SUVやミニバン、軽自動車など幅広い車に採用される四角いボディは、デザインも豊富で多くの方に支持されています。
この記事では、四角いボディのメリット・デメリットや、人気の四角い車を紹介します。
車のボディタイプ
車にはセダンやクーペ、ステーションワゴン、ミニバン、SUVなど、多彩なボディタイプがあります。
中でも、SUVやミニバンでは荷室や室内空間の拡充などのため、多くの車種が四角い箱型ボディを採用しています。
最近では、見た目の美しさが際立つクーペスタイルも流行していますが、四角い箱型ボディも、その力強いスタイルや使い勝手の良さから人気は健在で、多くのメーカーからラインアップされています。
四角いボディが採用されるのはなぜ?
四角いボディは、スタイルだけではなく実用性にも優れています。
天井高の高いミニバンや軽ハイトワゴンは室内が広くより快適な空間を実現できるほか、悪路走破性に優れたSUVでは四角いボディによる見切りの良さ、地上クリアランスの確保など、多くのメリットがあります。
ただし、四角いボディにより空気抵抗の悪化やコーナリングの不安定さなどのデメリットも。
それぞれのメリット・デメリットを確認していきましょう。
四角い車のメリット
四角い車の大きなメリットは、車内空間の広さ、運転のしやすさ、SUVに求められる悪路走破性の高さなどが挙げられます。
それぞれのメリットについて解説していきます。
車内空間が広い
箱型ボディの最大の特徴として、車内空間の広さがあります。ルーフが高いことで圧迫感が少なく、ゆとりのある室内を実現。自転車など大型の荷物も積載可能で、実用性に優れたボディ形状といえるでしょう。
特に、軽自動車ではボディサイズ規格があるため、高さを出すことでサイズ以上のゆとりを感じることができます。
見切りが良く運転しやすい
四角いボディは大きく見えるため、運転しにくい印象があるかもしれませんが、角があることでフロントやリアエンドまでの見切りが良く、運転がしやすい特徴もあります。
例えば、教習車に角張ったセダンが多いのは、見切りが良く車両感覚をつかみやすいといった理由からです。
クロカンと呼ばれる本格オフローダーSUVに角張ったデザインが多いのも、林道など狭い悪路を走行する際に車両感覚がつかみやすいことからです。
悪路走破性の高い車が多い
前述の車両感覚がつかみやすいというメリットに加え、四角いボディではアプローチアングルが確保しやすいことから、SUVに多く採用されています。
急勾配の坂や岩山などを乗り越えていく本格オフローダー車には、最低地上高に加え、前後のアングル角度を確保することが必要となってきます。
このことからSUVでは、四角いボディが選ばれる理由の一つです。
四角い車のデメリット
四角い車にはメリットだけでなく、デメリットも併せ持っています。
空気抵抗の大きさや衝突時の安全性などは、角張ったボディならではのデメリットといえるでしょう。
空気抵抗が大きい
四角い角張ったデザインにより、空気抵抗が大きくなってしまうことはデメリットです。
高速走行時において、丸みを帯びたボディに比べると風の影響を受けやすく走行が安定しない、速度が上がりにくいほか、燃費が悪いといったデメリットがあります。
スポーツカーではないため、走行性能に関しては実用面において気にならない程度とはいえガソリン価格が高い昨今においては、燃費性能は気になるところでしょう。
四角い車すべてが燃費性能が悪いというわけではありませんが、こうしたデメリットがあることは知っておきましょう。
コーナリング性能が劣る
全高が高く設定されている四角い車は重心が高くなるため、コーナリング時にふくらみやすい点もデメリットです。
また、横風の影響も思いのほか大きく受けることから、直進安定性も劣ります。とはいえ、スポーツ走行を行う車ではないので、常識的な範疇で走行する分には問題ないレベルともいえるでしょう。
衝突時の安全面で不利
車の安全性能基準が厳しくなってきたことで、四角い車は不利な状況となっています。
衝突時において、衝撃をある程度逃すことができる丸いボディに比べると、四角いボディの場合は跳ね飛ばしてしまいます。
そのため、素材やバンパーデザイン、突起物を少なくするなどの工夫により安全基準をクリアしています。
安全装備搭載車両であれば、衝突を軽減または回避することが可能とはいえ、ボディタイプにかかわらず、日頃から安全運転を心がけることが重要です。
人気の四角い車15選
ここからは、人気の四角い車を15車種をご紹介。新型モデルだけでなく、いまは中古車でしか手に入らないあのモデルまで、一挙に紹介していきます。
スズキ ジムニー
ジムニーは、軽自動車でありながら本格クロカンモデルとしての性能を誇る大人気モデルです。
SUVらしい、屈強な見た目の四角いボディは、オフロード性能を高くもつよう入念に設計されています。
205mmの最低地上高に加え、荒れた路面をはじめとした厳しい環境でも障害物に接触しないよう3アングルを確保することで高い走破性を誇ります。
軽自動車ならではの最小回転半径4.8mは、狭い道での切り返しもスムーズです。
