小さい車はコンパクトなボディなため、狭い道路が多い日本では運転しやすく使い勝手がいいことで人気があります。このようなメリットを感じて小さい車の購入を検討している人もいるでしょう。
本記事では人気のコンパクトカーからおしゃれな外車まで、おすすめの小さい車15車種を紹介します。また、小さい車のメリット・デメリットについても解説していますので、これから小さい車の購入を検討している人は参考にしてください。
目次
小さい車の定義
車のボディサイズはさまざまですが、小さい車とはどれくらいのものをいうのでしょうか。ここでは小さい車を軽自動車とコンパクトカーに絞って紹介していきます。
軽自動車
軽自動車とは軽四輪と呼ばれる日本独自の規格でつくられた車です。日本の自動車規格の中で最も小さいボディサイズで、排気量や乗車定員、貨物積載量にも上限が設けられています。
- 全長:3,400mm以下
- 全幅:1,480mm以下
- 全高:2,000mm以下
- 排気量:660 cc以下
- 定員:4名以下
- 貨物積載量:350 kg以下
コンパクトカー
コンパクトカーは軽自動車のように決まった規格や定義は存在しませんが、日本では一般的に5ナンバーサイズ前後の普通車の中でも小型の車を指します。ちなみに5ナンバーのボディサイズや排気量は、全長4,700mm以下、全幅1,700mm以下、全高2,000mm以下、排気量2000cc以下です。
- 全長:4,200mm程度
- 全幅:1,700mm程度
- 全高:2,000mm以下
- 排気量:1,000cc~1,500cc程度
小さい車のメリット
運転しやすい
小さい車はボディがコンパクトなため、小回りが利くことで運転がしやすい特徴があります。また車庫からの出し入れも比較的簡単なため、ちょっと近くまでの買い物や子供の送り迎えなど気軽に乗れる手軽さもうれしいポイントです。
免許を取ったばかりの初心者や車の運転が得意でない人でも、車の車両感覚が掴みやすく見切りがいいことから、狭い道路での運転や縦列駐車なども難なくこなせるでしょう。
維持費が安い
小さい車はエンジン排気量が小さく車両重量も軽いため、燃費がいいことからガソリン代が安く済みます。また排気量の大きさで決まる自動車税についても、以下の表のように排気量が小さいため税額が安くなります。
排気量 | 自動車税額(製造から13年未満) |
660cc(軽自動車) | 10,800円 |
~1,000cc以下 | 29,500円 |
1,000cc~1,500cc以下 | 34,500円 |
1,500cc~2,000cc以下 | 39,500円 |
軽自動車が最も安く1万円台です。コンパクトカーは普通車となりますので1,000cc以下でも約3万円ほどかかりますが、1,500cc以上と比べれば1万円も安くなります。
必ず加入が義務付けられている自賠責保険料については、軽自動車を選べば25ヶ月で300円だけ安くなりますが大差はありません。しかし、任意保険と呼ばれる自動車保険では小さい車を選ぶことで安くなる可能性が高いです。
小さい車は車両本体価格が比較的安く、高級車やスポーツカーに比べて盗難に遭う可能性が低いため、車両保険の掛け金が安くなるからです。
価格が安い
小さい車は一部のスポーツモデルやスペシャルモデルを除き、新車の車両本体価格が安いという特徴があります。軽自動車なら約90万円から、コンパクトカーなら約120万円から購入可能です。そのため、中古車で購入する場合も安くで購入することができます。
小さい車のデメリット
車内が狭い
小さい車はボディサイズが小さいため、必然的に車内が狭くなります。体が大きな人にとっては乗り降りがしにくく、乗車中も窮屈さにストレスを感じるでしょう。また乗車できる人数も少なく、大きな荷物やたくさんの荷物を積むことも困難になります。
しかし、最近流行りのトールワゴンやハイトワゴンのボディタイプを選べば、軽自動車でも室内長が2,200mm以上と長く、室内高が1,400mmとMサイズミニバン並みの高さを有しているものもあります。
パワー不足
小さい車はエンジンの排気量も小さくなります。とくに軽自動車は660ccしかないためパワー不足は否めません。坂道を登る時や信号待ちからの発進、高速道路で合流の時、また、人がたくさん乗っている時や荷物をたくさん積んでいる時もパワーが足りずストレスを感じるでしょう。
