ガソリンではなく電気を燃料に走行する電気自動車は、環境にやさしい車として注目されています。走行中の静粛性やガソリン代のカットなど、電気自動車ならではのメリットが気になるでしょう。電気自動車(EV)の購入を検討している方のために、おすすめ車種9選を紹介します。
電気自動車(EV)とは?
電気自動車は電気を燃料に動く車で、「Electric Vehicle」を略した「EV」で呼ばれることもあります。ガソリンを燃料にしていないため、充電した電気で動く電動モーターの力により走行するのが特徴です。
環境にやさしい車には、電気自動車以外にもハイブリッドカーやプラグインハイブリッドカー、燃料電池自動車などがあります。どれも、環境問題やエネルギー問題解決に向けて開発がすすめられている自動車です。
電気自動車(EV)の3つのメリット
電気自動車にはどのようなメリットがあるのでしょうか?
[box class=”blue_box” title=”電気自動車のメリット”]- 排気ガスを排出しない
- 騒音や振動が少ない静かな走り
- ガソリン代がかからない[/box]
では、それぞれのメリットについて解説しましょう。
排気ガスを排出しない
電気自動車はガソリンの代わりに電気を燃料とし、充電すれば走るため排気ガスを排出しません。環境汚染物質が排出されない車、つまり環境にやさしい車として注目されています。
2050年までに、脱炭素社会の実現を目指している日本にとって排気ガス0の電気自動車は重要な存在と言えるでしょう。
騒音や振動が少ない静かな走り
ガソリンを燃焼させてエンジンを動かすガソリン車とは違い、電気自動車は電気でモーターを駆動させて走行します。そのため、走行中のエンジン駆動音や振動がありません。
ガソリン車ならではの走行音が気になる方や、できるだけ静かなドライブを楽しみたい方に取って電気自動車の静粛性は大きなメリットになります。
ガソリン代がかからない
電気自動車はガソリンを燃料としないため、自動車を維持する費用の中でも大きなウエイトを占めるガソリン代をカットできます。ガソリン車に比べて走行コストが安いのです。
電気自動車は自宅で充電できるので、自宅の電気契約プランを見直せば電気代が安い時間帯に充電して、よりお財布に優しく活用できます。
電気自動車(EV)の人気ランキング9選
環境問題に取り組むため、様々なメーカーが電気自動車の開発に力を入れています。これからも増えていくと予想できますが、現行モデルの中で今おすすめできる9車種を紹介しましょう。
日産 オーラ
[box class=”blue_box” title=”車種概要”]新車価格 | 2,610,300円~ |
全長×全幅×全高(mm) | 4,045×1,735×1,525mm |
燃費(JC08モード/WLTCモード・km/L) | 33.0/27.2(2WD) |
おすすめポイント |
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コンパクトカーの常識を覆す、力強くて美しいデザインのオーラ。個性的で上質な印象を与える14種類のカラーをラインアップしています。室内は細部までこだわり、上質で快適な乗り心地を肌で感じられます。
第二世代e-POWERは、トルクの向上だけでなく新たに100kWのモーターを採用しています。右折時や合流地からの素早い加速や発進・追い越し時のパワフルな走りを実現。ロードノイズの中にエンジン音を隠せるため、荒れた路面でも高い静粛性が特徴です。
運転のしやすさを高めるために、スポーツ・エコ・ノーマルの3種類のドライブモードが設定できます。全てのモードにクリープを設定しているため速度調整が楽に行えます。また、オートブレーキホールド付きなので、ブレーキペダルから足を離してもブレーキ力を保持できます。
日産 ノート
[box class=”blue_box” title=”車種概要”]新車価格 | 2,029,500円~ |
全長×全幅×全高(mm) | 4,045×1,695×1,505/1,520 |
燃費(JC08モード/WLTCモード・km/L) | 38.2/29.5(F) |
おすすめポイント |
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新しい日産デザインを施したダイナミックなスタイルが特徴です。2トーンを2色、モノトーンを11色ラインアップしています。室内はゆったりとくつろげる広々とした空間が広がり、収納スペースが充実しています。
力強さ・なめらかさ・静かさを両立させた第二世代e-POWERを搭載。モーター出力とトルクを向上させているので、素早い走りだしや力強い加速を体感できる電気自動車です。アクセルオフで滑らかに減速するため、ワンペダル感覚でドライブを楽しめるでしょう。
