「家族で乗るのに8人乗りSUVはどうだろう?実際のところを知りたい」と考えているあなたへ。
大家族でも乗れる8人乗りSUVが良いと聞いても、実際にどんな車に乗ればいいか分からないですね。
そこで今回は、8人乗りSUVについて徹底解説します!後半には人気車種もご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
8人乗りSUVの特徴
8人乗りSUVには、一般的なSUVと比べても異なる点がいくつかあります。
そもそも SUVってどんな車なの?
SUVについて説明してと言われるとなかなか難しいですね。
ざっくりと説明すると SUVとは【多目的スポーツ車】のこと。文字通りさまざまな目的で使える車のことで、例えば買い物などの「チョイ乗り」からキャンプなどの「アウトドア」まで多様に使えます。
また基本的にSUVはオフロード向けに作られているため、ぬかるんだ道や山道、砂利道、雪山など険しい環境下でも難なく走行できるように設計されています。
8人乗りにはどんな特徴があるの?
最も大きな特徴は「3列シート」があることです。 SUVのキャパシティが6人を超えると必然的に3列シートになります。
しかし8人乗りSUVはかなりのレア。日本国内で見てもそこまでバリエーションはありません。多くのSUVは3列シートの6~7人乗りであることがほとんど。
また、8人乗りとなるとさらに居住空間が広くなりますね。3列目シートの座席の広さはもちろん足元の広さもひとまわり大きくなるでしょう。
8人乗りSUVのメリット・デメリット
続いては8人乗りSUVのメリットとデメリットを解説します。どちらも踏まえた上で選びましょう!
8人乗りSUVのメリット
まずは8人乗りSUVのメリットをご紹介します。
車内空間が広い
やはりいちばんのメリットは、車内空間の広さ。大人8人が乗ると荷物を積むスペースがやや狭くなりますが、6~7人で乗るとたっぷりの余裕を感じることができるでしょう。また外観もゴツゴツしているため存在感があります。
アウトドアに強い
8人乗りに限らずSUV全般に共通しているのは「アウトドアに強い」ということ。SUVは泥道や曲がりくねった山道、雪山などあらゆる悪路で性能を発揮してくれます。
その理由は2つで、「馬力のあるエンジンが使われている」と「車体が頑丈」です。
一般的な車と比べてパワフルなエンジンが使われているため、走破力が高くなります。また悪路を走行することを想定しているため、ボディには特殊なパーツや剛性に富んだパーツが使われています。
家族向けでもスポーティな走りを実現
8人乗りSUVとなると、家族で使う人が多いかと思います。普通、家族向けの車といえば「ミニバン」を連想します。ミニバンは走行性能やキャパシティは問題ありませんが、「走りの楽しさ」はそこまで味わえません。
一方のSUVは「スポーツ性」を味わうことができます。パワフルなエンジンが使われていること、加えてスタイリッシュな見た目によって「あたかもスポーツ車に乗っているかのような運転」が可能です。もちろんドライバーだけでなく乗車している全ての人がその快適性を感じられます。
長距離運転や坂道でもパフォーマンス発揮
大人数での移動で気になるのが「長距離では疲れる」という点。できるだけ快適に車内を過ごしたいですね。そういった意味でもSUVは大いに活躍してくれます。
エンジン馬力に優れているため、高速道路の運転でも滑らかな走行が可能です。長い距離を運転してもほとんどストレスを感じないので、遠いキャンプ場へ向かうときも安心です。
視認性に優れている
SUVの良いところに「車高が高いこと」があります。車高が高い=ドライバーの視座が高い、ということ。つまり視認性が良くなり、遠くにいる歩行者まで見えるようになります。
車高の低い車では先の景色が見えなくてギリギリまで判断できない場合も多くなります。一方のSUVであればかなり遠くまで見渡せるため未然に事故を防ぐことができます。
8人乗りSUVのデメリットは?
デメリットも踏まえた上でSUVを選びましょう。
選択肢が少ない
8人乗りSUVの大きなデメリットとしては「選択肢が少ないこと」が挙げられます。6~7人乗りのSUVはちらほらと見受けられますが、8人乗りとなると希少なのが現状です。
そもそも8人乗りモデルを販売しているメーカーがかなり少ないため、理想の8人乗りSUVを探すまでに時間がかかってしまう場合が多くなります。
「どうしても8人乗りでなければならない」という方は根気強く探す必要がありますが、「8人乗りでなくても、7人乗りでもいい」という方は7人乗りを探した方がすんなり見つかります。
メーカーオプションが少ない
自動車を購入するときには「オプション」を選ぶことができます。オプションとは自動車に取り付けられる装備などのことで、工場から出荷されるときに付ける「メーカーオプション」と、ディーラーに届いてから取り付ける「ディーラーオプション」の2つが主です。
しかし8人乗りSUVには、メーカーオプションが少ない傾向があります。欲しいオプションがあっても選択できないことがあるため要注意です。
車内は広いが収納スペースが狭い
8人乗りSUVには、車内空間は広いものの収納スペースが狭いということがあります。8人が乗れるのはかなりのキャパシティがあると予想できます。
しかし、8人フルに乗ると、その他の荷物が積めなくなることも考えられます。例えば、大人8人でキャンプに出かける場合は注意が必要です。キャンプ道具が積みきれない可能性があります。
3列目シートが窮屈に感じる
8人乗りSUVのシンボルともいえる3列目シートですが、3列目に座った人はやや窮屈に感じるかもしれません。車種によっても異なりますが、前の席に膝が付いてしまったり、隣の人と肩がぶつかったりしてしまうことも考えられます。
乗り降りがやや大変
先ほど「SUVは車高が高いため視認性に優れている」と言いましたが、車高が高いことはデメリットにもなり得ます。というのも、車高が高いと席の位置も高くなるからです。そのため乗り降りがやや大変に感じることがあります。
大人の男性であれば問題ありませんが、お年寄りや子供、体力に自信のない女性にとっては負担となることがあります。そこまで大きな負担を感じることはありませんが、実際に試乗などで確かめてみることが大切です。
8人乗りSUVを選ぶときのポイント
続いては8人乗りSUVを選ぶときのポイントを解説していきます。いくつか注意しておきたいことがあるのでしっかりと確認しておきましょう!
