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家族に嬉しいが大集結!ソリオの維持費は本当に安いのか?

スズキのソリオは家族に嬉しいと思われる機能がたくさん搭載された軽自動車です。コンパクトなのに内装が広いことから、多くのご家族に愛されています。「なるべく維持費は安く抑えたい」という方に向けてソリオの維持費をご紹介します。

また、ガゾリン代や車検、オプションなどを考慮して算出したので、購入の際の参考にして下さい。

目次

ソリオの特徴

ソリオの基本スペック

[box class=”green_box”]新車価格:148~211万円
サイズ:全長3,710㎜×全幅1,625㎜×全高1,745㎜
車両重量:930~990kg
排気量:1,242㏄
燃費(JC08モード):22.0~27.8km/L[/box]

新型軽量高剛性プラットフォーム採用

軽自動車ベースで設計されたソリオ。新型ソリオはスズキが得意とする新型軽量高剛性プラットフォームを採用しています。900kg台までの軽量化を実現させ、車内スペースは拡大しています。

運転しやすく、街乗りにも扱いやすく税金対策にもなる軽量性と車内スペースを広々と使える設計がソリオの一番の魅力です。

エンジンの改良

初代から使っているデュアルジェットエンジンを改良して現行車に採用されています。さらに高出力モーター機能付発電機によってバッテリーを充電します。

加速時のモーターアシストによりエンジンにかかる負荷をできるだけ減らすことによって燃費が大幅に向上しました。ソリオはマイルドハイブリッドカーとしてスズキの中で人気を集めています。

フルハイブリッド追加

スズキのマイルドハイブリッドであるソリオには、2016年にフルハイブリッドモデルも登場しています。

マイルドハイブリッドモデルでは加速時にモーターアシストを行うことによって燃費性能を高めていますが、フルハイブリッドモデルでは60㎞/h走行であればEV走行も可能です。

ソリオの維持費は年間どれくらい?

ソリオの最新HYBRIDカーには、HYBRID SZ、HYBRID SX、HYBRID MZ、HYBRID MXの4種類があります。それぞれ搭載されている機能が異なるので、それぞれのグレードでどのくらい維持費が必要なのか?ご紹介します。

税金

ソリオに限らず、自動車を購入したときには自動車税と自動車重量税が課せられます。ここからは、ソリオを購入したと仮定し、自動車税と自動車重量税がどのくらい必要になるのか解説します。

自動車税

自動車税は毎年4月1日の時点で車を所有しているすべての人に請求される税金です。自動車税はエンジン排気量によって金額が定められており、環境性能に応じて25~50%の減税や免税対象となる場合もあります。

また、新車登録から13年以上が経過すると環境性能が著しく劣るため、自動車税が上乗せされます。

ソリオの排気量は1,000㏄以上1,500㏄未満ですので、次のようになります。

2019年9月までに新車登録 2019年10月以降に新車登録
34,500円 30,500円

しかし、ソリオはマイルドハイブリッドもしくはフルハイブリッドですから環境性能が高い車といえます。そのため、新規登録時から2年間は自動車税が25~50%減税されます。

グレード 減税額
ハイブリッドMX 15,000円
ハイブリッドMZ 15,000円
ハイブリッドSX 22,500円
ハイブリッドSZ 22,500円

自動車重量税

自動車重量税は車検を受けるときに課せられる税金です。車両の重量によって金額が異なります。継続車検の時には車検の有効期限である2年間分の自動車重量税を支払ってから車検を受けることになります。ソリオそれぞれの自動車重量税は下記の通りです。

  • HYBRID SZ:¥ 7,500【年間:¥ 3,750】
  • HYBRID SX:¥ 7,500【年間:¥ 3,750】
  • HYBRID MZ:¥ 11,200【年間:¥ 5,600】
  • HYBRID MX:¥ 11,200【年間:¥ 5,600】

自動車重量税も環境性能が高いエコカーは減税されます。そのため、新車登録時と初回車検時に支払う自動車重量税は次のように減額されます。

グレード 減税額
G 3,800円
GX2 3,800円
ハイブリッドMX 3,800円
ハイブリッドMZ 3,800円
ハイブリッドSX 7,500円
ハイブリッドSZ 7,500円

保険

自動車に関する保険は、【自賠責保険】と【任意保険】があります。

自賠責保険は自動車を購入した全ての人に加入が義務付けられている保険です。任意保険は自賠責保険よりも補償される範囲が豊富で、自分で選べる内容になっています。ここからは自賠責保険と任意保険についてご紹介します。

自賠責保険

自賠責保険は自動車損害賠償責任保険の略称で、自動車の保有者に加入が義務付けられている保険です。自賠責保険の補償範囲は相手方の身体に限定されています。

自賠責保険料に関しては、どの保険会社に加入しても金額は同じです。車を購入したときや車検を受けるときに車検の有効期限分の自賠責保険料を支払うことになります。

ソリオHYBRIDはどのグレードの車種でも自賠責保険料は【¥ 36,780】になります。1年間で計算すると、【¥ 36,780÷2年=¥ 11,780】です。

任意保険

任意保険の補償範囲は、相手の身体だけではなく、【相手の車】【相手や自分の搭乗者】【事故によって破損した物】にも適応することができます。

自賠責保険と比較をしても補償範囲が広がることが明らかに分かりますよね。万が一のことがあっても安心できるように、任意保険の加入はおすすめします。

任意保険はサービス会社や保険会社によって金額が異なります。保険には階級が決まっており、新規で車を購入される場合は6等級からスタートします。前年が無事故だった場合は階級が上がり、保険料が安くなるシステムです。

