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8人乗りの車は実は使いやすい!車種別に8人乗りの車の特徴を徹底解説

ファミリー層を中心に、特に子育て世代から多くの支持を集める3列シートのミニバンですが、同じ3列シートのミニバンでも7人乗りと8人乗りがあることをご存知ですか?

ここでは8人乗りの特徴を7人乗りと比較して詳しく解説し、8人乗りの代表的な車種を紹介していきます。
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目次

8人乗りの車のメリット


その乗車人数の多さと車内空間の広さから、今や子育て世代にとって最もメジャーな車となったミニバンですが、7人乗りと8人乗りには具体的にどんな違いがあるのかを解説し、8人乗りを使うメリットを紹介していきます。

室内空間の利便性

7人乗りのミニバンが<2・2・3>であるのに対し、8人乗りは<2・3・3>となっています。つまり7人乗りと8人乗りの一番の違いは2列目だという事です。7人乗りのミニバンの2列目は<キャプテンシート>と呼ばれるひじ掛け付きの独立したシートが2つ設置されているのに対し、8人乗りは2列目シートが3人座れる<ベンチシート>となっています。

一般的に8人乗りよりもキャプテンシートの7人乗りの方が人気が高く価格もやや上ですが、だからといって8人乗りの方が劣っているという訳ではありません。8人乗りの室内空間の使い勝手の良さは利用するシーンに合わせて必要なスタイルに変化をしてくれます。

車中泊や大きな荷物も積める

ベンチシートの場合、シートを全てフラットにすることが可能なので、レジャー先での車中泊や大きい荷物の搬送には大いに力を発揮してくれます。逆に7人乗りの場合は2列目をフラットにすることがほとんどの車種でできないため、車中泊や大きな荷物の搬送には8人乗りは向いていません。

7人乗りより安い

またキャプテンシートに比べて8人乗りのベンチシートは、シート自体の構造が簡単なため価格も7人乗りに比べ安く手に入れることが可能です。

8人乗りの車のデメリット


逆に8人乗りミニバンのデメリットを7人乗りの車種と比較して解説します。

シートの3列目が不便

やはり8人乗りのデメリットを挙げるとするならば、3列目シートの不便さです。
3列目に行くためには2列目の左右どちらか片方のシートを倒していかないといけないため、定員いっぱいに乗車をしているときは特に不便さを感じてしまいます。

例えば2列目右側にチャイルドシートを設置した状態で乗り降りをする場合は、3列目の人が移動するたびに必ず2列目左側の人が一度降りてシートを倒してあげないといけないので、使い勝手の悪さは否めません。

快適性では7人乗り

8人乗りに比べ7人乗りの場合は2列目がキャプテンシートとなっているため、席と席の間を通って3列目へ移動することが可能で、快適性を感じることができます。子育て世代で使用する場合、赤ちゃんのオムツを替えるのに3列目でしようとする方も多いと思いますが、その時も2列目から3列目への移動がスムーズだとストレスなくオムツ替えができますね。

しかし、キャプテンシートもベンチシートもそれぞれメリット・デメリットの両方があります。ベンチシートの場合はもちろん3列目への移動は難しいですが、シートを全てフラットにして車中泊したり広い荷室として利用することも可能です。それぞれのメリットとデメリットの両面をチェックして、自分の主な用途や何を優先したいかを考えて選びましょう。

トヨタの8人乗りの車


トヨタの代表的な3列シート8人乗りの車を紹介します。

ヴォクシー

2018年のミニバン販売台数で2位にランクインし、乗用車全体でも6位と人気の<ヴォクシー>。
ミドルサイズのミニバンで使い勝手の良いサイズ感と迫力のあるフロントフェイスが魅力です。
2001年に初代ヴォクシーが販売され現在で3代目となりますが、ファミリー層やアウトドア好きから長く支持を集めている車です。

ヴォクシーにはハイブリッド仕様とガソリン仕様がありますが、8人乗りはガソリン仕様のみとなります。8人乗りのグレード構成は「ZS“煌(きらめき)Ⅲ” 」と「ZS」の2タイプで、それぞれ2WD(FF)と4WDが用意されています。

【スペック】

全長(mm):4,710

全幅(mm):1,735

全高(mm):1,825(1,870)

ホイールベース(mm):2,850

トレッド フロント/リア(mm):1,500/1,480

最低地上高(mm):160(155)

室内長(mm):2,930

室内幅(mm):1,540

室内高(mm):1,400

最小回転半径(m):5.5

車両重量(kg):1,600(1,680)

