目次
ヴォクシー/ノア/エスクァイアの特徴
ヴォクシー/ノア/エスクァイアは、基本的な構造は全く同じ車のため、兄弟車や姉妹車と呼ばれています。ヴォクシーはネッツ店、ノアはカローラ店、エスクァイアはトヨペット店で販売されています。ヴォクシー/ノア/エスクァイアの特徴を紹介していきます。
ヴォクシーの特徴
ヴォクシーは、ライトエース・ノアの後継車として、2001年11月から販売されているミニバンです。ヴォクシーには、5ナンバーの標準ボディとエアロパーツを装着した3ナンバーの2つのボディタイプが設定されています。
ヴォクシー/ノア/エスクァイアの3兄弟の中では、ヴォクシーが販売台数No.1の1番売れている人気車種です。ヴォクシーは、角ばったスポーティなデザインが特徴で、若いユーザーから高い支持を受けています。
ノアの特徴
ノアは、タウンエース・ノアの後継車として、2001年11月からヴォクシーと同時に販売されているミニバンです。ノアも5ナンバーの標準ボディと、エアロパーツを装着した3ナンバーの2つのボディタイプが設定されています。
ヴォクシーが角ばったデザインが特徴でしたが、ノアは少し丸みを帯びたデザインになっています。ヴォクシーと比べて派手さはありませんが、万人受けするデザインのため、ファミリー層を中心に幅広いユーザーから高い支持を集めています。3兄弟の中では、1番癖が無いタイプのミニバンです。
エスクァイアの特徴
エスクァイアは、2014年10月から販売された3兄弟の中では、1番最後に誕生した末っ子にあたります。ヴォクシーやノアをベースに設計はされていますが、エスクァイアのフロントバンパーはノアと同じパーツを加飾して使用しています。
末っ子のエスクァイアですが、ヴォクシーやノアと比べて高級志向で設計されているため、3兄弟の中では最も高級感のあるデザインになっています。
エスクァイアにはエアロパーツを装着したモデルの設定がないため、全グレード5ナンバーに統一されています。トヨタのミドルクラスミニバン3兄弟の中では、1番豪華な仕様になっているため、エスクァイアが最上級モデルに仕上がっています。
ヴォクシー/ノア/エスクァイアのサイズスペック比較
ヴォクシー/ノア/エスクァイアのエクステリアと室内のサイズスペックを紹介していきます。
ヴォクシー/ノア/エスクァイアのエクステリアサイズスペック
・全長 :4,695mm~4,710mm
・全幅 :1,695mm~1,735mm
・全高 :1,825mm~1,870mm
・ホイールベース :2,850mm
・車両重量 :1,560kg~1,680kg
ヴォクシー/ノア/エスクァイアの室内サイズスペック
・室内長さ :2,930mm
・室内幅 :1,540mm
・室内高さ :1,400mm
ヴォクシー/ノア/エスクァイアのサイズスペック比較結果
ヴォクシーとノアから遅れて販売された末っ子のエスクァイアには、エアロボディがラインナップされていないため、5ナンバーサイズしかラインナップされていません。
標準ボディは、ヴォクシー/ノア/エスクァイアともにサイズスペックは全く同じで、ヴォクシーとノアは3ナンバーサイズのエアロ装着車がラインナップにあるため、エクステリアのサイズが少し大きくなっています。
室内のサイズスペックは、標準ボディもエアロボディも全く同じで、ヴォクシー/ノア/エスクァイアでの違いはありません。3兄弟とも低床化フロアが施されているため、小さなお子様やご年配の方でも乗降しやすい設計になっています。
ヴォクシー/ノア/エスクァイアのエンジンスペック比較
ヴォクシー/ノア/エスクァイアに用意されているエンジンスペックを紹介していきます。
ヴォクシー/ノア/エスクァイアのエンジンスペック
●ヴォクシー/ノア/エスクァイアのガソリンエンジン
・エンジン種類 :直列4気筒DOHC
・総排気量 :2,000cc
・最高出力 :152ps
・最大トルク :19.7kgm
・燃費 :14.8km/L~16.0km/L(JC08モード)
●ヴォクシー/ノア/エスクァイアのハイブリッドエンジン
