スイフトの維持費は意外と安い?買う前に知っておきたいお金事情

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スズキ・スイフトはスズキが販売しているハッチバック型のコンパクトカーです。日本市場では、2000年に、ワゴンR+のプラットフォームを流用する形で、廉価な小型車として登場しました。2代目のスイフトからは、デザインやフォームなど、すべてを一から設計、開発が行われました。

今回は、スイフトがどんな車種なのか、維持費や新車購入にかかる費用などからチェックしていきたいと思います。

スイフトの特徴

初代スイフトは、2000年にクロスオーバーSUV風の小型車として登場しました。エンジンは1300ccの 88PSと十分な性能ながら82万円〜と低価格さが売りになっていました。2002年には値下げが行われ、最低価格が79万円と軽自動車よりも安い価格で販売されるようになり、全国の公用車やパトカーとして導入実績も増えてきました。

2004年にフルモデルチェンジが行われ、グッドデザイン賞を受賞、 2005年にはRJCカー・オブ・ザ・イヤーも受賞しました。さらに2010年に2回目のフルモデルチェンジが行われ、走行性能を高めた3代目がデビューしました。

現行型となる4代目は2016年にフルモデルチェンジして登場した車体です。2代目以降の「走り」に重点をおいたデザインやコンセプトを継承し、3代目と比較しても120kgの軽量化を実現しています。

スイフト 主なスペック

スイフト XG Limited

全長 3,840mm
全幅 1,695mm
全高 1,500mm / 1525mm
駆動方式 2WD / フルタイム4WD
車両重量 860 – 950kg
乗車定員 5名
最高出力 91PS
エンジン 水冷4サイクル直列4気筒

<XG>はベースグレードとなりますが、現行販売車のラインナップから<XG>はなく、<XG Limited>が最も廉価なグレードとなります。<XG Limited>はその名の通り、<XG>の特別使用者になります。単眼カメラや、レーザーレーダー使用のブレーキサポートなどのセーフティーパッケージが標準搭載されています。セーフティーパッケージレス仕様車を選ぶことで、約10万円程度安く購入することが可能です。

スイフト HYBRID RS

全長 3,840mm
全幅 1,695mm
全高 1,500mm / 1525mm
駆動方式 2WD / フルタイム4WD
車両重量 910kg / 970kg
乗車定員 5名
最高出力 91PS
エンジン 水冷4サイクル直列4気筒

グレード<HYBRID RS>はグレード<RS>のマイルドハイブリッドバージョンです。外観が<RS>好みで低燃費な走りを求める方にはこちらのグレードがおすすめです。

スイフト スポーツ

全長 3,890mm
全幅 1,735mm
全高 1,500mm
駆動方式 2WD / フルタイム4WD
車両重量 910kg / 970kg
乗車定員 5名
最高出力 140PS
エンジン 水冷4サイクル直列4気筒直噴ターボ DOHC16バルブVVT

正確にはスイフトとは別のモデルになるのが<スイフト スポーツ>です。走りに特化したこのモデルは、6MT車の燃費がJC08モードで16.4km/L、6AT車が16.2km/Lしかありませんが、最高出力140PSの大馬力の持ち主です。走りに妥協したくない方におすすめのモデルになっています。

スイフト3つの魅力

コンパクトながら存在感のあるエクステリア

スイフトはコンパクトカーにはなかなかない水平基調で堂々とした存在感のあるエクステリアが魅力です。

フロントグリルは低重心になっており、ヘッドライトのシャープな印象と組み合わさってピリ辛なエクステリアです。ヘッドライトからボディへとつながる流麗なデザインもこれまでのかわいらしさが基調となっているコンパクトカーとは違う抑揚のある魅力を引き出しています。

高剛性×軽量化による乗り心地の良さ

スイフトが採用しているのはスズキも新プラットフォームである「ハーテクト」。高剛性と軽量性を両立しており、コンパクトカーとは思えない乗り心地の良さを実現しています。

日本よりもスピード域の高い欧州したてのサスペンションを利用しているため、日本では十分の余裕のある操縦安定性と快適な乗り心地が魅力です。

安全装備の充実

現在ではほとんどの新車に標準装備されている安全装備。スイフトにはスズキセーフティサポートが全車標準装備されています。CVT車にはアダプティブクルーズコントロールが全車即追従機能付になっています。

さらに、ブラインドスポットモニターやリヤクロストラフィックアラートなど、最先端のサポートが装備されている車です。スイフトの価格で充実した安全装備が施されているのでリーズナブルでコスパ抜群ともいえます。

スイフトにかかる維持費は年間どのくらい?

