住性は良くなりますが、車の取り回しには気を遣うことになりそうです。

普段使いとして、LサイズやMサイズであれば運転や居住性、積載性に優れた使い勝手の良いサイズといえるでしょう。

クーペとの違い

セダンと似ているボディにクーペがあります。知らない人が見れば、セダンもクーペも同じように感じるでしょう。

大きな違いは、セダンが4ドアに対してクーペは2ドアとなっている点です。(※中にはグランクーペと呼ばれる4ドアモデルもあり)

また、クーペは走行性能重視で、車両後方(Cピラーあたり)から寝かしたようなスタイルも特徴的です。

そのため、天井がかなり低い後席は、お世辞にも快適とは言い難く、積載性もセダンと比較すると劣ります。

しかし、クーペはそのスタイリングが流麗で、美しいシルエットなので、セダンとはまた違った魅力をもっています。

セダンのメリット・デメリット

セダンは、走行性能、居住性、安全性などに優れ、車としては完成形に近いイメージですが、その反面デメリットも少なからずあるようです。

ここからは、セダンのメリット・デメリットを紹介します。

メリット

セダンに乗るメリットは、大きくわけて3つ。

1.乗り心地が良い

全高が低いセダンは、走行時に揺れや振動が少なく、乗り心地が良いのはもちろん、重心が低く死角が少ないため、運転がしやすい車です。また、3ボックス構造のおかげでノイズがミニバンやSUVと比較すると抑えられ、静粛性が高くなっています。後席の居住性を高めた設計がされているので、長距離移動でも後部座席に乗車したゲストは、快適にくつろぐことができるでしょう。

2.安全性が高い

セダンは、エンジンルームとトランクルームに分かれていることから、前後どちらから衝突されても衝撃を吸収する部屋があるのはメリットです。また、ドアの開口部がミニバンやSUVに比べ小さく、骨格が強固であることから車両強度が高いというのもセダンのもつ強みとなっています。

3.駐車場に困りにくい

全高の低いセダンは、立体駐車場、機械式パーキングなど、どこでも駐車できます。

マンションや機械式パーキングには1.55mの高さ制限を設けている場所もあるので、そういった駐車場では、ミニバンやSUVなど背の高い車は駐車できません。とはいえ、セダンは全高についてクリアできても、車種によっては全長全幅が大きいこともあるので、その点は要注意です。

デメリット

メリットが多いセダンですが、デメリットももちろん存在します。とくに子育て世代は、セダンを敬遠しがちな傾向にあります。

1.乗り降りがしにくい

セダンの開口部は狭く全高が低いので、体をキュッと縮めて乗る必要があります大柄な方や高齢者の乗り降り、子どもの乗せ降ろしなどもしにくく感じるでしょう。さらに隣に車や壁などがあると、より乗り降りがしにくくなります。そういった点ではミニバンのようなスライドドアがついた車のほうが便利に感じるかもしれません。

2.荷室(トランクルーム)が狭い

狭いとはいえ、セダンでも車種によってはゴルフバッグが3つ載せられるモデルもあります。

しかし、SUVやミニバンのように後席をアレンジして荷室を拡大したりは、セダンでは叶いません。特に全高が低いため背の高いものや、自転車などを積むこともできないでしょう。キャンプをはじめとしたアウトドアや荷物が多くなるような趣味をお持ちの方には、セダンは不向きです。

3.乗車は5人まで

セダンの乗車定員は4~5人です。対してミニバンや一部のSUVでは7~8人の乗車が可能なので、家族が多い方や大人数でお出かけしたいという方は、セダンの購入は見送った方がいいでしょう。

2023年人気のおすすめセダン10選!