・エンジン種類 :直列4気筒DOHC+電気モーター
・総排気量 :1,800cc
・最高出力 :99ps
・最大トルク :14.5kgm
・モーター最高出力 :82ps
・モーター最大トルク:21.1kgm
・燃費 :23.8km/L(JC08モード)
ヴォクシー/ノア/エスクァイアのエンジンスペック比較結果
ヴォクシー/ノア/エスクァイアには、ガソリンモデルが「2,000cc 直列4気筒DOHCエンジン」と、ハイブリッドモデルが「1,800cc 直列4気筒DOHCエンジン+電気モーター」の2種類のエンジンが用意されています。
ガソリンエンジンは、吸気バルブリフトを連続的に変化させる「バルブマチック」と、吸気と排気のバルブタイミングを最適な状態に制御する「Dual VVT-i」が採用されているため、低域から高域までスムーズに吹け上り「パワフル」「低燃費」「低排出ガス」を実現しています。
2,000cc 直列4気筒DOHCエンジンと、マニュアル感覚の素早いシフトチェンジが可能な自動無段変速機「Super CVT-i」を組み合わせることで、「発進加速の向上」「高速走行時の燃費」「静粛性」も実現しています。
ハイブリッドシステムには、ミニバンでは珍しい「1,800cc 直列4気筒DOHCエンジン」が搭載され、低燃費と低排出ガスを実現するため、排出ガス再循環システムと電動ウォーターポンプが採用されています。
ヴォクシー/ノア/エスクァイアのハイブリッドシステムには、「EVドライブモード」が搭載されているので、真夜中の住宅街などではエンジン音を出さずに電気モーターだけで走行することが可能です。
極限まで低燃費に拘るため、信号待ちなどではアイドリングを自動でストップして、ガソリンを一切消費しません。発進時は、電気モーターだけで静かに加速を行い、加速時にはエンジンと電気モーターでパワフルな走行を楽しむことができます。
最近のハイブリッド車のバッテリーはリチウムイオン電池が主流ですが、ヴォクシー/ノア/エスクァイアには、高性能かつ小型化しやすいニッケル水素バッテリーが使用されています。
コンパクトなバッテリーをフロントシートの下に搭載することで、ワンランク上のクラスと変わらぬ広い「居住性」「荷室スペース」を確保することができています。3兄弟とも全て同じエンジン仕様のため、エンジン性能で比較することができません。
ヴォクシー/ノア/エスクァイアのグレード比較
ヴォクシー/ノア/エスクァイアに用意されているグレードと車両本体価格を紹介していきます。尚、表示価格に消費税は含まれておりません。
ヴォクシー/ノア/エスクァイアのガソリンモデル・グレードと新車車両本体価格
●ヴォクシーのガソリンモデル・グレードと新車車両本体価格
・X :¥2,324,000-~¥2,542,000-
・V :¥2,568,000-~¥2,786,000-
・ZS :¥2,558,000-~¥2,766,000-
・ZS 煌Ⅱ:¥2,645,000-~¥2,853,000-
●ノアのガソリンモデル・グレードと新車車両本体価格
・X :¥2,324,000-~¥2,542,000-
・G :¥2,568,000-~¥2,786,000-
・Si :¥2,558,000-~¥2,766,000-
・Si W×B Ⅱ:¥2,645,000-~¥2,853,000-
●エスクァイアのガソリンモデル・グレードと新車車両本体価格
・Xi :¥2,467,000-~¥2,685,000-
・Gi :¥2,694,000-~¥2,912,000-
・Gi Premium Package:¥2,776,000-~¥2,966,000-
ヴォクシー/ノア/エスクァイアのハイブリッドモデル・グレードと新車車両本体価格
●ヴォクシーのハイブリッドモデル・グレードと新車車両本体価格
・HYBRID X :¥2,781,000-
・HYBRID V :¥2,926,000-
・HYBRID ZS :¥3,043,000-
・HYBRID ZS 煌Ⅱ:¥3,130,000-
●ノアのハイブリッドモデル・グレードと新車車両本体価格