スズキの予防安全技術「SUZUKI Safety Support」が搭載されており、衝突被害軽減ブレーキによるサポートも万全です。
エンジンは、R06A型ターボエンジンが搭載され、MT/ATを選択できるので、運転を楽しみたい方であれば、5MTモデルがおすすめ。
日常使いからレジャーまで、とにかく楽しめる1台です。
【スズキ ジムニー XC 5MT】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,395mm×1,475mm×1,725mm |
ホイールベース | 2,250mm |
最大乗車定員 | 4名 |
車両重量 | 1,040kg |
燃費 | WLTCモード:16.6km/L |
エンジン種類 | 水冷4サイクル直列3気筒インタークーラーターボ ガソリン658cc |
エンジン最高出力 | 47kW(64ps)/6,000rpm |
エンジン最大トルク | 96N・m(9.8kg・m)/3,500rpm |
駆動方式 | パートタイム4WD |
トランスミッション | 5MT |
新車価格 | 1,730,000円(消費税抜) |
(2025年1月現在 スズキ公式サイトより)
トヨタ ランドクルーザー“250”
ランドクルーザー プラドの後継モデルとして大注目の中登場したのが、ランドクルーザー“250”です。
原点回帰をテーマとしたこのモデルは、本格オフロード車としての性能向上に加え、ムダを削ぎ落した質実剛健なスタイル、様々な生活スタイルに応える機能性など、人々の生活を支える最強オフロード車に仕上がっています。
全長4,925mm×全幅1,940-1,980mm×全高1,925-1,935mmの迫力あるボディは、全体として機能美を感じるシンプルさと、盛り上がったオーバーフェンダーや無骨なバンパーはSUVらしい力強さを感じるスタイルです。
ランドクルーザー“250”は、ラダーフレームとなるGA-Fプラットフォームを採用。走行支援モードとなるマルチテレインセレクトや低速走行が可能なクロールコントロール、スリップ状態から時の素早い脱出を可能とするアクティブトラクションコントロールなど、高い走破性を誇る機能が充実しています。
また、電動パワーステアリングを採用したことで、操舵力の向上、疲れにくいステアリングフィールも特徴といえます。
ランドクルーザー プラドと比べてボディが一回り以上大きくなり、積載力UPに加え広々とした室内空間など、ファミリーカーやレジャーに大活躍の、実用性の高い1台です。
【トヨタ ランドクルーザー“250” VX ディーゼル車】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,925mm×1,980mm×1,925mm |
ホイールベース | 2,850mm |
最大乗車定員 | 7名 |
車両重量 | 2,380kg |
燃費 | WLTCモード:11.0km/L |
エンジン種類 | 直列4気筒 ディーゼル2,754cc |
エンジン最高出力 | 150kW(204ps)/3,000-3,400rpm |
エンジン最大トルク | 500N・m(51kgf・m)/1,600-2,800rpm |
駆動方式 | 4WD |
トランスミッション | Direct Shift-8AT(電子制御8速オートマチック) |
新車価格 | 5,727,273円(消費税抜) |
(2025年1月現在 トヨタ公式サイトより)
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三菱 デリカミニ
三菱の軽スーパーハイトワゴンのデリカミニは、SUVスタイルのルックス、スライドドアを備えた実用性の高い人気モデルです。
ワゴンボディでありながら4WDモデルでは最低地上高160mmと高めに設定されており、悪路走破性が高く、空転時の発進補助となるグリップコントロールや下り時の速度キープを行うヒルディセントコントロールなどの機能も備わっています。
全車ハイブリッドシステムが搭載され、モーターによるエンジンアシスト、オートストップ&ゴー機能などによる高い燃費性能も特徴です、
また、ターボモデルのラインアップもあり、ターボ非搭載車と比べ高い走行性能を誇ります。特に、低回転域より最大馬力を発揮することから加速性能は十分に感じられるでしょう。
デリカミニは高いアイポイントや良好な見晴らし、小回りが効くことで運転のしやすい1台です。
さらにグレードによっては、運転アシストでもある「マイパイロット」が装備され、高速道路において全車との速度コントロールやステアリング制御による運転負荷軽減を行ってくれます。
ステアリングヒーターやシートヒーターをはじめとした快適装備も充実しており、使い勝手に優れたおすすめモデルです。
【三菱 デリカミニ G Premium 4WD】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,395mm×1,475mm×1,830mm |
