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世界が認めた維持費の安さ!三菱の誇り高きミラージュの維持費に迫る

維持費が安いと車を所有する楽しみがアップするという人も多いでしょう。コンパクトカーには維持費を抑えたモデルが多くみられますが、三菱のミラージュはけた外れの維持費です。

その維持費の安さは国内外でも高く評価され、爆発的な人気を生んでいます。そんなミラージュの実際の維持費は、年間どのくらいなのでしょうか。ミラージュの維持費について調べてみました。

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目次

三菱ミラージュの特徴

ミラージュは978年3月~2002年8月まで三菱が製造・販売していたコンパクトカーです。フランス語で<神秘・ロマンチック>を意味するミラージュは、その名の通りの魅力あふれたコンパクトカーとして人気を集めます。

2003年には一旦名称が消滅してしまいますが、世界戦略車のコンパクトカーとして2012年に復活を果たしました。2012年にはタイで生産・販売が開始され、欧州へはColtの名前で輸出されるなど、世界的なシェアを広げる1台です。

アメリカで最高賞に輝くミラージュ

ミラージュはアメリカのオートモーティブサイエンスグループの調査において、<ベストエコノミーパフォーマンスカー>と<ベスト5オールアラウンドパフォーマンス>の2賞を受賞しています。

これは、2018年モデルの1664台について経済性やパフォーマンスの面から評価されたものです。最高賞が授与されたミラージュは、北米市場の2018年モデルの中で所有コストが最も安く最高のパフォーマンスを備えていることが証明されています。

また、ミラージュは2年連続で受賞という快挙も挙げ、多くのアメリカ人のそのパフォーマンスのよさが示されました。さらに、購入後半年間の維持費が、アメリカで最も低くおさえられることから<ベスト5オールアラウンドパフォーマンス賞>も受賞しています。

ミラージュの基本スペック

  • モデル:DBA-A03A
  • 種別:XTHX G/XTMX M
  • 全長(mm):3,795
  • 全幅(mm):1,665
  • 全高(mm):1,505
  • 最低地上高(mm):150
  • 車両重量(kg):900
  • 燃料消費率 JC08モード(km/L):23.8
  • 総排気量(L):1.192

ミラージュでかかる維持費は年間どのくらい?

ここからは、ミラージュの維持費が年間どのくらいかかるのかを実際にみていきましょう。

税金

自動車にかかる税金には、自動車税と重量税があります。

自動車税

自動車税は毎年かかる税金です。排気量ごとに課税されるのが特徴で、総排気量1L以下の車の税額は29,500円となります。その後、0.5Lごとに増税される仕組みです。

ミラージュの総排気量は1.192Lですので、エコカー減税適用前の自動車税は29,500円となります。ミラージュもエコカー減税対象車ですが自動車税の減税はありません。

重量税

重量税は車両重量ごとに課税される税金です。新車購入時に3年分、その後、車検ごとに2年分を前納します。車両重量が0.5トン増えるごとに4,100円ずつ増えていくのが特徴です。

また、2019年4月30日までの燃費基準をクリアしているエコカー減税対象車の場合には減税が受けられ、0.5トンごとの増税が2,500円になります。ミラージュももちろんエコカー減税の対象車です。そのため、新車購入時と初回車検時に納める重量税の減税が受けられます。

ミラージュが対象となるエコカー減税では25%が減税されますので、購入時に納める重量税は11,200円です。初回車検時には2年分として10,000円を納めますので、新車購入から5年間の重量税は21,200円となります。

これを1年あたりに換算すると、4,240円と非常に安いことがわかるでしょう。 

保険

自動車は事故が多いことから、保険には加入しておくのが安心です。自動車の保険には自賠責保険と任意保険があります。

自賠責保険

自賠責保険は、自動車を所有するすべての人が加入しなくてはいけない保険です。国の保険であり、強制保険と呼ばれることもあります。

自賠責保険は新車購入時に3年分、車検時に2年分の前払いが基本です。どこで加入しても保険料は一律であり、新車購入時に35,950円を支払います。

車検時には25,830円がかかりますので、9年間ミラージュを所有した場合の自賠責保険は35,950円×25830円×3=113,440円です。

それを9年で割ると、1年あたりの自賠責保険は12,604円となります。

任意保険

任意保険は自賠責保険とは違い、加入が強制ではありません。しかしながら、自賠責保険だけでは万が一の事故の際に補償しきれないといえるでしょう。

そのため、任意保険に加入しておく人が多くみられます。ただし、大手の保険会社の任意保険に加入すると、保険料が高くなるといえるでしょう。一方で、安いのはインターネットなどで販売されている保険です。

また、保険料は補償内容によって異なり、運転者の年齢や等級、事故歴、車種などによっても左右されるといえるでしょう。ここでは、ミラージュの任意保険の相場を例を挙げて紹介します。

<56,820円>

  • 運転者の年齢:23歳
  • 等級:7等級
  • 運転者年齢条件:21歳以上
  • 車両保険:なし

<24,470円>

  • 運転者の年齢:34歳
  • 等級:13等級
  • 運転者年齢条件:26歳以上
  • 車両保険:なし

<48,310円>

  • 運転者の年齢:45歳
  • 等級:18等級
  • 運転者年齢条件:35歳以上
  • 車両保険:あり

その他費用

ミラージュの維持費としてかかるのは、税金や保険だけではありません。ガソリン代や駐車場代、車検代も必要となります。ここからは、それぞれ年間にどのくらいかかるのか紹介していきましょう。

