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購入前に必ずチェック!アウディA4の維持費と購入費用を解説

「<A4アバント>の 維持費ってどれくらいかかるの?」
という疑問をお持ちの方に向けた記事です。アウディと言えば押しも押されぬドイツの高級ブランド。アウディのA4アバントは素晴らしい車ですが、外車だと購入した後にかかる費用も気になりますよね。

今回はA4アバントの1年間にかかる維持費を項目ごとにくわしく解説していきます。A4アバントの購入を検討されている方は、ぜひ最後までご覧になって参考にしてください。

目次

A4アバントの特徴


有名なドイツ自動車メーカー「アウディ」。スタイリッシュで走行性能の高い車種が数多く販売されています。

その中でも欧州のベストセラーとしてプレミアムミッドクラスの車を代表しているのが「A4」です。スポーティなディティールとダイナミックなデザインでドイツならではの洗練された印象を与えます。

[box class=”green_box” title=”アウディA4の車両情報”]
35 TFSI 35 TFSI advanced 35 TFSI S line 45 TFSI quattro advanced 45 TFSI quattro S line
車両本体価格 455万円 523万円 570万円 580万円 627万円
総排気量 1,984㏄
燃費 10.5~15.5km/L 9.5~15.1km/L
サイズ(全長/全幅/全高 mm) 4,760/1,845/1,410 4,770/1,845/1,410 4,760/1,845/1,410 4,770/1,845/1,410
車両重量 1,500kg 1,530kg 1,610kg
乗車定員 5
[/box]

アウディA4には4輪駆動車が存在しているため、アウトドアなどの悪路環境でも見事な走行性能を実現させています。さらに新型アウディA4では低燃費×高出力が可能になった新開発エンジン「TFSI®エンジン」を採用しています。

アウディA4のコックピットにはアウディオリジナルのバーチャルコックピットが搭載されています。12.3インチの高解像度液晶画面で情報を即座に識別できる点は大きな魅力です。

A4アバントでかかる維持費は年間どのくらい?


A4アバントを所有すると1年間でどれくらいの費用がかかるのでしょうか。

税金

A4アバントで1年間に支払う税金を見てみましょう。

自動車税

自動車税は4月1日の時点で車を所有している人すべてに課せられる税金です。自動車税は用途や排気量によって税額が決められています。

アウディA4の排気量は1,984㏄ですから、1.5L超~2.0L以下に分類されます。

自動車税は2019年10月に消費税が10%に上がったことに伴い、10月1日以降に新車登録された車から税額が引き下げられました。

2019年9月30日まで 2019年10月1日以降
39,500円 36,000円

環境性能の優れた車にはグリーン化特例が適用されるため、自動車税が翌年度分まで優遇されますが、アウディA4は全グレードがグリーン化特例適用外です。

重量税

自動車の区分や総重量に応じて税額が決められている税金を自動車重量税と言います。新車登録経過年数によっても税額が変動します。

アウディA4の自動車重量は1,500~1,610kgですから、車検実施時に支払う自動車重量税は37,800円または50,400円です。

しかし、「A4 2.0 TSFI」と「A4アバント」は2020年度燃費基準を満たしているため、両モデルとも自動車重量税が25%減税されます。

[box class=”green_box”]
  • A4 2.0 TSFI:22,500円
  • A4アバント:22,500円

「A4 Avant 2.0 TFSI quattro」にパノラマサンルーフをつけると「平成32年度燃費基準達成車」となり、エコカー減税対象車となります。[/box]

保険

A4アバントで1年間にかかる保険料はどれくらいでしょうか。

自賠責保険

<自賠責保険>は<自動車損害賠償保障法>で公道を走行するすべての自動車に加入が義務付けられている保険です。自賠責保険は加入期間が長いほど1ヵ月当たりの保険料が安くなるので、車検証の有効期間と同じ期間を加入するのが通例となっています。

自賠責保険は車検より12時間ほど有効期間が短いため、新車購入時には余裕を持たせて37ヵ月分を加入期間とするのが一般的です。

  • A4アバントの1年間にかかる自賠責保険料(新車購入時)約12,260円
    新車購入時に支払う保険料36,780円(37ヵ月分)
    36,780円(37ヵ月分)÷3=約12,260円
  • A4アバントの1年間にかかる自賠責保険料(車検時2年契約の場合) 約12,915円
    25,830円(24ヵ月分)÷2=約12,915円

任意保険

自賠責保険は、事故の相手方の身体的な損害にしか補償が行われないので、その他のリスクをカバーするためには任意保険に加入する必要があります。任意保険料は様々な要因により決まりますので幅が広いですが、A4アバントではおよそ3~15万円ほど収まる事が多いようです。