ホイールベース | 2,495mm |
最大乗車定員 | 4名 |
車両重量 | 1,050kg |
燃費 | WLTCモード:19.0km/L |
エンジン種類 | DOHC 12バルブ・3気筒 ガソリン659cc |
エンジン最高出力 | 38kW(52ps)/6,400rpm |
エンジン最大トルク | 60N・m(6.1kgf・m)/3,600rpm |
モーター種類 | 交流同期電動機 |
モーター最高出力 | 2.0kW(2.7ps)/1,200rpm |
モーター最大トルク | 40N・m(4.1kgf・m)/100rpm |
駆動方式 | 4WD |
トランスミッション | CVT(自動無段変速機) |
新車価格 | 1,835,000円(消費税抜) |
(2025年1月現在 三菱公式サイトより)
ジープ ラングラー
ジープが誇る唯一無二のオフロードモデルでもあるラングラーは、オフローダーらしい角ばった力強いスタイルに、高い悪路走破性、実用性も備わっていることで高い人気を誇るモデルです。
ジープ伝統でもある7スロットグリルに大きく張り出したオーバーフェンダーは、迫力あるスタイルと屈強なデザインが特徴的です。
クライスラー・ジープ独自の性能試験合格を示す称号「Trail Rated®」を与えられた車だけあり、圧倒的なパフォーマンスが最大の魅力です。
電子制御式センターデフを搭載したセレクトトラックフルタイム4WDシステムでは、各環境に合わせレンジを切り替えることで高い走破性を発揮します。また、最上級グレードでもあるRUBICONでは、究極の4WDシステムともよべるロックトラックフルタイム4×4システムが搭載されジープモデルにおいて最大の走破性能を誇ります。
ラングラーは無骨なデザインとは裏腹に、先進技術が搭載されていることも注目ポイントです。12.3インチタッチパネルモニターの搭載、メーター部にはフルカラー7インチマルチディスプレイが搭載され、車両状態だけでなくナビ画面を表示することで視線移動が少なくでき、安全性が向上します。
また、安全装備となる前車衝突警報システムでは、音と表示でドライバーに告知、応対がない場合はブレーキアシストにより衝突軽減を支援してくれます。
オフロードを物ともしない高い走破性能はラングラーの持つアドバンテージでもあり、長く支持され続けている1台です。
【ジープ ラングラー UNLIMITED SAHARA】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,870mm×1,895mm×1,845mm |
ホイールベース | 3,010mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 2,000kg |
燃費 | WLTCモード:10.8km/L |
エンジン種類 | 直列4気筒 DOHCターボ ガソリン1,995cc |
エンジン最高出力 | 200kW(272ps)/5,250rpm |
エンジン最大トルク | 400N・m(40.8kg・m)/3,000rpm |
駆動方式 | 後2輪・4輪駆動・オンデマンド方式(選択式) |
トランスミッション | 電子制御式8速オートマチック |
新車価格 | 7,627,273円(消費税抜) |
(2025年1月現在 ジープ公式サイトより)
メルセデス・ベンツ Gクラス
世界において最強クラスのオフロード性能を誇るモデルがGクラス。
1979年に誕生したGクラスは、高い悪路走破性に加え、安全性や快適性、高級感など、どれをとっても高いパフォーマンスを発揮し、多くの人から支持され続けている本格オフロード車です。
丸型のヘッドライトにスリーポインテッドスターが鎮座した存在感あるグリル、頑強なボディをイメージさせる四角いボディは、力強い迫力あるエクステリアとなっています。
インテリアでは、最新のMBUXを備えた最新テクノロジーを搭載、本革シートや各パネルの加飾、アンビエントライトなどオフロード車でありながら上質な室内空間を実現しています。
Gクラスには、ラダーフレームが採用され、4WDシステムや最低地上高をはじめとしたロードクリアランスの確保、センター/リア/フロントのデフロック機能を備えることで高い走破性を実現しています。エンジンは3L直列6気筒ディーゼルエンジンと4.0L V8ガソリンエンジンがラインアップしており、モーターを介したマイルドハイブリッドシステムとなるISGが組み合わされています。
走行状況に合わせてダンパーの減衰力を自動調整するアダプティブダンピングシステムが採用されていることで、街中でも快適な走行を実現することでオフロード、オンロードともに快適な走行が可能です。
どの機能をとっても世界最上クラスだけあり、新車ではなかなか手が出ませんが、ステータス性が高いモデルだけに憧れている方の多いオフロード車です。
