SUVにして脅威の走行性能を誇るマカン!その気になる維持費は?

[PR]本ページはプロモーションが含まれています

⏳この記事は約3~4分で読めます。

マカンは、カイエンよりも一回り小さなミディアムサイズのSUVです。ポルシェがフォルクスワーゲンの傘下に入ったことで、プラットフォームもアウディQ5と共有する部分が多く、実質的には兄弟車となっています。

ポルシェらしいパフォーマンスで、スポーツカー顔負けの走行性能を誇るマカン。今回はマカンの維持費について紹介します。

マカンの特徴

高級スポーツカーを販売する外車メーカーとして知名度の高いポルシェ。そんなポルシェの5ドアコンパクトSUV車がマカンです。

マカンは2013年、ロサンゼルスモーターショーで世界にお披露目されました。いかにもポルシェらしい大きなエアインテークの施されたフロントマスクやスポーティなルーフ傾斜が特徴です。

マカンの性能

  • エンジン出力:最大237ps~400ps
  • エンジン種類:直列4気筒ターボエンジン/V6ツインターボエンジン
  • 最高速:229㎞/L~272km/L

マカンの主要グレード一覧

  • マカン
  • マカン S
  • マカン GTS
  • マカン ターボ/ターボ パフォーマンス

マカンの魅力

ポルシェマカンが多くの人に選ばれるのはなぜでしょうか。特に注目すべき3つの魅力を紹介します。

SUVスポーツカー

マカンはSUV車とスポーツカーの魅力を兼ね備えています。5枚ドアと5人が乗れるシートを備えていながら、スポーツカーならではの走りを楽しめるのです。

マカン独自のコンセプトに基づき、全グレードがスポーツカーにふさわしいデザイン、走行性能、設備となっています。

コンパクトかつパワフル

他のコンパクトSUV車とは比較にならないほどのパワフルな走りがポルシェならではの特徴です。搭載されている4気筒ターボエンジンと6気筒ツインターボエンジンが効率の良い走行パフォーマンスを実現しています。

アクセルを踏み込んだ瞬間、スポーツカーならではの疾走感を得られるのです。コンパクトSUV車と思えない俊敏性やドライビングフィールが魅力的です。

高いデザイン性

ポルシェの高いデザイン性を色濃く受け継いでいるマカン。ポルシェ917を想起させるフロントグリルとなっています。さらにスポーツカーの頂点であるポルシェ911のデザインもモチーフにしています。

ポルシェファンはもちろんのこと、ポルシェについてあまり知らない人にも支持され、その高いデザイン性に魅了される人は老若男女問わず少なくありません。

マカンでかかる維持費は年間どのくらい?

マカンを維持費するためには、年間どれくらいの費用が掛かるのかを調べてみましたので紹介します。

税金

マカンを維持していく上で、課せられる税金の種類ついて紹介します。

自動車税

自動車税は毎年4月1日の時点で車を所有している人すべてに納税の義務があります。車の用途や排気量によって税額が決められています。環境性能の高い一部の車種またはグレードにはグリーン化特例により減税措置がとられるしくみです。

マカンの総排気量ごとの自動車税は次の通りです。

グレード 排気量 自動車税
(2019年9月30日まで)
自動車税(2019年10月1日以降)
マカン 1,984㏄ 39,500円 36,000円
マカン S 2,996㏄ 51,000円 50,000円
マカン GTS 2,893㏄
マカン ターボ 2,894㏄

重量税

自動車重量税は新車登録時や車検時に支払う税金です。自動車の車両重量に応じて0.5tごとに税額が決められています。また、経過年数によっては税額が引き上げられることもあるので注意しましょう。

マカンの自動車重量税は1.5t超2.0t以下に分類されるため、税額は32,800円です。13年経過すると45,600円、18年経過すると50,400円に増額されます。

自動車重量税は2年または3年ごとにしはらう税金ですから、払うタイミングによって税額が異なります。マカンの一年間の自動車重量税は16,400円です。

保険

自動車に関する保険は、大きく分けて【自賠責保険】と【任意保険】の2種類があります。自動車を購入した全ての人に加入が義務付けられているのが【自賠責保険】で、自賠責保険では賠償しきれないため、任意で加入することができる保険を【任意保険】と言います。自賠責保険と任意保険について説明していきます。

自賠責保険

自賠責保険は、自動車を所有する全ての人へ加入が義務付けられた保険で、自賠責保険に加入しなければ一般道を走行することもできませんし、車検を受けることもできません。

自賠責保険は、人に対して適用することができる保険で、車本体や建物などを壊しても補償は一切されません。自賠責保険は、死亡時でも3,000万円しか補償されないので、補償額は決して満足の行く額ではありません。

