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車をローンで購入!300万円借りた場合の月々の支払いと必要な費用を解説

車を購入する際、多くの人が利用するのが自動車ローン(カーローン)です。特に、まとまった資金を用意するのが難しい場合、ローンを活用すれば無理なく車を手に入れることができます。しかし、実際にローンを組むとなると、「毎月の支払いはいくらになるのか」「どんな費用がかかるのか」「金利によって総支払額はどれくらい変わるのか」など、気になる点が多いのではないでしょうか?

本記事では、自動車ローン(カーローン)の基本的な仕組みや種類、さらに300万円を借りた場合の支払いシュミレーションについて詳しく解説します。自動車ローン(カーローン)を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

自動車ローン(カーローン)とは?

自動車ローン(カーローン)は、金融機関やディーラーなどから必要な資金を借り入れ、車の購入資金を分割で支払うためのローンのことを指します。

手元にまとまった資金がなくても車を購入できる点が大きな特徴であり、銀行系ローンやディーラーローン、残価設定型クレジットローンなど、用途や条件に応じたさまざまな種類があります。

自動車ローン(カーローン)の仕組みと返済の流れ

自動車ローン(カーローン)は、購入時に必要な金額を借り入れ、毎月の支払いで完済する仕組みです。

ローンの申し込みを行うと、金融機関やディーラーが審査を行い、年収や信用情報をもとに借入可能額や金利が決定されます。

契約成立後、金融機関やディーラーが販売店に車両代金を支払い、購入者は契約内容に沿って毎月一定額を返済していく流れとなります。ローンの返済期間は数年単位で設定されることが一般的で、契約内容によってはボーナス払いを組み合わせることも可能です。

自動車ローン(カーローン)を利用するメリット・デメリット

自動車ローン(カーローン)には、手元にまとまった資金がなくても車を購入できるという大きなメリットがあります。

一括購入が難しい場合でも、月々の支払いに分割することで無理なく支払いを進めることができるため、多くの人にとって利用しやすい方法です。

一方で、デメリットとしては利息の負担が挙げられます。

現金一括払いと比べると、ローンを組む方が総支払額が増えるため、金利や返済期間による負担を事前に確認することが重要です。

ローンを組むと毎月の支払いが発生するため、収入が減った場合には負担が大きくなる可能性があります。

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自動車ローン(カーローン)の種類と特徴

自動車ローン(カーローン)にはさまざまな種類や特徴があります。

車を購入する際に利用するローンは主に「銀行のカーローン(マイカーローン)」「ディーラーローン(信販系カーローン)」「残価設定型クレジットローン(残クレ)」「フリーローン(資金使途自由のローン)」の4つに分類されます。

選ぶローンによって金利や審査基準、返済の仕組みが異なるため、それぞれの特徴を解説します。

銀行のカーローン(マイカーローン)

銀行の自動車ローン(カーローン)は、金融機関が提供する自動車購入専用のローンで、一般的に「マイカーローン」とも呼ばれます。銀行が直接融資を行うため、一般的に金利が低めに設定されています。

また、ディーラーローンと異なり、車の所有権は最初から購入者にあるため、ローン完済前でも車を売却しやすいといったメリットも挙げられます。

一方で、銀行の自動車ローン(カーローン)は審査が厳しく、申請から融資実行までに時間がかかったり、ディーラー経由ではなく、個別に銀行と契約を結ぶ必要があるため、手続きの手間がかかることがデメリットです。

ディーラーローン(信販系カーローン)

ディーラーローンは、車の販売店(ディーラー)が提携する信販会社を通じて提供されるローンのことを指します。

ディーラーで車を購入する際にそのまま契約できるため、手続きが簡単で、審査も比較的スムーズに進むのが特徴です。

販売店によっては、キャンペーンを実施しており、条件次第では銀行ローンと同等か、それ以上に有利な金利で借りられることもあります。

ただし、ディーラーローンの多くは信販会社が車の所有権を持つ「所有権留保型」となっており、ローン完済までは購入者が自由に売却できないケースが一般的です。

通常、銀行ローンに比べると金利がやや高めに設定されていることが多いです。

残価設定型クレジットローン(残クレ)

残価設定型クレジットローン、通称「残クレ」は、契約時に数年後の下取り価格(残価)を設定し、その金額を差し引いた額を分割で支払う仕組みのローンです。

通常のローンよりも毎月の支払額が抑えられるため、新車を購入したいが月々の負担を軽くしたい人に向いています。

契約満了時には、「残価を支払って車を買い取る」「ディーラーに返却する」「契約満了後に再びローンを組んで車を購入する」といった選択肢があります。

ただし、返却する場合は契約時に定めた走行距離の制限を超えたり、車両の状態が悪かったりすると、追加費用が発生する可能性がある点に注意が必要です。

フリーローン(資金使途自由のローン)

