自動車は購入した後も様々な費用が発生します。軽自動車は税金が安く燃費も優秀で、維持費を低く抑える事ができるお財布に優しい車です。
今回は「ダイハツの軽自動車10車種の維持費」を項目ごとにくわしく紹介します。
目次
自動車を所有するとかかる維持費
自動車を購入すると必要になる維持費は次の7つです。
重量税
自賠責保険
任意保険
ガソリン代
駐車場代
車検代
今回の記事では、「ダイハツ車の1年にかかる維持費」を車種別に紹介します。
重量税、自賠責保険などのまとめて支払うものは、1年当たりの額に直して表示してあります。車検代だけは1年当たりの額ではなく、1回の車検にかかる費用です。
ダイハツ車の維持費
ダイハツ車11車種の維持費を紹介します。
ムーヴ
<ムーヴ>はダイハツの販売する軽トールワゴン。1995年に発売され、現行モデルが6代目となるダイハツを代表する軽自動車です。
ムーヴの1年間にかかる維持費は以下の通り。
重量税 約1,233円(購入時エコカー減税50%軽減)
自賠責保険 11,870円(37ヵ月分÷3)
任意保険 約18,700円
ガソリン代(年間1万km走行)48,387円
駐車場代 約96,000円(全国平均)
・ムーヴの1年間にかかる維持費の総額 186,990円
・車検代 約7万円
ムーヴには「エコカー減税」が適用され、重量税と取得税が「25~50%」軽減されます。
新車登録年の翌年度には「グリーン税制」により軽自動車税も25%軽減となり、かなりお得です。
エッセ
<エッセ>は2011年までダイハツが販売していた軽自動車。「シンプルさ」をコンセプトとして開発された軽セダンです。
エッセの1年間にかかる維持費は以下の通り。
重量税 3,300円
自賠責保険 12,940円(25ヵ月分÷2)
任意保険 約26,100円
ガソリン代(年間1万km走行)74,742円
駐車場代 約96,000円(全国平均)
・エッセの1年間にかかる維持費の総額 223,882円
・車検代 約7万円
エッセを今から購入すると中古車になりますので、エコカー減税の適用はありません。
燃費性能も最新の車種には劣りますので、維持費は軽自動車としては割高になるでしょう。
ウェイク
<ウェイク>はダイハツの販売する軽スーパーハイトワゴン。
同社の軽自動車<タント>をベースとして開発され、様々な用途に対応するために室内空間を広く確保してあるのが特徴です。
ウェイクの1年間にかかる維持費は以下の通り。
重量税 1,866円(購入時エコカー減税25%軽減)
自賠責保険 11,870円(37ヵ月分÷3)
任意保険 約55,000円
ガソリン代(年間1万km走行)60,924円
駐車場代 約96,000円(全国平均)
・ウェイクの1年間にかかる維持費の総額 236,460円
・車検代 約7万円
ウェイクは「エコカー減税25%軽減」が適用されるモデルです。グリーン税制による軽減はありませんが、燃費効率も高く十分に経済的な車種となっています。
キャスト
<キャスト>は特徴の異なる3つのモデルを持つ軽トールワゴン。
ユーザーは<スタイル><アクティバ><スポーツ>の3つのモデルから、好みに合ったものを選ぶ事ができます。各モデルとも車の基本構造は同一です。
キャスト<X 2WD>の1年間にかかる維持費は以下の通り。
重量税 約1,233円(購入時エコカー減税50%軽減)
自賠責保険 11,870円(37ヵ月分÷3)
任意保険 約25,500円
ガソリン代(年間1万km走行)55,555円
駐車場代 約96,000円(全国平均)
・キャストの1年間にかかる維持費の総額 200,958円
・車検代 約7万円
キャストは全グレードでエコカー減税の軽減が適用されます(25~50%)。
一部のグレードを除いてグリーン税制による軽減もあり、税金面では優遇の大きいモデルです。
ミラ
<ミラ>は1980年から2018年まで販売されていたダイハツの軽セダン。
一時期はスズキの<アルト>と軽自動車の覇権を争った、ダイハツの代表的なモデルです。
現在では元祖のミラこそ販売停止となりましたが、派生車種が現行モデルとして販売継続されています。
ミラの1年間にかかる維持費は以下の通り。
重量税 3,300円
12,940円(25ヵ月分÷2)
任意保険 約31,000円
ガソリン代(年間1万km走行)55,555円
駐車場代 約96,000円(全国平均)
・ミラの1年間にかかる維持費の総額 208,125円
・車検代 約7万円
今からミラを購入すると中古車となるので、エコカー減税などの恩恵はありません。
