車を購入したいけれどもまとまったお金がすぐには手に入らない……。そんなときに自動車販売店から勧められる購入方法はローンでしょう。
マイカーローン(自動車ローン)には大きく分けて3つの種類があり、金利や契約内容が異なります。ローンを組んで車を購入するメリットを種類別に解説いたします。
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目次
マイカーローン(車のローン)は3種類
車の購入は普段の買い物とは違い数百万のお金が動くため、慎重さが求められます。一括で払える現金が手元にないときや、もしあったとしても手元の資金が一気に失われることに不安を感じるときはローンを組むという方法がおすすめです。
マイカーローン(自動車ローン)には大きく分けて3つの種類があります。
ディーラーローン
まず、自動車販売店が最も強く推してくるであろうローンの種類がディーラーローンです。ディーラーローンは自動車メーカーが新車販売促進のために行うローンの種類です。
販売店で申し込むことができるため、車を購入する際の商談最中に同時申し込みができます。車をどうしても売りたいディーラーと契約するわけですから、審査が通りやすいという特徴があります。
ディーラーローンの金利は5%前後です。ただし、時期によってはディーラー側の販売意識が高く超低金利キャンペーンを催すことがあります。その場合のディーラーローンの金利は1%台になるでしょう。
銀行ローン
銀行ローンはマイカーローン(自動車ローン)の中で最も審査が厳しい種類です。ただし金利が低いためディーラーローンの次に選択肢として優位に挙げられます。銀行のマイカーローン(自動車ローン)は金利が3%前後に設定されています。また、ローン返済期間は最長10年も可能です。
その代わり審査は非常に厳しく、時間もかかります。ローンを申し込んでから1週間程度は待たなければならないでしょう。ディーラーローンよりも提出しなければならない書類が多く、勤務先への在籍確認も行われます。
残価クレジットカードローン
3つ目のマイカーローン(自動車ローン)の種類は残価クレジットカードローンです。このローンはディーラーローンに含められる一つの形態ですが、ディーラーローンよりも支払金額が少なくて済むため注目されています。
車を購入する際に一定期間終了すると、車を買取するという条件でローンを組みます。例えば5年後には車を買い取るので買取金額は差し引いた車の車両金額でローンを組むということができるのです。
お得に支払いができるマイカーローン(車のローン)の選び方
マイカーローン(自動車ローン)の種類が分かったところで、どのローンを組めばいいんだと思われたかもしれません。ローンそれぞれの特徴を理解したうえで、自分は具体的にどのローンを組めばお得に車を購入できるのかという点を考慮しましょう。
できるだけ金利が安いローンを組んで、月々の支払額を少なくしたいというのが一番の理想でしょう。しかし、そうそう理想通りのローンを組めることはまずありません。
- ローン会社とは別に保証会社が必要か
- 金利以外の手数料はかかるか
- 家計が厳しくならない程度の月額支払い料金でローンが組めるか
- 支払方法のオプションはついているか
- 現在保持しているマイカーローン(車のローン)残高に対応できるプランはあるか
ローンの支払いシュミレーションはインターネットで簡単にチェックできるところもあるので活用しましょう。また、金利が安くなるキャンペーンを行っているローンを見逃さないようにしてください。
ローン or 一括現金払いどっちがおすすめ?
ここまででローンの種類とローンの選び方を簡単にご紹介してきました。では、ローンを組んで車を購入することと一括現金支払いで購入することのどちらがおすすめなのでしょうか。
ローンは資産運用ができる
まず、一括現金払いよりもローンを組む方がおすすめのケースを紹介しましょう。それはローンを組んで資産運用ができるという場合です。車を現金で購入できる余裕があるのにわざわざローンを組むという選択をとることがあります。
なぜでしょうか。あえて車両金額をローンで借り、残った手元にある現金は別のものに投資してローン期間終了までに利益を出せるのであれば、最終的に手元に残る現金は増加するからです。
もちろんリスクが伴いますが、大きなお金が手元にある方であればこの方法で資産運用してお得に車を購入するということもできます。
金利の高いローンを組むなら一括現金払いがおすすめ
お金を十分に持っている人は別として、手元のお金がなくなることを心配してあえてローンを組もうとしている方は、もう一度立ち止まって検討しなおしたほうが良いかもしれません。マイカーローン(自動車ローン)は金利が最高5%を超えます。
高金利のローンを組むのであれば、最終的に支払う金額は大きく膨れ上がるでしょう。そうであれば、手元にある現金で素直に一括払いした方が結果的に損をせずに済みます。
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ローンがおすすめな人
では、一括現金払いではなくローンを組んで車を購入したほうが良いのはどのような人なのでしょうか。