・A4アバントの1年間にかかる任意保険料 およそ3~15万円ほど

その他費用

自動車を保有すると様々な費用が発生します。

ガソリン代

自動車を走らせるとまず発生する費用がガソリン代です。年間維持費の中でも、かなり高額になる項目となりますので、予測できる範囲で1年の初めに計算しておくことは推す末mです。

ここではA4で1年間に5,000kmを走行したとしてかかるガソリン代を算出してみましょう。

  • ガソリン価格:143.2円(2020年11月現在)
  • 実燃費:13.6km/L
  • 年間走行距離10,000㎞
[box class=”green_box”]10,000㎞÷13.6km/L×143.2円=105,294円[/box]

一年間に10,000㎞走行すると仮定すれば、年間ガソリン代は約10万円です。もちろん、ガソリンスタンドや地域、燃費によって異なります。

駐車場代

自宅に駐車場が無い場合に必要になるのが駐車場代です。ここでは駐車場代の全国平均価格「1ヵ月約8,200円」を使って、年間の駐車場代を算出してみます。

8,200円×12ヵ月=98,400円

・A4アバントの1年間にかかる駐車場代 98,400円

車検代

車検にかかる費用は税金、保険などの<法定費用>と<検査・整備費用>の2つがあります。ここではA4アバント<35 TFSI>の車検にかかる費用を見てみましょう。

・自動車重量税2年分 24,600円
・自賠責保険料 25,830円(24ヵ月分)
・印紙代 1,100円(指定工場)

自動車重量税は次回の車検までの2年分を納めます。自賠責保険料も次回車検時までの24ヵ月分を加入期間とするのが一般的です。

上記の法定費用は外車でも国産車でも違いはありません。車検と同時に行う<24ヵ月点検>と車検の代行費用は業者により料金に差が出るところで、外車ディーラーの料金は高めです。ここではアウディのディーラー車検の相場を紹介します。

・法定24ヵ月点検 25,920円
・保安確認検査料 10,800円
・エンジン下回り洗浄 8,840円
・アウディ専用テスター診断 6,480円
・事務手数料(車検代行費用)12,960円

消耗品は初回車検ではそれほど費用はかかりませんが、それでも最低5万円程度かかるケースが多いようです。アウディ車では2回目以降の車検では交換する部品が増え、車検時の費用もかなり高くなります。

・A4アバントの車検にかかる費用 約106,930円程度+消耗品代金と工賃5万円~から

A4アバントの購入時にかかる費用は?


A4アバントを購入するにはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。

車体価格

アウディのベストセラーカーであるA4。1994年に登場して以来、今な新車が販売されている人気車種です。新開発サスペンションを採用したり、アウディバーチャルコックピットなどの先進装備が設定されています。

現在、販売されているA4の車体価格は次の通りです。

35 TSFI 455万円
35 TSFI advanced 523万円
35 TSFI S line 570万円
45 TSFI quattro advanced 580万円
45 TSFI quattro S line 627万円

 

オプション

A4にはエクステリアやインテリアにパッケージングの設定などもあり、オプション品の総額は高くなる傾向にあります。A4アバントではおよそ30~70万円程度になるケースが多いようです。

レザーパッケージ 45万円
3Dアドバンスサウンドシステム 17万円
マトリクスLEDヘッドライトパッケージ 34万円
S Lineパッケージ 35万円

自動車重量税

新車の購入時には3年分の自動車重量税を納税します。新車登録時と車検時に2年または3年分の自動車重量税をまとめて支払います。通常0.5tごとに税額が決められており、経過年数によって増税される仕組みです。

アウディA4のエコカー減税対象車は自動車重量税が25%減税されます。そのため、「A4 2.0 TSFI」と「A4アバント」は22,500円ですが、その他グレードの新車登録時に支払う自動車重量税は36,900円または49,200円です。

自動車取得税

2019年9月30日までは新車購入時や中古車購入時に自動車取得税を支払っていましたが、現在は環境性能割と名前を変えています。環境性能割は車の環境性能に応じて課税率が非課税・1%・2%・3%の4段階で設定されます。

エコカー減税対象車 環境性能割による減税額
Audi A4 35 TFSI 37,200円
Audi A4 35 TFSI advanced 42,800円
Audi A4 35 TFSI S line 46,000円
Audi A4 45 TFSI quattro advanced 47,400円
Audi A4 45 TFSI quattro S line 51,300円
Audi A4 Avant 35 TFSI 39,600円
Audi A4 Avant 35 TFSI advanced 45,100円
Audi A4 Avant 35 TFSI S line 49,000円
Audi A4 Avant 45 TFSI quattro advanced 49,800円
Audi A4 Avant 45 TFSI quattro S line 53,700円
Audi A4 allroad quattro 51,900円
Audi S4 73,200円
Audi S4 Avant 75,600円
Audi RS 4 Avant 102,300円
Audi RS 4 Avant RS 25 years 121,000円

