日産SUV人気2車種のすべてを徹底解説!支持される理由とは

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日産のSUVには<エクストレイル><ジューク>と、傑作車がそろっています。「レジャーでの使い勝手」や「オフロードの走行性能」というSUVに求められる要素を満たしつつも、個性的でファッショナブルなデザインを持つ事で、日産SUVは高く評価されているのです。

今回の記事では日産SUVの人気の秘密と、<エクストレイル><ジューク>のスペック・魅力を紹介します。

日産のSUVは国内販売台数No.1

他のメーカーにない個性

SUVとは何か

SUVとは、<スポーツ・ユーティリティ・ビークル>(Sport Utility Vehicle)の略で、「余暇の遊びやスポーツをする際に使う実用的な車」という意味。SUVは海や山でのレジャーに使用する事が多いため、本来は車高を高くするなどのオフロード走行性能のアップが必須なボディタイプです。

昨今のブームにより、各メーカーからSUVと称するモデルが数多く生み出されました。しかし、本来の特徴であるレジャーでのラゲッジスペースの実用性や、悪路での走行性能をあまり重視せずに、市街地でのオンロード走行を前提に設計された<都会派SUV>とも言える車種もあるのが実状です。

本来のSUVらしさを持つ

そんな中、日産はSUV<エクストレイル>を2000年に販売開始して以来、2回のモデルチェンを経て現行の3代目<エクストレイル>まで、3世代とも4WDグレードをラインアップしています。日産は高いオフロード走行性能のSUVをエントリーし続けているのです。

現行の<エクストレイル>に世界で初めて実装された<インテリジェント ライドコントロール>は、路面の凹凸による車体の上下動を予想してブレーキと駆動系を制御し、揺れや振動を軽減でき、オフロードでも快適な走行が可能。また、ラゲッジボードやシートには防水加工済みの素材が採用されていて、マリンスポーツなどでの使い勝手も十分に考慮されています

日産の先進技術

日産は車の運転・安全に関する先進技術の研究に力を入れています。

プロパイロット

<プロパイロット>は高速道路などでの一定速度での長時間走行や、渋滞走行時の運転操作を自動でサポートしてくれる機能です。前方を走る車との距離を検知してアクセル・ブレーキがコントロールされ、適度な車間距離を保っての走行が可能です。

また、道路上の白線をモニタリングして、車線の中央部分で走行出来るようにハンドリングをアシストしてくれます。

インテリジェント 4×4

日産の4WD車に搭載されている<インテリジェント 4×4>は、走行する路面の状態に応じて前後のトルク配分を自動で100:0から約50:50に切り替える機能です。この機能によって悪路での走破性能が高まり、燃費も向上しています。

ヨーモーメントコントロール

滑りやすい路面状態の道路などでは、運転者が想定したコーナーリングが出来ない事があります。

<ヨーモーメントコントロール>は、ステアリングの操作量を<舵角センサー>から検知、<ヨーレートセンサー>で車の旋回状態を判断して、ドライバーの意志に沿ったコーナーリングを可能にするように自動で前後のトルクを配分するシステムです

エマージェンシーブレーキ

フロントガラス上部に設置されたカメラにより、衝突や接触をしてしまう可能性のある車や歩行者を探知し、警報と共に自動ブレーキが作動します。<エマージェンシーブレーキ>の搭載により、事故の可能性を大幅に減少させる事が出来ます。

日産SUVのおすすめポイント

運転性能も追求したい人に

日産はかつては「走りの日産」と呼ばれたほど走行性能には定評のあったメーカーです。長年に渡って培われた技術力は、SUVの運動性能にも活かされています。

独自のハイブリッドシステム

<インテリジェント デュアル クラッチ コントロール>は日産の<エクストレイル・ハイブリッド>に採用されているシステムで、ハイブリッドの効率化のために1モーターと2クラッチを使用する独特の構造を持っています。

エンジンとモーター、トランスミッションを連携させるのに2つのクラッチを使っていて制御の難しい技術ですが、燃費効率が良くなり低速トルクも引き出せる優れたシステムです。