・HYBRID X :¥2,781,000-
・HYBRID G :¥2,926,000-
・HYBRID Si :¥3,043,000-
・HYBRID Si W×B Ⅱ:¥3,130,000-
●エスクァイアのハイブリッドモデル・グレードと新車車両本体価格
・HYBRID Xi :¥2,908,000-
・HYBRID Gi :¥3,072,000-
・HYBRID Gi Premium Package:¥3,126,000-
ヴォクシー/ノア/エスクァイアのグレード比較結果
ヴォクシー/ノア/エスクァイアのガソリンモデルは、「7人乗り/8人乗り」「2WD/4WD」の設定がありますが、ハイブリッドモデルには「7人乗り」「2WD」の設定しかありません。
8人乗りや4WDが欲しい人は、必然的にガソリンモデルを選択するようになります。ヴォクシーとノアには、「煌Ⅱ」「Si W×B Ⅱ」のエアロキットを装着している特別仕様車がラインナップにありますが、エスクァイアにはエアロキットを装着したグレードがなく、豪華な装備がついた「Gi Premium Package」になっています。
エスクァイアはエクステリアにメッキパーツを多く使用したり、インテリアにも合成皮革を多く使用することで、ヴォクシーやノアよりも車両本体価格が、¥100,000-~¥150,000-ほど高く設定されています。価格を高くして、高級志向を強めることでエスクァイアは、ヴォクシーやノアとの差別化を図っています。
ヴォクシー/ノア/エスクァイアの便利装備比較
ヴォクシー/ノア/エスクァイアに採用されている便利な装備を紹介します。
キャプテンシート
7人乗りには、ファーストクラス並みの独立したキャプテンシートが採用されています。1人掛けのため、長距離ドライブでも疲れにくく、前後に最大810mmも超ロングスライドをすることができるので、背の高い大人でも足を伸ばしてゆったり座ることができます。
スライドシート
8人乗りは、セカンドシートが2分割のベンチシートが採用されていますが、レバー1つでセカンドシートを前後にスライドさせることだけではなく、セカンドシートを左右別々にスライドさせることもできます。
チップアップシート
7人乗りのキャプテンシートほどではありませんが、8人乗りのセカンドシートも最大580mmロングスライドすることができるので、ゆったりと足を伸ばして座ることができます。
6:4の分割チップアップセカンドシートのため、チップアップして前方へスライドすることで、後方のサードシートへ楽に移動することもできますし、サードシートを跳ね上げることで、大きな荷物も積み込むことができます。
ワンタッチスペースアップシート
最後部に設置されているサードシートは、余程のことがない限りはあまり使用しないシートだと思います。サードシートは、5:5の分割シートになっているため、使用しない時にはワンタッチで折りたたむことができます。
ワンタッチスペースアップシートは、車内に乗り込まなくても少しの力でサードシートを折りたたむことができるので、広いラゲッジルームを素早く簡単に確保することができます。
ウォークスルー
ガソリンモデルは、前席の間がフラットに設計されているため、前席から後席へ楽に移動することができます。また、センターコンソールが装備されている車でも、低く設計されているため、後席への移動は可能になっています。
パワースライドドア予約ロック機能
スライドドアの施錠予約をドアが閉まり切る前に行うことができます。
パワースライドドア
スマートキーを携帯していれば、開閉ボタンを押すだけでスライドドアを開くことができます。子供を抱っこしたまま、重たいスライドドアを指先1つで開くことができる大変便利な装備です。
ヴォクシー/ノア/エスクァイアの便利装備比較結果
ミディアムクラスのミニバンとしては、室内も非常に広く、乗車する人数にあわせてシートをチップアップしたり、ワンタッチスペースアップして広く使うことができます。
3兄弟の中でもエスクァイアだけ、インテリアに合成皮革が多用されているため、見た目にも触った感じもヴォクシーやノアには無い高級な質感になっています。