メーターとナビゲーションは、つながっている統合型インターフェースディスプレイをオプションで選択可能です。シフトは電制で、前後の動きのみで操作できます。ピアノブラック調のフィニッシャーは高級感や上質な印象を与えます。
日産 セレナe-POWER
[box class=”blue_box” title=”車種概要”]新車価格 | 3,226,300円~ |
全長×全幅×全高(mm) | 4,685/4,770×1,695/1,740×1,865 |
燃費(JC08モード/WLTCモード・km/L) | 26.0/18.0(e-POWER XV) |
おすすめポイント |
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全高1.8m以上の7~8人乗りミニバンの中ではNo.1の室内空間で、どんな家族にも快適な空間を提供する電気自動車です。自由自在にシートアレンジが可能で、スライドドアは足で開閉できるタイプなので利便性が高いといえます。
スムーズな加速感と、高速道路でも静粛性が保たれるe-POWERを採用。アクセルオフで自動的に減速されるため、加速・減速をペダル一つで操作できます。100%モータードライブで、アクセルオンしたときに素早く反応するレスポンスの良さが特徴です。
前方・側方・後方にセンサーが搭載されているので、360℃の危険察知能力が高く事故を未然に防ぎやすくなります。また、ルーフ前・フロントガラス・フロントダッシュなどボディのいたるところに防音対策を施しているため驚くほど静かな車内です。
日産 キックス
[box class=”blue_box” title=”車種概要”]新車価格 | 2,759,900円~ |
全長×全幅×全高(mm) | 4,290×1,760×1,610 |
燃費(JC08モード/WLTCモード・km/L) | 30.0/21.6 |
おすすめポイント |
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SUVとe-POWERの「いいとこどり」と言えるキックス・電気の走りで一気に加速し、ドライバーの気持ちも高揚させます。キックスのパワートレインはe-POWER。ガソリンで発電し、電気で走ります。
エンジンの作動時間が短縮されているため、始動時の騒音・振動がカットされ静かな車内を実現しています。アクセルペダル一つで加速・減速を調整できるので、ペダルの踏みかえによるドライバーへの負担を軽減できるつくりです。
コンパクトSUVクラスでトップの最低地上高なので、深い轍になっている雪道も無理なく走行できます。滑りやすい悪路でも、強い減速力でドライブを安心して楽しめるでしょう。
また、マナーモードとチャージモードの切り替えが可能です。早朝・深夜・住宅街など、静かに走行したいときにはマナーモードがおすすめ。チャージモードに切り替えれば、充電できます。
トヨタ bZ4X
[box class=”blue_box” title=”車種概要”]新車価格 | ※日本価格は未発表 |
全長×全幅×全高(mm) | 4,690×1,860×1,650 |
一充電走行距離(WLTCモード) | 460/500km前後 |
おすすめポイント |
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e-TNGAの考え方に基づく、BEV専用プラットフォームを採用し、低重心・高剛性化が実現した電気自動車です。Dセグメントセダン並みの広々とした室内空間で、レッグルームは前後ともにSUVクラストップレベルです。
遮音性の高いガラスを使い、風切り音をカットしているため走行中も静かで明瞭な会話を楽しめます。ファブリック張りのインストルメントパネルは落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
世界各地域の高出力充電に対応し、30分で充電量80%まで充電可能なのも魅力です。ルーフソーラーパネルを装着すれば、1年間で走行距離1,800kmに相当する発電が可能。充電スタンドがない場所での充電や災害時・緊急時の充電を意識している方におすすめです。
トヨタ MIRAI
[box class=”blue_box” title=”車種概要”]新車価格 | 7,100,000円~ |
全長×全幅×全高(mm) | 4,975×1,885×1,470 |
燃費(WLTCモード・km/kg) | 135/152 |
おすすめポイント |