ガソリン代

燃費性能に優れたミラージュは、ガソリン代が安くおさえられることでも高く評価されています。では、実際のガソリン代が年間にどのくらいかかるのかみていきましょう。

ミラージュのカタログ燃費は23.8km/Lです。これは、走り方や走る場所によってもことなりますので、実際には16.7km/Lだと考えられます。

この実燃費をもとに、年間10,000km走行した場合のガソリン代を計算していきましょう。なお、ガソリンの価格は137円/Lとします。

10,000km÷16.7km/L×137円となり、およそ82,000円が年間のガソリン代です。

駐車場代

自動車を所有する場合には、車庫証明が必要です。自宅に駐車スペースが確保できている場合には必要ありませんが、駐車スペースがないという人は駐車場を借りないといけません。

駐車場代は、賃貸物件などと同じように駅から近い場合や人気のエリアなどでは高くなります。また、東京では駐車場代が高く、1カ月あたり30,000円をこえることもめずらしくありません。

一方で地方では駐車場代が安く、安い地域では4,000円程度で借りることも可能です。全国の駐車場代を平均するとおよそ8,000円でしょう。

ただし、駐車場の契約は1年単位で更新することも多く、更新の度に1カ月分の更新料がかかります。それらをふまえて考えると、1年間の駐車場代は8,000円×12カ月+8,000円となり、104,000円が必要です。

車検代

日本では、新車登録から3年後、その後、2年ごとに車検を受けることが義務付けられています。車検にかかる費用には、自賠責保険や重量税、印紙代といった法定費用のほかに、車検基本料、車検代行手数料などが必要です。

車検の基本料金は業者によって異なりますが、ディーラーに車検を依頼するのが最も高いといわれています。安くおさえるためにはユーザー車検などを利用するのもいいでしょう。

初回の車検にかかる費用の一例は次の通りです。

  • 自賠責保険:25,800円
  • 重量税:11,200円
  • 印紙代:1,200円
  • 車検基本料金:17,000円
  • 代行手数料:10,000円
  • 消費税:2,160円

合計:67,360円

ただし、車検は2年に一度ですので、年間で考えると33,680円です。2回目以降の車検からは重量税が16,400円となりますので注意しましょう。また、オイル交換やタイヤ交換など必要な場合には、その分だけ費用がかかります。

ミラージュの購入時にかかる費用は?

車体価格

ミラージュの新車価格は以下の通りです。

  • G:1,485,000円
  • M:1,380,240円

オプション

ミラージュにはさまざまなオプションが用意されています。メーカーオプションというのは新車購入時のみ付けられるオプションです。ディーラーオプションは後からでも購入が可能ですので、中古車であっても選べるのが魅力でしょう。

ミラージュの人気のオプションには、パーキングセンサーがあります。駐車時などにバンパーと障害物の距離を検知し、アラームでドライバーに警告しますので、駐車が不慣れな人にも安心です。

リヤセンサーはリバースと連動していますので、自動でON/OFFができ非常に便利だといえるでしょう。センサーの発進部はボディカラーにも対応していますので、外観を崩すことがありません。

パーキングセンサーはフロントに2つ、リヤに4つの6つのセンサーの場合には61,473円です。センサーがリヤ部分に4つのみの場合には35,748円となります。

自動車重量税

新車購入時には自動車重量税を3年分まとめて納めます。また、ミラージュはエコカー減税の対象車ですので、新車購入時の重量税が25%減税です。よって、新車購入時にかかる自動車重量税は11,200円となります。

自動車取得税

自動車取得税は、自動車の取得価格に対して3%が課税されます。そのため、ミラージュのグレードやオプションの有無によって異なるといえるでしょう。また、ミラージュの自動車取得税はエコカー減税により20%の減税です。

一例ををあげるとミラージュMの場合には、取得税がおよそ27,600円となります。ミラージュGでは、車体価格が高くなることから、およそ29,700円でしょう。

自賠責保険

新車購入時には自賠責保険も3年分を支払います。自賠責保険料は一律ですので、3年分で35,950円です。

リサイクル料金

ミラージュのリサイクル料金は形式によって異なります。例を挙げると以下の通りです。

<CA1A型>

  • シュレッダーダスト料金:5,060円
  • エアバッグ類:1,300円
  • フロン類:2,100:

合計:8,460円

<CA2A型>

  • シュレッダーダスト料金:4,890円
  • エアバッグ類:1,300円
  • フロン類:2,100円

合計:8,290円

ディーラー代行手数料

自動車の購入時に必要な手続きをディーラーに依頼すると、ディーラー代行手数料がかかります。ディーラー代行手数料は業者によって違いがありますが、平均すると15,000円程度でしょう。

壊れやすいところや注意するべき点

ミラージュで故障が多い箇所として挙げられるのは<エアコンの圧縮機>です。エアコンガスを圧縮するコンプレッサーは経年劣化による故障が避けられません。

エアコン使用時に異音がすることや、焼き付きなどを起こすこともあり、修理が必要な場合には100,000円をこえることもあります。

エアコンの圧縮機の修理は、コンプレッサーだけの交換では再び不具合が発生しやすいことから、関連パーツや部品なども交換する必要があるため、費用がかさむのです。

エアコンの圧縮機の不具合は何年に使用していると起こりやすくなりますので、新車で購入した場合には問題はないでしょう。ただし、中古でミラージュの購入を検討している人はしっかりとチェックしておきたいポイントです。

まとめ

ミラージュの年間の維持費は、およそ300,000円です。このクラスでもトップレベルの維持費ですので、非常に経済的だといえるでしょう。

維持費重視でコンパクトカーを選ぶのであればぴったりの1台です。
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