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人気クロスオーバーSUVのマツダ・CX-3の気になる維持費を調査!

マツダ・CX-3は、コンパクトクロスオーバーSUVと言われます。クロスオーバーSUVとは、オンロードもオフロードも両方こなせる車種のことで最近人気が高まっています。マツダ・CX-3は、オン・オフ両方をこなせる上に「コンパクト」であることが特徴です。

そんな人気のマツダ・CX-3、いくらで購入できるのか?その後の維持費はどれくらいなの?と金銭的な不安を解消してもらうために購入費用と維持費を調査してみました。

目次

マツダ・CX-3の特徴

2タイプのパワーユニット

2015年の発売当初はデミオに採用されていたSKYACTIV-D 1.5のクリーンディーゼルターボエンジンのみでした。その後2017年にガソリンエンジンのSKYACTIV-G 2.0が加わり、2018年にはクリーンディーゼルターボエンジンの排気量をアップさせたSKYACTIV-D 1.8に変更となりました。

パワーを求めるならガソリンエンジン、低回転での太いトルクと低燃費を求めるならクリーンディーゼルターボエンジンと選択肢があることはうれしいことです。

コンパクトなボディ

マツダ・CX-3のボディサイズは、全長4,275mm×全幅1,765mm×全高1,550mmと全幅が3ナンバーサイズになりますが、全長がコンパクトなため取り回しがとても楽です。

全高も機械式立体駐車場に収まるサイズなのが嬉しいところです。自然なオフロードだけでなく、都会でも使い勝手が非常に良いコンパクトクロスオーバーSUV、それがマツダ・CX-3です。

グレードが豊富

マツダ・CX-3のグレードはとても豊富です。ガソリンエンジン車、クリーンディーゼル車ともに5タイプのグレードがあります。駆動方式はFFの2WDと4WD、トランスミッションは6速ATと6速MTがあります。MTの4WDを選択したい場合のみクリーンディーゼル車のみの選択となります。

先進安全装備が充実

マツダ・CX-3には、i-ACTIVSENSE(アイアクティブセンス)がすべてのグレードに標準装備されてます。i-ACTIVSENSEは複数の先進安全装備がセットになっているもので、国が定めた安全基準のセーフティサポートカーの中で、最も先進安全装備が充実したサポカーSワイドに該当します。

サポカーSワイドの内容は、ブレーキを自動制御して衝突回避をサポートする「アドバンストSCBS」やペダルの踏み間違いなどによる誤発進・急加速を抑制する「AT誤発進抑制制御」、状況に応じてヘッドライトを最適な範囲に自動照射する「アダプティブ・LED・ヘッドライト」、車線を越えそうなふらつきを警告してくれる「車線逸脱警報システム」です。

マツダ・CX-3でかかる維持費は年間どのくらい?

車を維持していくには維持費が必要です。維持費としては税金や保険、ガソリン代に消耗パーツ代、自宅に車庫が無ければ駐車場代がそれにあたります。

マツダ・CX-3の1年間にかかる維持費を調べたところ、約万円が必要だとわかりました。その内訳をご紹介します。
※年式、グレード、任意保険料、走行距離、車庫の有無などで維持費は変動します。

税金

車の維持費と考えられる税金は「自動車税」と「自動車重量税」になります。それぞれの税金がかかるタイミングと税額を紹介します。

自動車税

自動車税は、毎年4月1日現在の自動車の所有者に対してかかる税金で、排気量や新規登録からの経過年数、エコカー減税の有無により税額が決まります。ガソリンエンジン車には減税適用はありませんが、グリーン化特例によりクリーンディーゼル車は新車購入(新規登録)の翌年のみ優遇措置が適用され概ね75%減税されます。

  • ガソリンエンジン車:39,500円
  • クリーンディーゼル車:登録翌年度約9,900円、以降39,500円

自動車重量税

自動車重量税とは、新車購入時および車検実施時に必要となり自動車の重量と新規登録から13年および18年超過しているかどうかで税額が決まる税金です。

マツダ・デミオの車両重量は自動車重量税の区分では1,500㎏以下になります。エコカー減税によりクリーンディーゼル車は新車購入時のみクリーンディーゼル車は全額免税されます。自動車重量税は毎年の税金ではないため1年あたりの税額を算出すると以下になります。