ヴォクシー/ノア/エスクァイアの走行性能比較
ヴォクシー/ノア/エスクァイアの燃費や走行性能について紹介していきます。
アクティブトルクコントロール4WD
ガソリンモデルに用意されている4WDは、路面状況によって前輪と後輪を自動的に電子制御する「アクティブトルクコントロール4WD」が搭載されています。通常走行では、操作性や燃費効率の良いFF駆動で走行しますが、路面状況や車両の状態にあわせて後輪にも駆動配分を自動で行います。
エアロスタビライジングフィン
サイドガラスのドアミラーの取り付け部とリヤコンビネーションランプのサイド部に、高速走行時に気流を発生させる小さな凸(フィン)が付いています。
エアロスタビライジングフィンは、非常に小さな凸ですが、高速走行時に小さな渦を発生させて、車体本体を地面に押さえつける役目を果たしています。車体を地面に押し付けるため、タイヤのグリップ力が増し、操縦の安定性を向上させます。
モードスイッチ
ヴォクシー/ノア/エスクァイアには、走行するシーンに合わせて3つのモードを選択することができます。
●EVドライブモード :電気モーターだけで走行する時に使用します。騒音や排ガスを抑えたい時に便利なモードです。
●エコドライブモード:アクセル操作での駆動力やエアコンの効き具合を抑えて、燃費をより向上させる時に使用するモードです。
●パワーモード :登坂路や加速が必要な時、パワーが必要な時に使用するモードです。
アイドリングストップ機能
難しい操作をすることなく、信号待ちや一時停止時にブレーキを踏んでいると、自動的にアイドリングストップする機能です。発進する時は、ブレーキから足を離すだけで再び始動するため、誰でも簡単に使用することができます。
アイドリングがストップしている間はエアコンやオーディオの使用ができなかった車が多かったのですが、空調ユニット内にエアコンの使用で冷気を蓄える「蓄冷エバポレーター」が内蔵されているため、アイドリングがストップしている時でも、エアコンの使用ができるので、エコな運転をすることができます。
走行性能
ハイブリッドモデルは、ガソリンエンジンに加えて、電気モーターがアシストしてくれるため、静かでスムーズな加速を味わうことができます。ここでは、販売台数の多いヴォクシー/ノア/エスクァイアのガソリンエンジンの走行性能を簡単に紹介させて頂きます。
●一般道
通勤や買い物など、平坦な道路を主に運転する時にはエコモードをONにして走行しても、不満を感じることなく快適に走行することができます。
エコモードをONにすると、アクセルを踏んでも自動的に制御されるため、坂道などの付加のかかる道路環境では違和感を感じることがあります。エコモードを上手く使い分けることで、燃費を抑えて走行することができます。
●高速走行
高速道路でも左側を一定の速度で走行する場合は、エコモードをONの状態で走行しても、違和感は感じられません。ただし、勾配の激しい箇所や追い越し車線を頻繁に使う場合は、トルク不足を感じるため、エコモードはOFFにして走行するようにして下さい。
高速道路を100km/h~110km/hくらいの範囲で走行する場合は、エコモードをONにした状態でもストレスなく低燃費走行することができます。
ヴォクシー/ノア/エスクァイアの走行性能比較結果
カタログ燃費数値では、3兄弟とも同じ燃費になっていますが、標準ボディ同士の場合はエスクァイアの車両重量がヴォクシーとノアよりも少し重たいので、厳密にはエスクァイアが3兄弟の中では1番燃費が悪いと言うことになります。
実質燃費はカタログ燃費数値と違って、運転する人によって大きく変わるので、あまり神経質になる必要はありません。
ヴォクシー/ノア/エスクァイアの安全装備比較
ヴォクシー/ノア/エスクァイアに装備されている先進安全装備について紹介していきます。
トヨタセーフティーセンス
ヴォクシー/ノア/エスクァイアには、トヨタ先進安全装備の衝突回避支援パッケージ「トヨタセーフティーセンス」が搭載されています。
