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中古でミニバンを買いたい!人気車種と購入時の注意するべきポイント

「家族も増えたし、そろそろミニバンが欲しいけど新車は手がでない……。」そんな方には中古車という選択肢もおすすめです。この記事ではミニバンを中古車で購入する際のポイントとおすすめの人気車種を紹介します。

目次

ミニバンは中古車でも人気

ミニバンは新車、中古車問わずファミリー層を中心として大変人気のジャンルです。
3列シートで7~8人まで乗車可能で、室内が広いので小さなお子様が元気にはしゃいでも窮屈さを感じません。日常やレジャー共に使い勝手が良いため、家族連れやアウトドア派など幅広い人物像から高い人気を誇っています。

人気車種が安く手に入ることも

人気があるジャンルのため中古車市場の取引もかなり激しいですが、タイミングによっては人気車種がお手頃価格で手に入ることもあります。購入したい車種が決まっている場合は1〜2社で即決せずに、5〜6社ほどじっくり検討してみるといいでしょう。

掘り出しものもあり

中古車市場が活発ということは、それだけ在庫もたくさん流通しているということです。根気強く探せば掘り出しものが見つかる、なんてこともよくあります。

ミニバンを中古で買う時の注意点

それでは、ミニバンを中古で購入する場合はどのようなポイントに気をつければよいのでしょうか。

注意したい3つのポイント

主に気をつけたいポイントは以下の3つです。3つのポイント以外にも、購入前はできる限り現車を確認し、しっかり納得した上で契約しましょう。

走行距離

走行距離が少ないからといって、良いクルマというわけではありません。一般的には年間走行距離は、約8,000㎞~10,000㎞が平均です。
走行距離が長いものは<整備はきちんとされているか>、<タイヤの溝はあるか>等を確認するとよいでしょう。また、走行距離が短いものは、<バッテリー等の消耗品>の確認をしましょう。
最近の車は性能も上がっているため、中古車市場でも10万㎞を超えている車も多くあります。一概に10万㎞の車はダメであるということはありません。クルマの状態と販売価格がきちんと見合っているのかを見極めるのが重要です。

修復歴

修復歴車とは、<車の骨格(フレーム)部分を交換・修復したもの>のことをいいます。原因は事故であることが多いため<事故車>という呼び方をされることも多いです。
修復歴車の場合、「格安」な価格まで中古車価格が下がりますが、やはり事故・不具合の可能性や、購入後の修理代がかさむリスクが高まります。

車の骨格とは、文字通り骨組み・構造部分として、安全に走行する為に欠かせない部分のため、その部分に損傷があったという事は、車の剛性・直進性能・ブレーキ等に影響がある可能性があります。
自動車は命を預けて乗るものですので、安全を第一に車選びは慎重に行うべきでしょう。

各種保証

購入の際は保証のついている中古車を選ぶのが良いでしょう。一昔前までは、保証制度は新車がメインでしたが、最近では保証を設ける中古車販売店が増えてきています。中古車検索サイトのカーセンサーやGooでは公式保証をつけて販売を行なっています。
保証内容はお店によって様々なので、購入前に必ず保証内容を確認しましょう。無償サービスの保証は半年間が一般的ですが、有償のプランに変更すれば保証期間を延長することも可能なようです。

信頼できる業者から買う

中古車選びの一番のポイントといっても過言ではないのが<業者選び>です。
優良なお店を選ぶ事が出来れば、お店が責任を持ってクルマをチェックしてくれますし、専門家が味方になってくれるようなものです。優良な中古車販売店を探し出すことが、品質の良い中古車を購入するための一番の近道になります。優良なお店を見分けるにはたくさんポイントがありますが、その中でも以下の点に注意するといいでしょう。

・リピーターが多い
・見積書に諸費用の内訳がきちんと記載されている
・開業してから歴史が長い
・保証制度が充実

その他、商品説明が粗雑だったり、営業マンの話に一貫性がなかったりと、「なんだか怪しいな。」と思う場合はその業者は避けるのが賢明です。中古車購入といえど、クルマの購入は大きな買い物ですので焦らずにしっかり判断しましょう。

中古車鑑定書の有無

鑑定書とは、現在は日本自動車鑑定協会(JAAA)が発行しているコンディションチェックシートというものが一般的です。クルマの点検とは別に、資格を持った整備士が項目を基準に状態をチェックして鑑定書をつけてくれます。