また、任意保険は保険会社を変更してもそれまでの階級を引き継げるので、「今より安いA社に変更したい」という場合でも等級が変わることがありません。任意保険に加入される際は、複数の保険会社に見積もりの相談をして、自分に合ったプランの中から、一番安い保険会社と契約することをおすすめます。

今回は、ファミリーカーとしてソリオを購入した35歳の女性の任意保険の見積もり例をご紹介します。

  • 年齢:30歳以上
  • 等級:20等級
  • 年間走行距離:9,000km
  • 免許の種類:ゴールド
  • 運転者限定:本人
  • 対人賠償:無制限
  • 対物賠償:無制限
  • 年間の保険料:¥22,000

ソリオを購入される方は、女性が多く、職場と自宅の往復や、子供の習い事の送り迎えで使用される方が多いのではないでしょうか。大型の車を1台所有しており、街乗り用として購入される傾向が多いので、年間の走行距離も10,000kmを超えないと考えました。

最も割引がされる20等級として計算をしたので、保険料も安くなっています。前述した通り、各保険会社によって任意保険の料金は変わってくるので、複数の会社から見積もりをしてもらいましょう。

ソリオの維持費は他にもある?

自動車を購入したときの維持費として頭に浮かぶのは税金と保険ですが、他にもガソリン代や駐車場代、車検代も必要になってきます。軽自動車は燃費が良いイメージがあり、維持費も安いと言われていますが、実際はどうなのでしょうか。

ここからは、維持費として代表的なガソリン代や駐車場代、車検代についてご紹介します。

ガソリン代

ソリオの燃料は無鉛レギュラーガソリンが使用されており、燃料代は年間の走行距離と燃費、燃料価格で計算することができます。計算式は【1年間の走行距離÷カタログ消費燃費×燃料価格】です。

2019年10月時点のレギュラーガソリンの平均価格は127円、多く見積もって年間で10,000km走行すると考えると、ソリオの年間ガソリン代は下記の通りになります。

  • HYBRID SZ:【10,000km ÷ 32.0km/L × ¥127=¥ 39,687】
  • HYBRID SZ:【10,000km ÷ 32.0km/L × ¥127=¥ 39,687】
  • HYBRID MZ:【10,000km ÷ 27.8km/L × ¥127=¥ 45,683】
  • HYBRID MX:【10,000km ÷ 27.8km/L × ¥127=¥ 45,683】

参照:ガソリンNAVI https://oil-stat.com/

駐車場代

お住まいの地域や賃貸契約をしている自宅によって、価格がバラバラなので、正確な数値を算出することはできません。ここでは月極駐車場に契約をすることを前提として、茨城県と神奈川県の月極駐車場の相場をご紹介します。

  • 茨城県の月極駐車場平均額:¥5,582【年間:¥66,984】
  • 神奈川県の月極駐車場平均額:¥16,716【年間:¥200,592】

茨城県は埼玉や東京、千葉県へのアクセスが抜群な好立地です。全国魅力度ランキングでは47位という結果になっていますが、東京や大阪と比べて土地価格が圧倒的に安いことは他に無い魅力です。

神奈川県は観光地だけではなく、スポーツ、アクティビティが盛んな地域です。関東や東海地方へのアクセスが抜群なことから、全国の平均価格をグッと上回っています。

車検代

車検費用の内訳としては、自動車重量税、自賠責保険料、印紙代などの費用です。車検は通常2年に1度の間隔で受けることになります。下記の費用は全国の平均的な車検価格です。もちろん、店舗や地域によって差があるので、あくまでも参考程度にとどめておいてください。

  • 自動車重量税:¥6,600〜 ¥16,400(エコカー減税非対応金額)
  • 自賠責保険料:¥36,780
  • 印紙代:¥1,200
  • 車検代行料:¥8,000
  • 車検費合計:¥62,380

車検は2年に1度のペースなので、1年間の維持費として計算すると、【¥62,380 ÷ 2年=¥ 31,190】です。

また、車検をした際に、オイル交換を勧められる場合があります。車を安全に走行させるためには定期的なオイル交換が必須です。エンジンオイルのグレードにもよりますが、平均すると¥1,890〜になります。

ソリオの購入にかかる費用は?