フリーローンは、資金の使い道が自由なローンのことで、自動車購入以外の目的でも利用できる点が特徴です。

金融機関や消費者金融が提供しており、審査基準が比較的緩い場合もあるため、他の自動車ローン(カーローン)が通らなかった場合の選択肢としても考えられます。

しかし、フリーローンは自動車ローン(カーローン)と比べて金利が高く設定される傾向があり、長期間の返済になると総支払額が大幅に増える可能性があります。

また、自動車ローン(カーローン)とは異なり、車を担保にしないため、審査内容や条件によっては借入額に制限がかかることがあります。

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自動車ローン(カーローン)の契約に必要な諸費用

自動車ローン(カーローン)を利用して車を購入する際には、ローンの返済以外にもさまざまな費用が発生します。契約時には頭金や手数料、保証料などの諸費用が必要になることが多いため、事前に確認しておくことが大切です。

これらの費用を把握しておくことで、想定外の出費を防ぎ、計画的に自動車ローン(カーローン)を利用することができます。

頭金は必要?いくらが適切なのか

自動車ローン(カーローン)を契約する際、頭金を支払うかどうかは契約内容によります。一般的に、頭金を多く用意することで借入額が減り、毎月の返済負担や支払う利息の総額を抑えられます。

頭金の目安は、車両価格の10%〜30%程度が一般的とされています。

例えば、300万円の車を購入する場合、30万円〜90万円程度の頭金を入れることで、借入額を抑えながらローンを組むことができます。

ローンの中には頭金なしでも契約できるものもあるため、手元の資金状況に応じて選択可能です。

ただし、頭金なしで契約すると借入額が増え、毎月の返済負担や利息の支払額が増える点には注意が必要です。

ローン契約時にかかる手数料や保証料

自動車ローン(カーローン)の契約時には、手数料や保証料が発生することがあります。

ローンを組む際には 事務手数料が必要になるケースが多く、ディーラーローンや銀行ローンでは、数千円から数万円かかることがあります。

また、ローンの契約時に保証会社の保証を受ける場合は保証料が発生します。

保証料は契約時に一括で支払う方法と、月々の支払いに上乗せする方法があり、借入額や契約内容によって異なります。

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自動車ローン(カーローン)のローン期間と支払いシュミレーション

自動車ローン(カーローン)を利用する際、ローン期間によって毎月の支払額や利息の総額が大きく変わります。一般的に、短期間で返済すれば毎月の負担は大きくなるものの、利息の総額は少なくなります。一方で、長期間のローンを組めば毎月の返済額を抑えられますが、支払う利息の総額は増えてしまいます。

ここでは、300万円を借りた場合の支払いシュミレーションを、3年・5年・7年のローン期間ごとに、金利3.0%と5.0%のケースで比較しながら紹介します。

300万円の車を3年の自動車ローン(カーローン)で契約した場合

3年間(36回払い)のローンを組むと、毎月の返済額は比較的高くなりますが、支払う利息の総額は最も少なくなります。

金利3.0%の場合、毎月の返済額は約87,200円となり、3年間で支払う利息の合計は約38万円になります。

一方、金利5.0%の場合は、毎月の返済額が約89,900円、利息の合計は約59万円となり、金利が高い分、支払う利息も増加します。

この返済プランは短期間でローンを完済できるため、利息の負担を抑えたい方に適しています。

ただし、毎月の支払い負担が大きいため、収入に余裕があることが前提となります。

300万円の車を5年の自動車ローンで契約した場合

5年間(60回払い)のローンを組むと、3年ローンに比べて毎月の返済額を抑えることができますが、支払う利息の総額は増えます。

金利3.0%の場合、毎月の返済額は約53,900円となり、5年間で支払う利息の合計は約47万円になります。

これに対し、金利5.0%では毎月の返済額が約56,600円となり、利息の合計は約79万円になります。

3年ローンと比べると、毎月の支払い負担は軽減されますが、その分長期間にわたって返済が続くため、完済までの計画をしっかり立てる必要があります。

300万円の車を7年の自動車ローンで契約した場合

7年間(84回払い)のローンを組むと、月々の支払い額は大幅に下がりますが、支払う利息の総額は3年ローン・5年ローンよりもさらに増えます。

金利3.0%の場合、毎月の返済額は約40,600円となり、7年間で支払う利息の合計は約56万円になります。

一方、金利5.0%では、毎月の返済額が約43,200円となり、利息の合計は約102万円となります。

月々の負担を最も抑えられる返済方法ですが、長期間の支払いになるため、その間に収入状況が変化する可能性も考慮する必要があります。

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車の購入後にかかる維持費

車を購入すると、購入後もさまざまな維持費が発生します。主なものとして、ガソリンなどの燃料代や駐車場代、定期的なメンテナンス費用、さらに自動車税や保険料などが挙げられます。

これらのコストは車種や使用状況によって異なりますが、あらかじめ把握しておくことで、購入後の負担を抑えるための計画が立てやすくなります。

燃料代や駐車場代

燃料代は、車の燃費や走行距離によって大きく変わります。

例えば、燃費が15km/Lの車で月に1,000km走る場合、ガソリン価格が1Lあたり170円とすると、1ヶ月のガソリン代は約11,300円になります。

一方、燃費が10km/Lの車で同じ距離を走る場合、かかるガソリン代は約17,000円になり、燃費の違いが維持費に大きく影響することが分かります。

また、車を所有するには駐車スペースが必要になります。駐車場代は地域によって大きく異なり、地方では月額2,000円〜5,000円程度で借りられることもありますが、東京などの都心部では月額30,000円〜50,000円になることも珍しくありません。もし自宅に駐車スペースがない場合は、毎月の固定費として駐車場代を考慮する必要があります。

