目次
BMW X7/ベンツGLS/レクサスLXの特徴
BMW X7の特徴
BMW X7は、BMWのSUV「Xシリーズ」の中でも最上級の位置付けにあたるフラッグシップモデルです。全長とホイールベースはBMW SUV史上最大のサイズスペックを誇り、3列シートに座っても窮屈感はなく、ミニバンに匹敵する居住空間を確保しています。
エクステリアでは、BMWの象徴でもある「キドニーグリル」も採用されて、迫力あるデザインになっています。日本では2019年6月にクリーンディーゼルモデル「xDrive35d」「xDrive35d Design Pure Excellence」「xDrive35d M Sport」と、最高出力・530psのハイパワーを誇る「M50i」の販売が開始されています。洗練されたエクステリアに高精度な装備を備えたBMW X7は、BMW Xシリーズを担うトップモデルなので、大都市を中心に今後増えていくことでしょう。
ベンツGLSの特徴
ベンツGLSは、ドイツ大手自動車メーカー・ダイムラーが生産を行い、メルセデスベンツブランドとしてダイムラーが販売を行っている高級フルサイズSUVで、以前販売されていたGLクラスの後継モデルです。ベンツGLSは、ベンツのフラッグシップモデル「Sクラス」に相当する最上位の位置付けにある高級SUVモデルで、インテリアの質感や搭載されているエンジンスペックなどは、メルセデスベンツブランドの中でもトップクラスです。
日本で販売されているモデルは、ハイトルクのクリーンディーゼルエンジンを搭載している「GLS 350 d 4MATIC Sports」と、AMGによるチューンアップが施されている最上位モデルの「Mercedes-AMG GLS 63 4MATIC」の2種類のグレードが用意されています。セダンタイプと異なり、エンジンやグレードも非常に簡素化されています。
レクサスLXの特徴
レクサスLXは、ランドクルーザーの姉妹車としてトヨタ自動車の高級車ブランド・レクサスが販売を行っているフルサイズ高級SUVです。他メーカーのフルサイズSUVは、オンロード主体の設計になっていますが、レクサスLXは、姉妹車ランドクルーザーから引き継いだ強靭なフレームも持っているため、過酷なオフロード走行も可能にしています。
搭載されているエンジンは、5,700ccの大排気量・V型8気筒エンジンのみの設定で、レクサスの象徴でもある大型フロントグリル「スピンドルグリル」も採用されています。SUVとは言え、高級車ブランド・レクサスのフラッグシップモデルに相応しい贅の限りを尽くしたインテリアデザインも魅力の1つになっています。
BMW X7/ベンツGLS/レクサスLXのサイズスペック比較
BMW X7のサイズスペック
・全長 :5,165mm
・全幅 :2,000mm
・全高 :1,835mm
・ホイールベース:3,105mm
・車両重量 :2,420mm~2,580mm
ベンツGLSのサイズスペック
・全長 :5,140mm~5,160mm
・全幅 :1,980mm
・全高 :1,850mm
・ホイールベース:2,850mm
・車両重量 :2,540mm~2,580mm
レクサスLXのサイズスペック
・全長 :5,080mm
・全幅 :1,980mm
・全高 :1,910mm
・ホイールベース:2,850mm
・車両重量 :2,680mm~2,730mm
BMW X7/ベンツGLS/レクサスLXのサイズスペック比較結果
BMW X7・ベンツGLS・レクサスLXのサイズスペックの比較結果は、3車種とも全長が5mを超えるビッグサイズで、日本の道路環境や駐車場のサイズを考えると決して乗りやすい車ではありません。全高が1番高いのはレクサスLXですが、他の部分ではBMW X7がライバル車よりも大きなサイズスペックになっています。
BMW X7は、1番大きなサイズにも関わらず車両重量が1番軽いのですが、サイズスペックが1番小さなレクサスLXが、車両重量が1番重たいことが数字を見て良く分かります。BMW X7やベンツGLSはボディの素材に軽量素材を使用するなど、ボディの軽量化に力を入れています。
低燃費を実現するためには、SUVと言えども軽量化に力を入れなければ低燃費を実現することが難しくなっています。
全高が3車種の中でも1番低く、ホイールベースが3,105mmもあるBMW X7は、空気抵抗を強く受ける背の高いSUVの中でも走行安定性に優れていることが、数字だけを見ても良く分かります。
BMW X7/ベンツGLS/レクサ LXのエンジンスペック比較
BMW X7のエンジンスペック
●BMW X7のガソリンエンジン
・グレード :M50i