自賠責保険は、保険料が決められているので、どこの保険会社で加入しても保険料は同じです。車検を受ける時に、車検期間分の自賠責保険料を支払うので、一般的な継続検査の場合は、2年間分(24ヶ月)【¥25,830-/2年】となります。車検の有効期間と自賠責保険の有効期間は同じ24ヶ月ですが、満了日の時間に違いがあります。

車検の有効期間満了日は【深夜24時まで】、自賠責保険の有効期間満了日は【昼の12時まで】で、満了日に12時間のズレが生じています。

自賠責保険に加入していない車は公道を走ることができないので、自賠責保険に加入する場合は24ヶ月ではなく、25ヶ月で加入することが通例とされています。マカンの車検時に加入する自賠責保険は、25ヶ月で【¥26,680-】となります。

1年間分に換算しますと、【¥26,680-÷2年=¥13,340-/年】です。

任意保険

自賠責保険は、人に対してしか保険が適用されず、補償内容自体も乏しいため、事故を起こした時には自賠責保険だけでは、全てを賠償することはまず不可能です。

自賠責保険では補償されない【相手や自分の車】【相手や自分の搭乗者】【事故によって破損した物】などを補償するためにも、補償内容が揃っている任意保険に加入しておく必要があります。

任意保険は、サービス内容によって各保険会社で、保険料が全く異なります。任意保険に初めて加入した場合は、6等級から始まりますが、1年間1回も保険を使わなかった場合は、保険契約を更新すると等級が上がって保険料が安くなる仕組みになっています。

保険契約更新時に、別の保険会社へ変更しても、それまでの等級を引継ぐことができるので、補償内容や保険料を毎年見直すことで維持費を抑えることができます。

マカンの購入層は、同じSUVでもカイエンよりは幅が広く、落ち着いて乗ると言うよりは、マカンの走行性能を愉しむユーザーが多いことを想定して、任意保険の料金を1例として紹介します。

●マカンの料率クラス:(対人)6(対物)6(搭乗者)4(車両)8

  • 年齢     :30歳以上
  • 等級     :16等級
  • 年間走行距離 :16,000km
  • 免許の種類  :ブルー
  • 運転者限定  :本人限定
  • 運転者年齢制限:30歳以上
  • 対人賠償   :無制限
  • 対物賠償   :無制限
  • 年間の保険料(車両保険無し):¥ 59,900-
  • 年間の保険料(車両保険有り):¥165,400-

マカンは、行動的で活発な男性ユーザーが多いのですが、車両価格が高い高級車なので、20歳代の若者には購入することが難しい車種です。既婚者のユーザーでも、本人以外に運転させることは少ないので、運転者限定は本人限定を設定しました。

高級車なので車両保険へ加入しているユーザーも多いのですが、マカンは事故率を表す車両料率が8の高い数字で、任意保険料金はかなり高額に設定されています。

その他費用

マカンを維持するため、税金や保険以外で掛かる費用の中で、最も大きなウェイトを占めるのは、ガソリン代と駐車場代です。

故障や事故などで大きな出費に見舞われることもありますが、ガソリン代と駐車場代は維持費の中でも大きなウェイトを占めています。税金や保険以外で必要となる費用を紹介していきます。

ガソリン代

車を維持するにはガソリンが必要です。ガソリン代は一年間の維持費のうち20~40%を占めると言われています。できるだけ節約したい負担の大きな維持費と言えるでしょう。

一年間にかかるガソリン代は、その時の景気や地域、燃費や走行距離によって大きく変動します。思ったよりガソリン代に生活費が回されてしまうと焦る前に一年間のガソリン代を予想しておくことはおすすめです。

年間ガソリン代の計算式
年間走行距離÷燃費(km/L)×ガソリン代(¥/L)

では、マカンの燃費に合わせて計算してみましょう。実燃費は9.1km/Lと想定し年間走行距離は10,000㎞とします。

マカンの年間ガソリン代
10,000㎞÷9.1km/L×143.2¥/L=157,362円
(2020年11月現在のハイオク価格)

マカンを1年間で10,000㎞走らせると仮定すると、約150,000円のガソリン代が必要です。

出来るだけガソリン代を節約して、維持費を抑えるためには運転の仕方がポイントとなります。アクセルを深く踏み続けたり、急ブレーキ&急発進は避けましょう。

上り坂でアクセルを踏み続けなくてよいように、上り坂に入る前に十分加速するようにしましょう。

エンジンオイル交換費用

マカンのエンジンオイル交換は、交換時期が近づくとエンジンオイルメンテナンスが表示されますので、交換後に表示をリセットする必要があります。マカンのエンジンオイル交換時期は、他のポルシェと同じで走行距離に関係なく、年に1度エンジンオイルの交換をするようにメーカーが推奨しています。