国産車、輸入車から厳選したおすすめセダン10選を紹介します。

トヨタ クラウン

出典:https://response.jp
《画像提供:Response》トヨタ クラウン RSアドバンス

2022年9月にフルモデルチェンジした現行クラウンより、クロスオーバー、スポーツ、エステート、セダンと4つのボディタイプをラインアップ。従来のクラウンに対するイメージを払拭したような印象です。

そんな中であるからこそ、先代モデルのクラウン(15代目)を紹介します。

15代目クラウンでは、スタイルを一新。ボディがクーペスタイルとなったこと、ニュルブルクリンクでのテスト走行を重ね、走行性能を高めたことで、スポーツセダンの位置付けとなりました。

それでも、クラウンの伝統ともいえる、ボディサイズは全幅が1,800mmにキッチリおさめられていることで、全長が大きくなったにも関わらず取り回しのしやすい車です。

モデルも見直され、これまで「ロイヤル」「アスリート」「マジェスタ」で展開していたモデルを廃止。1モデルでB、S、G、RSのグレード構成となりました。マイナーチェンジ後は、RSモデルのみとなりかなりシンプルなグレード構成です。

中でも、RSグレードは4本出しマフラーやトランクスポイラー、専用メッシュグリルなどの採用で見た目としてもかなりスポーティさを感じられる1台です。

エンジンは、2Lターボ、2.5Lハイブリッド、3.5Lハイブリッドとなっています。駆動方式は後輪駆動(FR)、4WDから選択できます。

ただし、4WDは2.5Lハイブリッドモデルのみしか選択できません。そのため、4WDを希望する場合、必然的に2.5Lハイブリッドエンジンとなるので注意が必要です。クラウンはトヨタにおけるフラッグシップセダンとなるだけあり、外装、内装ともに高級感があり満足度の高いセダンとなっています。新車では手に入らないので、良質な中古車を狙うといいでしょう。

スペック表 クラウン 2.5Lハイブリッド RS(2WD)

ボディサイズ(全長×全幅×全高) 4,910mm×1,800mm×1,455mm
ホイールベース 2,920mm
最大乗車定員 5名
車両重量 1,770kg
燃費 WLTCモード:20.0km/L
エンジン種類 直列4気筒 ガソリン 2,487cc
エンジン最高出力 135kW(184ps)/6,000rpm
エンジン最大トルク 221N・m(22.5kgf・m)/3,800-5,400rpm
モーター最高出力 105kW(143ps)
モーター最大トルク 300N・m(30.6kgf・m)
駆動方式 後輪駆動方式
トランスミッション 電気式無段変速機
新車価格 4,835,455円(消費税抜)

(2023年2月現在 トヨタより)

トヨタ カローラ

出典:https://response.jp
《画像提供:Response》《写真提供 トヨタカスタマイジング&ディベロップメント》カローラスポーツ モデリスタ エアロキット

トヨタカローラには、セダンやツーリングをはじめとした6種類がラインアップされています。

カローラセダンは、ミドルクラスのセダンで扱いやすいサイズ、エレガントなスタイリング、そして価格が安くコスパに優れた1台です。

グレードは、X、G、W×Bの3グレードを展開。それぞれガソリン車かハイブリッド車を選択できます。エントリーグレードであるXは、ディスプレイオーディオなど未搭載で必要最低限の装備ではあるものの、価格がガソリン車で1,809,091円(消費税抜)と、200万円を切っています。

それでいながら、最新の安全技術であるトヨタセーフティセンスを備えているところは驚きです。

最上級グレードW×Bでは、ヘッドランプがBi-Beam LEDヘッドランプとなる他、専用エクステリア、8インチディスプレイオーディオ、12.3インチのTFTカラーメーターやスポーツシートなど充実した装備が満載となっています。

カローラは最新のTNGAプラットフォームを骨格とし、低重心で安定した走りを実現しています。揺れの少ない快適な乗り味が魅力のひとつです。

また、ハイブリッド車においてはWLTCモードで30.2km/Lの低燃費を実現。スタイリッシュでありながら、セダンならではの高級感も味わうことができます。他セダンと比べるとリーズナブルなところが、カローラの武器といえるでしょう。

スペック表 カローラ 1.8Lハイブリッド G(2WD)