ガソリンエンジン
  • 新車購入時から3年間:36,900円÷3年=12,300円
  • 新車購入時から4年目以降:24,600円÷2年=12,300円
  • 新車購入時から13年目以降:32,400円÷2年16,200円
  • 新車購入時から18年目以降:37,800円÷2年=18,900円
クリーンディーゼルエンジン
  • 新車購入時から3年間:0円
  • 新車購入時から4年目以降:15,000円÷2年=7,500円

保険

自動車の保険には、自動車を運行する上で必ず加入しなければいけない「自賠責保険」と自賠責保険で補償しきれない分をカバーする「任意保険」があります。自賠責保険だけは万一の時に十分な補償ができなため任意保険にも加入するのが一般的です。

自賠責保険

自賠責保険は新車購入時および車検切れの中古車購入時、車検時かその前に加入する自動車保険です。

自賠責保険は次の車検が来るまでの期間をカバーするような期間設定で作られていますので、新車購入時には3年(36か月や37か月)で、中古車購入時は2年(24か月や25か月)で加入となります。これを1年間に計算しなおすと以下の保険料になります。

  • 26,680円÷2年=13,340円

任意保険

もし、重大な事故を引き起こし自賠責保険だけでは補償しきれない場合、取り返しがつきません。そのため任意保険にも加入することが必要です。任意保険の補償条件で一番重要視されるのは対人と対物です。対人と対物は無制限に設定するのが一番安心です。

任意保険は、その車を運転する人の年齢や過去に保険を適用した回数(事故回数とは異なる)、また保険会社や補償内容で保険料が変動します。マツダ・CX-3の任意保険料金の一例をご紹介します。

・車種:XD L Package
・保険対象者年齢:30歳以上
・等級:11等級
・免許の種類:ゴールド
・年間走行距離:5,000㎞
・運転者:本人限定
・対人賠償:無制限
・対物賠償:無制限
・車両保険:あり

  • 保険料:約74,300円

その他費用

愛車を走らせるためにはガソリンが必要になり、自宅に駐車場がなければ駐車場を借りる必要があります。新車なら3年後、その後は2年後に車検も受けなければなりません。さらにタイヤやオイルなど消耗品にもお金がかかります。これらの1年間にかかる費用をおおよそで算出してみました。

ガソリン代

年間走行距離を5,000㎞、軽油を124円/L、レギュラーガソリンの価格を143円/Lとした場合、エンジン別の1年間のガソリン代は以下になります。(燃費は平均値)

ガソリンエンジン車
  • 5000km×143円/L÷15.8km/L=45,253円
クリーンディーゼル車
  • 5000km×124円/L÷20.9km/L=29,665円

駐車場代

駐車場代は、居住している地域によりばらつきがあります。1か月の駐車場代相場で1番高いのは東京都の31,077円、1番安いのは長野県の4,144円で全国平均は8,288円です。全国平均の駐車場代をもとに1年間の駐車場代を算出すると以下になります。

  • 8,288円×12か月=99,456円

車検代

車検は新車購入時のみ3年後、以降は2年毎に受ける必要があります。マツダ・CX-3の継続車検をディーラーに依頼し、交換部品が無い場合の最低限の車検費用は以下になります。

・検査手数料:1,100円
・自賠責保険:26,680円
・自動車重量税:0円~24,600円
・点検費用:約30,000円
・車検代行料:約10,000円
・合計金額:67,780円~92,380円

  • 1年あたりの費用:33,890円~46,190円

消耗品

マツダ・CX-3には、消耗品がいくつも使われていて寿命はさまざまです。

年間走行距離が5000㎞、ディーラーに依頼した場合の年間費用は、エンジンオイルが年1回の交換で約4,500円、ブレーキオイルが車検ごとに交換で約2,500円、ブレーキパッドは30,000kmごとの交換で約3,000円、タイヤは3年ごとの交換で約20,000円、ワイパーブレードが車検ごとの交換で約1,500円ほどになります。

マツダ・CX-3の購入時にかかる費用は?

