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レガシィツーリングワゴンの維持費を計算!購入に関わる費用も解説

レガシィツーリングワゴンは、スバルのフラッグシップ車であるレガシィのステーションワゴンタイプの車種です。1989年に発売されて以来、スバルを代表する車種として市場を牽引してきました。

この記事では「レガシィツーリングワゴンを買おうと思ってるけど、維持費はどれくらいになるんだろう?」と思っているあなたのために、レガシィツーリングワゴンの維持費について解説していきます。税金や保険など年間の維持費をはじめ、購入時の費用や、注意するべき点もご紹介します。

目次

レガシィツーリングワゴンの特徴

ラインナップ

<レガシィ>は当時、富士重工業だったスバルが再起をかけて開発した新世代モデルの車で、セダンとツーリングワゴンのラインナップでした。最上級グレードの<GT>はスポーツセダンに劣らない走行性能を持ち、日常使いにも走りを楽しむことにも幅広く対応し、<スポーツワゴン>という新しいジャンルを生み出しました。

スポーティで上質なデザインと、上級セダンのような快適性、走行の安定性能を誇るオールマイティなステーションワゴンとして高い人気を誇ります。初代から3代目のモデルまでは5ナンバーサイズ、4代目と5代目は3ナンバーのボディサイズになっています。

優れた機能性

シンメトリカルAWDと水平対向エンジンにより低重心で高い走行安定性を実現、ターボエンジンや<アイサイト(先進運転支援システム)>を搭載し、<より遠くまで、より愉しく、より安全に>をコンセプトにした優れた機能性を持つステーションワゴンです。

2014年のフルモデルチェンジの際に販売終了が発表され、後継車のレヴォーグに引き継がれています。

レガシィツーリングワゴン2.5i Bスポーツ(2014年モデル)の燃費は14.4km/Lとなっています。

レガシィツーリングワゴンでかかる維持費は年間どのくらい?

レガシィツーリングワゴンにかかる維持費は、大きく分けて<税金><保険料><メンテナンス費>などが挙げられます。その他の費用としてガソリン代や駐車場代などもかかります。

<レガシィツーリングワゴン2.5i Bスポーツ>の場合、1年間の維持費は約37万円です。内訳を見てみましょう。

税金

レガシィツーリングワゴンにかかる税金は、自動車税と自動車重量税です。

自動車税

自動車税の金額は<エンジンの総排気量>によって変わります。排気量1リットル以下の29,500円~6リットル以上超の111,000円まで、自動車税は大きく違います。加えて、車種(普通・大型・大型特殊・小型特殊)や、用途(乗用・乗合・貨物・特殊用)によっても異なるのが特徴です。

レガシィツーリングワゴンの排気量は、2498ccなので、45,000円になります。自動車税は4月1日時点での所有者に毎年課せられる税金で登録時に支払いますが、年度の途中で購入した場合は、購入した月の翌月から3月までの月割りで計算されます。

重量税

自動車重量税は車両の重量により違い、新車の購入時には0.5トン以下の12,300円から3トン以上の73,800円まで、0.5トンごとに増えていきます。レガシィツーリングワゴンは車両重量が1510kgですので、2年分で32,800円です。

保険

保険には、自賠責保険と任意保険があります。2つの違いは加入が義務かそうでないかで、自賠責保険に加入していない車は運転をすることができません。

自賠責保険

自賠責保険は、車を購入する場合には必ず加入しなければならない保険で、<強制保険>とも呼ばれます。事故に遭った時に相手方の身体への補償に限られており、自分への補償はありません。また、自賠責保険に加入していない車は車検を通すことができません。

レガシィツーリングワゴンの自賠責保険料は、1年分で15,520円です。

任意保険

任意保険は、その名の通り任意で加入する保険です。事故の相手方だけではなく、自分や搭乗者・車や物など多岐に渡る補償があります。さらに、特約を付加したりロードサービスを受けられるなど、保険会社やプランによって補償をより充実させることができます。

年齢や等級などで値段の差がかなりありますが、平均して年間65,000円ほどかかります。

その他費用

その他の費用としては、ガソリン代・駐車場代・車検代やメンテナンス費用があります。

ガソリン代

ガソリン代は年間にどのくらい走るのかによって変わりますが、1年に1万キロ走行する場合で見てみましょう。

レガシィツーリングワゴンの燃費はカタログ値で14.4km/Lです。ガソリン代の計算は以下の計算式を使います。

消費ガソリン量 = 走行距離 ÷ 燃費
費用 = 消費ガソリン量 × ガソリン単価

2019年5月現在のレギュラーガソリンの値段は平均で140円/Lなので140円で計算すると、ガソリン代は約98,222円です。

駐車場代

駐車場代は地域によって差がありますが、全国平均は約8,000円といわれています。年間だと96,000円です。

車検代

車検代には通常、大きく分けて<法定費用><車検基本費用><部品交換費用>の3つがかかります。法定費用には自動車重量税、自賠責保険も含まれますが、すでに上記で説明していますのでその他の費用を計算します。

検査手数料1,800円、24か月定期点検料を自動車ディーラーで行うと約21,600円(カー用品店などでは約13,000円のところも)、事務手数料がディーラーだと10,800円(カー用品店では定期点検料に含まれている場合もあります)が目安です。その他にはオイル交換やタイヤ交換などがあればその分も加算されます。

以上を計算するとレガシィツーリングワゴンの車検費用は自動車ディーラーに出した場合には34,200円+自動車重量税、自賠責保険がかかります。

レガシィツーリングワゴンの購入時にかかる費用は?

