「コンパクトSUVの購入を検討しているが、人気の理由や選ぶポイントを知りたい」と考えているあなたへ。今回は、【コンパクトSUV】について徹底解説します!
今や日本だけでなく世界でも人気を集めるコンパクトSUV。その理由とはなんなのでしょうか?また実際にコンパクトSUVを選ぶときのポイント・高評価のコンパクトSUVまで幅広く解説します。
ぜひこの機会にコンパクトSUVの知識をマスターして、素敵なカーライフに役立てましょう!
目次
コンパクトSUVとは
そもそもSUVとは?
「SUVについて説明して?」と聞かれてもなかなか難しいですね。SUVをひと言で言うなら【多目的スポーツ車】。文字通り「多目的に使える」「スポーツ車」という意味なのですが、それだとまだ分かりにくいかもしれません。さらに説明を加えるなら「オフロードから街乗りまで使えるスポーツ車」です。
SUVとは、主にアウトドアで活躍できるように設計された車。オフロードでもスイスイ進めるような頑丈なボディの車種がほとんどです。
またSUVには、ピックアップトラックをベースに作った「本来のSUV」、本格オフロードでの走行のために設計した「クロスカントリー車(クロカン)」、モノコック構造が特徴でセダンやコンパクトカーを大きく・高めに設計した「クロスオーバーSUV」の3タイプがあります。
コンパクトSUVの特徴は?
説明しなくても何となくイメージは掴めるかと思いますが、コンパクトSUVとは一般的なSUVよりもひと回り小さく作られたボディが特徴のSUVです。
ただ、どのサイズも「明確な定義」は存在しません。たとえば「全長が〇〇mm以上」や「重量が〇〇kg以内」といった明らかな基準がないため、個人の判断で正確に区別をつけるのはかなり難しいです。
コンパクトSUVが人気な理由
コンパクトSUVはなぜ人気なのか?その理由を見ていきましょう。
手ごろなサイズ感
コンパクトSUVの最大の魅力は「手ごろなサイズ感」。通常のSUVはオフロードに特化している場合が多く、どうしても大型ボディになってしまいます。確かに大型ボディのSUVもカッコ良いのですが、運転がしにくかったり、維持費が高くなったりと言うデメリットの部分も出てきます。
一方のコンパクトSUVは、運転性能や維持費における負担が少なく済みます。車両が小さいため小回りの利きが良くなり、小さなカーブやUターンなどにおいて高いパフォーマンスを発揮してくれるのです。
もちろん、コンパクトながらもアウトドアでのパフォーマンスはキープ。ただ、最近では「都市型SUV」という街乗りに特化したコンパクトSUVも続々と発売されています。
好燃費
コンパクトSUVはかなりの好燃費です。ボディが小さいため消費するエネルギーも小さくなります。従来の大型SUVはオフロードに特化していることもあり、頑丈なパーツが使われていたり、排気量の多いエンジンが使われていたりします。そのため、ボディを走らせると大きなエネルギーを使い、結果的にたくさんのガソリンを消費してしまうのです。
また現代では「ハイブリッド」や「クリーンディーゼル」といったモデルが続々と発売されています。その言葉からイメージできるように、どちらも好燃費に設計されており、ガソリン代も安く済みます。
維持費が安い
「維持費の安さ」も大きなメリットです。自動車を持つにあたって忘れてはならないのが「自動車税や自動車重量税などの税金」「自賠責保険や任意保険などの保険」「車検費用」「駐車場やガソリン代」といった維持費。中でも税金とガソリン代がかなりの割合を占めています。
税金は排気量や車の重さによって大きく変わるため、「より小さく、より軽い車」の方がコストは低く抑えられます。コンパクトSUVの場合、購入する車種によっては「エコカー減税制度」によって減税や免税ができるチャンスがあります。
またガソリン代も重要なポイントです。先述したようにコンパクトSUVは燃費性能が良いので、ガソリン代も安く済むでしょう。
加えて、ハイブリッド車であればより燃費性能が良くなり、またクリーンディーゼル車であれば「軽油」を使うため、さらなるコスト削減が可能です。
おしゃれなデザイン
コンパクトSUVの「おしゃれなデザイン」に惹かれる人も多いでしょう。車種によってエクステリアやインテリアは異なりますが、基本的に「スポーツ性」に富んだモデルが多い傾向です。大型SUVとなると、ゴツゴツした見た目のものが多いため「運転しづらそう」「ちょっと威圧感がある」と思ってしまう人もいるはず。
その点コンパクトSUVは取っつきやすいデザインです。街並みになじんだおしゃれなデザインのコンパクトSUVが続々と販売されているので、運転に自信のない女性でも快適に運転できます。
コンパクトSUVを選ぶときのポイント
どのようにコンパクトSUVを選べばいいのでしょうか。選ぶポイントをご紹介します。
「どんな用途に使うのか?」をはっきりさせる
コンパクトSUVといってもタイプは様々。そこで「どんな用途に使うのか?」を明確にしておく必要があります。先述したように、コンパクトSUVの中でも「シティSUV」のような「街乗り」や「チョイ乗」り向きのものあれば、キャンプなどのアウトドアに適したものもあります。
あまりアウトドアに出かけない人であれば前者のコンパクトSUVを選ぶのがオススメです。逆に、頻繁にアウトドアに出かけるという人は後者を選びましょう。
自分がコンパクトSUVを使う目的を明確にしておけば、クルマ選びに困ることはないでしょう。
シティ型が多め
先述したようにコンパクトSUVは、「シティ型(都市型)」が多い傾向にあります。コンパクトなので、「オフロード重視」というより「街乗り」に特化させたモデルが多くなります。そのため、最小回転半径を抑えて小回りの利きを良くしたモデルや好燃費なモデルが揃います。
逆に「頻繁に本格アウトドアに出かける人」であれば、コンパクトSUV選びに少し苦労するかもしれません。
コストで選ぶ
クルマ選びで重要なポイントのひとつにあるのが「コスト」。コストについては、車両コストと維持費の両方から見ていくことが重要です。
コンパクトSUVは維持費が安いものが多いですが、その中でも特に燃費の良いものがあります。維持費をできるだけ抑えたいという人は「ハイブリッド車」や「クリーンディーゼル車」を選ぶと良いでしょう。
これらを選ぶと、自動車税などの税金やガソリン代などを大幅に抑えることができます。ただ、車両価格と維持費をよく見ながらトータルで判断することが大切です。
人気のコンパクトSUV
それでは最後に、人気のコンパクトSUVをご紹介します。コンパクトSUV戦国時代ともいえる現代。各メーカーがこぞって高性能なコンパクトSUVを販売しています。
先ほどご紹介した、コンパクトSUVを選ぶポイントを参考にしながら、ぜひお気に入りの一台を見つけましょう!