【メルセデス・ベンツ G 450 d】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,670mm×1,930mm×1,980mm |
ホイールベース | 2,890mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 2,540kg |
燃費 | WLTCモード:11.7km/L |
エンジン種類 | 直列6気筒 ディーゼル2,988cc |
エンジン最高出力 | 270kW(367ps)/4,000rpm |
エンジン最大トルク | 750N・m/1,350-2,800rpm |
モーター種類 | 交流同期電動機 |
モーター最高出力 | 15kW/2,000rpm |
モーター最大トルク | 208N・m/100rpm |
駆動方式 | 4WD |
トランスミッション | 電子制御9速A/T |
新車価格 | 16,581,819円(消費税抜) |
(2025年1月現在 メルセデス・ベンツ公式サイトより)
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ランドローバー ディフェンダー
ランドローバーにおいて最高クラスの走破性を誇るディフェンダーは、1990年に登場以来長く支持されているモデルです。
過酷な環境下でも走破する4WDシステム、電子制御式エアサスペンションでは標準車高から40mm低いアクセス向け車高から、最大75mmアップのオフロード向け車高まで調整可能。これにより、渡航性能は最大渡河水深900mmと圧倒的な数値となっているほか、ヒルディセントコントロールやオールテレインプログコントロールなど、これまで培ってきた多くの技術が搭載され「不可能を可能にする」キャッチコピーとおりの高い走破性となっています。
ディフェンダーには90/110/130が用意されており、大きく違うポイントは全長で、110/130では3列シートが搭載され、7人/8人乗りが可能となります。(ディフェンダー110はオプション設定)
また、最上級グレードとなるOCTAは、4.4L V8ツインターボとハイパワーエンジンが搭載されているほか、6Dダイナミクスエアサスペンションが搭載されるハイパフォーマンスモデルです。
シンプルなボディでありながら、隆起したボンネット、オーバーフェンダーなど力強さを感じさせ、横開きのテールゲートを採用した個性的なリアデザインが特徴的です。室内ではウィンザーレザーが用いられ上質な空間であるとともに、大型のセンターコンソールや収納ポケットなどシンプルで使い勝手に優れた実用的なインテリアとなっています。
4輪駆動車を専門とするランドローバーが手掛ける最高峰のディフェンダーも注目しておきたい1台です。
【ランドローバー ディフェンダー110 X-Dynamic SE D350 ディーゼルマイルドハイブリッド】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,945mm×1,995mm×1,970mm |
ホイールベース | 3,020mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 2,430kg |
燃費 | WLTCモード:10.5km/L |
エンジン種類 | 直列6気筒ディーゼルマイルドハイブリッド2,993cc |
エンジン最高出力 | - |
エンジン最大トルク | - |
駆動方式 | 4WD |
トランスミッション | 8AT |
新車価格 | 8,909,091円(消費税抜) |
(2025年1月現在 ランドローバー公式サイトより)
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三菱 デリカD:5
ミニバンとSUVを融合した唯一無二のスタイルが人気なのがデリカD:5です。
SUV顔負けの高い走破性に加え、スライドドアや広い室内空間などミニバンのメリットも併せ持っていることが特徴です。押し出しの強いフロントマスクにSUVのようなバンパー形状は迫力あるスタイルで個性的なデザインとなっています。
デリカD:5に搭載されている4WDシステムは、三菱自動車独自のAWD思想に基づいたレスポンスの高い電子制御4WDが搭載されています。4輪すべてのグリップを最大限に確保することで路面状況を選ばない高い走破性となっていることで、オフロードにおける性能も高いものとなっています。
また、2WD/4WDオート/4WDロック3つのドライブモードが選択可能で、4WDロックモードでは後輪への駆動配分を高くすることで優れた走破性を実現しています。
さらに、185mmとミニバンとしては高い最低地上高を確保することで、悪路走破も高められていることが特徴といえるでしょう。
快適装備も充実しており、ワンタッチ電動スライドドアや電動サイドステップ、ステアリングヒーターやシートヒーターなどファミリーカーとしても十分以上に活躍することでしょう。
7人/8人乗りモデルを選択可能で、多人数乗車が可能であることもミニバンならではの強みといえます。
