「新古車を買おうと思っているけど、新古車購入の流れってどんな感じなの?スムーズに買い物するために流れだけでもおさえておきたい。」と考えているあなたへ。
今回は【新古車を買うときの流れ】をご紹介します!
購入する前にチェックしておくべきことから実際に契約するときの流れまで、順を追って詳しく解説していきます。
ここでしっかりと流れを覚えておけばスムーズに手続きも進むはず。
目次
新古車を購入する前に確認しておくこと
新車同様の状態かつ格安で買えるのが魅力の新古車(未使用車)。
実際に新古車を買おうと検討している人も多いでしょう。
ただ、いきなり購入しても良いのですが、購入前に確認できることもいくつかあるので、ここでおさらいしておきましょう!
車の相場をチェックしておく
欲しい車種がなんとなくでも定まったら、インターネット上にある中古車検索サイトなどを使って、その車の相場を調べましょう。
ひとくちに新古車といっても販売店によって価格が異なることも。
また同じ車種でも【年式】【走行距離】【ボディカラー】などによって価格が変化するので、時間の許すかぎりチェックしておくことが大切です。
中古車検索サイトにもいくつか種類があるので、複数のサイトを使って欲しい車種を調べると良いでしょう。そうすると何となくの相場感も分かってくるはず。
お店に来たら車の状態を入念にチェック
実際に車を購入するときや下見に来たときは、車の状態を入念にチェックすることが重要です。「車に詳しくないから見ても分からないかも…」と思うかもしれませんが、初心者でもチェックできる項目はあります。次にいくつか挙げてみます。
整備手帳をチェック
売られる車には整備手帳というものが必ずあります。きちんと点検を受けているか、オイル交換は行われているかなど、その車の整備記録が記されているので、しっかりと目を通しましょう。
外装・内装をチェック
車の見た目も確認しましょう。汚れ、ゆがみ、塗装のムラがないか入念に見ることが大切です。
なかでも【ゆがみ】には要注意。新古車であれば可能性は限りなく低いですが、ゆがみのある車は過去に修理歴がある可能性があります。シートベルトのシミなども確認しておくと良いでしょう。
車の装備をチェック
あらゆる車の装備は、ひと通り見ておきましょう。たとえばカーナビやメーター、ライト、空調設備、ハザードランプ、スピーカーなどがきちんと作動するかをチェックします。
試運転でチェック
試運転できる場合は、実際に乗ってみて乗り心地や動作を確認しましょう。ハンドルが重くないか、ハンドルを握らなくてもまっすぐ進むか、ギアをDに入れた状態でハンドブレーキを引いても移動しないかどうかなどを確認しておくと良いでしょう。
新古車を購入する際の全体の流れ
まずは新古車を購入するときの大まかな流れをご紹介します。
最初から順番に挙げると、
【1】予算と車種を決定する
【2】駐車場を確保する
【3】予算に合わせて車を探す(店へ行く)
【4】見積もりを出す
【5】契約の手続きへ
【6】金額を支払う
【7】任意保険の加入
【8】納車
となります。では、それぞれを詳しく解説していきましょう。
予算と車種を決定する
「車が欲しい!」と思っていきなり販売店に行こうとしていませんか?