・エンジン種類:V型8気筒ツインパワーターボ
・総排気量 :4,400cc
・最高出力 :530ps
・最大トルク :76.5kgm
・変速機 :8速AT
・燃費 :不明
●BMW X7のディーゼルエンジン
・グレード :35dシリーズ
・エンジン種類:直列6気筒DOHCディーゼルターボ
・総排気量 :3,000cc
・最高出力 :265ps
・最大トルク :63.2kgm
・変速機 :8速AT
・燃費 :11.4km/L(WLTCモード)
ベンツ GLSのエンジンスペック
●ベンツGLSのガソリンエンジン
・グレード :Mercedes-AMG GLS 63 4MATIC
・エンジン種類:V型8気筒DOHCツインターボチャージャー付
・総排気量 :5,500cc
・最高出力 :585ps
・最大トルク :77.5kgm
・変速機 :7速AT
・燃費 :7.4km/L(JC08モード)
●ベンツGLSのディーゼルエンジン
・グレード :GLS 350 d 4MATIC Sports
・エンジン種類:V型6気筒DOHCターボ
・総排気量 :3,000cc
・最高出力 :258ps
・最大トルク :63.2kgm
・変速機 :9速AT
・燃費 :11.3km/L(JC08モード)
レクサスLXのエンジンスペック
●レクサスLXのガソリンエンジン
・グレード :V型8気筒
・エンジン種類:V型8気筒DOHC
・総排気量 :5,700cc
・最高出力 :377ps
・最大トルク :54.5kgm
・変速機 :8速AT
・燃費 :6.5km/L(JC08モード)
BMW X7/ベンツGLS/レクサスLXのエンジンスペック比較結果
BMW X7とベンツGLSがディーゼルエンジンとスポーツタイプのガソリンエンジンの2種類が用意されていますが、レクサスLXはガソリンエンジンのみが用意されています。BMW X7とベンツGLSのディーゼルエンジンは、どちらも3,000ccディーゼルターボエンジンですが、パワーと燃費の両方でBMW X7の数字が上回っています。
ただ、ベンツGLSには9速ATとの組み合わせのため、高速巡航の静粛性ではベンツGLSが優れています。別格とも言えるBMW X7「M50i」とベンツGLS「Mercedes-AMG GLS 63 4MATIC」では、排気量・馬力・トルク全ての数字でベンツGLSが上回っています。
どちらも最高出力・500psを超えるモンスターSUVなのは言う迄もありません。BMW X7とベンツGLSのガソリンエンジン搭載モデルは、エンジンをチューンアップしたスポーツエンジンのため、レクサスLXのガソリンモデルとは比較することができません。レクサスLXのガソリンエンジンは最高出力こそ377psを発揮しますが燃費性能が著しく悪く、BMW X7とベンツGLSが主要エンジンとしているディーゼルエンジンには燃費性能では遠く及びません。
BMW X7/ベンツGLS/レクサスLXのグレード比較
BMW X7のグレードと新車車両本体価格
●BMW X7のディーゼルモデル
・xDrive35d :¥ 9,990,909-
・xDrive35d Design Pure Excellence:¥11,172,727-
・xDrive35d M Sport :¥11,500,000-
●BMW X7のMシリーズ
・M50i:¥14,500,000-
ベンツGLSのグレードと新車車両本体価格
●ベンツGLSのディーゼルモデル
・350 d 4MATIC Sports:¥10,421,488-
●ベンツGLSのAMGモデル
・Mercedes-AMG GLS 63 4MATIC:¥16,644,628-
レクサスLXのグレードと新車車両本体価格
・LX570:¥10,324,073-
BMW X7/ベンツGLS/レクサスLXのグレード比較結果
主要グレードの平均車両価格はBMW X7が「¥10,887,879-」、ベンツGLSが「¥10,421,488-」、レクサスLXが「¥10,324,073-」で、新車車両本体価格での差は殆どありません。BMW X7「M50i」やベンツGLS「Mercedes-AMG GLS 63 4MATIC」は、一般ユーザーが購入することは少ないので、ガソリンモデルが欲しいユーザーは必然的に「LX570」、ディーゼルモデルであればBMW X7かベンツGLSのどちらかを選択することになります。
BMW X7/ベンツGLS/レクサスLXの便利装備比較
BMW X7の便利装備
●BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント
BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントは、AI音声認識を搭載しているため、手を使わず声を掛けることでシステムを起動させることができたり、車の様々な操作を声だけでアクセスすることができます。
●BMWライブ・コックピット・プロフェッショナル
ナビゲーションシステムが組み込まれている「BMWライブ・コックピット・プロフェッショナル」は、12.3inディスプレイと、12.3inメーターパネルで構成されています。高解像度液晶ディスプレイのため、表示される情報が見やすいのが特徴です。
●BMWジェスチャー・コントロール
予め手の動きを設定することで、「手で触らず」「声も出さず」特定の機能を手のジェスチャーだけで操作することができる機能です。例えば、指先をクルクル回すことでオーディオの音量を調整することができます。
ベンツGLSの便利装備
●ワンタッチ・パワーテールゲート
重たいテールゲートを、運転席のボタンやエレクトロニックキーの開閉ボタンを押すだけで自動開閉することができます。また、テールゲートのバックハンドルのスイッチを押すだけでも自動で閉めることもできます。大きく開けすぎないように、開口部の角度調整も任意で設定することが可能です。
●マジックビジョンコントロール
高速道路を高速巡航した時にフロントガラスに大量に虫に死骸が付いたことや、雪や泥が大量にフロントガラスに付いて困ったことはありませんか?マジックビジョンコントロールは、革新的なワイパーシステムで、ワイパーブレードの両側に設置されている複数の噴射孔から、ワイパーの動きに合わせてウォッシャー液を噴出することができます。ロントガラスの「汚れ具合」「外気温度」「走行速度」などの運転状況を自動で判別して、ウォッシャー液の噴出量を自動調整してくれます。
●先進VICS対応ナビゲーションシステム
3D表示したディスプレイでは、背の高いビルや標高の高い山の映像が邪魔で見えにくい場合があります。ベンツGLSに搭載している先進のVICS対応のナビゲーションシステムは、周りの状況を瞬時に把握して、正確な位置や渋滞情報を確認することができます。高解像度ディスプレイで表示することができるので、地図も見やすく目が疲れにくいのも特徴の1つです。
レクサスLXの便利装備
●パワーバックドア
レクサスLXのテールゲートは、オートクローズ作動中だとドアハンドルのセンサーに軽く触れるだけで重たいテールゲートを開けることができます。また、スマートキーのスイッチボタンでも操作することができます。急に開くと危ないため、テールゲートが開くときは優しく滑らかに開く機能にもなっています。
●タイヤ空気圧警告表示
タイヤの空気圧を目視で確認するのは、素人には難しいと思います。レクサスLXには、空気圧が低下した場合に、運転席のメーター内の警告ランプで知らせてくれるとともに、キーをONにした時、空気圧を約2分ほどで検知して、空気圧の数値をマルチインフォメーションディスプレイに表示する機能が付いています。
●おくだけ充電
お手持ちのスマートフォンを充電器に挿さずに、センタークラスターパネル下の充電エリアに置くだけで充電することができます。
BMW X7/ベンツGLS/レクサスLXの便利装備比較結果
BMW X7・ベンツGLS・レクサスLXとも、自動車としては最高級の装備が備わっているフラッグシップモデルのため、3車種とも装備面でも充実していいます。他の車種でも同じですが、BMW X7にはAI音声認識システムが搭載されている点が高級感を更に高めてくれます。このクラスになると、標準装備で殆どの充実装備が備わっているので、比較するのが難しいほどです。
BMW X7/ベンツGLS/レクサスLXの走行性能比較
BMW X7の走行性能
●4輪アダプディブ・エア・サスペンション
4輪全てにセンサーが取付られているため、道路の路面状況をセンサーが感知して、サスペンションの車高を自動で最大40mm上下させて調整する機能が搭載されています。また、スイッチ操作で手動で車高調整することもできます。
●エグゼクティブ・ドライブ・プロ
進行方向の道路の路面状況を単眼カメラで検知して、エアサスペンションとダンパー調整などを適切な状態に行うシステムを搭載しています。
●パーキング・アシスト・プラス
BMW X7は、ボディサイズが大きく運転するのが怖い人もいるかもしれません。運転技術に不安のある方の強い味方が「パーキング・アシスト・プラス」です。低速で運転している時に、駐車スペースを自動で検知して、難しい縦列駐車や狭いスペースでの並列駐車でも自動で行ってくれます。
ベンツGLSの走行性能
●IRマティックサスペンション