ボディサイズ(全長×全幅×全高) 4,495mm×1,745mm×1,435mm
ホイールベース 2,640mm
最大乗車定員 5名
車両重量 1,350kg
燃費 WLTCモード:30.2km/L
エンジン種類 直列4気筒 ガソリン 1797cc
エンジン最高出力 72kW(98ps)/5,200rpm
エンジン最大トルク 142N・m(14.5kgf・m)/3,600rpm
モーター最高出力 70kW(95ps)
モーター最大トルク 185N・m(18.9kgf・m)
駆動方式 前輪駆動方式
トランスミッション 電気式無段変速機
新車価格 2,336,364円(消費税抜き)

(2023年2月現在 トヨタより)

レクサス IS

出典:https://response.jp
《画像提供:Response》《写真提供 トヨタ自動車》レクサス IS300 特別仕様車 Fスポーツ モード ブラックIII

レクサスISは、2013年に発売以来約10年間フルモデルチェンジをすることなく2度のマイナーチェンジによってアップデートされています。

現行のISは、2020年のビッグマイナーチェンジを受け、エクステリアにおいてはフルモデルチェンジでは?と目を疑うほど意匠が変更されました。

ヘッドランプはL字のデイライトがヘッドランプ上部の位置へと変更、3眼LEDとなったほか、テールランプは強烈に印象づける一文字の発光が特徴的です。

ほとんどの外装パネルが作り変えられているだけでなく、タイヤの締結もより走行性能を高めるためにハブボルトからボルト締結への変更など、稀に見るレベルのマイナーチェンジとなりました。

ISはFRスポーツセダンとされているとおり、走行性能の高さ、安定性に優れており運転するのが楽しく感じるでしょう。また、乗り心地や静粛性にも富んでおり快適なドライブを楽しめます。

ドイツ車に十分匹敵するレベルであるとともに、メルセデスやBMWなどとは違ったレクサスならではの乗り味を体感できるでしょう。

ISにはガソリン車とハイブリッド車があり、IS300 2Lターボのガソリン、IS300h 2.5Lハイブリッド、IS350 V6エンジン3.5Lガソリン、そしてハイパフォーマンスモデルのIS500 V8 5.0Lエンジンがラインアップされています。

IS500とIS350を除いてF SPORTとversion L、ベースグレードを選択できます。

レクサスのアイデンティティともいえるスピンドルグリルを装着したければF SPORTを、ラグジュアリーな装備を充実したい方はversion Lを選択するのがいいでしょう。

ISの車両価格は高めですが、走りや乗り心地といった車の性能は非常に高く、新車オーナーや認定中古であれば、レクサスの充実したサービスも堪能することができます。きっと価格以上に買って良かったと思える1台になるでしょう。

スペック表 レクサス IS300 F SPORT(2WD)

ボディサイズ(全長×全幅×全高) 4,710mm×1,840mm×1,435mm
ホイールベース 2,800mm
最大乗車定員 5名
車両重量 1,640kg
燃費 WLTCモード:12.2km/L
エンジン種類 直列4気筒インタークーラー付ターボ ガソリン1998cc
エンジン最高出力 180kW(245ps)/5,200-5,800rpm
エンジン最大トルク 350N・m(35.7kgf・m)/1,650-4,400rpm
モーター最高出力 70kW(95ps)
モーター最大トルク 185N・m(18.9kgf・m)
駆動方式 後輪駆動方式
トランスミッション 8-Speed SPDS(電子制御8速オートマチック)
新車価格 4,872,727円(消費税抜き)

(2023年2月現在 レクサスより)

レクサス ES

出典:https://response.jp
《画像提供:Response》《写真提供 トヨタ自動車》レクサス ES300h 特別仕様車 グレイスフルエスコート

レクサスESは、LSに続く大型セダンであり、その風貌はLSと見間違えるほど豪華でラグジュアリーな仕上がりです。L字ユニットが集合して造形されたフロントグリルは圧巻で、強調されたフロントフェイスは見る人の目を惹きます。

ボディラインも美しく、セダンでありながらクーペのようなシルエットです。クーペスタイルでは室内空間を犠牲にしてしまうことがネックですが、ESではGA-Kプラットフォームを採用してホイールベースを大きく取り、室内空間を確保しながら伸びやかなスタイリングを獲得しました。

室内はゆとりのある快適な空間を実現。フロント回りは、タッチ式ディスプレイで操作スイッチ等を最小限にし、シンプルでありながら操作性に優れたコックピットとなっています。