環境性能割の減税が適用されるのは、2021年3月31日までに新車登録をした場合です。

自賠責保険

新車を購入する時には37ヵ月分の自賠責保険に加入します。

・A4アバントの購入時にかかる自賠責保険料 36,780円(37ヵ月)

リサイクル料金

<リサイクル料金>とは、自動車の廃棄時に部品をリサイクルする費用を前もって集めておく制度です。車種グレードごとに費用が決まっていて、<シュレッダーダスト料金><エアバック類料金><フロン類料金><情報管理料金><資金管理料金>などの項目があります。

・A4アバントの購入時にかかるリサイクル料金 17,410~18,000円

ディーラー代行手数料

新車を購入すると、ディーラーは納車するまでに様々な手続きや作業を行います。その代行費用が<ディーラー代行手数料>で、外車ディーラーは料金が高い傾向があります。

  • A4アバントの購入時にかかるディーラー代行手数料
    検査登録手続き代行費用 5~6万円程度
    納車費用 15,000円程度
    下取り車手続代行費用 18,360円程度
    希望ナンバー代行手数料 10,800円程度
    車庫証明費用 代行料21,600程度

・A4アバントの購入時にかかるディーラー代行手数料 115,760~125,760円程度

壊れやすいところや注意するべき点

これからアウディA4を購入しようと考えておられる方は、修理・故障事例としてよく取り上げられているものをいくつか知っておくようおすすめします。

エアコンの故障

アウディA4ではエアコンがきかなくなるというシンプルな故障事例が数多く報告されています。エアコンコンプレッサーが故障してしまっていると大幅な部品交換修理が必要となるため、10万円を超える高額な修理費用が予想されます。

センサーが故障しているなど軽度の修理で済めば、3万円ほどの修理費用で済むでしょう。

エンジン・ミッションのトラブル故障

アクセルを踏んでいるのに加速しない、不自然なエンジン振動が気になるなどの故障事例があります。また、自動変速機のトラブルも発生しています。

エンジン関係の故障はダイレクトイグニッションコイルを交換することで修理可能です。修理費用は約5万円です。DSGの内部部品交換が必要になると20~50万円の費用が必要になるので注意してください。

CVTトラブル

A4アバントグレードでよく報告されている故障事例がCVTトラブルです。加速不良やラグなどの症状はCVTの洗浄や交換で解決できます。

ただし、CVTを交換するとなると20万円近くの費用が掛かるので注意しましょう。洗浄のみで済めばもっと安い費用で修理可能です。

アウディA4の中古車は手に入れやすい?

アウディの車は国産車よりも中古車の下落率が高いため、ドイツ製の人気車種とはいえ手に入れやすいと言われています。なぜでしょうか。

[box class=”green_box”]
  • 古い年式の下落率の変動が激しい
  • 故障頻度が高く信頼性が低い
  • 国産車よりも修理費用が高い[/box]

アウディを含め外国車は4年~7年が経過すると価格の下落率が大幅に上がります。アウディは特に変動が激しく販売年から7年が経過すると70%以上の下落率となります。

つまり古ければ古いほどアウディA4の中古車を安く購入できるのです。では、なぜ下落率が高いのでしょうか。それはアウディなどのドイツ製の車は故障頻度が高く信頼性が低いからです。

決して信頼されていないわけではありませんが、年式が古い車はトラブルが増え、修理費用が高くつくことを予想され価格を下げなくては販売できない傾向にあるのです。

故障率の高さ、修理頻度の高さは維持費につながっています。できるだけ車の維持費を抑えたいと思っている方にはドイツ製の中古車はおすすめできません。しかし、2年や3年落ちなどの比較的販売年から日が浅い中古車であればまだ故障が少ないので狙い目です。

まとめ


昔から人気の衰えないスタイリッシュなドイツメーカーアウディ。今回はアウディA4の維持費について紹介しました。

アウディはメルセデスやBMWにも劣らないステータス性を持つラグジュアリーなブランドですが、残念ながら故障率は少し高めな傾向があるため維持費がかかりやすいという注意点があります。

最近登場しているグレードではかなり品質も改善されていて、初回の車検時までは不具合の出る率もかなり少なくなっているようですから、年式の古くない中古車は狙えます。

いざ修理となると、やはりアウディは部品代・工賃が高くつきますので、維持費は多めに見積もっておきましょう。

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