キャンプなどアウトドアを趣味とするファミリーカーを探している方は、本格SUV並の性能を誇るデリカD:5がおすすめです。
【三菱 デリカD:5 G-Power Package 7人乗り】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,800mm×1,795mm×1,875mm |
ホイールベース | 2,850mm |
最大乗車定員 | 7名 |
車両重量 | 1,970kg |
燃費 | WLTCモード:12.6km/L |
エンジン種類 | DOHC16バルブ4気筒 ディーゼル2,267cc |
エンジン最高出力 | 107kW(145ps)/3,500rpm |
エンジン最大トルク | 380N・m(38.7kgf・m)/2,000rpm |
駆動方式 | 4WD |
トランスミッション | 8速スポーツモードA/T |
新車価格 | 4,086,000円(消費税抜) |
(2025年1月現在 三菱公式サイトより)
トヨタ ルーミー
トヨタ ルーミーはコンパクトサイズのトールワゴンで、コンパクトでありながら広い室内空間が魅力の1台です。
室内高1,355mm、室内長2,180mmと広々とした空間で、大人が乗ってもゆったりした後席が確保されています。
ワンタッチオープンの両側パワースライドドアにはウェルカム機能が搭載され、ドアオープン予約を行ったのちに車両に近づくとドアロックが解錠され、自動でスライドドアがオープンする便利な機能も備わっています。
また、高いアイポイントに広いフロントガラス、水平基調デザインは見晴らしが良く運転しやすい点もポイントでしょう。
さらに、軽自動車なみの最小回転半径4.6mを誇り、狭いスペースでの駐車や切り返しも楽に行うことができます。
ルーミーは、ターボエンジンも選可能で、1Lながら1.5Lクラスのエンジン性能を発揮。高速走行や合流時にストレスの少ない走行性能を実現しています。
安全装備となる衝突回避支援ブレーキをはじめ、車線逸脱警報や全車追従機能付ACCなども搭載されているため、安心して運転することができます。
運転に不慣れな方でも比較的運転しやすく、実用性が高いモデルといえるでしょう。
【トヨタ ルーミー カスタムG-T】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,705mm×1,670mm×1,735mm |
ホイールベース | 2,490mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 1,110kg |
燃費 | WLTCモード:16.8km/L |
エンジン種類 | 直列3気筒DOHCインタークーラー付ターボ996cc |
エンジン最高出力 | 72kW(98ps)/6,000rpm |
エンジン最大トルク | 140N・m(14.3kgf・m)/2,400-4,000rpm |
駆動方式 | 2WD(前輪駆動方式) |
トランスミッション | CVT |
新車価格 | 2,052,000円(消費税抜) |
(2025年1月現在 トヨタ公式サイトより)
スズキ スペーシア
スズキ スペーシアは使い勝手の良い軽スーパーハイトワゴンで、快適な広々空間が魅力のモデルです。
注目ポイントは後席空間で、、フラップの位置や角度を調整し、オットマンや脚のサポート、荷物の落下防止などに対応できるマルチユースフラップが装備されています。
また、左右独立シートスライド&リクライニング機構、高い天井高によりゆったりとした後席空間を実現。
さらに、自転車などの大きな荷物も積載可能なシートアレンジなど、実用性にも優れています。
ファミリーユーザーに重宝されるパワースライドドアも備わっているほか、前方の広さ、アイポイントの高さもあるため、運転に不慣れな方も安心して運転することができるでしょう。
スペーシアには、専用のエアロバンパー、LEDヘッドランプ、リアコンビネーションランプなどを装備したカスタムグレードが設定されています。スタイリッシュなデザインで、グレードによってターボエンジンが搭載されていることから、見た目や走行性能を重視する方におすすめです。
スペーシア、スペーシアカスタムともに、豊富なボディカラーが用意されています。2トーンカラーも設定されているので、自分好みの1台を見つけることができるでしょう。
スライドドアに広い室内空間、積載力など日常における様々なシーンで大活躍する1台です。
【スズキ スペーシア HYBRID X 2WD】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,395mm×1,475mm×1,785mm |
ホイールベース | 2,460mm |
最大乗車定員 | 4名 |
車両重量 | 880kg |
燃費 | WLTCモード:23.9km/L |
エンジン種類 | 水冷4サイクル直列3気筒 ガソリン657cc |