それでは、スイフトにかかる維持費について詳しく見ていきましょう。

・税金

自動車税

自動車税とは、毎年4月1日時点で自動車の車検証上の所有者に倒して、自動的にかかる税金です。スイフトの排気量は1リットル超~1.5リットル以下となるので、34,500円/年となります。

しかし、2019年10月1日以降に新車登録した車は自動車税が引き下げられています。そのため、スイフトの自動車税は30,500円です。さらに、グリーン化特例が適用されるスイフトのグレードは減税されます。

スイフトハイブリッドSZは登録翌年度まで15,000円の減税となりますので、支払う自動車税は15,500円です。

重量税

重量税とは、自動車の新規登録、車検の際に、有効期限文をまとめて支払う税金です。車両の重さによって税金の金額が決まります。

スイフトは普通車なので、車両重量に応じて金額が変わります。スイフトの重量は~ 1000kgとなるので、8,200円/年かかります。13〜17年目は11,400円/年、18年目〜は12,600円/年となっています。

自動車重量税もエコカーは減税されます。

グレード 減税額
ハイブリッドMG 3,800円
ハイブリッドRS 3,800円
ハイブリッドSZ 7,500円

・保険

自賠責保険

自賠責保険は、すべての車の所有者に加入が義務付けられている損害保険です。加入していない場合は車検に通らず、一般道の走行はできません。もしなんらかの事情で自賠責保険が切れたまま公道の走行をした場合、1年以下の懲役または50万円以下の罰金となるだけでなく、一発で免許停止となります。

スイフトの場合は普通車になりますので、以下の金額で一律となります。

12ヶ月 16,350円
13ヶ月 17,310円
24ヶ月 27,840円
25ヶ月 28,780円
36ヶ月 39,120円
37ヶ月 40,040円

任意保険

自動車任意保険とは、自賠責保険の他に任意で加入する保険です。上記の通り、自賠責保険の補償は対人に限られる上、補償額も少ないのが特徴です。民事裁判による金銭補償額が上昇している昨今、万が一のために任意保険に入るのは必須、と言ってよいでしょう。

軽自動車の任意保険の金額ですが、会社によってまちまちです。以下の条件で見積もった結果をご紹介しましょう。

■契約条件

ノンフリート等級:12等級
運転者年齢条件:30歳以上補償
運転免許証:ゴールド
年間走行距離:11,000km
記名被保険者年齢:31歳
運転者限定:家族限定

対人賠償無制限、対物賠償無制限、搭乗者傷害なし、車両保険0万円の場合で、2万5千円。車両保険をつけた場合に5万5千円という結果がでました。おおよそ2万円〜7万円の保険代を見積もったほうがよさそうですね。

・その他費用

ガソリン代

スイフトはグレードによって燃費が様々です。ハイブリット車の場合でJC08燃費で32km/Lとなりますが、実燃費でも20km/L前後の数値が出ているようです。

スイフトが利用するのはレギュラーガソリンです。年間10,000km走行した場合、500Lを年間に消費する計算になります。(スイフトスポーツの場合でも、14km/L前後は走るようです。)

所有するスイフトの燃費が20km/Lと仮定すると、10,000km走る場合の年間にかかるガソリン代はいくらになるのでしょうか。

全国平均レギュラーガソリン代:127円(2020年10月現在)
10,000㎞÷20㎞/L×127円=63,500円

年間走行距離が10,000㎞と想定すると、一年間にかかるガソリン代は約60,000円です。

もちろん、利用するガソリンスタンドや購入するスイフトのグレード、時期によって変動しますので目安として計算式を利用なさってください。

駐車場代

スイフトはコンパクトカーなので、ほとんどの駐車場で問題なく入庫が可能です。駐車場代は場所によって価格がまちまちです。都内だと3万円/月を超えるところも珍しくありません。最寄りの駐車場代がいくらくらいか、事前に調べておきましょう。

その車種の購入時にかかる費用は?

