コアなファンが多いスバルのインプレッサハッチバック!整備費など維持費は高い?

[PR]本ページはプロモーションが含まれています

⏳この記事は約3~4分で読めます。

すでに生産終了しましたが、スバルのインプレッサハッチバックは中古車市場で依然として高い人気を誇っています。中古車の購入を検討している人が気になっているのでは維持費ではないでしょうか。

そこで今回は、インプレッサハッチバックの維持費についてご紹介します。

インプレッサハッチバックの特徴

インプレッサシリーズは1992年のデビュー以降、柔らかなデザインとは相対する硬派な走行性能を武器に、Cセグメント市場で世界的な名車となりました。

インプレッサハッチバックは、スポーツワゴンから5ドアハッチバックにボディタイプを変更したモデルとして、2007年に登場しました。コンセプトを新快適スタイルとし、シャーシ・ボディ・エンジンが大幅に見直され、スバルの技術が光るシンメトリカルAWDの採用により、走行性能を大幅に向上させた車です。

インプレッサハッチバックの重心の低さは、安定した走りを生み出すことで、走行時の快適性も高めました。さらに、低反発ウレタンクッションを使用したシートや収納スペースを充実させたことにより、居住性も過去のモデルとは一線を画しています。

荷室も同サイズの車と比べてトップクラスの広さをもち、その万能性が喜ばれています。自動車業界の劇的な変化に伴い、より新たなインプレッサを提案すべく、惜しまれながら2011年に販売終了となりましたが、依然としてファンは多く中古車市場で密かに注目を集めています。

インプレッサハッチバックにかかる維持費は年間どのくらい?

インプレッサハッチバックには、様々な維持費が発生しますが、年式が古いことで割り増しになる維持費もありますので、各項目を細かく検証します。

税金

インプレッサハッチバックは、新車登録から10年以上経過した中古車が増えています。所有時の税金には自動車税と自動車重量税がありますが、年式の古い車は税金が増えるデメリットもあります。その点も踏まえてそれぞれの税金の違いをご紹介します。

自動車税

自動車税は、毎年支払い義務が発生する税金で、自動車税を支払っていない場合は、車検や名義変更ができません。自動車税は、排気量を基準に税額が決まっていますが、インプレッサハッチバックは、グレードによって、排気量が異なります。

さらに自動車税は、登録から13年が経過した車では通常の税額にさらに15%を加えた金額を納付する必要があります。インプレッサハッチバックは、2007年〜2011年に販売されていますが、前期モデルは2020年以降、登録年式に応じて随時自動車税が加算されることを把握しておきましょう。

インプレッサハッチバックの全グレードの自動車税は下記となります。

  • 1.5i(1,498cc):34,500円
  • 1.5i 4WD(1,498cc):34,500円
  • 1.5i L(1,498cc):34,500円
  • 1.5i L 4WD(1,498cc):34,500円
  • 1.5i S(1,498cc):34,500円
  • 1.5i S 4WD(1,498cc):34,500円
  • 2.0 GT 4WD(1,994cc):39,500円
  • 2.0 i (1,994cc):39,500円
  • 2.0 i 4WD(1,994cc):39,500円
  • 2.0 i-S (1,994cc):39,500円
  • 2.0 i-S 4WD(1,994cc):39,500円

インプレッサハッチバックには、1年あたり34,500円〜39,500円の自動車税が発生します。

重量税

自動車重量税は、インプレッサハッチバックの車重に応じて、支払う額が決まる税金です。自動車重量税は、毎回の車検時の支払いとなります。自動車重量税も登録から13年以上が経過すると、税金が割り増しされます。

インプレッサハッチバックの重量は、グレードごとに1,230kg〜1,410kgです。自動車重量税では1,000kg以上1,500kg未満の範囲で算出されるので、全グレードの自動車重量税は同じです。

新規登録から13年未満のインプレッサハッチバックには、1年あたり12,300円の自動車重量税が発生し、登録から13年が経過すると1年あたり17,100円に増額されます。

保険

インプレッサハッチバックを所有すると、自賠責保険と任意保険の加入が必須となります。

自賠責保険

公道を走る車は全て自賠責保険の加入が義務つけられています。自賠責保険はもしもの時に人への損害を補償する保険となりますが、補償額の条件はどの保険会社で契約しても一緒です。また保険料も同様に一律で、毎車検ごとに更新・支払いを行います。インプレッサハッチバックには、24ヶ月契約で25,830円、1年あたりで12,915円の保険料が発生します。

任意保険

任意保険の加入に強制力はありません。しかし物や車に対して、補償のない自賠責保険のデメリットを補完する意味では、必須とも言える保険です。任意保険は、サービス内容も料金も保険会社独自のプランです。

保険料は補償内容やドライバーの状況によって算出されます。インプレッサハッチバックは、免許を取ったばかりの若い方が選択している様子も見受けられるので、初めての任意保険ではどのくらう保険料がかかるのか検証しましょう。

  • 年齢     :20歳以下
  • 等級     :初回
  • 年間走行距離 :3,000km
  • 免許の種類  :グリーン
  • 運転者限定  :限定なし
  • 運転者年齢制限:限定なし
  • 対人賠償   :無制限
  • 対物賠償   :無制限
  • 車両保険   :なし
  • 年間の保険料 :204,700円(毎月17,200円)

インプレッサハッチバック自体の安全性への評価は低くありませんが、初心者が任意保険に加入するとかなり高額な保険料となります。走行性能を十分に体感したいところではありますが、事故を起こすとさらに保険料は上がりますので、安全運転を強く意識しましょう。