1.6Lターボエンジン MR16DDT

日産<ジューク>に搭載されているエンジン<MR16DDT>は、1.6Lターボながら最高出力140kw、最大トルク 240N-mと、2.4L NAエンジンなみの性能を誇ります。<ジューク>では変速機にはCVTを採用していて、ターボ車にCVTという珍しい組み合わせになってます。

その加速性能は驚異的で、コンパクトSUVの枠を超えた走りを体感出来るでしょう。

エクストロニックCVT

日産の<エクストロニックCVT(Continuously Variable Transmission)>は、ギヤを使用せずに無段階で速度を調節できる変速システムです。従来のオートマ車やマニュアル車では、加速時にシフトチェンジを必要とするために、どうしても加速感にムラが出てきます。

その点、CVTでは即座にその時に最適なエンジン回転数にする事が可能なので、スムーズで快適な走行をする事が出来るのです。

5人乗り仕様がおすすめ

<エクストレイル>は<2列シート5人乗り>が標準仕様ですが、一部に<3列シート7人に乗り>のグレードも存在します。この3列目のシートは座面が小ぶりで低くなっていて、成人が座ると非常に窮屈で成人の長時間移動には少し無理があります。

しかも3列目のシートを使用すると、2列目シートを前方にスライドしなければならず、2列目シートの足元も狭くなり、圧迫感を感じるようになってしまうのです。さらに、<3列シート車>の2列目シートは、<2列シート車>の2列目シートよりも厚みが薄く、快適性で劣ります。

また、<2列シート車>のほうが、2列目シートが後方にスライドできる幅が大きいです。このように室内の快適性に違いがあるので、<エクストレイル>では<3列シート車>はあまりおすすめできません。

<エクストレイル>での「6人以上の乗車」はあまり実用性がありませんので、もし、日常的に6人以上乗車するのならば、ミニバンを検討したほうが良いでしょう。

日産のSUV エクストレイル

幅広く愛される日本の定番SUV

日産のミドルサイズSUV<エクストレイル>は2000年の発売開始以来、販売台数ランキングでも上位に位置する人気SUVです。オフロードを苦にしない走破性の高さやシート・ラゲッジスペースの防水加工など、本格派SUVとしての性能を有しています。

2015年にフルモデルチェンジされた<3代目エクストレイル>では、そのようなSUVらしさを豊富に持ちながら、女性にも好まれる曲線を取り入れた流麗なボディデザインに変化し、幅広いユーザー層に支持されるモデルとなりました。

<ガソリンエンジン2WD><ガソリンエンジン4WD><ハイブリッド車>と3つのパワートレインがあり、街乗り、オフロード使用、燃費重視など、用途により選択可能なのも魅力の一つです。

エクストレイルの参考データ

サイズ

全長が4,640mmと少し大きめで、ミドルサイズのSUVと言えます。ギリギリ取り回しの良いサイズ感です。

全長 4,640mm
全幅 1,820mm
全高 1,715mm

燃費

<エクストレイル>は、2Lガソリンエンジンを搭載。4WD車・ハイブリッド仕様車もあります。

・2Lガソリンエンジン 15.6~16.4km/L
・2Lハイブリッド ガソリンエンジン 20~20.6km/L

車内空間

<2列シート5人乗り仕様車>と、<3列シート7人乗り仕様車>があります。どちらも2列目を収納する事により、ラゲッジルームを最大化する事が可能で、2列シート車で565L、3列目シート車で445Lもの積載量を確保できます。

ハイブリッド車ではガソリン車とは違い、2列目のスライド・リクライニングが出来ない仕様になっています。ラゲッジスペースもガソリン車より狭くなっているので、室内の快適性を重視する場合は、ガソリン車を選択したほうが良いでしょう。