軽自動車を購入する人には、ターボチャージャー搭載エンジンの選択をおすすめします。ノンターボエンジンに比べパワーもトルクもあるため、パワー不足を少しでも解消できます。
コンパクトカーの場合は、カタログの最高出力と最大トルクの数値が大きいものを選ぶとよいでしょう。ただし車両重量が大きいと、いくら数値が大きくてもパワー不足を感じる場合があるので、購入前に試乗して体感することをおすすめします。
安全性に不安
小さい車は乗車している人から車の外側までの距離が短いため、衝突事故に遭うとケガをする可能性が高くなります。またケガをした場合、負傷の度合いも大きくなる可能性が高いでしょう。また車体が小さいことで他の車に煽られやすい側面もあります。
しかし最近は、軽自動車やコンパクトカーでも先進の安全技術を搭載することが一般的になっているので、自身での衝突事故を未然に防ぐことができ、もらい事故に遭ったとしてもある程度の衝撃を吸収してくれるなど安全性は高くなっています。
小さい車(軽自動車)おすすめ5選
ホンダ・N-BOX
ホンダ・N-BOXはトールワゴンタイプの軽自動車で、2021年度(2021年4月~2022年3月)の販売台数は191,534台を記録。軽自動車の新車販売台数では8年連続で1位を獲得し、登録車を含めた新車販売台数では2019年度以来2年ぶりに1位へ返り咲きました。
軽自動車でありながら1,400mmとMサイズミニバンと変わらない室内高があり、子供なら立ったまま着替えができるほど広い室内空間を持ち、両側スライドドアの採用や広く高い視界など、魅力ある特徴が多数あることが人気の理由です。
また、先進技術で運転をサポートしてくれるHonda SENSINGが全グレードに標準装備されているため、ドライバーはもちろん同乗者も安心して乗ることができます。エクステリアはシンプルで上品なスタイルのスタンダードデザインと、エッジが効いた存在感あるスタイルのCustomデザインの2タイプを用意。
パワーユニットはNAとターボ、駆動方式はFFの2WDと4WDから選択できます。老若男女、乗り手を選ぶことがないユーザービリティの高い車のため、多くの人から高い人気を得ているのです。
車両本体価格は税込みで1,448,700円~2,252,800円。
グレード | EX・ターボ/2WD |
ボディサイズ:全長×全幅×全高(mm) | 3,395×1,475×1,790 |
室内寸法:長さ×幅×高さ(mm) | 2,240×1,350×1,400 |
乗車定員(名) | 4 |
最小回転半径(m) | 4.5 |
最高出力(kW/rpm) | 47(64ps)/6,000 |
最大トルク(Nm/rpm) | 104(10.6kg・m)/2,600 |
WLTCモード燃料消費率(km/L) | 20.2 |
車両本体価格(税込) | 1,829,300円 |
(2023年2月現在 ホンダより)
日産・ルークス
日産・ルークスはスーパーハイトワゴンタイプの軽自動車。ミニバンのようなスタイルで広い室内空間を実現し、ファミリー層に高い人気があります。大きな特徴は日産の先進安全技術のひとつであるプロパイロットをグレード別に装備。
高速道路でのロングドライブで渋滞のストップ&ゴーでも車間のキープしてくれたり、カーブでは車線中央をキープしてくれたりとドライバーの負担を大幅に軽減してくれます。軽自動車でも遠出をしたいという人におすすめの一台です。
車両本体価格は税込みで1,463,000円~2,163,700円。
グレード | ハイウェイスターGターボ プロパイロットエディション/2WD |
ボディサイズ:全長×全幅×全高(mm) | 3,395×1,475×1,780 |
室内寸法:長さ×幅×高さ(mm) | 2,200×1,335×1,400 |
乗車定員(名) | 4 |
最小回転半径(m) | 4.8 |
最高出力(kW/rpm) | 47(64ps)/5,600 |
最大トルク(Nm/rpm) | 100(10.2kg・m)/2,400~4,000 |
WLTCモード燃料消費率(km/L) | 19.2 |
車両本体価格(税込) | 1,958,000円 |