しかしこの鑑定書はまだまだ認知されておらず、買取の際に一緒に提出してもほとんど意味がないと付き返されることが多いようです。
また、販売業者がクルマの状態を見せるものとして鑑定書を付ける場合もあり、この場合は鑑定者を雇い、お金で解決して良い鑑定書を作成することもあるようなので完璧な信頼とは言えません。他にもGoo鑑定という第三者機関の鑑定会社が鑑定しているものもありますが、こちらもあくまで参考程度ととらえるのが好ましいです。

鑑定書には主に以下が記載されています。
1.走行距離が実走行で、改ざんはされていないか。
(改ざんされていたり、交換されている場合は走行不明車の烙印が押されている。)
2.修復歴の有無、修復歴有りの場合の度合と箇所。
(いままで事故があったのか、事故があった場合の修理箇所とその度合が記載されています。)
3.エンジン等の主要機関の状態。
(エンジンやエアコンの修理要否)
4.外装・内装の状態。
(外装のキズや凹み、錆、内装の汚れや破れ、臭いなど細かい状態が記載されます。)

鑑定書自体は公共機関が認めた正式な書類ではありませんが、ご自身の安心のために鑑定書付きのクルマを選ぶというのは選択肢のひとつです。大切なのは鑑定書に惑わされすぎないことです。

中古ミニバンの選び方

ミニバンは人気の車種だけあって中古車市場でも在庫が豊富です。そのため、いざ購入したい時も選択肢が多すぎて迷うこともあるでしょう。ミニバンを選ぶ際はどのようなポイントに気をつければ良いのでしょうか。

性能か燃費か

中古車を購入する際には燃費もしっかり確認したいところです。安いクルマをうまく購入できても、燃費が良くなければその後のガソリン代が高額になってしまう可能性があります。
しかし燃費を重視しすぎたせいで本来の使用用途に見合わない性能のものを購入しては元も子もありません。また、メンテナンスが適切に行われていなかったり、安さ相応の状態の悪い中古車は本来の燃費性能が引き出せなかったりする可能性がありますので注意が必要です。

利用シーンと利用人数

ミニバン選びは、ご自身のライフスタイルや使用用途に適したサイズを選ぶのが重要です。たとえば、近所での買い物や近距離のお迎えなどがメインの使用用途の場合は、車体の大きなモデルを購入すると少し不便を感じるかもしれません。一方で多人数での長距離ドライブをメインの使用用途と考えるなら、車内が狭い小型のミニバンは快適さに欠ける部分があります。

一般的に、コンパクトなミニバンは日常での使い勝手がよく大きいミニバンは長距離ドライブに向いていると言えるでしょう。ミニバン選びは、実際の使用場面をしっかり想像した上で検討しましょう。

安さだけにとらわれない

安い中古車にはそれなりに安い理由があります。「安かろう悪かろう」という言葉の通り、安さだけを追求すると、粗悪車を掴んでしまう可能性もあります。なぜその安さになっているのかという原因を見極めましょう。
いくら安くても、修復歴のあるクルマや水没車には手を出さないようにしましょう。修復歴のあるクルマや水没車は、その分事故・不具合の可能性も高まり、購入後の修理代がかさむ場合もあります。

人気上位のホンダ

ホンダの最大の魅力はなんといっても8つの安全装備がセットになった、Honda SENSING(ホンダセンシング)
大事な家族を運ぶ車として、安全装備には気を使いたいですよね。まずはホンダのミニバン代表車種を3つ紹介します。

フリード

フリードは小さめのボディサイズに3列シートを採用した、コンパクトミニバンの代表車種といえるでしょう。
運転のしやすいコンパクトなボディサイズに、大人数が乗れる3列シート、経済的に嬉しい1,500ccエンジンが魅力です。
小型車枠いっぱいで作られたボディは、ミニバンとしては最小クラスのサイズですが、5人以上乗ることができます。

フリードはオプションでHonda SENSING(ホンダセンシング)を選択することができるため、コンパクトミニバンの中では、安全装備が最も充実しています。
ミニバンが欲しいけど予算は抑えたい!とお考えの方にはフリードが断然おすすめです。

