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人気輸入車の定番【BMW】3シリーズを例に維持費を計算してみよう

究極のスポーツセダンとも呼ばれる3シリーズは、常識を良い意味で裏切る車です。予測がつかない特性に目がいきがちで、維持費についてはあまりフォーカスされない印象も持ちます。そこで今回は、3シリーズの維持費についてご紹介します。

目次

BMWシリーズの特徴

輸入車として定番の人気を誇っているBMW。「駆け抜ける歓び」というキャッチコピーの通り、様々な自動車ファンに走りを高く評価されています。

BMWの最大の魅力は内燃機関です。直列6気筒エンジンを搭載しており、無振動で他の追随を許さないバランスのとれたユニットが魅力的。さらに引き締まった走行性能やハンドリングは車好きの心をつかんでいるのです。

現在、BMWで新車販売している現行シリーズは次の通りです。

1シリーズ

[box class=”green_box” title=”1シリーズの魅力”]
  • コンパクトながらスポーティな主張力のあるディティール
  • 高級感あふれるセンターコンソール
  • 駆け抜けるダイレクトな走行フィーリング
[/box]
新車価格 337~423万円
サイズ 4,335㎜×1,800㎜×1,465㎜
駆動方式 FF
重量 1,390/1,490kg

2シリーズ

[box class=”green_box” title=”シリーズの魅力”]
  • 加速後もぶれない安定した走行感覚
  • 振動が起きにくいシートの材質・サスペンション性能
  • コンパクトで運転しやすい
[/box]
新車価格 386~495万円
553~718万円
423~531万円
369~458万円
サイズ 4,375㎜×1,800㎜×1,550㎜
4,470㎜×1,775㎜×1,410㎜
4,585×1,800㎜×1,640㎜
4,540㎜×1,800㎜×1,430㎜
駆動方式 FF/4WD/FR
重量 1,500/1,590kg
1,490/1,560kg
1,590/1,690kg
1,510kg

3シリーズ

[box class=”green_box” title=”シリーズの魅力”]
  • 最も生産量の多い車種3シリーズ
  • スポーツセダンとしての美しいプロポーション
  • 次世代ドライブアシスト機能を標準装備
[/box]
新車価格 489~599万円
サイズ 4,715㎜×1,825㎜×1,430㎜
駆動方式 FR/4WD
重量 1,540/1,680kg

4シリーズ

[box class=”green_box” title=”シリーズの魅力”]
  • 都会で洗練された走りを見せるクーペ
  • 流線型のルーフラインとサイドシェイプの印象的なフォルム
  • 低床設計でドライビングテクニックに追従する設計
[/box]
新車価格 587~897万円
サイズ 4,670㎜×1,825㎜×1,375㎜
駆動方式 FR
重量 1,590/1,680kg

5シリーズ

[box class=”green_box” title=”シリーズの魅力”]
  • ワンランク上の重厚感と高級感あふれるセダン
  • FFレイアウトを採用しコンパクト性と燃費性能を追求
  • オルガン式ペダル方式
[/box]
新車価格 666~837万円
700~897万円
サイズ 4,950㎜×1,870㎜×1,480/1,500㎜
駆動方式 FR/4WD
重量 1,690/1,700/1,840kg

7シリーズ

[box class=”green_box” title=”シリーズの魅力”]
  • BMWフラッグシップモデルらしい技術の集約体
  • ハンズ・OFF機能付き渋滞運転支援機能を搭載
  • 垂直デザインのエア・ブリーザーによる存在感
[/box]
新車価格 1096~1496万円
サイズ 5,125㎜×1,900㎜×1,480㎜
駆動方式 FR/4WD
重量 1,880/1,900/2,070kg

8シリーズ

[box class=”green_box” title=”シリーズの魅力”]
  • コクピットのような液晶メーター
  • 各種電子制御によるシャープで安定性の高い運転性能
  • モデュラー式プラットフォームを採用した後輪駆動系
[/box]
新車価格 1193~1754万円
サイズ 4,855㎜×1,900㎜×1,340㎜
駆動方式 FR/4WD
重量 1,780/1,880kg

この他にもXやIなど様々なグレード・シリーズが登場しています。

BMWにかかる維持費は年間どのくらい?