2列シート・ガソリン車には<防水ラゲッジボード>があり、濡れたり汚れたりしている道具を積んだ後も清掃が簡単です。

デザイン

フロントグリルには日産独特の<Vモーションシェイプ>を採用。ボディはSUVのトレンドの一つとも言える、曲線を生かしたデザインです。

日産のSUV ジューク

これまでにない新しいコンパクトSUV

日産の<ジューク>は、非常に個性的な外観を持つコンパクトSUVです。まずバンパー横に配置された丸型のヘッドライトが目立ちます。<ジューク>のユニークさは、ヘッドライトの上方、ボンネット横の部分にある、ターンシグナルとポジショニングランプです。

この2つが「通常では有り得ないところ」に配置されている事が圧倒的な個性化になっていおり、一度見たら忘れられないエクステリアになっています。外観だけではなく走行性能も高く、特に<1.6Lターボエンジン>は脅威的な加速性能を誇ります。

日産のレース部門でコンプリートカープロジェクトも担当する<NISMO>による特別仕様車<ジュークNISMO RS>は、エンジンやサスペンションなど各部分が走りに特化してブラッシュアップされていて、SUVに「走り」を求めるユーザーにも満足できる仕様になっています。

ジュークの参考データ

サイズ

全長は4,135mmと、SUVとしては小柄な車体です。車幅は1,700mmを超えているため3ナンバー登録になります。

全長 4,135mm
全幅 1,765mm
全高 1,565mm

燃費

<ジューク>には、3つのパワートレインが用意されています。

・1.6L 2WD ガソリンエンジン 18km/L
・1.6L 2WD ガソリンターボエンジン 14.2km/L
・1.6L 4WD ガソリンターボエンジン 13.4km/L

車内空間

テールに向けて上部がスリムになる個性的なデザインのため、リアシートは小さくなっており成人が乗車して長時間移動するのは厳しいです。ラゲッジスペースもあまり大きくはありません。

デザイン

リアのドアノブをウインドウ横に配置して、クーペのような雰囲気を出す事に成功しています。<ジューク>の斬新で個性的な外観は、好みの分かれる所でしょう。

日産のSUV買取価格相場

エクストレイルのリセールバリュー

昨今のSUVブームもあり、一般的にSUVの買取価格は高くなっています。その中でも<エクストレイル>は人気車種という事もあり、リセールバリューの期待できるモデルです。特に2015年以降に生産された現行の<3代目エクストレイル>は人気が高く、高価買取が望めます。

<3代目エクストレイル>の中でリセールバリューが高くなるのは、4WDのハイブリッド車です。具体的なグレードでは<20X>の4WDハイブリッド車。さらにボディカラーが白か黒なら期待値が上がります。

エクストレイルの型落ちモデルも人気

2007~2015年に生産されていたフルモデルチェンジ前の先代の<エクストレイル>は、防水・大容量のラゲッジスペースを持ち、マリンスポーツを中心としたレジャー用途をこなせるSUVとして、中古車市場でも今だに人気の車種となっています。

特にクリーンディーゼルエンジン搭載車は、その経済性から中古市場で評価の高いSUVです。

国産の中古SUVではとくに人気

<エクストレイル>は人気のSUVで販売台数も多いので中古車市場での流通数も多く、中古SUVの中でも人気のある車種になっています。ユーザー層が偏らず幅広い世代からの支持があるため、中古でも売れ筋のSUVです。

日産のSUVでは<ジューク>の中古車も単身者を中心に人気があります。買取価格はコンパクトSUVとしては高めの車種ですが、フルモデルチェンジが近いとの噂もあり、型落ちになってしまうとリセールバリューも一気に下がってしまいますので注意してください。

まとめ


今回は日産のSUVについてお伝えしました。<エクストレイル><ジューク>の2つSUVは、国産SUVとして非常に高いクオリティを持っている車です。この2車種のヒットにより、久々に日産の底力を見る事が出来たと言えるでしょう。

「SUVらしさ」と「先端技術」の詰まった日産の<エクストレイル>と<ジューク>。SUVの購入を検討している方は、せひこの2車種を候補に入れてみてください。