トヨタセーフティーセンスは、レーザーレーダーと単眼カメラを併用することで、障害物をいち早く検知して、事故の回避や衝突被害の軽減をサポートします。ヴォクシー/ノア/エスクァイアのトヨタセーフティーセンスには、様々な安全装備が搭載されています。
●プリクラッシュセーフティ
プリクラッシュセーフティは、昼間に前を走行する車や歩行者をレーザーレーダーと単眼カメラの異なる検知システムで検出して、衝突を未然に回避できるようにサポートしてくれる機能です。傷害物を検知した時は、警報ブザーとディスプレイ表示又は、強力なブレーキアシストが作動します。
●レーンディパーチャーアラート
レーンディパーチャーアラートは、車線を単眼カメラが認識して、白線や黄線から車両がはみ出さないようにサポートする機能です。ウィンカーを使わず車線変更しようとした場合にも、警報ブザーとディスプレイ表示によってドライバーへ知らせる仕組みになっています。
●オートマチックハイビーム
ヘッドライトのロービームとハイビームを自動で切り替えてくれる機能です。ハイビームの切り替え忘れを防ぐ他に、見えにくい夜間でも歩行者を早めに発見して、事故を起こさないようにサポートしてくれます。
●先行車発進告知機能
信号待ちや渋滞の時に、前に止まっている車が発進したことに気付かなかった時に、警報ブザーとディスプレイ表示で知らせてくれる機能です。
●緊急ブレーキシグナル
急ブレーキをした場合に、ハザードランプを自動で点滅させて、後ろを走る車やバイクに注意を促す機能です。追突されることを防ぐための安全機能です。
●ヒルスタートアシストコントロール
坂道発進は、慣れてないと後方へどんどん下がってしまう恐れがあり、坂道発進が苦手な方も多いのではないでしょうか。ヒルスタートアシストコントロールは、坂道で止まってしまった場合でも、ブレーキペダルからアクセルペダルへ踏みかえる時に、車体が後ろへ下がらないようにする機能です。
●SRSエアバッグ
ヴォクシー/ノア/エスクァイアには、「運転席&助手席SRSエアバッグ」「運転席SRSニーエアバッグ」「運転席&助手席SRSサイドエアバッグ」「全席SRSカーテンシールドエアバッグ」など、7個のSRSエアバッグシステムが搭載されています。
サードシートの頭部側面まで保護するSRSカーテンシールドエアバッグが付いているのが最大の特徴です。
セーフティ・サポートカーS(ワイド)
ヴォクシー/ノア/エスクァイアは、「自動ブレーキ」「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」などを搭載して、高齢者を含む全ての運転者の安全をサポートすることで、セーフティ・サポートカーの中で最高ランクにあたる「セーフティ・サポートカーS(ワイド)」に該当します。
クルーズコントロール
高速道路などで一定のスピードで走行する場合に、走りたいスピードをセッティングすることで、ブレーキを踏むまでアクセルを踏まずに一定のスピードで走行することができます。
ヴォクシー/ノア/エスクァイアの安全装備比較結果
ヴォクシー/ノア/エスクァイアには、トヨタ先進安全装備の衝突回避支援パッケージ「トヨタセーフティーセンス」の搭載や、衝撃吸収ボディと高強度キャビンを備えた非常に安全性能の高いミニバンです。
ヴォクシー/ノア/エスクァイアの3兄弟は、自動車の安全性能を試験&評価する平成26年度JNCAP新安全性能総合評価において、最高ランクにあたる5つ星の「ファイブスター賞」を受賞しています。
JNCAP新安全性能総合評価のファイブスターは、「衝突時の高い乗員保護」「衝突時の高い歩行者保護」「衝突時の高い高齢者保護」などを総合的な安全性を5段階で評価するものです。
ヴォクシー/ノア/エスクァイアは、3兄弟とも同じ安全装備を搭載しているので、ファイブスター賞を受賞したことで安全性能に優れた車両と言えます。
ヴォクシー/ノア/エスクァイアのエクステリア比較
3兄弟を見分けるにはエクステリアを見ることで、どの車種なのかを判別することができます。ヴォクシー/ノア/エスクァイアのエクステリアの違いを紹介していきます。