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スタンスは低く、ワイドでのびやかなプロモーションが美しいボディライン。理性よりも感性で、デザインを見て洗濯してほしいと思わせる新次元の自動車です。シンプルモダンな室内空間は、どこか温かみがあり開放感に包まれます。
アクセルを踏むとスッと動き出し、たった5mでドライバーを虜にするのは圧倒的な静けさ。空気の室内にもこだわり、大出力の給電機能やサポートアプリを提供するなど、利便性と快適性が進化しています。
MIRAIはすべて「Toyota Safety Sence」を搭載しています。運転や駐車をサポートしてくれるため、ドライブが苦手な方でも乗りやすいでしょう。さらに高度運転支援「トヨタ チームメイト」も利用できます。
プジョー e-208
[box class=”blue_box” title=”車種概要”]新車価格 | 4,122,000円~ |
全長×全幅×全高(mm) | 4,095×1,745×1,445/1,465 |
一充電走行距離(WLTCモード) | 380km |
おすすめポイント |
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常識を破壊し、ルールを塗り替える大胆・独創的・予想外なゲームチェンジャーがプジョー208です。Bセグメントコンパクトカーで電気自動車とガソリン車の2パターンから選べます。最小回転半径は5.4mで取り回しやすく、ロングノーズ・ロー&ワイドな美しいフォルムが特徴です。
WLTCモードの一充電走行距離は380km。瞬時にトルクが立ち上がり鋭い加速感を実現しています。スムーズな走行性能や低振動で静粛性の高い走りは、電動モーターならではの新しい運転感覚です。
スポーツ・ノーマル・エコの3つの走行モードが用意されているので、状況に応じて任意で選択できます。また、アプリで利用できるeリモートコントロール機能を活用すれば、充電状態の確認やエアコン作動など便利で快適なEVLIFEを送れますよ。
プジョー e-2008
[box class=”blue_box” title=”車種概要”]新車価格 | 4,526,000円~ |
全長×全幅×全高(mm) | 4,305×1,770×1,550 |
一充電走行距離(WLTCモード) | 360km |
おすすめポイント |
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ロードクリアランスをキープしながら、低重心で構えるようなシャープさが特徴です。攻めたフロントフェイスと高めのボンネットが、SUVならではの迫力と力強さを放っています。3D i-Cockpitを採用しているので、ドライバーの視線移動を最小限に抑えながら、視認性を高めています。
パワーソースは100kWの高出力モーターで、アクセルを踏み込んだ瞬間から260Nmの最大トルクを発生します。大容量リチウムイオンバッテリーを内蔵しているため、コンパクトなボディながら一充電走行距離はWLTCモードで360kmです。
先進運転支援システムを搭載しているので、CCDカメラ・レーダー・超音波ソナーのセンサーが危険をいち早く察知します。さまざまなアシスト機能がドライバーの疲労を軽減してくれるでしょう。
日産 リーフ
[box class=”blue_box” title=”車種概要”]新車価格 | 3,326,400円~ |
全長×全幅×全高(mm) | 4,480×1,790×1,560/1,565 |
一充電走行距離(WLTCモード) | 322km(S) |
おすすめポイント |
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電気自動車に欠かせないバッテリー状態・機能設定・作動状況・ルート案内などをグラフィカルに表示するアドバンスドドライブアシストディスプレイを搭載しています。ドライバーの視線移動をできるだけ少なくして、安全運転につなげます。
e-Pedalにより、アクセルペダルだけでストップ&ゴーをスムーズに繰り返せるのが魅力。グレードによっては、プロパイロットも搭載されているので、高速道路での渋滞走行や巡航走行での負担を軽減します。
リーフの充電は自宅やお出かけ先など、いつでもどこでも可能です。40KWHバッテリー搭載車の一充電走行距離はWLTCモードで322km、62KWHバッテリー搭載車は458km。約40~60分で急速充電できるため、ロングドライブも気軽に出かけられます。
電気自動車(EV)で環境に優しい走りを
排気ガスを一切排出しない、環境にやさしい電気自動車を9選紹介しました。一度の充電で数百kmのロングドライブを気軽に楽しめます。走行コストを軽減したい方や、ガソリン車よりも電気自動車に魅力を感じている方は、ぜひ新世代のEVライフをお楽しみください。