エンジン最高出力 | 36kW(49ps)/6,500rpm |
エンジン最大トルク | 58N・m(5.9kg・m)/5,000rpm |
モーター種類 | 直流同期電動機 |
モーター最高出力 | 1.9kW(2.6ps)/1,500rpm |
モーター最大トルク | 40N・m(4.1kg・m)/100rpm |
駆動方式 | 2WD(前2輪駆動) |
トランスミッション | CVT |
新車価格 | 1,550,000円(消費税抜) |
(2025年1月現在 スズキ公式サイトより)
ホンダ N-BOX
ホンダ N-BOXは、国内販売台数No.1を記録する人気の軽スーパーハイトワゴンです。N-BOXには、シンプルで落ち着いた雰囲気のベースモデル、ドアミラーやアウターハンドルなどがオフホワイトでオシャレなファッションスタイル、各部がブラックアウトされSUVルックに仕立てられたJOY、スポーティなスタイルでホンダ初採用となるダイレクトプロジェクション式のLEDヘッドライトを備えた上級グレードのカスタムが展開されています。
豊富なスタイルが用意され、好みにマッチしたモデルを選択できるのはN-BOXの強みといえるでしょう。
室内も、スーパーハイトワゴンならではの広々とした車内スペースとなっており、前後席ともにゆったりと座れる足元空間、シートを倒すことで自転車も積める積載力など、高い利便性となっています。
また、パワースライドドアも備えられ、ミニバン並の開口幅や予約ロック機能など、充実した装備も魅力ポイントでしょう。
N-BOXには、安全装備となるHonda SENSINGが搭載されフロントビューカメラと前後8つのソナーセンサーによる高い検知能力、衝突軽減ブレーキや歩行者との衝突回避支援など先進技術が組み込まれています。
デザイン性、快適性、利便性、安全性などがバランス良く優れていることが人気を博している理由といえます。
【ホンダ N-BOX FF】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,395mm×1,475mm×1,790mm |
ホイールベース | 2,520mm |
最大乗車定員 | 4名 |
車両重量 | 910kg |
燃費 | WLTCモード:21.6km/L |
エンジン種類 | 水冷直列3気筒横置 ガソリン658cc |
エンジン最高出力 | 43kW(58ps)/7,300rpm |
エンジン最大トルク | 65N・m(6.6kgf・m)/4,800rpm |
駆動方式 | FF |
トランスミッション | 無段変速オートマチック(トルクコンバーター付) |
新車価格 | 1,536,000円(消費税抜) |
(2025年1月現在 ホンダ公式サイトより)
トヨタ アルファード
キング・オブ・ミニバンと名高いトヨタ アルファードは、2023年のフルモデルチェンジ以降も長納期化が続く、大人気のミニバンです。
内外装ともに高級感があり、広い室内は使い勝手に優れているほか、4座シートモデルではVIP送迎にも活躍するなど、幅広いシーンで大活躍する1台です。
エクステリアでは、フロント大部分を占めるグリルが迫力あるスタイルとなっているほか、各部のメッキパーツによる高級感、デザイン性の高いLEDヘッドランプ、リヤコンビネーションランプが特徴的です。
ウッドパネルや革シートなどを使用した高級感あるインテリアは、14インチのディスプレイオーディオ、アンビエントライト、後部天井には証明や各種スイッチ、エアコン吹き出し口などが集約されたスーパーロングオーバーヘッドコンソールが搭載されるなど、豪華な仕様となっています。
また、駐車操作支援や渋滞時における車両操作支援を行うトヨタチームメイト(Executive Loungeに標準装備)や衝突回避支援、交差点時の検知機能、緊急時操舵支援機能など充実した安全装備も搭載されています。
見た目の良さやラグジュアリーなインテリアなどが人気であると同時に、アルファードを所有することが一つのステータスになっていることも人気の理由といえるのかもしれません。
【トヨタ アルファード Z ガソリン車 2WD 】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,995mm×1,850mm×1,935mm |
ホイールベース | 3,000mm |
最大乗車定員 | 7名 |
車両重量 | 2,060kg |
燃費 | WLTCモード:10.6km/L |
エンジン種類 | 直列4気筒 ガソリン2,493cc |
エンジン最高出力 | 134kW(182ps)/6,000rpm |
エンジン最大トルク | 235N・m(24.0kg・m)/4,100rpm |
駆動方式 | 2WD(前輪駆動方式) |
トランスミッション | Super CVT-i(自動無段変速機) |
新車価格 | 5,045,455円(消費税抜) |
(2025年1月現在 トヨタ公式サイトより)
日産 エクストレイル(T31型)