全てのSUVが悪路に強いわけではない
SUVを選ぶ前に覚えておきたいのが「全てのSUVが悪路に強いわけではない」ということです。SUVは基本的にアウトドア仕様に作られていますが、今では街乗りに特化した「都市型SUV」というものも存在しています。
もちろんアウトドアでも使うことができますが、他のSUVよりはオフロード性能が落ちるので、そこも踏まえて選ぶことが重要です。
3列目シートの広さをチェック
8人乗りSUVの大きな特徴に3列シートがあります。そこで「3列シートは狭くないか?」「荷物を置くスペースはあるか?」を確認しましょう。
先述したように8人乗りSUVには、8人で乗るとやや狭くなってしまうデメリットがあります。それらも踏まえてチェックしておきましょう。
燃費を調べる
SUVは他車と比べると燃費が良くないため、どれくらいの燃費なのか調べておく必要があります。自動車を持つと維持費がかかりますが、維持費の中でもガソリン代は大きな割合を占めます。大型SUVであれば年間10万円以上は見ておいた方が良いでしょう。
また燃費だけでなく環境性能もチェック。今はガソリン車だけでなくハイブリッド車やクリーンディーゼル車といったモデルを持つSUVも多いので、それらも加味しながら選ぶのがオススメですよ。
使用用途を見極める
「8人乗りSUVを使う目的は何か?」を考えることが重要です。SUVは基本的にアウトドア仕様となっていますが、「そこまでアウトドアに出かけない」「長距離運転はするけれど、舗装されている道を運転する」という人も多いはず。購入前にSUVの使用用途を明確にしておきましょう。
人気の8人乗りSUVとその特徴
続いては人気の8人乗りSUVとその特徴をご紹介します。ひとつ気をつけておきたいのが「8人乗りSUVは車種がかなり少ない」ということ。6~7人乗りと比べても選択肢が限られるということを覚えておきましょう。
ランドクルーザー
今や世界のトヨタが手がける大型SUV【ランドクルーザー】。日本のみならず世界的にも知られている車種で高い評価を受けています。長い歴史を持つランドクルーザーですが、走破性をはじめ快適性やデザイン性など全てにおいてパーフェクトと言っても過言ではない性能を持ちます。
またランドクルーザーは8人乗りタイプがあるSUVとして知られており、ミニバン並みの車内空間が確保されています。当然ながら3列シートが標準装備となりますが、席のアレンジが可能。乗車人数に合わせて空間をアレンジできるのでよりウキウキワクワクした移動ができます。
また荷室をたっぷりも使いたい場合は、3列目シートを収納することも可能です。そうすると大きなアウトドア用品もラクラク積むことができます。
一方で、2列目シートのリクライニングやスライドが制限されるというデメリットがあります。また3列目シートへの移動もやや窮屈に感じることもあります。
それでもやはりランドクルーザー。ひとたび乗車すれば快適なドライブが可能です。加えてスポーティな走りを見せてくれるので、目的地までの移動を楽しめることでしょう。
レクサスLX
レクサスが誇るフラグシップSUV【LX570】。主に北米や中国、ロシアなどで人気を集めている車種で、圧倒的な存在感があります。実際に車を見ると分かるように、ランドクルーザーをベースに生産されているのが特徴です。またエンジンも規格外。V型8気筒の5.7Lエンジンが使用されている上に8速ATを搭載。大型SUVならではの規格外のスペックです。
海外がメインマーケットとなっていることから「険しい道に強い」ことが容易に予想できます。レクサスLXは、砂漠や極寒地帯などあらゆるシーンでパフォーマンスを発揮します。
パワフルさや車両の剛性はもちろんのこと、静粛性や燃費にも富んでいます。
高級車ならではの上質なインテリアにも注目。メーターの視認性にも優れており、センターにはデジタルの表示パネルがあり、あらゆる情報を示してくれます。
また車内の快適性を保つためにオートエアコンやシートヒーター、ステアリングヒーターなどさまざまな設備も整っています。どんな険しい環境でも信頼して走行できる一台です。
まとめ
8人乗りSUVについて詳しく解説しましたが、いかがでしたか?
今や世界中で人気を集めているSUVにも8人乗りが登場しており、ファミリー層などからコアな人気を集めています。
メリットもたくさんある一方でデメリットもあるので、両方を加味した上で理想の一台を選びましょう!ぜひ素敵なカーライフを送ってくださいね。