エンジン形式:2.0L 直列4気筒ガソリンエンジン 3ZR-FAE

最高出力(PS/rpm):152/6,100

最大トルク(kgf・m/rpm):19.7/3,800

WLTCモード燃費(km/L):13.2(12.2)

新車価格(税込):2,813,800~3,107,500円

※(  )は4WD

ノア

ヴォクシーの兄弟車であるトヨタの<ノア>は、ヴォクシーに比べエクステリアが全体的に優しい雰囲気になっており、幅広い層から人気を得ています。

テレビCMの作りからもイメージされるように、ヴォクシーは男らしい雰囲気に対してノアは女性やファミリーをイメージしたミニバンという感じです。2018年のミニバン販売台数ランキングでは7位でした。

ノアもヴォクシーと同じく8人乗りはガソリン仕様のみです。しかしグレード構成はヴォクシーよりも多く「Si“W×B Ⅲ”」「Si」「G」「X」の4タイプで、全グレードに2WDと4WDを用意しています。

【スペック】

全長(mm):4,695~4,710

全幅(mm):1,695~1,735

全高(mm):1,825(1,865~1,870)

ホイールベース(mm):2,850

トレッド フロント/リア(mm):1,480~1,500/1,475~1,480

最低地上高(mm):160(155)

室内長(mm):2,930

室内幅(mm):1,540

室内高(mm):1,400

最小回転半径(m):5.5

車両重量(kg):1,570~1,600(1,650~1,680)

エンジン形式:2.0L 直列4気筒ガソリンエンジン 3ZR-FAE

最高出力(PS/rpm):152/6,100

最大トルク(kgf・m/rpm):19.7/3,800

WLTCモード燃費(km/L):13.6(12.6)

新車価格(税込):2,556,400~3,107,500円

※(  )は4WD

ヴェルファイア

2018年度ミニバンランキング8位にランクインしたのがトヨタのフラッグシップミニバンである<ヴェルファイア>です。アルファードの兄弟車であり、ミニバンの中でも高い走行性能と滲み出る高級感で高い人気を獲得しています。ヴェルファイアの8人乗りにはガソリン車とハイブリット車が用意されています。

ヴェルファイアのアイキャッチでもある上下2段のヘッドライトデザインをと入れたフロントマスクは迫力を醸し出し、それでいて上質な高級感も持ち合わせていることで、とくに男性ドライバーに絶大な支持を得ています。

ヴェルファイアの8人乗りにはガソリン車とハイブリット車が用意されています。グレード構成は「Z」と「X」の2タイプで、それぞれに2WDと4WDを設定。ハイブリッド仕様は「X 4WD」のみとなります。

【スペック】

全長(mm):4,935

全幅(mm):1,850

全高(mm):1,935(1,950)<1,950>

ホイールベース(mm):3,000

トレッド フロント/リア(mm):1,575~1,600/1,580(1,570)~1,605(1,595)<1,600/1,595>

最低地上高(mm):160(170)<165>

室内長(mm):3,210

室内幅(mm):1,590

室内高(mm):1,400

最小回転半径(m):5.6(5.8)<5.6>

車両重量(kg):1,920~1,940(1,980~2,000)<2,090>

エンジン形式:2.5L 直列4気筒 2AR-FE<2AR-FXE>

最高出力(PS/rpm):182/6,000<152/5,700>

最大トルク(kgf・m/rpm):24.0/4,100<21.0/4,400~4,800>

<モーター出力:フロント143PS/27.5kgf・m、リア68PS/14.2kgf・m>

WLTCモード燃費(km/L):10.6~11.4(10.6~11.0)<14.8>

新車価格(税込):3,520,000~4,547,000円

※(  )は4WD、<  >はハイブリッド

アルファード

トヨタの最上位LLクラスのミニバンで2018年ミニバン販売台数ランキングでは6位にランクインをしている<アルファード>。兄弟車であるヴェルファイアと共に2017年末にマイナーチェンジされてからも販売台数を順調に伸ばしています。ヴェルファイアはネッツ店、アルファードはトヨペット店で取り扱われています。

初代、2代目まではヴェルファイアに人気で負けていましたが、この3代目ではアルファードの方が高い人気を得ています。

2代目まではラグジュアリーな雰囲気のエクステリアのみでしたが、3代目からは両サイドに大きなエアインテークをデザインしたスポーティかつエレガントなモデルも登場。そのためヴェルファイアを好むユーザーも取り込んだのではないかと思います。