(2023年2月現在 日産より)
スズキ・ハスラー
スズキ・ハスラーはクロスオーバーSUVタイプの軽自動車で、シティユースはもちろん、アウトドアでも使い勝手がいい特徴を持っています。2トーンカラーなどカラーバリエーションが豊富で丸目のヘッドライトがかわいい印象を与え、若いユーザーに支持されています。
インテリアデザインもギア感が満載で遊び心を具現化した印象を持ちながら、助手席のグローブボックスが開ければテーブルになるなど、ユーザービリティの高さも兼ね備えています。
リアシート背面と荷室には汚れにも水にも強い素材を採用し、汚れた荷物も気にせず積み込めます。シートを倒せばフルフラットにでき車中泊も可能なので、気軽にアウトドアを楽しみたい人におすすめの一台です。
車両本体価格は税込みで1,365,100円~1,817,200円。
グレード | HYBRID Xターボ/2WD |
ボディサイズ:全長×全幅×全高(mm) | 3,395×1,475×1,680 |
室内寸法:長さ×幅×高さ(mm) | 2,215×1,330×1,270 |
乗車定員(名) | 4 |
最小回転半径(m) | 4.6 |
最高出力(kW/rpm) | 47(64ps)/6,000 |
最大トルク(Nm/rpm) | 98(10.0kg・m)/3,000 |
WLTCモード燃料消費率(km/L) | 22.6 |
車両本体価格(税込) | 1,639,000円 |
(2023年2月現在 スズキより)
ダイハツ・ミライース
ダイハツ・ミライースはダイハツを代表するセダンタイプの軽自動車で、オーソドックスなボディスタイルでありながらエッジの効いた先進的なデザインを採用し、誰でも無難に乗りこなせる一台です。車両本体価格も維持費もエコなところが大きな特徴。
今や軽自動車でも新車価格が100万円を軽く超える中、ミライースは860,200円という低価格から購入が可能で、燃費もWLTCモードで25.0km/Lを実現しています。新車で安く小さい車を手に入れたい人にはおすすめです。
車両本体価格は税込みで860,200円~1,372,800円。
グレード | G “SA Ⅲ”/2WD |
ボディサイズ:全長×全幅×全高(mm) | 3,395×1,475×1,500 |
室内寸法:長さ×幅×高さ(mm) | 2,025×1,345×1,240 |
乗車定員(名) | 4 |
最小回転半径(m) | 4.4 |
最高出力(kW/rpm) | 36(49ps)/6,800 |
最大トルク(Nm/rpm) | 57(5.8kg・m)/5,200 |
WLTCモード燃料消費率(km/L) | 25.0 |
車両本体価格(税込) | 1,232,000円 |
(2023年2月現在 ダイハツより)
ダイハツ・コペン
ダイハツ・コペンはオープン2シータータイプの軽スポーツカーで、二人しか乗れないところや荷物がたくさん積めないなど使い勝手の面ではマイナスですが、気軽にスポーツ走行を楽しみたい人におすすめの一台です。
軽量ボディにパワフルなターボエンジンを搭載することで高い走行性能を発揮し、街中やワインディングロードをキビキビと走ります。またトップをオープンにすれば解放感はバツグンで、気候のいい季節に乗れば最高の気分でドライブが楽しめます。
ボディタイプはキリッとした印象の「Robe」、遊び心のある「X PLAY」、丸型ライトで可愛い印象の「Cero」、そしてサーキットでも見劣りしない走りを極めたデザインの「GR SPORT」から選択できます。
車両本体価格は税込みで1,888,700円~2,382,200円。
グレード | COPEN Robe S/5MT |
ボディサイズ:全長×全幅×全高(mm) | 3,395×1,475×1,280 |
室内寸法:長さ×幅×高さ(mm) | 910×1,250×1,040 |
乗車定員(名) | 2 |
最小回転半径(m) | 4.6 |
最高出力(kW/rpm) | 47(64ps)/6,400 |
最大トルク(Nm/rpm) | 92(9.4kg・m)/3,200 |
WLTCモード燃料消費率(km/L) | 18.6 |
車両本体価格(税込) | 2,114,200円 |