オデッセイ

オデッセイは1994年の発売以来のロングセラー車種となっており、ホンダの代表的な車種の一つとされています。
オデッセイは基本設定が7人乗りになっており、オプションで8人乗りが設定できます。7人乗りでは2席が独立したキャプテンシートになっており、8人乗りでは6対4分割のチップアップシートとを採用しています。7人乗りでは2列目のキャプテンシートに、プレミアムクレードルシートを採用、大型ヘッドレスト、内臓式オットマン、アームレスト、背もたれに中折れ機構を備え、豪華なシートで高級感を演出します。

リクライニング機能もついており、スライドで後ろに大きく移動させると、非常にゆったりと座ることができます。群をぬいた快適さはファーストクラス並みです。

ステップワゴン

1995年にデビューしたステップワゴンは、ボックス型ミニバンの先駆けとして、大ヒットし、ホンダのミニバン代表として確固たる地位を維持しています。その売り上げ台数は月間平均5,500台にものぼり、フリードやオデッセイの約2倍となっています。

ステップワゴンもオデッセイと同様で基本設定は7人乗りになっており、オプションで8人乗りが設定できます。7人乗りでは2席が独立したキャプテンシートになっており、8人乗りでは6対4分割のチップアップシートとを採用しています。1.5L直噴ターボエンジンを搭載しているため、同クラスのミニバンの中でも余裕をもった走りを実現しています。

ステップワゴンではリアゲートをタテ向きにもヨコ向きにも開閉できる、わくわくゲートを採用し、狭いスペースでも荷物を出し入れ出来るようになっています。狭い駐車場などで荷室を使うためにわざわざ前にクルマを移動させなくても大丈夫です。
後席のスライドドアは、地面からシートまでの高さを760mmと低めになっており、ミニバンのなかでもトップクラスの乗降性です。

フリード、オデッセイ、スッテプワゴンのリセールバリュー

購入時のポイントにもなるリセールバリュー。それぞれのリセールバリューを年式別に比較してみましょう。

フリード

2018年式 約127.9万円 ~ 191.5万円
2017年式 約126万円 ~ 175.3万円
2016年式 約108万円 ~ 165.6万円

オデッセイ

2017年式 約156.8万円 ~ 256万円
2016年式 約140.8万円 ~ 219.6万円
2015年式 約87.7万円 ~ 200.9万円

ステップワゴン

2017年式 約142.3万円 ~ 214.2万円
2016年式 約109.9万円 ~ 203.9万円
2015年式 約65.1万円 ~ 97.8万円

フリードは元々の本体価格が比較的安価なためリセールバリューも若干低めなようです。しかし走行距離や状態によっても価格がかなり変動しますので、注意しましょう。

中古ミニバンの定番トヨタ

ミニバンの中でも不動の人気を誇っているのが、トヨタのヴォクシーとノアです。両者ともに5ナンバーのサイズ(一部3ナンバーのグレードもあり)でありながら最大8名の乗車を可能にする構造が人気を呼んでいます。

ヴォクシーとノアはエンジンや主要部分は同じ構造になっており兄弟車と言われています。
どちらも7人乗りと8人乗りの2タイプをオプションで選ぶことができ、7人乗りでは2席が独立したキャプテンシートになっており、シートの間を通って2列目と3列目を自由に移動が可能です。そのため、小さなお子様の世話をするのに楽な構造となっています。

8人乗りでは6対4分割のチップアップシートとなっているため、シートアレンジは限定されますが、広々としたシートでオムツ替えなどはしやすいでしょう。
ワンタッチスイッチ付デュアルパワースライドドアを使用しており、スマートキーを携帯していればボタンひとつで簡単にスライドドアを開けることができます。買い物などで荷物をたくさん持っていたり、子供を抱っこしている際にワンタッチでドアを開けることが出来るのは、非常に便利な装備ですね。

ヴォクシーとノアの最大の違いはビジュアルです。どんな違いが施されているのでしょうか。

ヴォクシー

ヴォクシーは「少し刺激を求める方に向けてデザインし、ヘッドランプとグリルを2段構成として、つり目でにらみを利かせた表情」というテーマをもとに、グリルとヘッドランプを2段構成に、立体感を表現したデザインになっています。
ヴォクシーはスポーティで毒っ気のある顔つきから20〜40代の男性を中心に人気を集めています。一目惚れで購入を決断する方もいるほどです。