2010年〜2013年まで販売されていた、日産 エクストレイル(T31型)はタフでSUVらしいデザインが特徴的な人気のモデルとなります。
T31型エクストレイルに搭載されているALL MODE 4×4-iは、ニュートラルステアが維持されるよう前後トルク配分を制御することで操縦安定性、走破性の向上を実現しています。さらに、ヒルスタートアシストやヒルディセントコントロール、ドライバーの意図するコーナリングを可能とする前後トルク配分を行うヨーモーメントコントロールなどが装備されています。
エンジンには、2.0Lクリーンディーゼルエンジンが設定され、2,000rpmと低回転域から360N・mと高いトルクを発生することでスタート時の加速、悪路においても高い走破性を実現します。
室内では、シートやフロアをはじめ防水素材や加工された素材が多く採用されています。レジャーやマリンスポーツでも使いやすい車です。
また、全席シートヒーターが設定可能となり、当時このクラスで後席まで設定されるのは唯一のモデルとなっていました。
趣味がレジャー等で、水濡れや汚れなどを気にせずガンガン使いたい方におすすめしたい車の一つです。
【日産 エクストレイル ディーゼル 20GT S 6速AT 】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,635mm×1,790mm×1,700mm |
ホイールベース | 2,630mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 1,690kg |
燃費 | JC08モード:13.8km/L |
エンジン種類 | DOHC 直列4気筒 ディーゼル1,995cc |
エンジン最高出力 | 127kW(173ps)/3,750rpm |
エンジン最大トルク | 360N・m(36.7kgf・m)/2,000rpm |
駆動方式 | 4輪駆動(ALL MODE 4×4-i) |
トランスミッション | 6速オートマチック(マニュアルモード付) |
新車価格 | - |
(2025年1月現在 日産公式サイトより)
トヨタ クラウンエステート
トヨタのトップブランドでもあるクラウンをベースに、ワゴンボディとして開発されたのがクラウンエステートです。
フロントグリルにはクラウンの称号でもある王冠エンブレム、高級感ある内装、快適な乗り後心地など、クラウンの名にふさわしい1台に仕立てられています。
クラウンエステートの魅力は、ワゴンボディならではの広い荷室です。セダンだと不便と感じることの多いファミリー層でも、ワゴンボディであれば多くの荷物が積載でき、用途の幅が広がります。
エンジンはハイパワーな3L直列6気筒、2.5L直列6気筒エンジンが用意されスポーティな走行性能を実現しています。
クラウンエステートのリヤシートには世界初となる電動リクライニング機構が採用されたほか、デュアルエアバッグやブレーキアシスト、EBD付きABSなどの安全装備も充実しています。また、フルオートエアコンや本革ステアリングなど上級装備のほか、アスリートGには運転席パワーシートや連装CDプレイヤーを搭載したナビゲーションなど豪華な装備が搭載されている点は高級車ならではとなります。
クラウンとしての魅力を持ったワゴンボディのクラウンエステートは貴重なモデルであったことは間違いないでしょう。
また、“新型”クラウンエステートが2025年に発売されるとの情報もあり、情報公開が期待されます。
【トヨタ クラウンエステート アスリート】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,835mm×1,765mm×1,510mm |
ホイールベース | 2,780mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 1,630kg |
燃費 | 10・15モード:11.4km/L |
エンジン種類 | 直列6気筒 ガソリン2,491cc |
エンジン最高出力 | 147kW(200ps)/6,000rpm |
エンジン最大トルク | 250N・m(25.5kg・m)/3,800rpm |
駆動方式 | 2WD(FR) |
トランスミッション | ステアシフトマチック付スーパーインテリジェント5速オートマチック<5 Super ECT> |
新車価格 | - |
(2025年1月現在 トヨタ公式サイトより)
日産 ラシーン
クロスオーバーの先駆けの立ち位置ともいえるモデルが日産 ラシーンは、手軽でタフなSUVとして、今でも高い人気を誇っています。
ラシーンは、レトロな風貌でありながら、SUVのような力強さも感じられるスタイリングで、個性的なエクステリアとなっています。ボディサイズは全長4,115mm、全幅1,695mm、全高1,515mmと取り回しのしやすいコンパクトボディです。
全車4WDで、本格クロカンSUVには劣るものの、多少の悪路であれば難なく走行できます。