(2023年2月現在 ダイハツより)
小さい車(コンパクトカー)おすすめ5選
トヨタ・ヤリス
トヨタ・ヤリスは欧州諸国でも人気の高いハッチバックタイプのコンパクトカーです。日本国内では先代まで「ヴィッツ」の名称で販売されていましたが、2020年2月にデビューした現行型から海外で使用していた「ヤリス」という名称に統一しました。
ヤリスは現在、世界ラリー選手権(WRC)で活躍している車でもあり、現行型から新しいプラットフォームを採用するなど、走行性能の高さには定評があります。また躍動感あふれるデザインが、さらに次元の高い走りを予感させてくれます。
ほとんどの車がオートマチックになる現在において、ヤリスはガソリン車の2WDのみではありますが6速マニュアルトランスミッションの設定を用意。ドライバーに車を操る楽しみを与えてくれています。本気の走りを楽しみたい人は「GRヤリス」をおすすめします。
車両本体価格は税込みで1,470,000円~4,560,000円。
グレード | Z(ガソリン車 1.5L・CVT・2WD) |
ボディサイズ:全長×全幅×全高(mm) | 3,940×1,695×1,500 |
室内寸法:長さ×幅×高さ(mm) | 1,845×1,430×1,190 |
乗車定員(名) | 5 |
最小回転半径(m) | 5.1 |
最高出力(kW/rpm) | 88(120ps)/6,600 |
最大トルク(Nm/rpm) | 145(14.8kg・m)/4,800~5,200 |
WLTCモード燃料消費率(km/L) | 21.6 |
車両本体価格(税込) | 2,008,000円 |
(2023年2月現在 トヨタより)
日産・ノート
日産・ノートは日産を代表するハッチバックタイプのコンパクトカーで先代の2代目から高い人気を維持し、2020年12月にデビューした現行型の3代目は、電動車(ハイブリッド含む)において2022年に販売台数No.1を達成しています。
パワーユニットは全車「e-POWER」となり、高い燃費性能と走行性能を手に入れました。エンジンは発電のみに使用されモーターのみで走行するため、パワフルなのに滑らかで静かな走行フィールはドライブが楽しくなります。
また自動車安全性能JNCAPの最高評価「ファイブスター賞」も獲得しており、メーカーオプションでプロパイロットやSOSコール機能も装備できるので、安全性においても安心です。
車両本体価格は税込みで2,211,000円~2,878,700円。
グレード | X/e-POWER1.2L・2WD |
ボディサイズ:全長×全幅×全高(mm) | 4,045×1,695×1,520 |
室内寸法:長さ×幅×高さ(mm) | 2,030×1,445×1,240 |
乗車定員(名) | 5 |
最小回転半径(m) | 4.9 |
最高出力(kW/rpm)(モーター) | 60(82ps)/6,000(85(116ps)/2,900~10,341) |
最大トルク(Nm/rpm)(モーター) | 103(10.5kg・m)/4,800(280(28.6kg・m)/0~2,900) |
WLTCモード燃料消費率(km/L) | 28.4 |
車両本体価格(税込) | 2,211,000円 |
(2023年2月現在 日産より)
トヨタ・ライズ
トヨタ・ライズはクロスオーバーSUVタイプのコンパクトカーで2019年11月にデビューしました。先にフルモデルチェンジでデビューしたRAV4に採用された「キーンルック」デザインが採用されたことで、コンパクトながらも存在感あるスタイルが人気です。
デビュー当初はガソリンエンジンのみの設定でしたが、2021年11月にダイハツ工業が開発したハイブリッドシステム「e-SMARTハイブリッド」搭載モデルが追加されバリエーションが豊富になりましたが、4WDを選択する場合は1.0Lガソリンターボとなるのでご注意を。
ライズはトヨタの子会社であるダイハツ工業が進める「DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」をベースに開発された車種で、ダイハツ・ロッキーとは姉妹車になります。
車両本体価格は税込みで1,717,000円~2,338,000円。