その他費用

保険料や税金以外にも、インプレッサハッチバックの維持費が発生します。定期的な車検代やガソリン代、さらには駐車場代が発生するケースも考えられます。

ガソリン代

インプレッサハッチバックの燃料は、全グレードでレギュラーガソリンです。レギュラーガソリンは現在の平均価格が140円ですが、この価格とカタログ燃費と年間走行距離を計算すると、1年あたりのガソリン代も算出できます。

インプレッサハッチバックは、13.0~17.6km/Lのカタログ燃費となります。年間で10,000km走ったと仮定した場合、ガソリン代は約80,000円〜108,000円となります。

駐車場代

自宅の駐車スペースに余裕がない場合、新たに駐車場を借りる必要があります。全国の駐車場平均価格は8,288円ですが、都道府県で費用は大きく異なります。

広島県・千葉県・山梨県の駐車場平均月額

  • 広島県の月極駐車場平均価格:14,175円(年間170,100円)
  • 千葉県の月極駐車場平均価格:9,713円(年間116,556円)
  • 山梨県の月極駐車場平均価格:4,809円(年間57,708円)

広島県は全国で6番目に駐車場が高いエリアで、広島市中心部では月額20,000円以上の駐車場も多く見られます。千葉県は市町村ごとの平均価格が少ないことが特徴です。そして山梨県は、関東エリアでは最も安い平均価格なので、駐車場が借りやすいエリアです。

車検代

インプレッサハッチバックの車検は2年に1回で、車検時には、税金・整備費用・部品交換代が発生します。

  • 自動車重量税:24,600円
  • 自賠責保険料:25,830円
  • 印紙代   :1,200円
  • 車検代行費用:8,000円
  • 車検整備費用:16,000円
  • 消費税   :1,920円 ※車検代行手数料と整備費用分
  • 車検費用合計:77,550円

これらに加え、消耗品などの交換費用が発生します。ユーザーレビューを確認すると、2011年に販売された最終モデルで60,000円ほどが部品交換代の相場となっていました。そのため、インプレッサハッチバックの車検には、150,000円ほど費用がかかる可能性があります。

インプレッサハッチバックの購入時にかかる費用は?

インプレッサハッチバックはすでに新車が販売されていないので、ここでは中古車を購入することを前提に、全グレードの価格を検証します。

車体価格

インプレッサハッチバックの中古車平均価格は、469,000円となっています。現在中古車市場では、98,000円〜1,200,000円のインプレッサハッチバックが確認できましたが、1.5Lエンジンを搭載したグレードが豊富に見られます。車両価格を100万円以上に絞ると、2.0Lエンジンのグレードが多く見られ、リセールバリューもまだまだ高いようです。

オプション

インプレッサハッチバックの中古車では、メーカーオプションを取り付けることはほぼ不可能です。メーカーオプションは生産時に取り付けられるパーツのため、車体の加工が必要な場合もあります。足回りやエアロパーツ、ナビなどは後付けすることもできますので、購入を検討する際には、対象車両のメーカーオプションについて、販売店にヒアリングを行いましょう。

自動車重量税

車検が残っていない中古車を購入する場合は、自動車重量税の支払い義務が発生し24,600円かかります。

自動車取得税

中古車で購入する場合の自動車取得税は、新車価格からの残価率によって、計算されます。新車価格×0.9にさらに登録経過年数による残価率を掛けた金額が、取得価格となります。

しかし取得価格が50万円以下の車には自動車取得税は適用されません。インプレッサハッチバックはこの計算式によると、全てのグレードが50万円以下の取得価格となるため、自動車取得税は発生しません。

自賠責保険

インプレッサハッチバックの中古車購入時には、24ヶ月契約で25,830円、1年あたりで12,915円の保険料が発生します。

リサイクル料金

リサイクル料金は廃車時にのみ使用される費用で、所有者が購入時に前払いをします。中古車の場合は支払い総額が明記されているケースがほとんどですが、リサイクル料金を別途請求されるケースもあるので、購入前に確認をしておきましょう。

インプレッサハッチバックのグレードごとのリサイクル料金は残念ながら確認できませんでしたが、20,000円程度が目安となります。

登録に必要な諸経費

中古車を購入・登録する際の諸経費には下記の項目があります。

  • 納車整備費用
  • ナンバープレート
  • 新規検査登録手続代行費用
  • 新規検査登録費用
  • 車庫証明費用
  • 車庫証明代行費用

車検が切れている場合は、別途車検代もかかります。さらに清掃が必要な場合は、洗車・クリーニング費用も発生するので、それぞれの項目を細かく確認しましょう。

壊れやすいところや注意するべき点

スバル車は故障が比較的少ないことで知られていますが、ユーザーレビューを見ても、インプレッサハッチバックに共通した不具合は見当たりませんでした。

しかし、車の部品は経年劣化しますので、中古車となれば完璧な状態ではありません。特に登録から10年以上経過している車や走行距離が90,000km以上の中古車をチェックする際には、交換履歴の確認など状態を細かく把握しておく必要があります。

まとめ

今回は、インプレッサハッチバックの維持費をご紹介しました。機能や装備面では、現行モデルに劣りますが、時代を反映したデザインや高い走行性能など魅力の多い車です。

しかし中古車は1台1台状態が異なりますので、部品交換などの維持費が多く発生するリスクもあります。消耗品の交換などメンテナンスを丁寧に行いましょう。

メーカー・車種別、ボディタイプ別の売却のコツ、エリア別の業者情報、
知っておくと得する売却のコツなどの記事をまとめています。

車買取・査定のお役立ち情報

車買取・査定のお役立ち情報