「SUVが買いたいけれど、日産のエクストレイルはどうなんだろう?評判は?特徴や魅力、スペックなどが知りたい」あなたへ。今回は、大手メーカー日産が手がける人気SUV【エクストレイル】を徹底解説します!
エクストレイルの基礎知識をはじめ人気の理由、グレードごとの価格など幅広く解説していきます。
エクストレイルを買おうと検討している人はぜひ参考にしてみてください。
目次
日産エクストレイルとは
日本が誇る自動車メーカー「日産」が手がけるSUV【エクストレイル】。きっとテレビでのCMや雑誌、インターネットなどで見かけたことがある人も多いはず。エクストレエルは日本国内においてポピュラーなSUVです。
数あるSUVの中でも「ミドルクラスSUV」に位置付けられている車種で、アウトドアから街乗りまで多様なシーンで活躍してくれる一台です。エクストレイルが初めて世の中に出たのは2000年。そこから約20年の時が経っていますが、今でも多くのユーザーからの人気を集めています。
エクストレイルは「アウトドアスポーツの醍醐味を楽しみ尽くす人たちへ」というコンセプトのもとで開発されたSUVで、アウトドア向けのさまざまな機能が備わっているのが魅力。
エクストレイルのグレードも多岐にわたっており、日産のプレミアムスポーツブランド「AUTECH」が手がけた高級グレードなども存在しています。
エクストレイルの基本情報
ではエクストレイルの基本情報を見ていきましょう。日産が誇るエクストレイルには、数あるSUVと比べても秀でた特徴がいくつもあります。
先述したようにエクストレイルは「ミドルクラスSUV」という位置付けにあり、アウトドアから街乗りまであらゆる場面でパフォーマンスを発揮します。
ガソリン車とハイブリッド車の2タイプ
ひとくちに「エクストレイル」といってもさまざまなグレードがあり、グレードによって価格帯も異なります。中でもエクストレイルは「ガソリン車」と「ハイブリッド車」の2タイプに分けられます。
ガソリン車は説明するまでもありませんが、ハイブリッド車はガソリンと電気モーターを効率的に動かして走る車のこと。走行時のスピードによって自動的にガソリン・電気モーターのシステムを切り替えることで好燃費が実現できます。
燃費については当然ながらハイブリッド車の方が良くなります。ただハイブリッド車は車両価格が高めになっているのでやや注意です。
オフロードでの突破力
エクストレイルの走破力はSUVの中でもトップクラス。中でも4WDには「インテリジェント4×4」と呼ばれるシステムが搭載されています。
インテリジェント4×4とは走行状況によって駆動モードを選べるシステムのことで、必要に応じて「4WD」「2WD」「オート(AUTO)」の3つのモードを切り替えることが可能です。
例えば悪路に遭遇したときは「4WD」に設定することでグイグイと進むことができます。一方で舗装されている道を走るときは「2WD」に設定しておくとスムーズな走行が可能になります。
オートモードも魅力。文字通り「自動で前のタイヤと後ろのタイヤの駆動力を分配するシステム」で、安定した走行が可能です。ダイヤルをオートに設定しておくと、ドライバーが特に操作することなく常に安定したドライブが可能です。
優れた居住性
エクストレイルの大きな魅力のひとつに「高い居住性」もあります。ミドルサイズSUVながらも、シートスペース・ラゲッジスペース共に広々とした空間が確保されています。成人男性が4人乗ってもノンストレスです。
また車内状況によってシートをアレンジすることも可能で、2列目シートは「センターアームレストスルー」となっているため、真ん中にモノを置くときでも便利です。
さらに後ろの席は倒すことも可能です。シートを倒せばラゲッジスペースが拡大するため、本格キャンプやトレッキングといった荷物の多いアウトドアでもラクラク荷物を積むことができますよ。
運転をサポートするプロパイロット搭載
エクストレイルには「プロパイロット」というシステムを搭載。プロパイロットには主に「インテリジェントクルーズコントロール」と「ハンドル支援」の2つの機能があり、それぞれドライバーの運転を高いレベルでサポートしてくれます。
インテリジェントクルーズコントロールは、先行車との車間距離を保つ機能。一方のハンドル支援は、車線の中央を走るようにステアリングを制御してくれる機能です。
高速道路などにおいてドライバーに変わって快適な運転をコントロールしてくれます。特にアウトドアの帰りなど疲労がたまっている時にはありがたいシステムです。
5人乗り、7人乗り
ミドルサイズSUVに位置付けられているエクストレイルですが、基本的には「5人乗り」。しかし、グレードによっては「7人乗り」を採用しているものもあります(20X)。
7人乗りであれば3列シートが標準装備されており、大家族でも快適な移動が可能になります。また3列目シートを倒せば積載性もアップ。大人数での長旅やアウトドアでも大活躍です。ただ、7人乗りグレードを選べるのはガソリン車だけなので要注意です。
水や汚れに強い
エクストレイルの強みは走行性能やキャパシティだけではありません。「水や汚れへの強さ」にも定評があります。エクストレイルの車内はアウトドア仕様に作られており、フロアやシート、ラゲッジボードなどには水や汚れを防ぐ特殊加工が施されています。
キャンプ中に雨が降ったときでも一切問題ありません。普通の車であれば濡れたキャンプ用品を積むのに抵抗がありますが、エクストレイルなら安心です。
また雪のついたスキーウェアやブーツでも問題なしです。軽く拭けば汚れはキレイに取れます。
やや大きめのボディサイズ
エクストレイルはミドルサイズSUVなので、ボディサイズがやや大きくなります。ボディサイズが大きいと、狭い道では多少運転しにくくなるのがデメリット。