- できるだけ低金利でローンを組んで車を購入したい人
- ローン審査に通るか心配な人
一括現金払いは金利負担がない分、お得に損をすることなく車を購入できます。しかし、現時点で現金が手元にいないのに車が必要!というときにはどうしようもありません。
できるだけ低金利で車を購入したいのであれば、新しく大金をキャッシングするよりもローンを組んだ方が安心して支払いを勧められるでしょう。また、審査に通るか心配でローンを組むかどうかを迷っている方もローン申し込みをしてみましょう。ディーラーローンは審査に通りやすいという評判があります。
車の購入でローンを組むメリット
ローンを組んで車を購入しようと決められた方も、まだ現金払いと悩んでおられる方もローンの種類別メリットを参考にしてさらに選択肢を絞っていきましょう。
ディーラーローンのメリット
減額される
ディーラーローンは車を購入するときの商談と同時進行されるケースが少なくありません。はじめは現金一括支払いの方針で進めながら、車両本体価格の値引き交渉がうまくいかなければ、最終手段としてディーラーローンを組むことを条件に値引きしてほしいとお願いできます。
自動車販売店はできるだけ車を売りたいのですから、ディーラーローンを組んでくれるのであれば値引きしても構わないと折れてしまうかもしれません。少し捻った交渉術として覚えておくと得ができます。
手間がかからない
ディーラーローンの大きなメリットは書類集めや面倒な手続きの手間がかからないということです。車の購入とともにローンに申し込み、審査が行われるため何度も窓口に出向いたり、申し込みから審査までの時間を待たされるということもありません。
他の種類のローンを組む場合には銀行に何度も足を運んで手続きを行ったり、インターネット上でのやり取りを何度も行わなければならなかったり、郵送手続きが必要な場合もありません。そうした面倒な手間が一切かからないので、初めて車を購入される方や書類管理などが難しい方にもおすすめです。
審査に通りやすい
ディーラーローンはほかのどんなマイカーローン(自動車ローン)よりも審査に通りやすいという特徴もあります。ディーラーローンを組むと、ローンをすべて返済し、名義変更するまではディーラーまたは信販会社側に車の所有権があります。
ですから、もし返済できなくなった場合、車が引き上げられ売却され滞った分の金額が回収されるのです。
このようにローンの返済が滞ったときの対処がすでに決まっているので、審査に通りやすいわけです。ローン回収不可のリスクが低く審査に通りやすいディーラーローンであれば組めるという方も多いでしょう。
在籍確認をされない
ディーラーローンは在籍確認をされないことが多いので、勤務先にローンを組んでいることを知られたくない方におすすめです。ほとんどのローンを組む際には原則として在籍確認が求められますので、それが嫌な方はディーラーローンに申し込みましょう。
土日祝日も対応可能
ディーラーは年中無休で対応してくれるところがほとんどです。土日祝日も対応してくれているのでタイミングが合わずなかなかローンを組めないという心配はないでしょう。週末の仕事が休みの日に家族で話し合って審査を受けて契約するということもできるでしょう。
審査スピードが早い
ディーラーローンの審査スピードは非常に早く、最短数十分で終わります。車購入の際の商談の場でローン審査を申し込んで、帰宅するまでにローン審査の結果が分かることでしょう。(翌日までかかることもあります。)申し込みが住んでいる場合であれば実印と銀行印のみで完了するので最短10分でローンを組めるのです。
この迅速な審査スピードが特徴のディーラーローンとは反対に銀行ローンの場合は審査に1~3営業日を要するのでそれまでの間、審査に通ったのか通らなかったのかをやきもきしながら待たなければなりません。
銀行ローンのメリット
自分の名義で車を購入できる
ディーラーローンの場合は車の所有権がディーラーまたは信販会社にあるため、簡単に売却はできません。また、支払いが滞ると車を引き上げられて売却されてしまう可能性があります。
しかし、銀行ローンの場合は、車の名義が自分のものとなるため、ローンの返済が厳しくなった時には、売却して買取価格をローン一括返済に充てることができます。車が完全に自分のものとなるというのは大きなメリットでしょう。
車の購入決定前でも申し込みが可能
銀行ローンは車を購入することが決定する前にも申し込むことができます。ディーラーローンを組むときには、どの車を購入するのかを決定して費用が確定しなければ審査を始めてもらえません。
この点では銀行ローンの方がスピーディにすすめられるでしょう。だいたいの予想費用が分かっていれば銀行ローンは組むことができます。ローンを組んで購入することができるとわかっていれば、安心して商談もすすめられるでしょう。
法定費用もローンの対象
銀行ローン車両本体価格だけではなく、幅広い費用にローンを充てることができるという点もメリットの一つです。ディーラーローンは車の購入費用にのみしか使えませんが、銀行ローンは種類によって免許取得費用や税金などの様々な費用を対象としています。
ただし、ローンを組んだ費用は審査時に申告したものにしか使うことはできないので要注意です。もちろん生活費に使用するのはNGです。
