国内でも人気が高いSUVですが、海外でもSUVの人気は急上昇中です。日本のSUVも高性能で、輸入車SUVにも引けを取らない車種が揃っています。今回はおすすめの国産車SUVと、輸入車SUVを色々な面から比較してみましたので紹介していきます。
SUVの比較ポイント
SUVの比較としては、国産車と輸入車のどちらを選ぶべきかをカテゴリー別に分けて比較してみましたので、紹介していきます。
国産車と輸入車を比較
SUVは海外でも人気が高く、海外の有名自動車メーカーでも、次々とSUVを販売しています。輸入車SUVは排気量もボディもビッグサイズで、国内で走行している姿をあまり見かけませんでしたが、最近の輸入車SUVはコンパクトなサイズの車が多く、日本でも人気が高まってきています。
装備が充実している国産車SUVを選ぶのか、シンプルな内装で運転するだけでセレブ気分が味わえる輸入車SUVを選ぶのかが比較するポイントになるでしょう。
比較するカテゴリー
SUVを【人気】【ファミリータイプ】【コンパクトタイプ】【燃費】のカテゴリーに分けて比較してみましたので、紹介します。
人気
若者の車離れなどが懸念され、車が売れない時代とも言われています。そんな苦境の自動車業界の中で、SUVは新車販売台数をここ数年伸ばし続けています。SUVと言えば4WD車のイメージがありますが、見た目がSUVなら駆動方式には拘らないユーザーが増えているのも特徴の一つです。
ファミリータイプ
ファミリータイプのSUVは、ミドルサイズSUVともいいますが、ミニバンと同じように3列シートの7人乗りが一般的な仕様になっています。街乗りはもちろんですが、家族で海や山へとレジャーを楽しめることで人気を集めています。
コンパクトタイプ
コンパクトSUVの定義は特に決まっていませんが、全長が4,400mm以下であることが前提とされています。ここ数年、SUV新車販売台数の上位を占めているホンダ・ヴェゼルやトヨタ・C-HRなどがコンパクトSUVにあたります。
燃費
SUVと言えば、4WD車が主流だったため、走行性能の代わりに燃費を犠牲にしていた感じがありました。最近はSUVに限らず、世界中でエコカーブームが巻き起こっているのもあり、SUVでも高い燃費性能が求められる時代になっています。
SUVを人気で比較
SUVには、大きく分けて女性に人気のコンパクトSUV、ファミリータイプのミドルサイズSUV、高級志向のフルサイズSUVがあります。それぞれのクラスで人気のSUVを紹介していきます。
おすすめ国産SUVトヨタC-HR
2016年まで、ホンダ・ヴェゼルがコンパクトSUVクラスでは首位を独走していましたが、2016年12月にトヨタ・C-HRが発売されると一気にコンパクトSUVの序列が変わりました。2018年もSUV新車販売台数No.1を獲得したので、2019年もC-HRの人気は続きそうです。
サイズ
全長 :4,360mm
全幅 :1,795mm
全高 :1,550mm~1,565mm
ホイールベース:2,640mm
燃費
●ガソリン車
カタログ燃費:15.4km/L~16.4km/L(JC08モード)
●ハイブリッド車
カタログ燃費:30.2km/L(JC08モード)
車内空間
室内長さ:1,800mm
室内幅 :1,455mm
室内高さ:1,210mm
デザイン
C-HRのエクステリアは、ボディに対して張り出したフェンダーアーチが特徴的で、これはダイヤモンドをモチーフにしたと言われています。また、フロントマスクのデザインは、トヨタが世界に展開する車種に用いているキーンロックと言う、細い切れ長のヘッドライトが採用されていて、テールレンズの形状もブーメラン型の大胆なデザインが採用されています。
リセールバリュー
C-HRで最も人気のあるグレードのリセールバリューを調べてみました。
●2016年 C-HR G-T 4WD
買取価格 :¥1,290,000-~¥1,610,000-
新車価格 :¥2,570,000-(消費税別)