ミライース
<ミライース>はミラの派生車種で「低価格」「低燃費」を実現させたエントリーモデルです。
ミライース<B 2WD>の1年間にかかる維持費は以下の通り。
重量税 0円(購入時エコカー減税により免税)
自賠責保険 11,870円(37ヵ月分÷3)
任意保険 約50,000円
ガソリン代(年間1万km走行)60,000円
駐車場代 約96,000円(全国平均)
・ミライースの1年間にかかる維持費の総額 228,670円
・車検代 約7万円
ミライースは「2020年度燃費基準+30~40%達成車」のため、税制面で大きな軽減が適用されます。
車体価格の安さと圧倒的な燃費効率で、非常にお財布に優しい軽自動車です。
ミラジーノ
<ミラジーノ>は2009年まで販売されていた軽自動車。ミラをベースとしてクラシカルなボディデザインを取り入れたモデルです。
ミラジーノの1年間にかかる維持費は以下の通り。
重量税 3,300円
自賠責保険 12,940円(25ヵ月分÷2)
任意保険 約55,000円
ガソリン代(年間1万km走行)125,000円
駐車場代 約96,000円(全国平均)
・ミラジーノの1年間にかかる維持費の総額 301,570円
・車検代 約7万円
ミラジーノを今から購入すると中古車となります。エコカー減税の適用が無く10年前のモデルなので燃費効率も今一つで、維持費面ではあまりお得感はありません。
ミラココア
<ミラココア>は2018年までスズキから販売されていた軽自動車。ミラジーノの後継車種でメインターゲットは女性となっています。
ミラココアの1年間にかかる維持費は以下の通りです。
重量税 3,300円
自賠責保険 12,940円(25ヵ月分÷2)
任意保険 約48,000円
ガソリン代(年間1万km走行)50,000円
駐車場代 約96,000円(全国平均)
・ミラココアの1年間にかかる維持費の総額 221,040円
・車検代 約7万円
現在、ミラココアを購入しようとすると中古車になりますので、エコカー減税の適用はありません。
エンジンの燃費性能が優れているので、ガソリン代は安く済ます事ができます。
タント
<タント>は広大な室内スペースが特徴の軽スーパーハイトワゴン。ダイハツを代表する人気車種です。
タント<X 2WD>の1年間にかかる維持費は以下の通りです。
重量税 1,866円(購入時エコカー減税25%軽減)
自賠責保険 11,870円(37ヵ月分÷3)
任意保険 約50,000円
ガソリン代(年間1万km走行)53,571円
駐車場代 約96,000円(全国平均)
・タントの1年間にかかる維持費の総額 224,107円
・車検代 約7万円
エコカー減税・グリーン税制の軽減に加え、高い燃費効率のエンジンを搭載で、維持費を安く済ます事が可能なモデルです。
ハイゼットカーゴ
<ハイゼットカーゴ>は貨物車としても利用可能な軽ワゴン車。
ハイゼットカーゴ<スペシャルクリーン 2WD>の1年間にかかる維持費は以下の通りです。
重量税 833円(購入時エコカー減税50%軽減)
自賠責保険 11,870円(37ヵ月分÷3)
任意保険 約50,000円
ガソリン代(年間1万km走行)87,209円
駐車場代 約96,000円(全国平均)
・ハイゼットカーゴの1年間にかかる維持費の総額 256,712円
・車検代 約7万円
グレードにより重量税が25~50%軽減。2WD車にはグリーン税制での優遇もありと、維持費を低く抑えられる車種です。
コペン
<コペン>はダイハツの販売する2ドアオープンクーペ。
コペンの1年間にかかる維持費は以下の通りです。
重量税 5,600円(購入時エコカー減税25%軽減)
自賠責保険 11,870円(37ヵ月分÷3)
任意保険 約45,700円
ガソリン代(年間1万km走行)59,523円
駐車場代 約96,000円(全国平均)
・コペンの1年間にかかる維持費の総額 229,493円
・車検代 約7万円
コペンは燃費効率が「22.2〜25.2km/L」と優れた数字でエコカー減税もあるので、維持費はある程度低くなるでしょう。
まとめ
今回は「ダイハツ車の10車種の維持費まとめ」をお伝えしました。
軽自動車は車体価格が安く、維持費面でも優秀なとても経済的な車です。
「移動手段として車が必要」だとしても、一人で車に乗る事が多い人には大きな車体は宝の持ち腐れとも言えます。
他人数での乗車を頻繁にしない人は、余計な出費を抑えられる軽自動車をぜひ検討してみましょう。