CX-3
マツダが手がけるコンパクトSUV【CX-3】。全長が短めに設定されているため、取り回しの良さに定評があります。CX-3はガソリン車とクリーンディーゼル車の2タイプから選択が可能で、ディーゼル車はハイブリッド車に匹敵するほどの燃費性能を誇ります。
上質感にあふれスポーティな見た目が特徴で、ボディカラーも全8種類から選ぶことができます。乗り降りも快適なため女性でもラクラク運転することができます。また全高が1,550mmに設定されているため、立体駐車場でもラクラク駐車することが可能です。
さらに、マツダが誇る安全装備「i-ACTIVESENSE」も全グレードに標準装備されています。高性能な自動ブレーキはもちろん、ペダル踏み間違い時加速抑制装置、先進ライト、車線逸脱警報などドライバーの安全運転を徹底サポートしてくれる機能が勢ぞろいです。
一方で、CX-3はそもそも街中での運転を前提にして開発されているため、他のコンパクトSUVと比べて走破性がやや弱めになっています。オフロードでの走行はあまり向いていないので覚えておきましょう。
NX
高級ブランド「レクサス」が手がけるコンパクトSUV【NX】。「さすがレクサス」とも言える研ぎ澄まされたボディが魅力的な一台です。
レクサス車の最大の魅力はやはり「高級感あふれるエクステリア」。価格は高めですが、レクサスこだわりのフロントフェイス、スタイリッシュさ、存在感、全てにおいてトップレベルが実現されています。
またハンドリング性能も抜群。世界の山道や石畳、サーキットなどありとあらゆるテストコースにて試走を繰り返すことで、最適なハンドリング機能を実現。まるで手足が動くかのような、しなやかな運転が可能となっています。
コンパクトSUVながらスポーツカーを運転しているかのような乗り心地です。インテリアでは、ホールド感を高めるべく「F-SPORT」と呼ばれるシートを採用。ひとたびシートに座れば、全身をやわらかく包み込んでくれます。
一方で、レクサスの高性能安全装備である「LEXUS Safety SYSTEM+」が搭載されていないのがデメリットです。この装備はメーカーオプション扱いとなっています。
ジューク
日産が手がけるコンパクトSUV【ジューク】。全長4,200mm以内に収まった「コンパクトSUVの中でもひときわコンパクトなボディ」が特徴です。
全体のエクステリアにもとことんこだわっており、SUVをベースに「クーペ」の要素を取り入れた斬新なデザインが魅力です。
もちろんSUVらしい走行性能もキープ。最小回転半径が5.3mという圧倒的な取り回しの良さが魅力です。またコンパクトながら車高も高くなっているため、視認性にも優れています。運転に自信のない女性でも安心してドライブできます。
またパワートレインは「1.5L自然吸気」と「1.6L直噴ターボ」の2タイプが用意されています。どちらも馬力あるエンジンとなっており、パワフルな上に燃費性能にも優れています。
一方で、後方に付けられているリアガラスがやや小さくなっているため、視認性がよくないのがデメリットです。駐車場にて後ろから車を入れるときはやや苦戦するかもしれません。
まとめ
今や大人気のコンパクトSUVについて徹底解説しました!いかがでしたか?文字通り「コンパクトなボディ」が魅力的なコンパクトSUVですが、その人気を裏付ける理由はたくさんあるんです。
使い勝手の良さやデザイン性など、今までのSUVにはなかったエッセンスが取り込まれているので、日本の入り組んだ道を走るのにはぴったりです。
ちょっとしたお出かけでも大活躍してくれるので、ぜひこの機会にコンパクトSUVを検討してみてくださいね。コンパクトSUVを乗りこなして素敵なカーライフを送りましょう!