何の下調べもせずにいきなり中古車販売店に行くと、あちらこちらに目移りしてしまって結局何をしたらいいか分からなくなってしまいます。
せっかくお店に行ったのに優柔不断になると、お店側もどんな車を勧めたらいいか分からなくなってしまいますね。
そこで、まずは「雑誌やインターネットで気になる車をピックアップする」ところから始めましょう。
「だいたい予算はどれくらいなのか?」
「どの車種やグレードが欲しいのか?」
など、大まかで良いので決めておくことが大切です。
駐車場を確保する
大体の予算と車種が決まったら、次は【駐車場の確保】です。
一軒家に住んでいる人であれば駐車スペースがあるかもしれませんが、そうでない人は駐車場を契約しなければなりません。
車を所有するためには同時に「保管する場所も持っている」という証明が必要になります。後で説明しますが、車を保管するための証明として【車庫証明】を提出しなければなりません。
駐車場を借りる上での条件は以下の通りです。
・自分の住所から直線で2km以内であること(法人の場合は事務所)
・問題なく道路から出入りができて自動車全体を収容できる広さの土地
・駐車場を使う権利を持っている
この3つが必須になります。
「車は買ったけど駐車場が契約できていない…」という場合は、車両の登録そのものができないので要注意です。
店へ行く
次はさっそく中古車販売店へ向かいます。
ひとくちに中古車販売店といっても、一般的な中古車販売店やディーラー系中古車販売店、車種のジャンル別中古車専門店など幅広い店舗があります。
どのタイプのお店でも問題ありませんが、例えばミニバンならミニバンの専門店、スポーツカーならスポーツカーの専門店もあります。
車種やグレードによって金額も異なるので、自分の欲しい車に合わせて適切な販売店に行くようにしましょう。
可能であれば2~3軒の販売店から探すのがオススメです。めぼしい販売店が決まったら、お店へ向かいましょう。
買う車が決まったら見積もりを出す
お店に着いたら実車をチェックし、似たような車種があれば比べてみるのも良いでしょう。
車を見て「これに決めた!」と思ったら、実際に車の見積もりを出してもらいます。
実際に見積書に目を通して「予算に見合っているか?」「車検はどれくらい残っているか?」「諸経費はどれくらいかかるのか?」など細かくチェックしましょう。
契約の手続きへ
車の購入を決めたら、正式に契約手続きを進めていきます。
契約の際には印鑑証明や実印、場合によっては住民票が必要になることもあるので、あらかじめ準備しておきましょう。
後に必要書類が揃ったら「自分名義になっているか」「車体番号は間違っていないか」などを確認します。
代金を支払う
契約手続きが終わったら、車の代金を支払います。支払い方法はいくつかあり、現金一括払いや指定口座への振込、ローンなどがあります。
任意保険の加入
納車前に任意保険に加入しておきましょう。
任意保険は自賠責保険のような強制保険ではありませんが、「もしものとき」に備えて加入しておくのがオススメです。
多くの場合、中古車販売店が任意保険の代理をしている場合が多くあります。もちろん自分で保険会社を訪ねて加入してもOKです。
納車
いよいよ納車です。販売店から指定された日に車を受け取りに行く、もしくは自宅まで届けてもらうこともできます。
新古車を探すときの具体的な流れ
続いては新古車を探すときの流れをご紹介します。新古車の中でも人気車種やグレードであれば、すぐに売り切れてしまうことも。そのため、できるだけ効率的に新古車を探す必要があります。
基本的にはインターネットで探すのがオススメ
新古車を探すには、中古車雑誌やチラシ、新聞、インターネットなどさまざまな方法があります。
ただ、効率良く新古車を探したいのならインターネットを使うのがオススメです。
インターネットを使った新古車探しの方法は2つあります。
【1】中古車販売店に車を探してもらう方法
【2】中古車検索サイトを使う方法
【中古車販売店に車を探してもらう方法】では、インターネット上にある専用サイトを使って販売店に無料相談をし、目的の新古車を探してもらいます。
アプリを使ってチャットで簡単に相談できたり、非公開の在庫でも優先的に紹介してもらえます。
次に【中古車検索サイトを使う方法】。