乗車人数や重たい荷物を載せた時に、自動で車高調整を行い、一定の車高に保つエアサスペンションシステムが搭載されています。また、乗り心地重視の「Comfort」と、路面をしっかり捉える「Sport」の2つのモードを走行状況によって選択することができます。雪道や悪路など、車高を上げたい時には車高を自由に上げることもできます。
●4MATIC
4MATICは、あらゆる天候でも道路の路面状況を的確に判断して、最適なトラクションを自動で行う全天候型フルタイム4WDシステムです。
●オフロードモード
センターコンソールに設置されている「ダイナミックセレクト・コントローラー」のスイッチで「Offroad」を選択すると、砂浜や未舗装道路など、タイヤが空転し易い道を走行できるように最適なトラクションを自動で制御するオフロードモードが付いています。
レクサスLXの走行性能
●クロールコントロール
細かいアクセル・ブレーキ技術を必要とする本格的なオフロードを走行する時に、アクセルやブレーキの操作を自動で行ってくれるシステムです。クロールコントロールは、トランスファーギアを「L4」にして、センターコンソールの「クロールコントロールスイッチ」を押すことでシステムを作動させることができます。運転者は、アクセルペダルを踏む必要がなく、ステアリング操作だけで悪路を進むことができます。
●マルチテレインモニター
トランスファーギアを「L4」にすることで、「フロント」「両サイド」「リヤ」の単眼カメラで車の周囲をマルチテレインモニターで確認することができます。狭い道路のすれ違いや、路肩ギリギリへ駐車する時にも活躍してくれる機能です。
●4輪アクティブハイトコントロールサスペンション
4輪アクティブハイトコントロールサスペンションは、サスペンションを自在に制御するシステムです。車高調整は、「ノーマルモード」「ローモード」「ハイモード」の3種類から選択することができます。また、乗降モードスイッチを「ON」にすると、エンジンを切った時に乗降しやすいように自動的に車高が下がります。
BMW X7/ベンツGLS/レクサスLXの走行性能比較結果
BMW X7・ベンツGLS・レクサスLXの走行性能は、大変高度な技術が3車種ともに備わっているため、文句のつけようがありません。特にレクサスLXに搭載されているアクセルペダルやブレーキペダルを踏まずに自動でオフロード走行をすることができる「クロールコントロール」は素晴らしい機能で、雪道が苦手な女性でも不安なく安心して走行することができます。
BMW X7/ベンツGLS/レクサスLXの安全装備比較
BMW X7の安全装備
●ハンズ・オフ機能付渋滞運転支援システム
高速道路や渋滞時に、運転者の疲労を軽減するために、ステアリングを持たずに運転することができる先進運転支援システム「ハンズ・オフ機能付渋滞運転支援システム」が搭載されています。
●リバース・アシスト
道に迷った時など、低速走行している時に50mほど走行軌跡を記憶して、後退する時に走行してきた軌跡を自動で戻ることができる機能です。
●トラフィック・サイン・アシスト
重大な事故を招く恐れのあるスピード違反を防ぐため、一般道や高速道路で道路標識を読み取りディスプレイに表示してくれる機能で、BMWでは初めて搭載されました。制限速度を超過した場合には、警告音によって運転者へ速度超過を知らせてくれる機能も搭載しています。
ベンツGLSの安全装備
●ディスタンスパイロット・ディストロニック
「短距離」「中長距離」に対応した2種類のレーダーセンサーによって、前を走る車との車間距離を維持して走行するシステムです。前を走る車との車間距離が急に詰まった時には、警告灯と警告音で運転者に追突の危険を知らせてくれます。
●ステアリングパイロット
レーダーセンサーと単眼カメラの両方で、車線のカーブと前を走る車を認識して、車間距離を保ちながらステアリング操作の補助を行ってくれる機能です。ステアリングパイロットは、ステアリングに軽く手を添えておくだけで前を走る車を自動で追従してくれます。
●アクティブブレーキアシスト(歩行者/飛び出し検知機能付)
突然、歩行者が飛び出してきた場合などに、衝突の危険性をシステムが検知して、シートベルトの巻き上げやブレーキのサポートで運転者に警告してくれる機能です。万が一、衝突の回避ができない場合には、衝突の衝撃を大幅に軽減させるために、最大限のブレーキが作動します。
レクサスLXの安全装備
●レーンディパーチャーアラート