また、ESでは量産車初となるデジタルアウターミラーを搭載可能。サイドミラーを小型カメラに変更、室内にモニターを設置することでミラーレスのようなスッキリしたデザインとなっています。通常のミラーよりも広角で、雨天時に雨粒が映りこみにくい設計のため、視認性も高く安全面の向上にもつながります。

通常のミラーに慣れていると、はじめは見にくく感じるかもしれませんが、慣れてくればむしろカメラの方が見やすく感じるでしょう。ただし、上質なインテリアに設置されたモニターが後付けのように感じたり、人により好みが分かれるところです。

全体的に上質な仕上がりとなっており、レクサスのセダンとして誇れる車で、落ち着いたモダンな雰囲気がESのウリでもあるので、ゆったりと流して走りたくなります

スペック表 レクサス ES ES300h(2WD)

ボディサイズ(全長×全幅×全高) 4,975mm×1,865mm×1,445mm
ホイールベース 2,870mm
最大乗車定員 5名
車両重量 1,670kg
燃費 WLTCモード:22.3km/L
エンジン種類 直列4気筒 ガソリン 2,487cc
エンジン最高出力 131kW(178ps)/5,700rpm
エンジン最大トルク 221N・m(22.5kgf・m)/3,600-5,200rpm
モーター最高出力 88kW(120ps)
モーター最大トルク 202N・m(20.6kgf・m)
駆動方式 前輪駆動方式
トランスミッション 電気式無段変速機
新車価格 5,472,727円(消費税抜き)

(2023年2月現在 レクサスより)

マツダ MAZDA6 セダン

出典:https://response.jp
《画像提供:Response》《写真撮影 中野英幸》マツダ6 20th アニバーサリーエディション

MAZDA6は、元々アテンザという車名で販売されていましたが、2019年の改良と同時に車名がMAZDA6に変更されました。海外では当初からMAZDA6として販売されていたので、グローバル戦略のひとつとして車名統一が実施されたのでしょう。

MAZDA6はマツダのセダンにおけるフラッグシップモデルに位置付けられており、内外装ともに上質な仕上がりとなっています。全体的にシンプルなデザインで、突出した部分はなく、落ち着いたシルエットがMAZDA6の良さです。

中でも匠塗(TAKUMINURI)とよばれるマツダ独自の塗装技術を生かした「アーティザンレッドプレミアムメタリック」カラーは、ワインのような深みのある赤を再現、流麗なボディラインに深みを増す塗装が注目を集めました。

MAZDA6のエンジンは、ガソリンとディーゼルが用意されています。国産車のセダンにおいてディーゼルをラインアップしているのはMAZDAぐらいのもの。

ディーゼル特有の低回転域での力強さが特徴で、MAZDA6のSKYACTIV-D2.2は最大トルク450N・m/2,000rpmを発揮するので、トルクだけで見ればハイパフォーマンスカー並みのパワーがあります。重量級のセダンでありながら、クリーンディーゼル車においては17.8km/Lの低燃費さも賞賛ポイントです。

インテリアにおいても立体的に造形されたシートが上質さを出し、パワーシートやシートヒーター、ベンチレーション機能といった快適装備も充実しています。

運転席回りもシンプルなレイアウトとなっており、8インチセンターディスプレイではApple CarPlayなどを搭載しています。各情報が見やすく、必要な時に必要な情報を得ることがゆとりのある運転をサポートしてくれることでしょう。

フラッグシップモデルでありながら、リーズナブルな価格で提供されています。エンジン種類も豊富なので、自分にあったMAZDA6を選択する楽しみがありますね。

スペック表 MAZDA6 セダン XD(2WD)

ボディサイズ(全長×全幅×全高) 4,685mm×1,840mm×1,450mm
ホイールベース 2,830mm
最大乗車定員 5名
車両重量 1,610kg
燃費 WLTCモード:17.8km/L
エンジン種類 水冷直列4気筒DOHC16バルブ直噴ターボ ディーゼル 2,188cc
エンジン最高出力 147kW(200ps)/4,000rpm
エンジン最大トルク 450N・m(45.9kgf・m)/2,000rpm
駆動方式 2WD(FF)
トランスミッション 6EC-AT
新車価格 3,075,000円(消費税抜き)