インテリアでは、前期型(1994~1996年)はチェック柄のシート、後期型(1997年~2000年)では幾何学模様と、オシャレなデザインが採用されているほか、広い荷室スペースや上部と下部で開くことのできるハッチバックなど、使い勝手にも優れています。
エンジンは、1.5L直列4気筒、1.8L直列4気筒、最高出力145psを発揮する2.0L直列4気筒の3タイプが用意されています。また、4ATと5MT(1.5Lモデル)がラインアップしているため、走りを楽しみたい方にはMTモデルもおすすめです。
2000年の生産終了から20年以上経過してもなお、中古車市場では根強い人気を維持しています。その人気ゆえ、走行距離10万km以下の個体は車両価格が高めに設定されていることが多く、カスタムされている個体もあるため、車両状態を確認しながら自分好みの1台を探してみてはいかがでしょうか。
【日産 ラシーン タイプⅡ 4WD】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,115mm×1,695mm×1,515mm |
ホイールベース | 2,430mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 1,190kg |
燃費 | 10・15モード:12.8km/L |
エンジン種類 | 直列4気筒DOHC ガソリン1,497cc |
エンジン最高出力 | 77kW(105ps)/6,000rpm |
エンジン最大トルク | 135N・m(13.8kg・m)/4,000rpm |
駆動方式 | 4WD |
トランスミッション | 4AT |
新車価格 | - |
(2025年1月現在 日産公式サイトより)
トヨタ bB(初代)
トヨタ bBは、20代男性をターゲットに初代ヴィッツのコンポーネントを使用して誕生したトールワゴンで、豊富なパーツによりオーナー好みのスタイルへとカスタムすることが主流でした。メインターゲットが男性だったことで、見た目もヤンチャで現在でも人気のモデルです。
bBはボディがボックス型であることで室内が広く、前後シートがフルフラットになることから車中泊などでも活躍します。見切りの良い四角いボディは運転もしやすく、世代を問わず多くの方に支持されました。
また、高出力の6スピーカーや特別仕様車にて光の角度で変化するマジョーラと呼ばれる特殊なカラーリングが採用されるなど、独創的なモデルでした。
さらに、初代bBの強みとして、手頃な価格設定であったという点もあります。ヴィッツやファンカーゴとコンポーネント共有していたことから、125.8万円〜178.8万円と比較的手にしやすい価格での販売となっていました。
スタイルや装備、価格設定など20代をターゲットにした販売戦略はドンピシャともいえます。
2005年12月以降には、さらにスタイリッシュで音・光・まったりをイメージした新型bBが登場しています。2014年を最後に惜しくも販売終了となってしまいましたが、まだまだ根強い人気を誇る1台です。
【トヨタ bB ZD】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,795mm×1,690mm×1,635mm |
ホイールベース | 2,540mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 1,050kg |
燃費 | - |
エンジン種類 | ガソリン1,495cc |
エンジン最高出力 | 80kW(109ps)/6,000rpm |
エンジン最大トルク | 141N・m(14.4kg・m)/4,400rpm |
駆動方式 | 2WD(FF) |
トランスミッション | スーパーインテリジェント4速オートマチック(Super ECT) |
新車価格 | - |
(2025年1月現在 トヨタ公式サイトより)
まとめ
四角いボディは、見切りが良く運転がしやすいほか、スペースを有効活用して広い室内空間や荷室容量が確保できるなど、多くのメリットがあります。
一方で、燃費性能や安全面、コーナリングなどの走行性能が不利になる傾向があります。しかし、スーパーハイトワゴンやミニバン、SUVは人気モデルが多いことに加え利便性の高い四角いボディを採用するメリットは大きいものがあります。
四角い車は万能型で、多くのシーンでの活躍が期待できることから、みなさんのカーライフをより充実したものにしてくれるでしょう。
よくある質問
四角い車は運転しやすいの?
四角い車は、ボンネットからリアエンドまでの見切りが良いことが特徴です。そのため、車両感覚をつかみやすく、運転しやすいボディタイプといえます。
四角い車はSUVが多いの?
見切りの良さに加え、障害物を回避するための最低地上高やアプローチアングル、ディパーチャーアングルを大きく確保しやすい点から、SUVには四角いボディが採用されやすいようです。
また、四角いボディは車体が大きく見え、SUVらしい迫力あるスタイルを魅せることができるのも特徴といえるでしょう。