車体価格

スイフトの主なグレード別の車体価格は以下のとおりです。

スイフト XG Limited

2WD・5MT車:1,456,920円
2WD・CVT車:1,461,240円
4WD・CVT車:1,615,680円

スイフト HYBRID SL

2WD・5AGS車:1,949,400円

スイフト  スポーツ

2WD・6MT車:1,836,000円
2WD・6AT車:1,906,200円

オプション

ワゴンRには多彩なオプションが用意されています。セーフティパッケージの金額は説明したので、その他の人気オプションについていくつかご紹介しましょう。

イルミネーションセット

車内をブルーライトで照らすイルミネーションセットです。スポーティーな走りとマッチする照明は、ナイトドライブをもっと楽しいものにしてくれることでしょう。

アルミペダルセット

クラッチ、アクセル、ブレーキの各ペダルをアルミ調に変えることができます。走りにこだわったスイフトだからこそ、アルミペダルセットでより走りを楽しくできる装飾が似合うと思います。

自動車重量税

自動車重量税とは、新車を購入した際や、自動車の重量に対して支払われる税金です。スイフト購入時の自動車重量税のエコカー減税額は以下のとおりです。

スイフト XG Limited:3,800円
スイフト XL:3,800円
スイフト HYBRID ML 3,800円:
スイフト HYBRID SL:7,500円
スイフト RS:3,800円
スイフト RSt:3,800円
スイフト HYBRID RS:3,800円
スイフト  スポーツ:なし

自動車取得税

自動車取得税とは、売買などで自動車を取得した人に対して課税される税金のことです。購入時の自動車取得税のエコカー減税額は以下のとおりです。

スイフト XG Limited:7,300円
スイフト XL:7,800円
スイフト HYBRID ML 10,800円:
スイフト HYBRID SL:9,400円
スイフト RS:8,500円
スイフト RSt:8,500円
スイフト HYBRID RS:11,100円
スイフト  スポーツ:なし

しかし、2019年10月から自動車取得税の代わりに環境性能割が利用されています。環境性能に応じて課税率が異なります。ハイブリッドモデルは非課税です。

 

リサイクル料金

スイフトのリサイクル料金は、9,670円です。
内訳は以下のとおりです。

シュレッダー・ダスト:5,410円
エアバッグ類:1,980円
フロン類:1,860円
情報管理料金:130円
資金管理料金:290円

ディーラー代行手数料

上記の料金の他にも、車の名義人を設定する登録費用、車庫証明、納車のためにかかる費用などが発生します。金額はディーラーによりまちまちです。

登録・車庫証明については、それぞれ13000円前後、合計26000円前後になることが多いようです。納車費用については、自分で販売店までとりにいけば費用はかかりません。

壊れやすいところや注意するべき点

エアコンのコンプレッサー

スイフトで非常に高額な修理費用が予想される故障個所がエアコンのコンプレッサーです。エンジンの動力でエアコンコンプレッサーを動かして冷気が出ているため、エンジンが劣化するとエアコンコンプレッサーも劣化していきます。

その修理費用は部品代だけでも約10万円。工賃を含めると20万円を超えることもあります。修理費用が出来るだけ安く済むように早めの点検とこまめなメンテナンスをおすすめします。

ドライブシャフト

スイフトの4WD モデルでよくあるのがドライブシャフトの故障です。リヤアクスルあたりからバキバキ音がするようになったら要注意。ドライブシャフトのuniversalジョイントが固着しているのに無理やり動かすとこの異音がします。

ドライブシャフトの交換には約4万円必要です。

トランスミッション

シフトアップの無理やり感があるという報告が多い2台目スイフト。トランスミッションのシンクロメッシュにかなり負担がかかる作りになっているからです。

シンクロメッシュを交換するにはかなりの工賃がかかります。トランスミッションごと交換することを選ぶ人が多いようですが、修理には約30万円必要です。

中古スイフトを買うなら燃料漏れに注意

中古車スイフトを購入しようと検討しておられる方は、燃料漏れに注意してください。以前スイフトでは、燃料配管の組み付け不良が生じたことがありました。

リコールの改善処置を受けていない中古車が出回っている危険性があります。H22~H24年の間に生産されたスイフトは特に注意しましょう。せっかく中古車で購入費用を抑えたのに燃料漏れして修理費用が高くついたという残念な結果にならないようにしましょう。

まとめ

今回はスズキ・スイフトの購入や維持費用について説明してきました。足回りに強く、コンパクトで公用車での実績も多いスイフト。クルマの乗り換え、新規購入を検討されている方は、是非この記事を参考にしてみてくださいね。