借り換えも可能
ローンの借り換えを行いやすいのは銀行ローンです。高い金利でローンを組んでしまい、毎月の支払いが厳しくなってきたときにローンを借り換えて、より低い金利のローンを組むことができます。
ディーラーローンであれば車の所有権はディーラーにあり、新しくローンを組みなおすことは難しいため一度契約したら高金利であっても支払いを続けていかなければなりません。途中で支払総額を減らせる柔軟な対応ができるのは銀行ローンの特徴です。
金利優遇措置
銀行でマイカーローン(自動車ローン)を組むのであれば、他のローンを組むことによって優遇される可能性があります。これを金利優遇措置と呼びます。同じ銀行で住宅ローンを利用している場合は金利が優遇される可能性が高いでしょう。
銀行にとって支払い能力が高く信頼できる顧客であると判断されているならばこその優遇措置です。
残価クレジットカードローンのメリット
最後に、ディーラーローンの一形態である残価クレジットカードローンのメリットを簡単にご紹介しましょう。
- 月々の支払いは正規ディーラーローンよりも割安になる
- ローン返済期間終了後の買取額は保証されている
- 他のマイカーローン(自動車ローン)よりも金利が低い
- 車検費用が免除されることもある
- 3~5年ごとに車の乗り換えが可能
残価クレジットカードローンを組むと、車の車両価格全額ではなく50%~80%の分割払いになるため、月々の支払いはかなり安くなります。ローン返済期間が終了すると車をディーラーに返却するか、残りの金額を清算して買い取るかを自由に決定できます。
マイカーローン(車のローン)の審査が甘いといわれる理由
ローンを組むとなると必ず審査が行われます。ただ、マイカーローン(自動車ローン)の審査は甘いといわれています。これは車という非常に価値のあるものが関係しているからです。
万が一ローンの支払いが滞った場合、ディーラーローンであれば車を売却してお金を回収することができます。
また、ディーラーローンは販売促進の運動を兼ね備えているため、車をできるだけ売るためにローン審査が通り約なっているという理由もあるでしょう。
ただし審査が甘いわけではありません。審査の基準は変わることがなく、あくまでも<審査に通りやすい>と認識しておきましょう。
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マイカーローン(車のローン)審査を通りやすくするためのポイント
マイカーローン(自動車ローン)の審査は通りやすい。しかしわたしは通るかわからない・・・と心配の方におすすめのポイントをご紹介します。ローンに申し込む前に次のポイントをチェックして行動しておきましょう。
金融事故の情報が白紙に戻るまで待つ
ローンの審査では信用情報が必ずチェックされます。ローンの支払い延滞が起きていたり債務処理をしていたりして金融事故が生じているとそれらも確認されます。
しかし、金融事故は5年~10年を目安にリセットされるため、その期間を過ぎるまでローンを組まないようにすると良いでしょう。信用情報は信用情報機関に開示請求をすることでチェックできます。手数料は500円程度かかりますが事前にチェックしておくと審査に通らないのでは?という不安をやわらげられるでしょう。
他のローンを組まない
マイカーローン(自動車ローン)を組む前にほかのローンを組まないようにしましょう。もし、現在ローンやキャッシングを抱えているのであれば先にそちらの支払いを済ませましょう。ローンやクレジットカードのキャッシングの借入枠があるだけでローン審査に不利になることがあるので解約しておくという方法もあります。
他のローンを抱えてる状態で本当にマイカーローン(自動車ローン)の支払いもできるのか?と疑問を抱かれてしまうとローン審査に通ることは難しくなります。できるだけクリーンで借り入れを利用していない状態でローン審査をしてもらうようにしてください。
保証人を立てる
自分の勤務状況により審査に通りにくくなっているのであれば保証人を立てることも一つの方法です。保証人の信用情報もチェックされますので注意してください。家族や親戚、信頼できる友人に保証人になってもらえないかを相談してみましょう。
審査に有利な時期を狙う
銀行のマイカーローン(自動車ローン)には通りやすい時期というものがあります。特に3月と9月は決算時期になります。融資額を増やすために銀行が頑張らなければならない時期です。ですからローンの審査も通りやすくなる傾向にあります。
車を購入することを検討しており、今すぐに必要!というわけではないのであれば、3月または9月まで待ってローンを申し込むのはいかがでしょうか。できるだけ有利な状況でローンに申し込んで審査に通るようにしましょう。
まとめ
マイカーローン(車のローン)を組むことにはたくさんのメリットがあります。もちろん一括で現金支払いしたほうが金利負担がないためお得なのは間違いありません。しかし、現金が手元にない、もしくは資産運用できるほどお金があるのであればローンを組んで計画的に支払っていけばよいでしょう。
自分の支払い能力を正直に吟味して無理のない返済期間と金利で契約できるローンを賢く選ぶようおすすめします。