スズキエスクードは、本格クロスカントリー車としての性能を持ちながら、省燃費で走行性能も高いSUVです。天候にも左右されず、パワフルな走行ができることからアウトドア好きの男性に絶大な支持を受けています。
この記事では、SUVの中でも人気が高いエスクードの維持費についてご紹介します。
目次
エスクードの特徴
スズキのエスクードは新世代四輪制御システムである【ALLGRIP】が搭載しているので、優れた走破性と安定性を実現させます。エスクードには4つのドライビングモードがあるので、天候や路面、シーンや使い方を選ばない【妥協なきSUV】として、人気になっています。
エスクードは1.4L直噴ターボモデルなので、力強い走りはもちろん、優れた消費性能が家計を助けます。デュアルセンサーブレーキサポートや誤発進抑制機能、ふらつき警報機能を始めとする9種類の【スズキセーフティーサポート】が運転をサポートしてくれるので、SUV車の運転が苦手な方でも安心して乗ることができます。
また、アイドリングストップ機能を採用しているので、信号待ちなどの停車時に、エンジンを自動的に停止させることでガソリンの消費を抑え、燃費向上に貢献します。
SUVならではの高い視点や死角の少ない良好な視野と共に、最小回転半径が5.2mを実現させたことで、縦列駐車や車庫入れのしやすさが魅力的です。
エスクードの維持費は年間どれくらい?
エスクードには先進の電子制御4WDシステムなど、スズキ独自のテクノロジーが搭載されています。SUVは軽自動車と比べても燃費に大きな差があります。ここからはエスクードの維持費について調べたのでご紹介します。
税金
エスクードに限らず、自動車を購入した場合には、自動車税と自動車重量税が課せられます。エスクードを維持していくために必要なお金になるので必ず把握しておきましょう。
自動車税
自動車税とは自動車を購入した全ての人に課せられる税金です。税額は購入する車種の排気量によって異なります。毎年4月1日の自動車検査証にある車の所有者宛てに自動車納付書が送付されます。
自動車税が未納な場合には、車検を受けられないので、しっかりと確認する必要があります。エスクードの排気量は1,371Lなので、自動車税は【¥34,500】になります。
重量税
自動車重量税は自動車の重量によって課せられる税金です。自動車の新規登録と車検の際に車検証の有効期限分を納付する必要があります。
エスクードの車両重量は1,220kgになっています。エコカー減税対象車ではないので、車両重量税の価格は1年あたり【 ¥ 12,300】です。
保険
自動車には【自賠責保険】と【任意保険】の2種類があります。
自賠責保険は自動車を購入した全ての人に加入が義務付けられている保険です。任意保険は自賠責保険よりも種類が豊富で補償内容を選べる保険になっています。ここからは【自賠責保険】と【任意保険】についてご紹介します。
自賠責保険
自賠責保険とは自動車損害賠償責任保険の略称で、自動車の所有者に加入が義務付けられている損害保険です。自賠責保険の補償範囲は全ての相手方の身体への保障に限られています。これは自賠責保険の目的が事故被害者の最低限の救済だからです。
自賠責保険料金はどこの会社に加入しても金額は同じです。車を購入した時や車検を受ける時に車検有効期限分の自賠責保険料を支払うことになり、エスクードの自賠責保険料は【¥ 36,780】です。
1年間で計算すると、【¥ 36,780 ÷ 2年= ¥11,780】です。
任意保険
任意保険の保障範囲は、相手方の身体だけではなく、【対人賠償保険】【対物賠償保険】【人身傷害保険】など、自分や搭乗者の身体、物や車まで補償範囲が広がります。自賠責保険の場合は、相手の身体だけの補償しかできなかったので、任意保険に加入することをおすすめされています。
任意保険はサービス内容や保険会社によって、保険料が異なります。新規で車を購入する場合は6等級からスタートします。また、年齢によっても保険料が異なり、前年が無事故だった場合は等級が上がり、保険料が安くなります。
「今よりも保険料が安くなる会社を見つけたから、変更したい」という方も、これまでの等級を引き継げることができるので、いくつもある保険会社の中で見積もりをすることで、年間の維持費を安くすることができます。保険料は【免許の色】【走行距離】【年齢】などによっても異なります。
今回は30歳以上の男性で、日常的にレジャーを楽しむ方の任意保険の見積もり例をご紹介します。
- 年齢:30歳以上
- 等級:20等級
- 年間走行距離:7,000km
- 免許の種類:ゴールド
- 運転者限定:本人限定
- 対人賠償:無制限
- 対物補償:無制限
- 年間の保険料:¥ 22,000
任意保険は保険会社によって、金額が異なるので、1つの会社で決定するのではなく、各社見積もりをすることをおすすめします。
エスクードの維持費は他にもある?