また車高が高いので視認性に優れていますが、対向車とすれ違うときに気を遣うこともあるので注意が必要です。さらにボディが大きいために駐車場にて停めづらさを感じることもあるかもしれません。
デメリットは、あまり良くない燃費性能
多くの高機能を備えているエクストレイルですが、燃費性能は正直今ひとつです。ガソリン車の「20S」では16.0km/L、ハイブリッド車の「20S HYBRID」であれば20km/Lほどの燃費性能。
特にハイブリッドモデルの燃費はあまり誇れるものではありません。他のハイブリッド車であれば30km/Lを超えるものもあるため、エクストレイルの燃費はやや残念と言えるでしょう。その点も考慮しながらエクストレイルを選ぶ必要があります。
エクストレイルの価格
それでは続いて、エクストレイルの価格を見ていきましょう。4WDモデルでのグレード別の価格をまとめたのでご参考にしてください。
またガソリン車とハイブリッド車によって価格も大きく異なります。しっかりと確認して、自分に合ったエクストレイルを選びましょう。
グレード名・ トランスミッション・ 燃費・ 価格
- 20S MR20DD 16 km/L 2,437,560円
- 20X MR20DD 15.6 km/ 2,858,760円
- 20X(3列) MR20DD 15.6 km/L 2,931,120円
- 20Xi MR20DD 15.6 km/L 3,034,800円
- 20S HYBRID MR20DD+RM31(ハイブリッド) 20 km/L 2,829,600円
- 20X HYBRID MR20DD+RM31(ハイブリッド) 20 km/L 3,132,000円
- 20Xi HYBRID MR20DD+RM31(ハイブリッド) 20 km/L 3,302,640円
- 20X エクストリーマーX MR20DD 3,011,040円
- 20X エクストリーマーX(3列) MR20DD 3,083,400円
- 20Xi エクストリーマーX MR20DD 3,187,080円
- 20X HYBRID エクストリーマーX MR20DD+RM31(ハイブリッド) 3,316,680円
- 20Xi HYBRID エクストリーマーX MR20DD+RM31(ハイブリッド) 3,487,320円
- AUTECH MR20DD 3,284,280円
- AUTECH (3列) MR20DD 3,378,240円
- AUTECH i Package MR20DD 3,481,920円
- AUTECH HYBRID MR20DD+RM31(ハイブリッド) 3,634,200円
- AUTECH HYBRID i Package MR20DD+RM31(ハイブリッド) 3,804,840円
3列目シートはあくまでも補助席
「エクストレイルには5人乗りと7人乗りがある」と言いましたが、それぞれシートの列数が異なります。5人乗りは2列シート、7人乗りは3列シートです。
ここでひとつ注意しておきたいのが「3列目シートはそこまで広くない」ということです。確かに7人が座ることは可能ですが、3列目は2列目と比べると狭めに設計されています。
大人が乗った場合、前のシートに膝が当たってしまったり、隣の人と肩がぶつかってしまったりすることも。そのため「3列目シートはあくまでも補助席」として認識しておくと良いでしょう。
ハイブリッド車は「燃費」と「車両価格」で選ぶ
エクストレイルにはガソリン車とハイブリッド車があり、それぞれ燃費と車両価格が異なります。しかし先述したように、エクストレイルのハイブリッド車はあまり燃費が良くありません。加えて車両価格もやや高めになっています。
そのため、その後かかる維持費のことも考えながらエクストレイルを選ぶ必要があります。維持費とはガソリン費や税金などを含む費用のことです。
ハイブリッド車を買うと、エコカー減税が適用されて減税を受けることができます。たしかにハイブリッド車にはメリットがいくつもありますが、エクストレイルの場合、車両価格とガソリン代がかさむため、トータル維持費がやや高くなることが予想できます。もしハイブリッド車を選ぶ場合は、慎重に考えた方が良いでしょう。
エクストレイルの魅力とその理由
それでは最後に、エクストレイルの特に魅力的な部分を掘り下げて解説します!
他のSUVを圧倒する突破力
エクストレイルの最大の魅力はやはり「突破力」でしょう。
先述した「インテリジェント4×4」システムをはじめ、凸凹道などにおける振動の強さによってエンジントルクやブレーキを制御する「アクティブライドコントロール」、コーナリング時などにエンジンブレーキを作動させる「アクティブエンジンブレーキ」などさまざまな機能が搭載されています。
日本においてエクストレイルに突破できない道はないと言っても過言ではないでしょう。
タフな場面で活躍
エクストレイルの大きな魅力のひとつに「タフさ」もあります。2000年の発売当初から現在に至るまで、「高い積載性」と「水や汚れへの強さ」にこだわり続けています。また現行エクストレイルでは車内フロアを水洗いすることも可能です。
またラゲッジルームの積載量は500Lをゆうに超えており、あらゆるアウトドアに対応可能。キャンプはもちろん山登りなど、泊まりがけで行う本格アウトドアでも大活躍してくれます。
オフロードでの突破力はもちろん水や汚れに強いことから「タフさを必要とする場面」で大いに役立ってくれることでしょう。
まとめ
日産が手がける人気SUV【エクストレイル】について徹底解説しました!いかがでしたか?
発売から20年ほど経った今でも多くのユーザーを熱狂させているエクストレイル。その人気の裏にはエクストレイルにしかない魅力がたくさん詰まっています。
エクストレイルを検討している人はぜひディーラーや販売店に足を運んでみてください。エクストレイルを乗りこなして素敵なカーライフを送りましょう!