グレード構成は「S」と「X」の2タイプで、それぞれに2WDと4WDを設定。ハイブリッド仕様は「X 4WD」のみとなります。

【スペック】

全長(mm):4,945~4,950 <4,945>

全幅(mm):1,850

全高(mm):1,935(1,950)<1,950>

ホイールベース(mm):3,000

トレッド フロント/リア(mm):1,575~1,600/1,580(1,570)~1,605(1,595)<1,600/1,595>

最低地上高(mm):160(170)<165>

室内長(mm):3,210

室内幅(mm):1,590

室内高(mm):1,400

最小回転半径(m):5.6(5.8)<5.6>

車両重量(kg):1,920~1,940(1,980~2,000)<2,090>

エンジン形式:2.5L 直列4気筒 2AR-FE<2AR-FXE>

最高出力(PS/rpm):182/6,000<152/5,700>

最大トルク(kgf・m/rpm):24.0/4,100<21.0/4,400~4,800>

<モーター出力:フロント143PS/27.5kgf・m、リア68PS/14.2kgf・m>

WLTCモード燃費(km/L):10.6~11.4(10.6~11.0)<14.8>

新車価格(税込):3,520,000~4,547,000円

※(  )は4WD、<  >はハイブリッド

エスティマ

スポーティーな走りと優れた居住性のバランスの良さが特徴の<エスティマ>。卵型の丸みを帯びた柔らかいイメージの外装が印象的なミニバンです。室内空間の快適性も優れており、荷物を乗せた場合よりも人を乗せたときにエスティマの本領が発揮されます。

1990年~2000年まで販売された初代は、エンジンをアンダーフロア型ミッドシップレイアウトを採用し話題となりました。2000年~2006年の2代目以降は整備性の高いフロントエンジンレイアウトに変更され、ハイブリッドもラインアップ。

2006年~2020年3月まで販売された3代目が最終型となり、現在では新車で手に入れることができなくなったミニバンです。

3代目エスティマの8人乗りグレードは「AERAS」のみでガソリン仕様で2WDと4WD、ハイブリッドは4WDのみのラインアップでした。

【3代目エスティマのスペック】

全長(mm):4,820

全幅(mm):1,810

全高(mm):1,745(1,760)<1,760>

ホイールベース(mm):2,950

トレッド フロント/リア(mm):1,545/1,550

最低地上高(mm):160(170)<160>

室内長(mm):3,010

室内幅(mm):1,580

室内高(mm):1,255

最小回転半径(m):5.9<5.7>

車両重量(kg):1,730(1,800)<1,950>

エンジン形式:2.4L 直列4気筒 2AZ-FE<2AZ-FXE>

最高出力(PS/rpm):170/6,000<150/6,000>

最大トルク(kgf・m/rpm):22.8/4,000<19.4/4,000>

<モーター出力:フロント143PS/27.5kgf・m、リア68PS/14.2kgf・m>

JC08モード燃費(km/L):11.6(11.2)<18.0>

中古車相場価格:88,000~3,590,000円

※(  )は4WD、<  >はハイブリッド

日産の8人乗りの車


日産の代表的な3列シート8人乗りの車を紹介します。

セレナ

ミニバン販売台数ランキング1位は日産を代表するミニバンの<セレナ>です。セレナは何といっても抜群の快適さが特徴です。多彩なシートアレンジが可能となっており、7人乗りと8人乗りを自由に切り替えることができる設定となっています。
また大きなミニバンを駐車することに不安を感じる人のために、駐車をサポートする<アラウンドモニター>をオプションで装着することができます。

現行の5代目にはシリーズ式ハイブリッドの「e-POWER」がラインアップされ人気ですが、こちらは7人乗りのみとなります。8人乗りを選ぶ場合はガソリン車のS-HYBRIDとなります。ベースモデルから人気のハイウェイスターまでグレードは豊富で、駆動方式は2WDも4WDも選択可能です。

【ハイウェイスターV 2WDのスペック】

全長(mm):4,770

全幅(mm):1,740

全高(mm):1,865

ホイールベース(mm):2,860

トレッド フロント/リア(mm):1,480/1,485

最低地上高(mm):160

室内長(mm):3,170

室内幅(mm):1,545

室内高(mm):1,400

最小回転半径(m):5.7

車両重量(kg):1,720

エンジン形式:2.0L 直列4気筒 MR20DD

最高出力(PS/rpm):150/6,000

最大トルク(kgf・m/rpm):20.4/4,400

WLTCモード燃費(km/L):13.2

新車価格(税込):3,070,100円

エルグランド

ミニバンと高級車を合わせたような国産車トップクラスの高級感を誇る<エルグランド>。日産最上位LLクラスのミニバンでアルファードやヴェルファイアよりも全長が長く迫力ある力強いデザインが特徴です。
2014年のビッグマイナーチェンジで室内をより広くし、更にFRからFFに使用を変化させたことでボディーサイズも大きくなり、高級感の増した外観とクラストップレベルの低燃費で、より完成度の高いミニバンへと変化しました。