リセールバリュー:50%~63%
価格参考サイト:http://tradein.nissan.co.jp/
※今回のリセールバリュー対称の年式は、新車販売から2年~3年落ちです。
※買取価格は、あくまでも参考程度に捉えて下さい。
おすすめ輸入SUVメルセデスベンツGLAクラス
2014年5月から日本でも発売されているドイツの高級自動車メーカー・メルセデスのベンツGLA。高級志向の強いメルセデスベンツですが、コンパクトSUVのGLAなら手の届きやすい価格なので、日本でもこれからどんどん台数が増えていくことでしょう。
サイズ
全長 :4,430mm
全幅 :1,805mm
全高 :1,505mm~1,510mm
ホイールベース:2,700mm
燃費
●ガソリン車
カタログ燃費:16.0km/L(JC08モード)
車内空間
室内長さ:1,840mm
室内幅 :1,420mm
室内高さ:1,180mm
デザイン
重厚感のあるフロントマスクからリアへと流れるサイドラインがとても綺麗なメルセデスベンツGLA。フェンダーやリアビューは、Aクラスとは思えない迫力があって、コンパクトSUVと言うよりも、高級感のあるプレミアムSUVのような風格があります。
リセールバリュー
●ベンツ GLA180
買取価格 :¥2,410,000-~¥2,660,000-
新車価格 :¥3,580,000-(消費税別)
リセールバリュー:67%~74%
価格参考サイト:http://car.saloon.jp/Mercedes-Benz/gla.html
※今回のリセールバリュー対称の年式は、新車販売から2年~3年落ちです。
※買取価格は、あくまでも参考程度に捉えて下さい。
ファミリーカータイプSUVを比較
少し前までのファミリーカーは、ワンボックスやミニバンが主流でしたが、ここ最近では多機能を求めるユーザーも多く、ミドルタイプのSUVを選ぶ人が増えています。
おすすめ国産SUV マツダCX-8
マツダの3列シートの車が無くなってしまった中で、SUVとして3列シートで復活したのがCX-8です。マツダのCXシリーズは、どれも同じ車に見えてしまいがちですが、CX-5はフロントグリルがメッシュタイプで、CX-8のフロントグリルは格子型になっています。アウトドアを楽しむならミニバンよりもSUVのCX-8の方が雰囲気が出るでしょう。
サイズ
全長 :4,900mm
全幅 :1,840mm
全高 :1,730mm
ホイールベース:2,930mm
燃費
●ガソリン車
カタログ燃費:13.4km/L(JC08モード)
●ディーゼル車
カタログ燃費:15.8km/L(WLTCモード)
車内空間
室内長さ:2,690mm
室内幅 :1,540mm
室内高さ:1,250mm
デザイン
3列シートの車と言えば、ミニバンやワンボックスのように室内の広さを確保するために、四角いボディになるのが一般的です。CX-8のデザインの凄いところは、CX-5と同じようなスタイリングを崩すことなく、大人がゆったりと座れる空間を作っているところです。海外からも定評があるマツダデザインは、CX-8でも健在です。
リセールバリュー
●2017年 CX-8 XD ディーゼルターボ 4WD
買取価格 :データ無し
新車価格 :¥3,175,000-(消費税別)
リセールバリュー:データ無し
※CX-8は2017年発売により買取価格の参考データがまだ無いため、リセールバリューは不明です。
おすすめ輸入SUV シボレーキャプティバ
シボレーキャプティバは、大型車ばかりのシボレーの中では小さい部類に入るミドルクラスのクロスオーバーSUVですが、日本ではサイズ的に大型車へ分類されてもおかしくありません。アメリカ車のミドルクラスSUVで、3列シートを装備した車は殆どないので、アジア圏を視野に入れたSUVと言っても良いかもしれません。
サイズ
全長 :4,690mm
全幅 :1,850mm
全高 :1,790mm
ホイールベース:2,710mm
燃費
●ガソリン車