(2023年2月現在 マツダより)

日産 スカイライン

出典:https://response.jp
《画像提供:Response》《写真提供 日産自動車》日産 スカイライン 400R(ミッドナイトパープル)

日産スカイラインは、1957年から現在まで販売されているスポーツセダンです。

外見は、高級感あるセダンですが、スポーツカー同等もしくはそれ以上の性能を誇っており「羊の皮を被った狼」といわれるほどです。

現行のスカイラインは、GTと400Rのグレードで構成されており、V6 3.0Lツインターボエンジンを搭載、400Rでは過給機性能を高めた専用チューニングを施したことで、最高出力405psと並のセダンとは比較できないほどの高出力となっています。

サスペンションには電子制御を取り入れた、インテリジェントダイナミックサスペンションにより車体のロールを抑え車両姿勢をフラットに保つことで、ドライバーの操作に遅れることなく追従、路面状態に合わせて減衰力をコントロールするので快適な乗り心地を実現しています。

さらに、ハンドリングにもこだわっており、ステアリングの動きを電気信号に置き換えタイヤを操舵していくことで、軽いハンドリング、悪路等によってハンドルが取られる現象を小さくし、走行安定性を確保しています。走行時に車を真直ぐ走らせるステアリングコントロールは意外と負担になります。こうした負担を軽減させると同時に、意のままに車をコントロールする楽しさを体感させてくれるでしょう。

室内の高級感、快適性も充実しています。シートは本革シートで、ダイヤカット調のデザインをあしらっていることで高級感を演出。ドア内張りやインパネ周りにもレザーが施され質感高い内装となっています。

また、不快なノイズを抑えるためにスピーカーから逆位相となる音を発生させることでノイズをキャンセルし、静粛性を高めています。

スカイラインはセダンでありながら、スポーツ志向が強く、心躍るドライビングが楽しめる車です。車内の快適性はもちろん、ゴルフバッグを4つ収納できる荷室の積載力も魅力となっています。スポーツセダンを求める方には最適な1台でしょう。

スペック表 スカイライン GT(2WD)

ボディサイズ(全長×全幅×全高) 4,810mm×1,820mm×1,440mm
ホイールベース 2,850mm
最大乗車定員 5名
車両重量 1,700kg
燃費 WLTCモード:10.0km/L
エンジン種類 DOHC・筒内直接燃料噴射V型6気筒 ガソリン 2,997cc
エンジン最高出力 224kW(304ps)/6,400rpm
エンジン最大トルク 400N・m(40.8kgf・m)/1,600-5,200rpm
駆動方式 後輪駆動方式
トランスミッション マニュアルモード付フルレンジ電子制御7速オートマチックトランスミッション(7M-ATx)
新車価格 4,154,000円(消費税抜き)

(2023年2月現在 日産より)

BMW 3シリーズ

出典:https://response.jp
《画像提供:Response》《撮影 宮崎壮人》BMW 3シリーズ 新型(330i M Sport)

BMW 3シリーズは、現行で7代目となるロングヒットモデルです。BMWにおける主力モデルでもあり、ブランドの象徴ともいえる車が3シリーズとなっています。

国内においても目にする機会の多い3シリーズですが、それもそのはず、3シリーズは2020年度において販売台数ランキングが4位にランクインされた、他輸入車と比較してもダントツで販売台数が多いモデルです。

3シリーズは、長い歴史のなかで改良を繰り返し、洗練されたデザインや一早く取り入れられる最新技術など、BMWにおいても3シリーズに力を入れていることが伺えます。

一目でBMWとわかるキドニーグリル、輪郭が強調された逆L字型のLEDヘッドランプを備えたフロントフェイス、ロングホイールベース、ショートオーバーハングなサイドシルエットはスポーツセダンを彷彿とさせてくれるデザインとなっています。