レクサスLXには、ミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせた、最先端予防安全システム「レクサス セイフティ システム+」を搭載しています。レーンディパーチャーアラートは、走行している車線から逸脱する危険をカメラが検知した場合、運転者に警告ブザーかステアリングの振動によって知らせてくれる機能です。何度も逸脱しそうになる場合には、疲労しているとシステムが判断して、ディスプレイに休憩をとるように表示で促されます。
●アダプティブハイビームシステム
アダプティブハイビームシステムは、ウインドシールドガラスに搭載した光検出用カメラで、前方を走行する車や対向車のヘッドライトを判別して、前を走る車や対向車に直接ハイビームが当たらないように部分的に遮光する機能です。
●ブラインドスポットモニター
ブラインドスポットモニターは、ドアミラーだけでは確認しずらい死角に入っている車を検知して、ドアミラー内のLEDを点灯させて運転者に警告する機能です。最大で60m後方まで検知することが可能なので、不意にウィンカーを操作して車線変更をしようとするとシステムが衝突すると判断して、運転者に注意喚起を促します。
BMW X7/ベンツGLS/レクサスLXの安全装備比較結果
BMW X7・ベンツGLS・レクサスLXの安全装備では、全方位カメラや簡易的とは言え自動運転技術が備わっています。フラッグシップモデルのため、各メーカーの先端技術が盛り込まれているので、3車種とも安全性能では全く不安はありません。どの車種を選択しても安心して運転することができます。
BMW X7/ベンツGLS/レクサスLXの中古車相場比較
BMW X7の中古車相場
BMW X7の中心グレードは、ディーゼルモデルの「xDrive35d M Sport」ですが、BMW X7の中古車が市場に出回っていないため、中古車相場が分かりません。
ベンツGLSの中古車相場
ベンツ GLSの中心グレードは、ディーゼルモデルの「350 d 4MATIC Sports」です。
・350 d 4MATIC Sports:¥8,271,818-~¥8,981,818-
※新車・修復歴車を除く、2018年式以降の中古車を対象にしています。
※ボディカラー、走行距離は関係なく調べています。
※表示価格に消費税は含まれていません。
レクサスLXの中古車相場
レクサスLXには、ガソリンモデルの「LX570」しか設定がありません。
・LX570:¥8,636,364-~¥10,618,182-
※新車・修復歴車を除く、2018年式以降の中古車を対象にしています。
※ボディカラー、走行距離は関係なく調べています。
※表示価格に消費税は含まれていません。
BMW X7/ベンツGLS/レクサスLXの中古車相場比較結果
ベンツGLSとレクサスLXの中古車相場を見てみますと、値落ちの大きな高級輸入車のベンツGLSの中古車相場の落ち込んでいることが良く分かります。それに対して、国産高級ブランドのレクサスLXは、新車と変わらぬ価格で中古車が販売されています。
新車の価格はベンツGLSもレクサスLXも大きく変わりませんが、中古車の流通価格を見るとレクサスLXが割高に感じてしまいます。BMW X7に関しては、新車の販売が開始してから間がないため、中古車自体が存在していません。そのため、中古車相場を調べることができませんでしたが、今後人気が出るのは必至のモデルなので、2020年あたりから徐々に中古車市場に増えていくと予測することができます。
新車の登録台数もまだ少ないため、中古車市場に出てきた場合にも、しばらくの間は新車と変わらぬ高値で取引が行われると予想できます。
まとめ
人気SUVの頂点を極めている「BMW X7」「ベンツGLS」「レクサスLX」を比較してきましたが、ディーゼルモデルならサイズやエンジンスペックの優れている「BMW X7」、最高の装備を備えているにも関わらず中古車相場が崩れつつあるため、安く高年式中古車を購入できる「ベンツGLS」、新車で購入しても値落ちが少なく将来、高額買取の期待が持てる「レクサスLX」。
3車種ともに最高級フラッグシップモデルSUVなので、どれを購入しても満足度は非常に高いのは確かです。
日本国内では、SUVの走行性能に拘るユーザーが少なく、ステータスを最優先にフラッグシップモデルを求める場合が多いのが実情です。新車で購入することが難しい高額車両のため、値崩れした中古車を狙うユーザーも今後は増えていきます。輸入車は値落ちが激しいため、BMW X7やベンツGLSは高価買取を狙うのは難しいのですが、中古車を狙うには絶好のターゲットになります。
全体的な比較をした結果、レクサスLXは中古車相場が下がりにくいため、大きな損をしないで安心して乗ることができるレクサスLXがオススメのプレミアムSUVです。