文字通り、現在売りに出されている中古車を検索できるサイトで、欲しい車のメーカーやグレードなどを入力するだけで簡単に車を見つけることができます。
「中古車 検索 サイト」などとキーワードを入れて調べるとたくさんのサイトが出てくるので、複数サイトに登録して探してみるのも良いでしょう。
これらの方法を使って、欲しい車をいくつかピックアップしてみましょう。
新古車を契約する際の具体的な流れ
購入を決定した後の契約手続きについて詳しく解説していきます。
契約手続きを進めていくと、説明が複雑なあまり「なんだそれ?全然わからない…」と思ってしまうことも。
分からない部分があったら遠慮なくお店の人に聞いてください。
契約書そのものの作成は基本的にお店が行ってくれるので心配は無用です。
こちら側がやるべきことは【必要書類の準備】です。
【新古車購入の必要書類は?】
・印鑑証明書(事前に用意すると◯)
・実印(事前に用意すると◯)
・委任状(手続き中に記入)
・車検証(販売店から受け取る)
・車庫証明書(自分で用意or販売店が代行)
・住民票(軽自動車のみ必要)
最重要なのは【実印】です。契約の最中、実印を押す場面が何回もあるので、忘れずに持参しましょう。
また、実印とともに【印鑑証明】も忘れてはいけません。
印鑑証明とは「自分のハンコはきちんと地方公共団体に登録されている」ということを証明するものです。
印鑑証明を持っていることで「本人の印鑑が正しいかどうか」を第三者が確認できます。こちらは市役所や区役所で取得可能です。
次に【車庫証明書】ですが、販売店に代行を依頼する人が多いです。
一方、自分で取得することもできます。車庫証明とは「私は車を保管する場所(駐車場)を持っています」を証明するためのものです。
先述したように、車庫証明ができていないと車両を登録することができません。
自分で取得する場合は警察署へ向かいます。
必要なものは以下の通りです。
【1】自動車保管場所証明書
【2】車庫の位置が分かる地図
【3】保管場所使用承諾証明書(大家さんなどに記入してもらう)
【4】本拠の位置が分かるもの
【5】認印
これらを警察署に提出してOKが出れば、1週間ほどで車庫証明の交付を受けられます。
ただ注意して欲しいのが、証明書発行の代金です。3,000円程かかるので覚えておきましょう。
新古車を納車する際の具体的な流れ
契約が終わって車庫証明も無事に取れたら、いよいよ納車です。
新古車を含む中古車の場合、契約が終わってから納車までは平均1~2週間程度になります。
しかし、販売時の車の状態よってはメンテナンスや修理をすることもあるので、納車日数は少し変わってきます。
車によっては3~4日での納車も可能
車によって納車までの期間は異なりますが、条件によっては3~4日で受け取ることも可能です。
納車方法を短くする方法はいくつかあるので、それぞれご紹介します。
まず1つ目が、【車庫証明を早く取れるとき】です。
車庫証明は「自分で取る」または「販売店にお願いする」のどちらかになりますが、いずれの場合でもスピーディーに取れるのであれば納車までの期間は短くなります。
2つ目が【車検の残存期間があるとき】です。
車検の残存期間があるかないかで納車までの期間も大きく異なります。
ある程度の期間、車検が残っていると点検が少なく済むため納車も早くなります。
3つ目は【販売店から自宅までが近いとき】です。
当然ですが、販売店と自分の家(納車場所)が近いときも、納車期間が短くなります。
4つ目が、【軽自動車を買ったとき】です。
新古車のなかでも軽自動車の手続きは車庫証明がなくてもOKな地域があるため、納車前までの期間が短くなります。
車を受け取る流れは?
いよいよ納車日です!購入した車を受け取る方法は以下の2つになります。
①販売店に車を届けてもらう
②自分で車を取りに行く
事前に販売店から電話が来るので、選んだ方法で車を受け取りましょう。
販売店に車を届けてもらう場合は、店と自宅の距離に応じた代行手数料がかかります。
まとめ
新古車を買うときの流れをご紹介しました。いかがでしたか?
全体の流れはもちろん、買う前に確認すべきこと、契約の書類の準備など覚えておきたいことはたくさんあります。
少し複雑に感じるかもしれませんが、あらかじめ流れを知っておくことで、スムーズに購入することができます。
今回の記事を、ぜひ新古車の購入に役立ててください。