また、パワートレインも豊富なのが3シリーズの魅力のひとつともいえます。

BMWのモデルは直4 2Lガソリンエンジンを搭載した318i、ディーゼルエンジンの320d、318iのエンジン出力を高めた320i、プラグインハイブリッドモデルの330e、直列6気筒のエンジンを搭載した340iがラインアップされています。国産セダンにほぼ設定されていない、プラグインハイブリッドモデルは魅力的なパワートレインです。

BMWの「駆け抜ける歓び」をしっかりと意識した走行性能、車両の安定性能はいずれもハイレベルで、スポーツセダンの楽しさを存分に感じられるでしょう。

さらに、最新技術も要チェックです。リバースアシスト/後退時ステアリングアシスト機能では、直近50mの走行ルートを記録しバックが必要な時に自動で後退してくれるという機能です。また、パーキングアシスト、ドライビングアシスト、キーがスマホとなりエンジンの始動も可能とするデジタルキーなど多くの装備が用意されています。

BMWのセダンとしてかなり完成度が高く、走行、機能、安全性能など多くの性能においてトップレベルに近い車です。価格は国産に比べると高めではありますが、プレミアムな1台として所有するステータスは、その価格以上ではないでしょうか。

スペック表 BMW 320i M Sport(2WD)

ボディサイズ(全長×全幅×全高) 4,720mm×1,825mm×1,440mm
ホイールベース 2,850mm
最大乗車定員 5名
車両重量 1,550kg
燃費 WLTCモード:13.0km/L
エンジン種類 直列4気筒DOHC ガソリン 1,998cc
エンジン最高出力 135kW(184ps)/5,000rpm
エンジン最大トルク 300N・m(30.6kgf・m)/1,350-4,000rpm
駆動方式 後輪駆動
トランスミッション 電子油圧制御式8速AT
新車価格 5,872,727円(消費税抜き)

(2023年2月現在 BMWより)

メルセデス・ベンツ Cクラス

出典:https://response.jp
《画像提供:Response》《撮影 島崎七生人》メルセデスベンツ C200アバンギャルド

誰もが憧れる高級自動車メーカー、メルセデス・ベンツからラインアップされているCクラスは、日本でも人気のセダンです。

メルセデスベンツにおいてCクラスは中間モデルの位置付けではあるものの、高級感溢れる内外装のデザイン、走行性能、多くの最新技術を装備しており、メルセデスの真骨頂といわれています。

大きめのボディが多い輸入車の中でも比較的コンパクトなので、日本でも扱いやすく、メルセデスにおいてCクラスのシェアが一番となっています。

Cクラスのグレード構成は、エントリーグレードとなるC180、C180のエンジンの出力を上げたC200、ディーゼルモデルのC220d、そして、ハイパフォーマンスカーであるAMG C43がラインアップされています。

どのモデルもマイルドハイブリッドを搭載しており、燃費の向上はもちろんのこと、エンジンをアシストしてくれることで気持ちの良い加速を体感できます。

室内では、まず目を引くのはセンターに鎮座した11.9インチのメインディスプレイ、運転席前にも12.3インチのメーターディスプレイです。メインディスプレイで車両情報やナビ画面、マルチメディアはもちろんのことエアコン操作まですることができます。これにより、スイッチ類が大幅に削減でき、かなりスッキリとした運転席回りであると同時に、音声認識による各種操作も可能で操作性の向上も伴っています。

セーフティ機能においてもCクラスは世界最高レベルの技術を搭載しています。ドライバーの緊急時における自動停車、車線逸脱防止、高速走行時におけるウィンカーを出すと車線変更をしてくれる機能など充実しています。

Cクラスはメルセデスの定番モデルであるからこそ、かなり力を注いだブランドの顔といえる1台でしょう。

スペック表 C200 アバンギャルド(2WD)

ボディサイズ(全長×全幅×全高) 4,755mm×1,820mm×1,435mm
ホイールベース 2,865mm
最大乗車定員 5名
車両重量 1,660kg
燃費 WLTCモード:16.4km/L
エンジン種類 直列4気筒+ISG ガソリン 1,494cc
エンジン最高出力 150kW(204ps)/5,800-6,100rpm
エンジン最大トルク 300N・m(30.6kgf・m)/1,800-4,000rpm
モーター最高出力 10/15kW
モーター最大トルク 208N・m(21.2kgf・m)
駆動方式 後輪駆動(FR)
トランスミッション 電子制御9速A/T
新車価格 6,063,637円(消費税抜き)