グレード | Z(ガソリン車 1.2L・2WD) |
ボディサイズ:全長×全幅×全高(mm) | 3,995×1,695×1,620 |
室内寸法:長さ×幅×高さ(mm) | 1,955×1,420×1,250 |
乗車定員(名) | 5 |
最小回転半径(m) | 5.0 |
最高出力(kW/rpm) | 64(87ps)/6,000 |
最大トルク(Nm/rpm) | 113(11.5kg・m)/4,500 |
WLTCモード燃料消費率(km/L) | 20.7 |
車両本体価格(税込) | 2,049,000円 |
(2023年2月現在 トヨタより)
トヨタ・ルーミー
トヨタ・ルーミーはLivingとDrivingを掛け合わせた「1LD-CAR(ワン・エル・ディー・カー)」をコンセプトに開発されたトールワゴンタイプのコンパクトカーで、ルーミーという車名の由来は英語で「広々とした」を意味し、広い室内空間を表現しています。
エンジン排気量は全グレード1.0Lのため自動車税は29,500円と安くなりますが、1トンを超える車重に対して69psのNAエンジンでは非力に感じるでしょう。その場合はターボエンジン搭載のG-Tグレードの選択をおすすめします。
ルーミーはトヨタの子会社であるダイハツ工業が製造するトールのOEM車であり、ダイハツ工業がスバルにOEM供給しているジャスティとも姉妹車になります。
車両本体価格は税込みで1,566,500円~2,100,000円。
グレード | カスタムG-T/1.0L・2WD |
ボディサイズ:全長×全幅×全高(mm) | 3,705×1,670×1,735 |
室内寸法:長さ×幅×高さ(mm) | 2,180×1,480×1,355 |
乗車定員(名) | 5 |
最小回転半径(m) | 4.7 |
最高出力(kW/rpm) | 72(98ps)/6,000 |
最大トルク(Nm/rpm) | 140(14.3kg・m)/2,400~4,000 |
WLTCモード燃料消費率(km/L) | 16.8 |
車両本体価格(税込) | 2,056,000円 |
(2023年2月現在 トヨタより)
スズキ・スイフトスポーツ
スズキ・スイフトスポーツは、スズキの代表的コンパクトカーであるスイフトのスポーツバージョンという位置づけのコンパクトスポーツカーです。スイフトが1.2LのNAエンジンやマイルドハイブリッドのパワーユニットを採用するのに対して、スイフトスポーツは1.4Lのターボエンジンを搭載。
そのため燃費性能はスイフトよりも劣りますが、最高出力140ps・最大トルク23.4kg・mを発生し、よりパワフルによりスポーティーな走りが楽しめます。トランスミッションには6ATの他に6速マニュアルも用意。自分で車を操る愉しさも味わえます。
より安全を求めたい人は全方位モニター用カメラパッケージ装着車がおすすめで、競技専用に使うなど最低限の装備で十分な人は受注生産になりますが、6速マニュアルが最安値の1,885,400円で購入できるスズキ セーフティ サポート非装着車を選ぶといいでしょう。
車両本体価格は税込みで1,885,400円~2,152,700円。
グレード | 2WD・6MT(ベース) |
ボディサイズ:全長×全幅×全高(mm) | 3,890×1,735×1,500 |
室内寸法:長さ×幅×高さ(mm) | 1,910×1,425×1,225 |
乗車定員(名) | 5 |
最小回転半径(m) | 5.1 |
最高出力(kW/rpm) | 103(140ps)/5,500 |
最大トルク(Nm/rpm) | 230(23.4kg・m)/2,500~3,500 |
WLTCモード燃料消費率(km/L) | 17.6 |
車両本体価格(税込) | 2,028,400円 |
(2023年2月現在 スズキより)
小さい車(外車)おすすめ5選
MINI
MINIはイギリスで1959年~2000年まで一度もモデルチェンジすることなく製造された歴史あるコンパクトカーで、現在はBMWが展開するコンパクトカーのブランドとなっています。デザインはイギリス時代のミニをモチーフに作られています。