初代と2代目は駆動方式がFRベースでしたが、現行の3代目からFFに変更したことで車内が広くなり、低床化と全高の抑制が図られ乗り心地が向上しました。ミニバンでありながら、乗り心地は高級セダンのようでもあり、ワインディングなどもスポーティに走行できるミニバンとして好評です。

2020年12月に2度目のマイナーチェンジが行われ、フロントグリルのデザインが大きく変更され、見た目もかなり変わりました。また安全装備をさらに充実させ、さらに安全で安心なミニバンとなりました。

【250ハイウェイスターS 2WDのスペック】

全長(mm):4,965

全幅(mm):1,850

全高(mm):1,815

ホイールベース(mm):3,000

トレッド フロント/リア(mm):1,600/1,600

最低地上高(mm):150

室内長(mm):3,025

室内幅(mm):1,580

室内高(mm):1,300

最小回転半径(m):5.7

車両重量(kg):1,930

エンジン形式:2.5L 直列4気筒 QR25DE

最高出力(PS/rpm):170/5,600

最大トルク(kgf・m/rpm):25.0/3,900

WLTCモード燃費(km/L):10.0

新車価格(税込):3,694,900円

ホンダの8人乗りの車


ホンダの代表的な3列シート8人乗りの車を紹介します。

フリード

「ちょうどいい」へのこだわりを追求し、価格やボディ、エンジンパワーなど日本で使用するのに「ちょうどいい」ミニバンとして2008年5月にデビューした<フリード>。2016年に発売された現行の2代目は2018年ミニバン販売ランキング4位にランクインするほどの人気車種です。安全性にも優れ<Honda SENSING>という予防安全装置を搭載しています。

ただ残念なことに現行フリードには8人乗りがありません。フリードで8人乗りが存在したのは、2008年5月~2011年10月まで販売された初代の初期モデルのみになります。新車で購入できないのは残念ですが、ショートボディで8人乗りは貴重です。

ちなみに8人乗りのグレードは「G」および「Gエアロ」に設定されていました。駆動方式はFFの2WDのみです。

【Gエアロのスペック】

全長(mm):4,215

全幅(mm):1,695

全高(mm):1,715

ホイールベース(mm):2,740

トレッド フロント/リア(mm):1,480/1,465

最低地上高(mm):150

室内長(mm):2,625

室内幅(mm):1,440

室内高(mm):1,265

最小回転半径(m):5.2

車両重量(kg):1,310

エンジン形式:1.5L 直列4気筒 L15A

最高出力(PS/rpm):118/6,600

最大トルク(kgf・m/rpm):14.7/4,800

10・15モード燃費(km/L):16.4

中古車相場価格:175,000~788,000円

ステップワゴン

ミニバンブームの火付け役ともなった<ステップワゴン>。1996年の初代モデル発売から幾度もフルモデルチェンジを経て、現在5代目となった今もなお高い人気を誇るステップワゴンは特にファミリー層からの支持が厚く、その理由として3列目の床下収納の採用により大きい荷物も楽に積載できるといった点が挙げられます。

初代は5人と8人乗り、2代目は8人乗り、3代目から現行車は7人と8人乗りが設定されています。ただ現行車は基本的に7人乗りがベースで、8人乗りにするにはメーカーオプションの2列目6:4分割ベンチシートを装着することが必要です。

また8人乗りにできるのはガソリン仕様のみとなります。駆動方式は2WDと4WDを選択可能です。グレードはガソリン仕様から全て選択できます。

【G・Honda SENSING 2WDのスペック】
全長(mm):4,690
全幅(mm):1,695
全高(mm):1,840
ホイールベース(mm):2,890
トレッド フロント/リア(mm):1,470/1,485
最低地上高(mm):155
室内長(mm):3,220
室内幅(mm):1,500
室内高(mm):1,425
最小回転半径(m):5.4
車両重量(kg):1,660
エンジン形式:1.5L 直列4気筒ターボ L15B
最高出力(PS/rpm):150/5,500
最大トルク(kgf・m/rpm):20.7/1,600~5,000
WLTCモード燃費(km/L):13.6
新車価格(税込):2,714,800円