ヴォクシーのエクステリア
3兄弟の中で、最も人気のある車種がヴォクシーです。ヴォクシーのエクステリアは3兄弟の中でも角ばった印象が強く、ヘッドライトが上下2つに分かれている「2分割ヘッドライト」になっています。
また、フロントバンパーがハの字の形状になっているので、ノアやエスクァイアとは全く違う見た目になっています。サイドモールはブラックで、リアテールライトが上部がスモークレンズになっていることもヴォクシーの特徴になっています。
ノアのエクステリア
ノアは、3兄弟の中で2番目に人気のある車種で、今までのノアのイメージとは違って、非常に精悍な顔つきになっています。ヘッドライトのデザインは、エスクァイアと一見似ていますが、ノアはあまり吊り上がっていない大人しめの形状になっています。
フロントグリルは、上下で分割しているタイプで、太い横ラインが上から下まで3本並んでいる形状です。サイドモールは、ヴォクシーと同じでブラックで、テールライトはエスクァイアと殆ど同じ縦ラインに光る赤色の導光式LEDテールランプが採用されています。
シルバーのバックドアガーニッシュが、横方向に真っすぐ1本なっているのもノアの特徴です。
エスクァイアのエクステリア
エスクァイアにはエアロボディの設定がないため、ヴォクシーとノアと比べて全てにおいて高級志向になっています。ヘッドライトは、ノアと比べて目尻が吊り上がっているので、良く見ると違いが分かります。
フロントグリルは、一体型の細かい縦ラインのような大型メッキフロントグリルで、一目でエスクァイアと分かるデザインです。サイドモールは、ヴォクシーとノアとは異なりエスクァイアだけシルバーモールになっています。
テールライトはノアと同じですが、バックドアガーニッシュは真ん中部分がブラックで、両サイドがシルバーのデザインになっています。
ヴォクシー/ノア/エスクァイアのボディーカラー
ヴォクシー/ノア/エスクァイアには、全7色のうち共通のボディカラーが6色と、専用ボディカラーがそれぞれに1色用意されています。ヴォクシー/ノア/エスクァイアに用意されているボディカラーを紹介していきます。
●ヴォクシー/ノア/エスクァイア 共通ボディカラー
・ブラッキッシュアゲハガラスフレーク
・ホワイトパールクリスタルシャイン
・アバンギャルドブロンズメタリック
・ボルドーマイカメタリック
・シルバーメタリック
・ブラック
●ヴォクシー専用ボディカラー
・イナズマスパーキングブラックガラスフレーク
●ノア専用ボディカラー
・ラグジュアリーホワイトパールクリスタルシャインガラスフレーク
●エスクァイア専用ボディカラー
・スパークリングブラックパールクリスタルシャイン
ヴォクシー/ノア/エスクァイアのエクステリア比較結果
ヴォクシー/ノア/エスクァイアので1番大きく違うのはヘッドライトの形状で、2つに分かれているのが「ヴォクシー」、ヘッドライトの目尻が吊り上がっているのが「エスクァイア」、目尻があまり吊り上がっていない大人し目のヘッドライトが「ノア」です。
フロントグリルも3兄弟とも大きく異なり、ヴォクシーのフロントグリルは小さく、フロントバンパーが「ハの字」のようになっています。ノアのフロントグリルは上から下まで大きな横型の形状になっていますが、エスクァイアのフロントグリルは、細かい縦型の形状でフロントマスクの大半をグリルが占めているように見えます。
エスクァイアのサイドモールはシルバーのに対して、ヴォクシーとノアはブラックのサイドモールが採用になっています。ヴォクシーのテールライトは上部7割ほどスモークテールレンズになっているのに対して、エスクァイアとノアのテールライトは縦ラインのように光る「導光式LEDテールライト」が採用されています。
エスクァイアとノアは、リアビューが非常に似ているので判別するのが困難ですが、トヨタのロゴが付いている「シルバーのリアバックドアガーニッシュ」が、真っすぐな横1本になっているのがノアで、トヨタのロゴが付いている部分がブラックで、左右がシルバーに加飾されているのがエスクァイアです。