定期的なメンテナンス費用(車検・点検など)

車を安全に走らせるためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。

特に、車検は法律で義務付けられており、新車購入後は3年目、それ以降は2年ごとに受ける必要があります。

車検費用は車種や業者によって異なりますが、軽自動車の場合は約60,000円〜90,000円、普通車なら100,000円〜150,000円程度が一般的です。

また、車検以外にも定期点検やオイル交換、タイヤやワイパーゴムなどの消耗品の交換費用がかかります。

これらのメンテナンスを怠ると、故障のリスクが高まり、結果的に修理費用が増える可能性もあるため、計画的に整備を行うことが重要です。

自動車税や自賠責保険

車を所有するには、毎年の自動車税と自賠責保険料の支払いが必要になります。

自動車税は排気量によって異なり、例えば軽自動車は10,800円、1.5Lクラスの普通車では30,500円、2.0Lクラスでは39,500円です。排気量が大きいほど税額も高くなるため、維持費を抑えたい場合は、税負担の少ない車を選ぶのも一つの方法です。

自賠責保険は、車検時に必ず加入する必要があり、自家用普通自動車が24ヶ月分で17,650円、軽自動車が17,540円円かかります。※2025年度

万が一の事故に備えて加入する任意保険は、年齢や補償内容によって異なりますが、年間で20,000円〜100,000円程度の費用がかかります。

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300万円の車をローンで購入する際のポイントと注意点

車をローンで購入する際は、毎月の支払い額だけで判断するのではなく、ローン全体の支払総額や維持費、中古車という選択肢も含めて、幅広い視点から検討することが大切です。

車は購入して終わりではなく、その後の維持費が継続的にかかるため、トータルでどれくらいの費用になるのかを把握したうえで、無理のない返済計画を立てる必要があります。

また、車を購入する際は、新車だけでなく中古車を選ぶことで、コストを抑えながら希望に近い車種やグレードを手に入れられる可能性も広がります。

ローンの総支払額を意識する

車のローン契約をする際は、月々の返済額ばかりに注目せず、最終的に支払う総額をしっかり確認することが重要です。

300万円の車を5年ローン(60回払い)で購入した場合、金利が3%なら総支払額は約322万円、5%なら約340万円にまで膨らみます。

このように、金利の違いや返済期間の長さによって、支払う金額が大きく変わるため、ローン契約は利息を含めた「総支払額」で判断することが大切です。

購入後の維持費まで考える

車を購入する際には、返済額だけでなく、維持費についても十分に考慮する必要があります。

自動車保険は年齢や車種によって異なりますが、年間で数万円から10万円以上かかるケースもあります。さらに、エンジンオイルやタイヤの交換などのメンテナンス費用も含めると大きな負担になります。

特に、車検の時にはまとまった費用が発生し、普通車であれば2年ごとに10万円以上かかるのが一般的です。部品の交換が必要な場合は、それ以上の費用がかかることもあります。

こうした維持費を事前に把握し、支払いのシミュレーションをしておきましょう。

中古車も検討する

300万円の予算があれば新車の購入も可能ですが、中古車であれば、新車では手が届かない上位グレードや充実した装備の車でも予算内に収まることがあります。

新車は購入直後から価値が下がり、一般的に3年で30%程度、5年で50%程も下落するといわれています。中古車であれば、値下がりした価格で購入できるため、リセールバリューの変動が緩やかになるというメリットがあります。

ただし、中古車は車両ごとの状態に差があるため、購入時には走行距離や修復歴、保証の有無などを慎重に確認することが重要です。

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まとめ

車を購入する際の重要なポイントや、ローンを利用する場合の注意点についてご紹介しました。

車購入時は、購入価格だけでなく、ローンの返済計画や維持費も含めたトータルコストを考慮することが大切です。頭金やボーナス払いをどのように活用するか、また、新車か中古車かを選ぶ際のメリット・デメリットについても理解しておくことで、無理のない支払い計画を立てやすくなります。

これから車を購入しようと考えている方は、これらの情報を参考に、自分に合った購入方法を選んで、後悔のないカーライフを楽しんでください。

よくある質問

自動車ローンの頭金はいくら入れた方がいい?

頭金は必須ではありませんが、多く入れるほど月々の返済額を抑えられ、利息負担も少なくなります。一般的には車両価格の20%〜30%程度を頭金として用意するのが理想的ですが、自己資金やライフプランに合わせて無理のない範囲で設定しましょう。

自動車ローンはボーナス払いも利用した方がいい?

ボーナス払いを併用すると毎月の返済額を減らせますが、ボーナスは景気や会社の業績によって変動するリスクがあります。そのため、安定した収入が期待できる場合に限定して活用するのが無難です。万が一ボーナスが減った場合にも対応できるよう、無理のない返済計画を立てることが大切です。

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