レガシィツーリングワゴンはすでに生産終了しているモデルなので、中古で購入することになります。<レガシィツーリングワゴン>は、リクルートが運営するウェブサイト<カーセンサー>では12.8万円から249.8万円までの548台が掲載されています。

車体価格

車体価格は、車両本体の価格です。<レガシィツーリングワゴン2.5i Bスポーツ>の車両本体価格は24.8万円~189.9万円です。

オプション

オプションは、標準装備に無いものを好みに合わせて選択できます。メーカーオプションとショップオプションがあり、装着できるタイミングが異なります。

メーカーオプションは工場で自動車を製造する際に装着するもので、新車の購入時にのみ注文することができます。ショップオプションはメーカーに出荷された後に装着するもので、納車後でも装着できます。オプションの値段は数万円から数十万円まで商品によって開きがあります。

中古車の場合はメーカーオプションはつけられませんので、好みのオプションが付いた車を選びましょう。

自動車税・自動車重量税

自動車税は、4月1日の時点での車の所有者に対して毎年課せられます。新車を購入する場合は購入時に支払いますが、年度の途中で購入(新規登録)した場合には月割りになります。普通自動車は排気量ごとに料金が異なり、<レガシィツーリングワゴン2.5i Bスポーツ>では45,000円になります。

自動車重量税は、車の重さに対して毎年かかる税金です。新車で購入した場合には3年分、その後は車検の際に2年分ずつまとめて納付する仕組みになっています。<レガシィツーリングワゴン2.5i Bスポーツ>の場合は中古車なので、2年分で32,800円です。

自動車取得税

自動車取得税とは、50万円以上の自動車を取得した場合に課される税金です。自動車取得税の課税対象は三輪以上の軽自動車、小型自動車、普通自動車(特殊自動車を除く)で、新車の場合は自動車取得価格×税率、中古車で購入した場合は残価率を用いて計算します。

<レガシィツーリングワゴン2.5i Bスポーツ>の場合は中古車になりますので、残価率を用いて計算します。残価率は自動車の経過年数から算出された掛け率のことで、経過年数によって残価率が下がっていきます。

レガシィツーリングワゴンは2014年に生産が終了していますので、最新のモデルでも5年が経過しています。5年経過時の残価率は0.146です。

たとえば、100万円で5年落ちのレガシィツーリングワゴンを購入した場合の計算は:

100万円 × 0.146(残価率) = 14万6千円となり、50万円以下になるので免税(0円)です。

なお、2019年10月に消費税が10%に増税された場合には自動車取得税は廃止され、環境性能割という課税方式に変わる予定です。

自賠責保険

自動車を取得する際に必ず加入する必要のある自賠責保険料は中古の普通乗用車の場合24か月分で25,830円です。

リサイクル料金

2005年に施行された自動車リサイクル法により、自動車を所有する人は、将来廃車にするための「自動車リサイクル料金」を支払うことになりました。以前は自動車の解体のための費用は業者の負担で行われていましたが、埋め立て費用などの高騰によって業者の負担が増え、不法投棄や不適切な処理が増加して環境への影響が大きくなってきたためです。

リサイクル料金は車両タイプによって変わりますが、レガシィツーリングワゴンの場合は12,720円~14,200円になります。

ディーラー代行手数料

ディーラーの代行手数料は、車両を登録するための書類の手続きにかかる費用です。ディーラーや中古車販売店によってまちまちですが、相場価格は5万円~8万円程度です。

壊れやすいところや注意するべき点

レガシィツーリングワゴンでトラブルが起きやすいのはパワーステアリング関係です。オイル漏れによりパワーステアリングが重くなったり、ゴリゴリ感を感じたりすることがあります。

修理にはパワーステアリングラックから全て交換になることがあるので、その場合は10万円程度の費用がかかります。

その他には、フロントサスペンションのロアアームのブッシュ切れにより異音がするというものです。これは経年劣化によるもので、ブッシュを入れ替えれば直りますが、劣化がやや早いというレガシィツーリングワゴンの弱点として知られています。修理費用は2万円程度です。

まとめ

レガシィツーリングワゴンの維持費は、1年間に約37万円でした。これは保険料や走行距離などによっても変わってきますので、あくまでも目安として参考にしていただけると幸いです。

レガシィツーリングワゴンは生産終了していますが、SUVやクロスカントリーに繋がる新しいジャンルを確立したスバルの代表的車種です。やや燃費が悪いのが難点ですが、市場にも多く出回っていますので購入しやすい車と言えます。

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