続いては、BMWの維持費を計算するために3シリーズを一例として維持費をご紹介します。

税金

3シリーズの所有時に発生する税金は、自動車税・自動車重量税です。自動車税は毎年4月1日に、自動車重量税は新規登録時と車検時に課税されます。

自動車税

自動車税は、排気量を基準にして課税されます。3シリーズの現行モデルは1,998cc で、年間36,000円となります。

プラグインハイブリッドカーである「330e M Sport Edition Joy+ 」「330e M Sport」の場合はグリーン化特例が適用されるため、自動車税が75%低減されます。そのため、支払う1年間の自動車税は9,000円です。

重量税

車重によって自動車重量税の額は異なりますが、3シリーズの車重は、1,560kg~1,630kgとなります。3シリーズには、1年あたり16,400円の自動車重量税が発生します。

プラグインハイブリッドカーである「330e M Sport Edition Joy+ 」「330e M Sport」の場合はエコカー減税が適用されるため、自動車重量税が100%減税されます。そのため、自動車重量税は0円です。

保険

車の所有時は、法律で加入が決まっている自賠責保険と、一般的な自動車保険と呼ばれる任意保険の保険料を計算する必要があります。

自賠責保険

自賠責保険は強制力のある保険で、加入していないと新規登録や車検を受けることができません。支払うタイミングは、原則毎回の車検時となります。

自賠責保険は保険会社との契約が必要で、どこの保険会社で契約しても法律で定められた保険料が基準です。3シリーズを使用する場合は、自家用乗用自動車の用途で使用すると仮定して、加入月と保険料は下記となります。

  • 12ヶ月:15,520円
  • 13ヶ月:16,380円
  • 24ヶ月:25,830円
  • 25ヶ月:26,680円
  • 36ヶ月:35,950円
  • 37ヶ月:36,780円

任意保険

任期保険は、補償や手続きの方法を定めた普通保険約款と、故障時のサポートなどの補償を定めている特約によって、成り立っています。

任意保険は、各保険会社でサービスも異なり、補償内容の上限やプランも様々です。任意保険は、下記のような要素で保険料が算出されます。

  • ドライバーの年齢
  • 車種・型式・用途
  • ドライバーの範囲
  • 車の登録年月
  • 安全性能
  • 契約者の事故歴
  • 付保台数(ノンフリート・フリート)
  • 支払限度額

事故の可能性が少ないほど、保険料は安くなりますが、初心者などは保険料が高めに設定されます。不測の事態に備え、任意保険は万全にしたいものです。

その他費用

ここでは、3シリーズを所有すると発生する、税金や保険料以外の維持費をご紹介します。

ガソリン代

3シリーズのカタログ燃費は、15.2km/L~15.7km/Lとなります。

ガソリンの平均価格は、2019年5月現在で、レギュラーが141円・ハイオクが152円・軽油が119円となっています。年間10,000km走行でシミュレーションすると、3シリーズには約97,000円〜100,000万円かかる計算となります。

3シリーズのガソリン代は、各グレードの差が少ないので、装備品や性能などが大きな決め手となりそうです。

駐車場代

都心などは、自宅に駐車スペースがない世帯も多く、近隣で駐車場を契約しているケースが多いのではないでしょうか。

駐車場代は都道府県によって相場が異なりますが、全国の駐車場の平均相場は月額8,288円です。そのため、駐車場代として、年間100,000円程度発生する可能性があります。

3シリーズは、平均的な機械式駐車場のサイズであれば、問題なく駐車できます。しかし、狭いスペースで作られている駐車場もあるので、サイズ規定のある駐車場ではしっかり確認を行いましょう。

車検代

車検代の内訳には、法定費用、車検基本費用、部品交換費用があります。法定費用は、自動車重量税や自賠責保険に、印紙代を含めたもので、3シリーズの印紙代は1,800円です。