ノアとヴォクシーの内装は、シートやパネルのカラーなどが若干異なる部分もありますが、基本的には質感も同じになっています。エスクァイアは合成皮革を多用していることで豪華な雰囲気があり、質感も全く異なります。ヴォクシー/ノア/エスクァイアで、3兄弟とも見分けるにはフロントマスクで比較するようにして下さい。
ヴォクシー/ノア/エスクァイアの中古車相場比較
ヴォクシー/ノア/エスクァイアで、人気のあるグレードの中古車相場を調べてみましたので紹介します。
ヴォクシーの中古車相場
ヴォクシーで1番人気のあるグレードは、ガソリンモデルが「ZS 煌Ⅱ」、ハイブリッドモデルが「HYBRID ZS 煌Ⅱ」です。
・ZS 煌Ⅱ :¥2,053,636-~¥3,080,000-
・HYBRID ZS 煌Ⅱ:¥2,544,546-~¥3,361,818-
※新車・修復歴車を除く、現行型が発売された2017年7月~2019年までの中古車を対象にしています。
※ボディカラー、走行距離は関係なく調べています。
※表示価格に消費税は含まれていません。
ノアの中古車相場
ノアで1番人気のあるグレードは、ガソリンモデルが「Si W×B Ⅱ」、ハイブリッドモデルが「HYBRID Si W×B Ⅱ」です。
・Si W×B Ⅱ :¥2,053,636-~¥3,045,455-
・HYBRID Si W×B Ⅱ:¥2,690,000-~¥3,318,812-
※新車・修復歴車を除く、現行型が発売された2017年7月~2019年までの中古車を対象にしています。
※ボディカラー、走行距離は関係なく調べています。
※表示価格に消費税は含まれていません。
エスクァイアの中古車相場
エスクァイアで1番人気のあるグレードは、ガソリンモデルが「Gi Premium Package」、ハイブリッドモデルが「HYBRID Gi Premium Package」です。
・Gi Premium Package :¥2,272,727-~¥3,163,636-
・HYBRID Gi Premium Package:¥2,726,364-~¥3,169,091-
※新車・修復歴車を除く、現行型が発売された2017年7月~2019年までの中古車を対象にしています。
※ボディカラー、走行距離は関係なく調べています。
※表示価格に消費税は含まれていません。
ヴォクシー/ノア/エスクァイアの中古車相場比較結果
ヴォクシーやノアに対してエスクァイアには、標準ボディの設定しかありませんが、装備が充実したエアロボディのヴォクシーやノアにも引けを取らない価格で取引が行われています。
ハイブリッドモデルも同様で、ヴォクシー/ノア/エスクァイア共に大きな差は無く、3兄弟とも高い水準で中古車市場で販売されています。中古車市場では、3兄弟の中でもヴォクシーの台数が圧倒的に多く、良質な中古車を探す場合は選択肢の豊富なヴォクシーがオススメとなります。
まとめ
ヴォクシー/ノア/エスクァイアの比較を紹介してきましたが、3兄弟とも装備や安全性能の面では全く同じなので、比較することができません。ヴォクシー/ノア/エスクァイアで比較する場合は、外観の好き嫌いや内装の質感で比べるしかありません。これまで紹介してきましたが、ヴォクシーはワイルドでスポーティな装いなので、比較的若い人から高い支持を集めています。
ノアは、マイナーチェンジが行われたことで、非常に格好いいエクステリアになり、精悍な顔つきになったことで、幅広いユーザーから人気があります。エスクァイアは、ヴォクシーやノアと比べてエクステリアもインテリアも、色々な面で差別化が図られています。
標準ボディのため、普通に乗ってもいいですし、カスタマイズをしても高級感のある大人の雰囲気の車に作ることができます。高級ミニバンとして差別化を図っているので、高級志向の強いユーザーには、エスクァイアがオススメです。ただし、ヴォクシー/ノア/エスクァイアには、求めるユーザー層がハッキリと分かれているため、ライフスタイルや使用用途で選ぶこともできます。
今回は、特に人気が高いトヨタミニバン3兄弟について比較していきます。