MINIはバリエーションが豊富で3ドアと5ドアがあり、そこからトップがオープンになるコンバーチブル、実用性の高いクラブマン、アウトドア向きのクロスオーバー、プラグインハイブリッドのクロスオーバーPHEV、そして桁外れなパワーを持つMINIの最高峰モデルのジョンクーパーワークスまでラインアップ。
使い勝手を考えれば5ドアになりますが、全長が4m以下と短くコンパクトなボディがいいのであれば3ドアになります。価格と相談しながら自分好みのMINIを選んでみるのもいいでしょう。
車両本体価格は税込みで3,100,000円~6,170,000円。
グレード | ONE 3 DOOR FIRST 1.5L |
ボディサイズ:全長×全幅×全高(mm) | 3,865×1,725×1,430 |
室内寸法:長さ×幅×高さ(mm) | 不明 |
乗車定員(名) | 4 |
最小回転半径(m) | 5.3 |
最高出力(kW/rpm) | 75(102ps)/3,900 |
最大トルク(Nm/rpm) | 190(19.4kg・m)/1,380~3,600 |
WLTCモード燃料消費率(km/L) | 16.2 |
車両本体価格(税込) | 3,100,000円 |
(2023年2月現在 MINIより)
フィアット・500
フィアット・500はアニメ「ルパン三世」の愛車としても有名なコンパクトで可愛いイタリア車です。現行型の3代目はアニメに登場する2代目のNUOVA 500をイメージさせるデザインでありながら、現代風にアレンジされています。
全長は3,570mmという短さで全幅も1,625mmと現代の車としてはとてもコンパクトなボディサイズのため、乗車定員は軽自動車と同じ4名しか乗れませんが、可愛らしく乗りやすい車であることは間違いないでしょう。
エンジンはNAとターボの2種類の他にモーターで走るEV(電気自動車)の500eやトップが開閉する500Cなど、いろんなタイプからフィアット・500を選ぶことができます。
車両本体価格は税込みで2,550,000円~5,200,000円。
グレード | 500 1.2 CULT |
ボディサイズ:全長×全幅×全高(mm) | 3,570×1,625×1,515 |
室内寸法:長さ×幅×高さ(mm) | 不明 |
乗車定員(名) | 4 |
最小回転半径(m) | 4.7 |
最高出力(kW/rpm) | 51(69ps)/5,500 |
最大トルク(Nm/rpm) | 102(10.4kg・m)/3,000 |
WLTCモード燃料消費率(km/L) | 18.0 |
車両本体価格(税込) | 2,550,000円 |
(2023年2月現在 フィアットより)
ルノー・トゥインゴ
ルノー・トゥインゴは1992年に登場したコンパクトカーで、現行型は2014年から販売されている3代目になります。先代まではFFでしたが、この3代目はリアエンジン・リア駆動のRRとすることで、先代に比べ全長を100mm短縮しながらも室内長を130mmも延長し使い勝手が向上しています。
エンジンも先代から大幅にダウンサイジングされ、0.9Lのターボエンジンと1.0LのNAエンジンの2種類。ターボエンジンのトランスミッションはATですが、NAエンジンは5速マニュアルとなります。車を操る感覚を求めるならNAエンジン一択になります。
デザインはフランス車らしくオシャレで、ルーフが大きく開く開放的なキャンバストップを装備したモデルもラインアップされています。
車両本体価格は税込みで2,410,000円~2,700,000円。
グレード | インテンス EDC |
ボディサイズ:全長×全幅×全高(mm) | 3,645×1,650×1,545 |
室内寸法:長さ×幅×高さ(mm) | 不明 |
乗車定員(名) | 4 |
最小回転半径(m) | 4.3 |
最高出力(kW/rpm) | 68(92ps)/5,500 |
最大トルク(Nm/rpm) | 135(13.8kg・m)/2,500 |
WLTCモード燃料消費率(km/L) | 17.4 |
車両本体価格(税込) | 2,550,000円 |
(2023年2月現在 ルノーより)
フォルクスワーゲン・ポロ
フォルクスワーゲン・ポロは、フォルクスワーゲンのラインアップの中で最もコンパクトな車で日本でも人気が高く、とくに女性ユーザーに好まれています。現行型は2018年にデビューした6代目で、FFの5ドアハッチバックスタイルです。