カタログ燃費:8.79km/L(JC08モード)
車内空間
室内長さ:2,630mm
室内幅 :1,525mm
室内高さ:1,170mm
デザイン
シボレーキャプティバのフロントマスクは、シボレーらしい重厚な顔つきになっています。どっしりとしたボディが、アメリカSUVのスタイルを感じることができる1台です。
リセールバリュー
●2016年 キャプティバ ベースグレード
買取価格 :¥2,100,000-~¥2,400,000-
新車価格 :¥3,980,000-(消費税別)
リセールバリュー:53%~60%
価格参考サイト:https://www.gooworld.jp/php/search/summary.php
※今回のリセールバリュー対称の年式は、新車販売から2年~3年落ちです。
※買取価格は、あくまでも参考程度に捉えて下さい。
コンパクトタイプSUVを比較
今の日本の女性は、行動力があって色々なことにチャレンジする人が増えています。フットワークの軽い女性が安心して乗ることができるのが、コンパクトSUVです。
おすすめ国産SUV スズキクロスビー
スズキ・クロスビーは、軽自動車SUVとして爆発的に売れたハスラーの乗用車バージョンです。クロスビーには、専用プラットフォームが採用されて剛性強化かつ軽量化によって、クラス最高水準の低燃費を実現するなど、様々な工夫が施されています。
サイズ
全長 :3,760mm
全幅 :1,670mm
全高 :1,705mm
ホイールベース:2,435mm
燃費
●ハイブリッド車
カタログ燃費:22.0km/L~20.6km/L(JC08モード)
車内空間
室内長さ:2,175mm
室内幅 :1,355mm
室内高さ:1,280mm
デザイン
軽自動車ハスラーの小型車版が欲しいという声から開発されたクロスビーですが、ハスラーとは無関係で開発されています。そのため車名もハスラーを使わず全く関係のないクロスビーが採用されています。
軽自動車ハスラーとヘッドライトのデザインは似ているのですが、クロスビーは室内空間をいかに広く確保できるかに重点を置いてデザインが行われ、ドアが張り出したように中央部分が膨らんだ力強いデザインが特徴になっています。
リセールバリュー
●2017年 クロスビー HYBRID MX 4WD
買取価格 :¥1,450,000-~¥1,600,000-
新車価格 :¥1,767,000-(消費税別)
リセールバリュー:82%~91%
価格参考サイト:https://www.goo-net.com/php/search/summary.php
※今回のリセールバリュー対称の年式は、新車販売から2年~3年落ちです。
※買取価格は、あくまでも参考程度に捉えて下さい。
おすすめ輸入SUV MINIクロスオーバー
MINIから待望のSUV誕生と言っても良いほど、ミニクーパーのイメージを崩すことなくSUVにしてしまったところが素敵ですよね。パッと見ただけで、MINIと分かるところが魅力的です。
サイズ
全長 :4,315mm
全幅 :1,820mm
全高 :1,595mm
ホイールベース:2,670mm
燃費
●ガソリン車
カタログ燃費:14.2km/L(JC08モード)
●ディーゼル車
カタログ燃費:15.5km/L~21.3km/L(JC08モード)
●PHVハイブリッド車
カタログ燃費:17.3km/L(JC08モード)
デザイン
MINIのヘッドライトは丸いのが定番ですが、MINIクロスオーバーだけは丸ではなく楕円もしくは角を丸くした四角っぽいデザインになっています。また、前モデルはヘッドライトが現在のMINIクロスオーバーよりも吊り上がっていましたが、現在販売されているMINIクロスオーバーはあまり吊り上がっていないので、落ち着いた雰囲気を持たせる工夫がされています。
リセールバリュー
●2016年 MINI クーパーD クロスオーバー 4WD
買取価格 :¥2,200,000-~¥2,400,000-