車体価格

マツダ・CX-3は2015年2月27日から製造・販売されており現在でも新車で購入できます。また中古車も存在します。中古車はおおよその相場価格、新車はオプション無しのメーカー希望小売価格(税込)でお伝えします。

新車

  • ガソリンエンジン:2,127,600円~2,824,480円
  • クリーンディーゼルエンジン:2,436,480円~3,094,480円

中古車

  • 1,198,000円~2,929,000円

オプション

マツダ・CX-3には豊富なメーカーオプション、ディーラーオプションが用意されています。

マツダ・CX-3で人気あるオプションとしては、苦手な駐車をサポートしてくれる「360°ビュー・モニター+フロントパーキングセンサー(センター・コーナー)」、ドライブを退屈にさせない「CD/DVDプレーヤー+地上デジタルTVチューナー(フルセグ)」、CX-3の足元をオシャレにする「215/60R16 95Vタイヤ&16×6.5Jインチアルミホイール」などです。

オプションはグレードによりラインナップと価格に違いがありますので、購入前に自分が選ぶグレードにはどんなオプションがあるのか、費用はいくらなのかを事前に確かめておきましょう。

自動車重量税

マツダ・CX-3の自動車重量税は、ガソリンエンジン車とクリーンディーゼル車で違ってきます。クリーンディーゼル車はエコカー減税により新車購入時と次回の車検時の自動車重量税が免除となります。

クリーンディーゼルエンジン

  • 新車購入時と新規登録から車検1回目の中古車:0円
  • 車検切れの中古車:24,600円

ガソリンエンジン

  • 新車購入時:36,900円
  • 車検切れ中古車:24,600円

自動車取得税

自動車取得税には決められた計算式があります。新車なら車体価格+オプション価格、中古車なら車体価格をベースに計算されます。

新車の車体価格が2,430,000円でオプション無しの20S PROACTIVE S Packageの自動車取得税は60,700円になります。クリーンディーゼル車はエコカー減税により新車購入時は全額免税となります。中古車の場合は年式が古くなるほど自動車取得税は安くなります。

自賠責保険

自賠責保険は、新車で購入する場合は3年間分(37か月)の36,780円、中古車の場合は車検が残っている車両なら0円、車検切れの車両なら2年間分(25か月)の26,680円が必要となります。

リサイクル料金

リサイクル料金は、自動車を解体したあとに出たゴミをリサイクルもしくは廃棄するために必要な料金です。新車、中古車問わず購入時に支払います。マツダ・CX-3の新車購入時のリサイクル料金は11,120円になります。

ディーラー代行手数料

マツダ・CX-3をマツダのディーラーで新車購入する場合の代行手数料は、登録諸費用として参考価格の消費税込み69,100円(マツダ公式サイト参照)になります。

マツダ・CX-3の壊れやすいところや注意するべき点

i-ELOOP(アイ・イーループ)

i-ELOOP(アイ・イーループ)とは、マツダが開発した減速エネルギー回生システムの名称で、減速時に発生するエネルギーを電気として回収・蓄電し、素早く装備品の消費電力に充てるものです。これにより発電に使うエンジン動力が少なくて済み、走りの性能と燃費の向上に貢献します。

このi-ELOOPはリコールが出ており、そのまま放置しておくと最悪の場合、火災に至るおそれがあるというものです。リコール後の新車購入は問題ないですが、中古車で購入する場合はリコール対策がされているかの確認が必要です。

DPF

クリーンディーゼルエンジン車で注意するべき点は「DPF」です。DPFとは、ディーゼルパティキュレートフィルターの略でディーゼルエンジンの排気ガスに含まれるPM(粒子状物質)を捕集し、除去するパーツです。

通常の走行ではDPFで捕集されたPMは自動で除去されるのですが、ある条件下では自動で除去されず、それが原因でDPFにPMが蓄積されトラブルの原因となります。

DPFに異常が出た場合は、インパネの警告灯が点灯するので異変に気付くことは容易なので、もし警告灯が点灯したらすぐにディーラーなどで点検してもらいましょう。万が一、交換修理となった場合の費用は約150,000円とかなり高額になりますので注意が必要です。

まとめ

マツダ・CX-3の購入費用をはじめ、維持費や注意点など調べたことをお伝えしていきました。クロスオーバーSUVは欲しいけど予算をそんなにかけられない人や、初めてクロスオーバーSUVを購入しようとお考えの人にはおすすめの車種だと思います。

この記事を参考にしていただき、しっかり検討してもらえれば幸いです。

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