(2023年2月現在 メルセデス・ベンツより)

メルセデス・ベンツ Eクラス

出典:https://response.jp
《画像提供:Response》《写真撮影 山内潤也》メルセデスベンツ E200 Sports

メルセデスのベンチマークといってもいいEクラス。その理由は、Eクラスと最上級モデルであるSクラスはメルセデスにとってのルーツでもあるからです。その中で、Eクラスは高級セダンでありながら世界最高の実用車といわれています。

Eクラスは、車としての性能、居住空間の快適性、そして耐久性といずれをとっても優れている車であり、初期のEクラスでは定期的な整備を心掛けていれば常に新車と同等と言われるほど良くできた車でした。現行のEクラスは、Cクラスに近いデザインとなっています。メルセデスのセダンは統一されたデザインを意識しているような印象を受けます。

Eクラスの外装はエレガントでありつつ、フロントバンパーの開口部が大きく、エアインテークに配備された2本のフィンがスポーティさを演出しています。Eセグメントに部類されるサイズのセダンであることから、横から見たときのボディが伸びやかで、素晴らしく美しいサイドビューです。

インテリアにおいても高級感満載です。12.3インチのメーターディスプレイとナビが横一列に並んでおり、目線の移動が少なく見やすさ、操作性に優れています。レザーと木目のあしらいも上品であり、まさに高級車と感じる車でしょう。

また、アンビエントライトが夜間走行時のドライブシーンを盛り立ててくれるので、ついつい夜のドライブが増えてしまいそうですね。

現行Eクラスのグレードは、AMGモデルを除いて4グレードとなっています。E200 Sport、E220d Sport、E300 Sport、E350de Sportがラインアップ。

中でも、E200 SportとE350deに注目です。E200では、Eクラスという大柄な車体にも関わらず1.5Lのエンジンが搭載されています。え?と思うかもしれませんが、1.5Lエンジンにはターボ搭載はもちろんのこと、モーター兼発電機とされるBSGを採用、48Vマイルドハイブリッドシステムによりレスポンスの良い加速を味わえます。

そして、E350deはディーゼルのプラグインハイブリッドとなっています。元々、燃費性能に優れていたクリーンディーゼルとモーターを組み合わせたことで、効率の良いシステムを構築しています。驚くのは性能で、システム全体で最高出力306ps、最大トルク700N・mと十分すぎるパワーを持っています。トルクだけでみると、AMGモデルであるE53に近い性能を誇っています。

Eクラスの上は最上級であるSクラスですが、実用面で考えるとEクラスに軍配は上がるでしょう。さすがにこのクラスになると価格も1,000万円近くとなるため手が届きにくい車ではあります。それでも、人気があるというのはEクラスの魅力がそれだけ高いということですね。

スペック表 E200 Sport

ボディサイズ(全長×全幅×全高) 4,940mm×1,850mm×1,455mm
ホイールベース 2,940mm
最大乗車定員 5名
車両重量 1,720kg
燃費 WLTCモード:12.8km/L
エンジン種類 直列4気筒+BSG ガソリン 1,494cc
エンジン最高出力 135kW(184ps)/5,800-6,100rpm
エンジン最大トルク 280N・m(28.6kgf・m)/3,000-4,000rpm
モーター最高出力 8/10kW
モーター最大トルク 38N・m(3.9kgf・m)
駆動方式 後輪駆動(FR)
トランスミッション 電子制御9速A/T
新車価格 7,936,364円(消費税抜き)

(2023年2月現在 メルセデス・ベンツより)

アウディ A3

出典:https://response.jp
《画像提供:Response》《photo by Audi》アウディA3スポーツバック新型の Sライン

アウディA3は全長が4,495mm~とコンパクトで、取り回しのしやすいセダンです。日本の狭い道路においても苦労する場面が少なく人気モデルとなっています。現行モデルのA3は2021年にデビューしており、先代モデルと比べると内外装ともによりスポーティで近未来的なデザインを感じさせてくれます。