新車価格 :¥4,140,000-(消費税別)
リセールバリュー:53%~58%
価格参考サイト:https://www.goo-net.com/php/search/summary.php
※今回のリセールバリュー対称の年式は、新車販売から2年~3年落ちです。
※買取価格は、あくまでも参考程度に捉えて下さい。
SUVを燃費で比較
最近のSUVの燃費は、目を見張るほど素晴らしく、「4WDは燃費が悪い」という言葉は使えません。
おすすめ国産SUV ホンダヴェゼルハイブリッド
ホンダ・ヴェゼルは、2014年から3年連続で、国内SUV年間新車販売台数No.1に輝いた日本が世界に誇るコンパクトSUVです。コンパクトカーで常に上位に指示されているフィットがベースなので、女性にも運転がしやすい大きさが人気の理由となっています。
サイズ
全長 :4,330mm~4,340mm
全幅 :1,770mm~1,790mm
全高 :1,605mm
ホイールベース:2,610mmmm
燃費
●ハイブリッド車
カタログ燃費:21.6km/L~27.0km/L(JC08モード)
車内空間
室内長さ:1,930mm
室内幅 :1,485mm
室内高さ:1,265mm
デザイン
現在販売されているホンダ・ヴェゼルは、2017年6月に改良された新デザインの車です。改良前のヴェゼルは、全体的に大人しい雰囲気でしたが、改良後のヴェゼルは精悍な顔つきになってスポーティ感も増したエクステリアになっています。
リセールバリュー
●2016年 ヴェゼル HYBRID X Honda SENSING 4WD
買取価格 :¥1,320,000-~¥1,590,000-
新車価格 :¥2,515,000-(消費税別)
リセールバリュー:53%~63%
価格参考サイト:http://tradein.nissan.co.jp/
※今回のリセールバリュー対称の年式は、新車販売から2年~3年落ちです。
※買取価格は、ディーラーの下取り参考サイトを利用していますので、あくまでも参考程度に捉えて下さい。
おすすめ輸入SUV BMW X1ディーゼル
BMW X1ディーゼルのエンジンは、BMW 320dに搭載された2,000cc直列4気筒ディーゼルターボエンジンが採用されています。クリーンディーゼルは、ガソリン車と比べてCO2排出量が約25%少なく、地球温暖化防止にも貢献するため、日本でももっと採用すべきと言う意見もあります。
サイズ
全長 :4,455mm
全幅 :1,820mm
全高 :1,610mm
ホイールベース:2,670mm
燃費
●ディーゼル車
カタログ燃費:19.6km/L(JC08モード)
デザイン
BMWと言えば、コンパクトカーからVIPクラスまで変わらないのが、フロントマスクのキドニーグリルです。コンパクトSUVのBMW X1も、セダンと変わらずロングホイールベースで、コンパクトSUVらしからぬダイナミックなフォルムが魅力的です。
リセールバリュー
●2016年 BMW X1 xDrive 20i xライン 4WD
買取価格 :¥2,400,000-~¥2,700,000-
新車価格 :¥5,040,000-(消費税別)
リセールバリュー:48%~54%
参考サイト:https://www.gooworld.jp/php/search/summary.php
※今回のリセールバリュー対称の年式は、新車販売から2年~3年落ちです。
※買取価格は、ディーラーの下取り参考サイトを利用していますので、あくまでも参考程度に捉えて下さい。
まとめ
国産車と輸入車のSUVについて紹介してきましたが、日本でもこれだけSUVの人気が高まっているので、輸入車SUVが増えて行くとセダン系の車が激減するかもしれません。
日本のSUVも高性能で問題ないのですが、市場でのクリーンディーゼルの人気はあまりありません。欧州では新車販売台数の約50%がクリーンディーゼル車です。日本もこれからハイブリッドとクリーンディーゼルの時代が来るのかもしれません。