オデッセイ

数あるミニバンの中でも個性が強く走りに対するこだわりが強い<オデッセイ>は、現行の5代目までロングセラーを誇るホンダの代表的な車種です。3列シートの車は全体的に車高が高く走行安定性がデメリットとされる場合が多いのですが、オデッセイは低床・低重心化が強化されているミニバンで、安定した走りが特徴の車です。

初代から4代目までには8人乗りの設定がありませんでした。現行車の5代目から8人乗りを追加設定。またオデッセイ初となる両側スライドドアを採用し、利便性も高くなりました。

8人乗りの設定は「e:HEV ABSOLUTE」の2WD、「ABSOLUTE」の2WDと4WD、「ABSOLUTE・EX」の4WD。ABSOLUTE以外は駆動方式が限られますのでご注意ください。

【ABSOLUTE 2WDのスペック】
全長(mm):4,855
全幅(mm):1,820
全高(mm):1,695
ホイールベース(mm):2,900
トレッド フロント/リア(mm):1,560/1,560
最低地上高(mm):145
室内長(mm):2,920
室内幅(mm):1,560
室内高(mm):1,325
最小回転半径(m):5.4
車両重量(kg):1,770
エンジン形式:2.4L 直列4気筒 K24W
最高出力(PS/rpm):175/6,200
最大トルク(kgf・m/rpm):23.0/4,000
WLTCモード燃費(km/L):12.8
新車価格(税込):3,495,000円

その他メーカーの8人乗り車


上記のメーカー以外の3列シート8人乗りの車を紹介します。

三菱

デリカD:5

ミニバンとSUV双方の良さを融合させたオールラウンダーミニバンの<デリカD:5>。雪道や山道などの悪路の走行では他のミニバンの追随を許さない圧倒的な高い能力を発揮し、それでいてファミリーにも喜ばれる室内空間の広さとミニバンの機能も兼ね備えている車です。

デリカには4タイプのグレードがあり、全てのグレードに8人乗りが設定されてるのは嬉しいポイントです。ちなみにデリカは全て4WDとなります。

【G-Power Packageのスペック】
全長(mm):4,800
全幅(mm):1,795
全高(mm):1,875
ホイールベース(mm):2,850
トレッド フロント/リア(mm):1,540/1,535
最低地上高(mm):185
室内長(mm):2,980
室内幅(mm):1,505
室内高(mm):1,310
最小回転半径(m):5.6
車両重量(kg):1,980
エンジン形式:2.3L 直列4気筒インタークーラー付ターボディーゼル 4N14
最高出力(PS/rpm):145/3,500
最大トルク(kgf・m/rpm):38.7/2,000
WLTCモード燃費(km/L):12.6
新車価格(税込):4,235,000円~

マツダ

ビアンテ

<ビアンテ>は高い居住性とスカイアクティブテクノロジーを採用したクオリティの高い走行性能を備え、ファミリー層だけではなく走りを楽しみたいという人からも多くの人気を得ていました。室内は2列目、3列目に行くにつれてシートが高くなるレイアウトとなっており、後部座席の視界が非常によく開放感のある室内となっています。

2008年に登場し2018年まで10年間に渡って販売され続けました。現在では新車での購入は不可能なので、中古車での購入となります。ビアンテはどのグレードでも、どの駆動方式でも8人乗りの設定です。

【グランツ-スカイアクティブのスペック】
全長(mm):4,715
全幅(mm):1,770
全高(mm):1,835
ホイールベース(mm):2,850
トレッド フロント/リア(mm):1,530/1,515
最低地上高(mm):不明
室内長(mm):2,990
室内幅(mm):1,545
室内高(mm):1,350
最小回転半径(m):5.4
車両重量(kg):1,660
エンジン形式:2.0L 直列4気筒 PE-VPS
最高出力(PS/rpm):151/6,000
最大トルク(kgf・m/rpm):19.4/4,100
JC08モード燃費(km/L):14.8
中古車相場価格:100,000~2,398,000円

レクサス

LX570

レクサスから販売されているSUVシリーズで8人乗りモデルの<LX570>は4WDとしてラインナップされています。内装はレクサスらしい高級感あふれる使用となっており、セミアニリンレザーを使用したレザーで仕上がっています。
安全装備もSUVトップクラスで<レクサス・セーフティシステム・プラス>が搭載されています。