外装は、大きなシングルフレームグリルがアウディらしさを出しているのと同時に、大型のエアインテークを備えたバンパーがスポーティさを強調しています。LEDヘッドランプのデザインは他車にはない独創的な発光が魅力です。

インテリアにおいても液晶デジタルメーターをはじめ、10.5インチのタッチ式ディスプレイなどを装備。センターコンソールが運転席に向いているのも特徴的で、ドライバーの操作性を高めていることが伺えます。

また先進技術として「アダプティブクルーズアシスト」を搭載しています。従来のアダプティブコントロールに加え、高速道路を走行中に走行レーンからの車両はみ出しを抑制し、レーンをキープするアクティブレーンアシストを統合した機能となります。

A3のエンジンは直列3気筒1.0Lターボか直列4気筒2.0Lターボが用意されています。グレード構成としては、1.0Lエンジンにはベースモデル、advanced、S Lineの3グレードとなっています。2.0Lエンジンには、advanced、S Lineどちらもquattroを搭載、さらに走行性能を高めたS3が鎮座しています。

アウディA3はベースグレードであれば300万円台とかなりリーズナブルな価格で購入できます。quattroシステムを搭載した2.0Lモデルは、少し価格が上がりますが、余裕をもったパワーに走行安定性能が高くなっているので余裕があればこちらをオススメします。

スペック表 A3 quattro Sline(4WD)

ボディサイズ(全長×全幅×全高) 4,505mm×1,815mm×1,410mm
ホイールベース 2,635mm
最大乗車定員 5名
車両重量 1,500kg
燃費 WLTCモード:13.5km/L
エンジン種類 直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボ ガソリン 1,984cc
エンジン最高出力 140kW(190ps)/4,200-6,000rpm
エンジン最大トルク 320N・m(32.6kgf・m)/1,500-4,100rpm
駆動方式 quattro(4WD)
トランスミッション 7速Sトロニックトランスミッション
新車価格 4,763,636円(消費税抜き)

(2023年2月現在 アウディより)

まとめ

セダンは車の性能が全体的に高いことに加えて、ゆとりのある車内のおかげで快適な室内空間を備えているためトータルバランスのとれた車です。

今でこそ、SUVやミニバンに押され気味ではあるものの、国産、輸入車問わず各メーカーが力を注いでいることは間違いないでしょう。

元々はファミリーカーとして支持されてきたので、様々なシーンにおいて活躍してくれるはずです。セダンは今後も多くの方に支持され続ける車となりそうです。

よくある質問

セダンは運転しやすいの?

セダンの特徴としてドライビングポジションが、ミニバンやSUVと比較すると低い位置にあります。車高が低いことで車両の下方向への死角が少ないので安全面において有利に働きます。重心が低いことのメリットとして、車体の揺れやコーナリング時の傾きも小さくなることから安定した走行が楽しめます。

その反面、セダンの特徴である3BOXによって駐車時は注意が必要でしょう。ボンネットとトランクが出ているため、距離感をつかめないとぶつけてしまう可能性があります。特にミニバンからセダンへ乗りかえた方は前方への意識を高めると良いでしょう。

結論として、乗り慣れている方は問題ないですが、他のボディタイプからセダンへ乗りかえた方はボディ前方や後方の感覚を身に付ける必要があります。

ファミリーカーとしてセダンは使える?

セダンは、ファミリーカーとしての使用を敬遠する方が多いようですが、セダンもファミリーカーとして十分活躍できる車です。後席の広さをはじめとした室内の快適性、トランクルームはゴルフバックが2~3個入るほどの容量があります。また、セダンの良いところは3BOX構造によって前後方向からの追突に強いことも挙げられます。

ただし、自転車等の大きいものを積めないのはデメリットといえるでしょう。また、乗車人数も5人までなので、家族構成によってはセダンをメインカーとすることは難しくなってしまいます。ご自身のライフスタイルに合わせて最適な車を選択するようにしましょう。

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