また車検基本費用は、定期点検料、検査料、代行手数料があります。3シリーズの車検をディーラーで受けた場合は、60,000円程度が平均相場となります。

さらに、消耗品の交換や、不具合がある箇所を交換すると、これらの部品代も発生します。以上を合計して、3シリーズのディーラーでの車検代金は、150,000円程度が相場となるようです。

ディーラーでの車検を例に出しましたが、ガソリンスタンドや整備工場でも受けることが可能です。ただ輸入車の整備ノウハウを持っていない業者もいますので、実績が豊富な業者に車検を依頼することをお勧めします。

3シリーズの購入時にかかる費用は?

3シリーズの購入時にかかる費用をご紹介します。

車体価格

3シリーズの車体価格は、グレードごとに4,520,000円〜6,320,000円となっています。320iSEというグレードが最も安く、320i M SPORTというグレードが、3シリーズの中でも最も高くなっています。

オプション

オプションは、生産時で取り付けられるメーカーオプションと、車両がディーラーに到着した後に取り付けされるディーラーオプションに分類されます。オプション品によって費用も様々ですが、車体価格の約5%~10%が平均的な相場です。

自動車重量税

3シリーズは、3年間有効で49,200円の自動車重量税となります。

自動車取得税

自動車取得税は購入時に発生する税金で、3シリーズは取得価格(税抜き車体価格×0.9)の3%が発生しますが、車両価格が最大200万円弱グレードによって違うので、税額も大きく異なります。

現在、自動車取得税が廃止されたので環境性能割が適用されています。

[box class=”glay_box” title=”環境性能割の例”]

320d xDrive Edition Joy+:140,700円
320d xDrive:146,600円
320d xDrive M Sport Edition Joy+:153500
320d xDrive M Sport:159,300円
330i M Sport:53,000円
330e M Sport Edition Joy+:151,500円

[/box]

環境性能割は燃費性能に応じて0~3%が課税されます。

自賠責保険

陸運局でナンバープレートの交付される際に、自賠責保険の加入義務が生じます。3シリーズは、37ヶ月契約で36,780円となります。

リサイクル料金

リサイクル料金とは、所有者が購入時に前払いする費用です。廃車時に、エアバック・シュレッダーダスト・フロン類などをリサイクルするための費用ですが、廃車にしない場合には、前払いした費用が返還されます。現行モデルの3シリーズは、グレードごとに19,380円~20,730円となっています。

ディーラー代行手数料

新規登録や下取り車の処分に関する諸手続きを販売業者が代行する際に発生する費用です。新車購入時には、下記のような手数料が考えられます。

  • 検査登録代行費用
  • 納車費用
  • 下取り車の手続き代行費用
  • 新車の車庫証明書(印紙代)

これらを自分で行う場合に、費用は発生しませんが、流れを把握していないと煩雑に感じる作業です。早く納車して3シリーズに乗りたいのであれば、販売業者に任せた方がスムーズに進みます。

壊れやすいところや注意するべき点

最後に3シリーズに多い不具合をご紹介します。

  • ラジエーターの水漏れや不具合
  • エンジンの不具合
  • 警告灯の点灯
  • 横滑り防止装置の不具合

特にこの4つが多く報告されています。

また、3シリーズは消耗品の交換箇所が多いことも指摘されています。オイル・タイヤといった一般的な消耗品以外にも、フィルターやポンプ類など劣化が考えられるパーツの点検は欠かせません。

消耗品をこまめに交換しないことで、最悪エンジンユニットの交換などが発生し、修理費が高額になってしまうケースもありますので、日常のメンテナンスを習慣づけておきましょう。

まとめ

今回は、3シリーズの維持費についてご紹介しました。3シリーズは、手頃な価格で本格的なスポーツ走行を楽しむことができる車です。ただ整備をこまめに行わないと、修理費がかさみ維持費が高額になってしまうことがありますので、所有時には注意が必要です。

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