全幅は先代まで1.7mを切る5ナンバー枠に収まっていましたが、現行型から次世代プラットフォームのMQBを採用したことで全幅が1,750mmとなり3ナンバーとなりましたが広い室内空間を実現し、日々のショッピングからロングドライブまで幅広くこなせる余裕が生まれ使い勝手が良くなりました。
エクステリアは新たなデザインのフロントバンパーやリヤバンパーが採用されるなど随所にデザインが刷新され、力強くスポーティな印象とともにワンランク上の高級感もあり、まさにプレミアム・コンパクトといえるでしょう。走りに特化したモデルが欲しい人はGTIシリーズのポロがおすすめです。
車両本体価格は税込みで2,572,000円~4,388,000円。
グレード | TSI Active Basic |
ボディサイズ:全長×全幅×全高(mm) | 4,085×1,750×1,450 |
室内寸法:長さ×幅×高さ(mm) | 不明 |
乗車定員(名) | 5 |
最小回転半径(m) | 5.1 |
最高出力(kW/rpm) | 70(95ps)/5,000~5,500 |
最大トルク(Nm/rpm) | 175(17.9kg・m)/1,600~3,500 |
WLTCモード燃料消費率(km/L) | 17.1 |
車両本体価格(税込) | 2,572,000円 |
(2023年2月現在 フォルクスワーゲンより)
アウディ・A1 Sportback
アウディ・A1 Sportbackは初代が2010年にデビューしたハッチバックスタイルのFFコンパクトカーで、現行型は2019年11月に日本デビューした2代目です。現在日本で販売されているものは1.0L直列3気筒直噴ターボなので自動車税が安く済みます。
1.0Lと小排気量ながらターボチャージャーを搭載することで最高出力95psを発生し、トルクフルな走りと俊敏かつ軽快なハンドリングはSportbackという車名のとおりです。エクステリアはワイド&ローのフロントエンドのデザインを採用し、コンパクトながら存在感を演出しています。
インテリアもさすがアウディと思わせる高級感ある作りで、フロントシートは快適な広さがあり、スポーティに絞り込まれたルーフラインにもかかわらずリヤシートにも十分なスペースを確保。荷室はリヤシートを格納すれば、さらに大きく拡張することが可能です。
車両本体価格は税込みで3,000,000円~3,560,000円。
グレード | 25 TFSI |
ボディサイズ:全長×全幅×全高(mm) | 4,040×1,740×1,435 |
室内寸法:長さ×幅×高さ(mm) | 不明 |
乗車定員(名) | 5 |
最小回転半径(m) | 5.1 |
最高出力(kW/rpm) | 70(95ps)/5,000~5,500 |
最大トルク(Nm/rpm) | 175(17.9kg・m)/2,000~3,500 |
WLTCモード燃料消費率(km/L) | 15.2 |
車両本体価格(税込) | 3,000,000円 |
(2023年2月現在 アウディより)
まとめ
小さな車はたくさんの人を乗せたりたくさんの荷物を積んだりすることは苦手で、長距離ドライブには不向きな面がありますが、近所のスーパーへ買い物に行く時や子供を塾へ送り迎えするなど、ちょっとしたお出かけにはとても便利です。
またボディサイズが小さいことで、免許を取ったばかりの初心者や運転が得意でない人にとっては運転がしやすく、狭い道路が多い日本の交通事情にはとても合っています。さらに、小さい車は本体価格や維持費も安いのでセカンドカーとしてもおすすめです。
よくある質問
小回りの利く車を見つけるにはどこを見ればいい?
カタログの主要諸元にある「最小回転半径」を見ます。この数値が小さいほど小回りが利く車となります。今回取り上げたおすすめの車の中では、最小回転半径4.3mのルノー・トゥインゴが最も小回りが利く車となります。
軽自動車は5人乗れる
軽自動車の規格では乗車定員が4名以下となっていますので5人は乗れません。5人で乗りたい場合は普通車のコンパクトカーを選びましょう。ただし、MINIなど一部の外車などでは乗車定員が4名の車もありますので、注意が必要です。