自動車を購入したときの維持費としてまず頭に浮かぶのは、税金や保険料ですが、他にもガソリン代や駐車場代、車検代も維持費に含まれます。軽自動車と比べて維持費が高いと言われているSUVは、どのぐらい費用がかかって来るのでしょうか。
ここからは、維持費の中でも代表的なガソリン代や駐車場代、車検代についてご紹介します。
ガソリン代
エスクードのカタログ燃費は16.0km/Lです。エスクードの燃料は【無鉛レギュラーガソリン】が使用されており、燃料代は年間の走行距離と燃費で計算することができます。計算式は【1年間の走行距離÷カタログ消費燃費×燃料価格】です。
2019年5月時点で、レギュラーガソリンの平均価格が150円、通勤やレジャーなどを考慮して、1年間で10,000km走行すると考えると、エスクードの年間ガソリン代は下記の通りになります。
・エスクード(カタログ消費数値:16.0km/L)
10,000 ÷ 16.0lm/L × ¥150=¥ 93,750
参照:ガソリン価格NAVI https://oil-stat.com/
駐車場代
お住まいの地域や持ち家、賃貸契約をしている兼ね合いもあるので、正確な駐車場代を算出することはできません。ここでは月極駐車場を契約することを前提に、千葉県と福岡県の月極め駐車場の相場をご紹介します。
- 千葉県の月極め駐車場平均額:¥9,713【年間:¥ 116,556】
- 福岡県の月極め駐車場平均額:¥11,798【年間:¥141,576】
千葉県は東京や横浜へのアクセスも抜群で、観光名所もたくさんあることから土地が高騰し、月極駐車場の価格も割高なイメージがありますが、東京と比較をすると、1/3程度です。そのため、自宅は千葉県で職場は東京という方も少なくありません。
福岡県は、岡山県や四国などへのアクセスも良いことや、県内が観光地となっているので、土地は値上がりを続けており、他県と比べると駐車場代は高くなっています。
車検代
車検費用の内訳としては、自動車重量税、自賠責保険料、印紙代などの費用が必要になってきます。車検は通常2年に一度の間隔で受けることになります。下記の費用は全国の整備工場の平均的な料金です。地域によって差があるので、参考程度に頭に入れておいてください。
- 自動車重量税:¥12,300〜¥32,800
- 自賠責保険料:¥25,830
- 印紙代:¥1,200
- 車検代行料:¥8,000
- 車検費合計:¥67,830
車検は2年に1回のペースなので、1年間の維持費として計算すると、【¥ 67,830 ÷ 2年= ¥ 33,915】です。
また、車検をした結果、オイル交換を勧められる場合があります。オイル交換はガソリンスタンドやガーディーラー、オートバックスなどのカーショップで行うことができます。エスクードのエンジンオイルの交換は平均【¥ 2,974〜】です。
エスクードの購入にかかる費用は?
現在、エスクードの最新モデルは【4BA-YEA1S】です。ここからは、エスクードを新規購入するときの費用をご紹介します。
車体価格
エスクード4BA-YEA1S:¥ 2,658,960(税込)
オプション
エスクード4BA-YEA1Sに用意されているオプションをご紹介します。
- インパネガーニッシュ:¥ 20,196
- ベースキャリアル:¥ 30,516
- ルーフラックアタッチメント:¥26,352
- ラゲッジマット:¥ 8,640
- パナソニックスタンダードプラス8インチナビセット:¥165,834
スズキ公式サイトhttps://www.suzuki.co.jp/car/escudo/styling/
自動車重量税
自動車重量税は車を購入した時と、継続車検の時に課せられる税金です。自動車重量税は車両の重量によって金額が決まります。エスクード4BA-YEA1Sの自動車重量税は¥ 12,300です。
自動車取得税
自動車取得税とは自動車の価格が50万円以上の車に対して課せられる税金です。エスクード4BA-YEA1Sの自動車取得税は【¥ 67,500】です。
自賠責保険
自賠責保険は車両サイズや最大積載量により区分されます。新車でエスクード4BA-YEA1Sを購入する場合の自賠責保険料は¥36,780になります。
リサイクル料金
自動車を購入する際に、原則としてリサイクル料金を支払います。これは、自動車が不法投棄をされた場合の環境負荷を考慮して、リサイクル料金の前払い制度が設けられているのです。
リサイクル料金を支払ったら、前払い証明書が発行されます。自動車を次の保有者に譲渡する場合にも必要になるので、必ず証明書は保管しておきましょう。
エスクード4BA-YEA1Sのリサイクル料金は【¥ 11,930】になります。
ディーラー代行手数料
エスクードを新規購入した場合、車庫証明などの手続きを管轄の警察署や陸運局で行いますが、自分ではできないため、ディーラーに委託することになります。
ディーラーに委託するということは、別途で手数料が必要になってきます。下記ではエスクード4BA-YEA1Sの登録に必要な内容と費用についてご紹介します。
- 新規検査登録費用:¥3,240
- 新規検査登録手続き代行費用:¥ 25,920
- 車庫証明費用:¥2,600
- 車庫証明手続き代行手数料:¥16,200
手続き代行手数料や車庫証明費用、ナンバープレート費用などは店舗や地域によって異なります。
壊れやすい場所や注意する点
エスクードの不具合として代表的なのが異音です。ダッシュボードからコツコツと音がしたり、運転席のシートがガタついて変な音を出したりなど、一般的な車両では感じられない音が確認されることが頻繁に起こっています。
走行に関して支障はありませんが、一部ではオイル漏れなども確認されているので、そうなってしまうと部品やオイル交換が必要になってきます。場合によっては5〜10万円の出費も考えておきましょう。
まとめ
スズキのエスクードは天候や路面を選ばない高性能なSUV自動車ということがわかりました。
雪道や山道でもパワフルな走行をサポートしてくれますが、無理をさせてしまうと、車が故障する原因にもなります。部品などの費用は比較的高いので、日々のメンテナンスが重要になってくるでしょう。