現在、ソリオの最新モデルはHYBRID SZ、HYBRID SX、HYBRID MZ、HYBRID MXの4種類が登場しています。ここからは各モデルを購入する際の費用についてご紹介します。

車体価格

  • HYBRID SZ:¥ 2,179,440(税込)
  • HYBRID SX:¥ 2,019,600(税込)
  • HYBRID MZ:¥ 2,081,160(税込)
  • HYBRID MX:¥ 1,829,520(税込)

オプション

ソリオに用意されているオプションをご紹介します。

  • 全方位モニター用カメラパッケージ:¥ 51,840
  • ワイドバイザー:¥ 19,386
  • UV + IRカットフィルムセット:¥ 28,836
  • ナンバープレートリム(2枚):¥ 3,672
  • ラゲッジマット(バンパーカバー付):¥ 19,710
  • スタンダードプラスワイドナビセット:¥ 144,234
  • ドライブレコーダー:¥ 37,044

その他、オプションはスズキの公式サイトをご覧ください。
https://www.suzuki.co.jp/car/solio/

自動車重量税

自動車重量税は自動車を購入した時と、継続車検の時に課せられる税金です。自動車重量税は車両の重さによって金額が変わります。ソリオの最新車種の自動車重量税は下記の通りになります。

  • HYBRID SZ:¥ 7,500【年間:¥ 3,750】
  • HYBRID SX:¥ 7,500【年間:¥ 3,750】
  • HYBRID MZ:¥ 11,200【年間:¥ 5,600】
  • HYBRID MX:¥ 11,200【年間:¥ 5,600】

エコカー減税対象車であるソリオはここから減税されます。

グレード 減税額
G 3,800円
GX2 3,800円
ハイブリッドMX 3,800円
ハイブリッドMZ 3,800円
ハイブリッドSX 7,500円
ハイブリッドSZ 7,500円

自動車取得税

自動車取得税とは車体が50万円以上の車に対して課せられる税金です。ソリオの自動車取得税は【¥ 27,500】です。

2019年10月に自動車取得税は廃止され、代わりに環境性能に応じて課税率が変動する環境性能割が始まりました。環境性能割は非課税~3%の中で決まります。

グレード 環境性能割 税額
G 1% 12,100円
ハイブリッドMX 非課税 0円
ハイブリッドMZ
ハイブリッドSX
ハイブリッドSZ

自賠責保険

自賠責保険は車両サイズや最大積載量により区分されます。新車でソリオを購入する場合の自賠責保険料は【¥ 36,780】です。

リサイクル料金

自動車を購入する際に、原則としてリサイクル料金を支払います。これは自動車が不法投棄をされた場合の環境負荷を考慮して、リサイクル料金の前払いが義務付けられているのです。

リサイクル料金を支払ったら、前払い証明書が発行されます。自動車を次の保有者に譲渡する場合にも必要になるので、必ず証明書は保管しておきましょう。ソリオのリサイクル料金は【¥ 10,060】です。

ディーラー代行手数料

ソリオを新規購入した場合、車庫証明などの手続きを管轄の警察や陸運局で行うのですが、自分ではできないため、ディーラーに委託する必要があります。

ディーラーに代行すると言うことは、別途で手数料が必要になってきます。下記ではソリオの登録に必要な費用についてご紹介します。

  • 新規検査登録費用:¥ 3,000〜
  • 新規検査登録手続き代行費用:¥15,000〜¥ 30,000
  • 車庫証明費用:¥ 2,000〜
  • 車庫証明手続き代行費用:¥ 5,000〜

手続き代行手数料や車庫証明費用などは店舗は地域によって異なります。

壊れやすい場所や注意する点

ステアリングロック故障

ソリオではステアリングロックの故障によるエンジン不動トラブルが多く報告されています。インテリジェントキーの電池が十分あってキーロックは行えるのに、通常のやり方でエンジンがかからない時はステアリングロック機構をチェックしましょう。

ステアリングロック内部にあるステッピングモーターのブラシが作動しなくなるとロックの施錠・開錠ができなくなるのです。ステアリングロックユニットの交換が必要ですが、この修理費用は無償ですので安心してスズキに修理を依頼しましょう。

エンジントラブル

初代ソリオでよく報告されているのがエンジントラブルです。カムポジションセンサーとクランクポジションセンサーが故障すると生じるトラブルです。

この部品の交換費用は、部品1つごとに大体5,000円。作業工賃が3,000円です。

アイドリングの不調

ブローバイガスによるアイドリングの不調もよく生じています。ブローバイガスに含まれているスラッジが吸気系内に付着してしまうとトラブルを引き起こします。アイドリング制御が不具合を起こす一つの原因です。

アイドリングスピードコントロールバルブを取り出してクリーニングを行うか、ステッピングモーターを取り出してクリーニングを行えば元通りになります。工賃は2,000~5,000円です。

ソリオ人気グレードのリセールバリュー

ソリオはハイブリッドカーとして非常に人気がありますが、中古車として買取に出したらどれほどの価値が残っているのでしょうか。

現在3年落ちのソリオのリセールバリューは約61%。5年落ちは約38%です。ソリオの全グレードの中で最も残価率が高いのはハイブリッドMXです。

まとめ

ソリオの維持費についてご紹介しましたが、軽自動車らしい低燃費ながらパワフルな走行をしてくれることが分かりました。部品交換などの故障がなければ、それほど維持費も高くならないので、ソリオの購入を考えている方は、定期的なメンテナンスを心がけましょう。

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