ノア

一方ノアは「人生を楽しむど真ん中の世代を想定し、大きなグリルをバンパーがやさしく包み込むことで、ドンとした存在感をしっかり表現」というテーマをもとに、フロントマスクはいくつかの面を重ね、丸みを帯びた造形となっています。ノーマルで親しみやすいデザインから、幅広い年齢層に性別を問わず支持を集めています。

ヴォクシーとノアのリセールバリュー

デザインで迷った場合はリセールバリューも検討項目に入れるといいでしょう。ヴォクシーとノアのリセールバリューを年式別に見ていきましょう。

ヴォクシー

2018年式 約190.9万円 ~ 233.3万円
2017年式 約146.5万円 ~ 230.7万円
2016年式 約128.9万円 ~ 219.6万円

ノア

2017年式 約119.4万円 ~ 239万円
2016年式 約119.3万円 ~ 203.3万円
2015年式 約120.7万円 ~ 177.7万円

リセールバリューはヴォクシーの方が若干価格が高めですが、どちらも人気車種だけあって走行距離や状態によっても価格がかなり変動します。あくまで目安として考えましょう。

中古ミニバンでも高評価な日産

日産のミニバンであるセレナは2018年ミニバン販売台数1位を記録しました。その後押しの理由には新型セレナへの日産e-POWERの搭載が理由のひとつとなっているようです。また、元祖キング・オブ・ミニバンとして人気を博したエルグランドも忘れてはなりません。それぞれの特徴を見ていきましょう。

セレナ

セレナは、5ナンバーサイズのミニバンでは居住性が抜群に高いことが特徴の車です。
7人乗りと8人乗りを自由に切り替えれるようになっているため、多彩なシートアレンジが可能です。
2列目の中央部のシートを、1列目にスライドすることができるため、シート中央部を1列目に移動させると7人乗りに。2列目に移動させると8人乗りに帰ることができます。

また、セレナはプロパイロット(同一車線自動運転技術)を導入しており、高速道路ではドライバーに代わり、アクセル、ブレーキ、ステアリングを自動制御します。家族旅行などで長距離走行する際は、ドライバーの負担をかなり軽減してくれることでしょう。

後部にはリアゲート上半分だけ開閉できるデュアルバックドアを採用しており、ミニバンでは珍しいバックドアの作りとなっています。少しのスペースで荷物を出し入れできるため混雑した行楽施設の駐車場などでも便利です。3列目のシートは跳ね上げ式の収納方法をしており、シートをたたむと大容量の荷室が確保されています。

デメリットとしては、後席のスライドドアは地面からシートまでの高さが830mmあり、ヴォクシーやステップワゴンに比べると70mm程高くなっています。そのため、小さな子供やお年寄りは乗り降りがしにくいかもしれません。

エルグランド

エルグランドは迫力のある外観と高級感のある車内空間を備えた、3ナンバーのボディサイズをしたLクラスの最上級ミニバンです。
その車体の大きさはヴェルファイア・アルファードと並ぶ、日本の最上級ミニバンに位置付けられてます。他のミニバンと同様で基本設定が7人乗りになっており、オプションで8人乗りが設定できます。7人乗りでは2席が独立したキャプテンシートになっており、8人乗りでは6対4分割のチップアップシートとを採用しています。

一部のグレードではボタンを押すだけでバックドアを閉めるこが可能で、リモコンオートバックドアが装備されているため、重いバックドアの開閉も楽々行うことができます。
車体の大きなミニバンを運転する際、不安な点として駐車する場面を想像する方がいると思います。エルグランドには駐車をサポートする、アラウンドビューモニターをオプションで装着でき、危険な時はアラームで警告もしてくれます。

セレナとエルグランドのリセールバリュー

セレナ

2018年式 約157.1万円 ~ 221.2万円
2017年式 約130.9万円 ~ 251.8万円
2016年式 約97.8万円 ~ 225.8万円

エルグランド

2017年式 約205.8万円 ~ 275.9万円
2016年式 約203.2万円 ~ 279万円
2015年式 約113万円 ~ 238.4万円

エルグランドは販売価格がセレナより高価なため、リセールバリューも高くなっています。セレナは2018年型で日産e-POWERが搭載されましたので、今後年式ごとのリセールバリューが変動してくる可能性があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?ひとことに中古といっても値段も状態もピンからキリまで様々です。ミニバンは人気が高く入れ替わりも激しいので、ライフスタイルや予算に合わせて納得のいくまでじっくり検討しましょう!

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