トヨタで言えば「ランドクルーザー」にあたる車格です。しかし、内外装の豪華さや新車価格は別格となります。本格的クロカン走行も可能なLX570ですが、豪華すぎて走らせるのを躊躇するかも知れません。

【スペック】
全長(mm):5,080
全幅(mm):1,980
全高(mm):1,910
ホイールベース(mm):2,850
トレッド フロント/リア(mm):1,645/1,640
最低地上高(mm):225
室内長(mm):2,760
室内幅(mm):1,650
室内高(mm):1,170
最小回転半径(m):5.9
車両重量(kg):2,730
エンジン形式:5.7L V型8気筒 3UR-FE
最高出力(PS/rpm):377/5,600
最大トルク(kgf・m/rpm):54.5/3,200
WLTCモード燃費(km/L):6.6
新車価格(税込):11,356,481円

 

8人乗りの車のリセールバリュー


リセールバリューとは車を売却するときの価値のことで、車種やメーカー、あとは新車として購入した時の価格と関係しています。
3~5年で買い替えを考えている人は購入時にリセールバリューのことも考えて購入する人も多いと思いますが、では8人乗りの車ではどんな車がリセールバリューの高い車なのかをここで紹介したいと思います。

リセールバリューの高い車種

8人乗りの車の中で特にリセールバリューの高い車はトヨタの<アルファード>と<ヴェルファイア>です。
この2車種はデザインや販売経路は異なりますが基本的な設計は同じ車種で、グレードで見るとガソリン車よりもハイブリッドの方が人気があります。

アルファードとヴェルファイアはミニバンの中でも人気の高い車種で、その高級感のある内外装と広々とした室内空間は安定した人気を得ています。
この2車種は新車市場でも人気が高いのですが、新車で買うとなるとかなり値が張るので中古車として購入する人が多いという事もリセールバリューを高めている要因です。

リセールバリューの高いメーカー

数多くある自動車メーカーの中でもリセールバリューの高いメーカー、というよりもリセールバリューが下がりにくいメーカーと言った方が正しいかもしれませんが、これは<トヨタ>と<レクサス>の2メーカーです。

トヨタは様々なボディタイプの車種を世に送り出しており、そのほとんどが人気車種となっています。また海外においても<TOYOTA>のネームバリューと信頼性は高く多くのファンがいることから、海外に転売されることも少なくありません。

またレクサスもトヨタと同様、国内外で人気の高いメーカーです。高い信頼性と衰えぬブランド力でユーザーを魅了し続けており、加えて元々の車両価格が高価なこともあり、リセールバリューは下がりにくいメーカーとなっています。

リセールバリューが高くなりやすい要素

人気のオプションなどが装備されている車はリセールバリューが高くなりやすいです。
例えば純正装備の自動ブレーキやカーナビ、ETCなどは多くの人が付けたいオプションです。多くの人が欲しいと思うことがリセールバリューに直結してきます。サンルーフなどもリセールバリューが上がりやすいオプションです。

また車のカラーもリセールバリューに影響を与えます。
多くの人が欲しいと思う事が大事なので、やはり日本で人気の3大ボディカラーのブラック系・ホワイト系・シルバー系は価値が高くなる傾向にあります。
逆に自分の好みを色濃く出しているようなカラーはリセールバリューが下がってしまうことが考えられます。

海外で人気がある車種かどうかもリセールバリューに影響を与える要素の一つです。
車を売却するときに走行距離をチェックすることはもはや常識となっていますが、海外で人気の国産車の場合、たとえ走行距離が10~20万kmを超えていたとしても高値で買取ってもらえることが多くあります。
海外では日本のような車検制度がなく、少しくらい状態が悪くても人気の日本車は欲しいというファンが多くいるためです。

まとめ


ミニバンを中心とした8人乗りの車は、ファミリーや子育て世代から根強い人気を集め、また豊富なシートアレンジができることからアウトドアを楽しむ幅広い層からも多くの支持を集めています。
ミニバン市場では8人乗りよりも、7人乗りで2列目がキャプテンシートである車の方が人気があることは事実ですが、用途や何を優先するかによって7人乗りか8人乗りを選択することが必要となってきます。

8人乗りで2列目がベンチシートであることがメリットに感じる人は多くいますし、人よりも物を運ぶ機会が多い人の場合は8人乗りの車の方がオススメです。自分の車に乗る用途とマッチした車を選んで、素敵なカーライフを送ってください!

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