エンジンオイルの種類としては、SUVとしての性能を損なわないため、低い温度でも凍結しないように【0W-40】を使用することをオススメします。エンジンオイルは、メーカーや種類によって金額が違いますが、市販されている0W-40のオイルは、¥3,000-/L前後で販売されています。

マカンのエンジンオイルの交換には、アンダーカバーを外す手間とメンテナンス表示をリセットする必要があるため、作業工賃は高くディーラーでは¥10,000-が相場になっています。マカンに使用するオイルの量は【8L】なので、エンジンオイル交換の料金は【(8L×¥3,000-)+¥10,000-=¥34,000-(消費税別)】です。

マカンの1年間に必要なエンジンオイルの交換費用は、【¥34,000-(消費税別)】となります。

尚、エンジンオイルフィルターを交換する場合は、オイルフィルター代とシーリングリング代が上記金額とは別に¥8,000-~¥10,000-が必要となります。

駐車場代

マカンは、ミドルサイズのSUVですが、販売台数の多くは大都市に集中しています。マカンは、全長こそ国産車と変わらぬサイズですが、全幅が1,900mmを超えるビッグサイズなので、立体駐車場に入れることができない場合があります。国内の立体駐車場の多くは、全幅が1,.900mm以下の所が多いため、マカンは駐車することが難しいのが実情です。

マカンを駐車する場合は、平面型の駐車場を借りるようにしましょう。月極駐車場相場の分かるサイトを参照にして、大都市での駐車場代相場を調べてみましたので紹介します。

●大都市の駐車場平均月額

  • 東京都の月極駐車場平均額:¥36,500-(¥438,000-/年)
  • 大阪府の月極駐車場平均額:¥38,000-(¥456,000-/年)
  • 兵庫県の月極駐車場平均額:¥32,000-(¥384,000-/年)
  • 愛知県の月極駐車場平均額:¥31,000-(¥372,000-/年)

東京都と大阪府は、車を所有するだけで年間・40万円以上、神戸市のある兵庫県や名古屋市の愛知県でも、年間・40万円近くが駐車場代として必要となります。

車検代

マカンを購入すると、初年度登録から10年が経過するまでは、2年に1度の間隔で必ず車検を受けることになります。

今回は大きな修理もなく車検に合格したことを想定した金額で車検費用を算出していますが、車検時には必ず消耗品の交換はあるのでマカンの場合、部品代や作業工賃が高いため、30万円は余分に準備しておくようにして下さい。

  • 自動車重量税:¥20,000-/2年~¥25,000-/2年
  • 自賠責保険料:¥26,680-/25ヶ月
  • 印紙代   :¥ 1,100-
  • 車検整備費用:¥30,000-
  • 車検代行料 :¥10,000-
  • 消費税   :¥ 3,200-
  • 車検費用合計:¥90,980-~¥95,980-

車検は2年に1度なので、1年間の維持費として計算を行うと、【¥90,980-÷2年=¥45,490-/年~¥95,980-÷2年=¥47,990-/年】となります。

年間の維持費合計

  • 自動車税   :¥ 39,500-/年~¥58,000-/年
  • ガソリン代  :¥125,781-/年~¥161,000-/年
  • オイル交換代 :¥ 34,000-/年
  • 車検費用   :¥ 43,890-/年~¥46,390-/年
  • 年間維持費合計:¥243,171-/年~¥299,390-/年

※上記金額には消費税は含まれていません。

この年間維持費合計には、加入条件によって大きく金額が異なる任意保険料と、お住いの地域によって大きく価格が異なる駐車場代は含まれていません。また、マカンは車検で交換する消耗部品や作業工賃が高いので、¥200,000-~¥300,000-は最低でも余分に用意しておく必要があります。

マカンの購入時にかかる費用は?

マカンに用意されているグレードは、全部で5種類用意されていますが、全てのタイプがパドルシフトの7速PDKが採用されています。マカンを新車で購入するときの費用を調べてみましたので、紹介していきます。

車体価格

  • マカン       :¥7,370,000
  • マカンS       :¥9,010,000
  • マカンGTS         :¥10,620,000
  • マカンターボ       :¥12,520,000

マカン公式:https://www.porsche.com/japan/jp/models/macan/

オプション装備

マカンに用意されているオプション装備を一部だけ紹介します。

  • カーボンコンポジットブレーキ:¥1,350,926-
  • スポーツテールパイプ    :¥ 130,556-
  • スポーツエクゾーストシステム:¥ 404,630-
  • シートヒーター       :¥ 140,741-
  • シートベンチレーション   :¥ 156,482-
  • リアサイドウィンドウ    :¥ 36,111-
  • ステアリングホイールヒーター:¥ 45,370-
  • メーターぺネル       :¥ 82,407-

※上記金額には消費税は含まれていません。

自動車重量税

自動車重量税は、新車を購入する時と車検を受けるときに課せられる税金で、車両重量によって決められた税額を車検の時に納付します。マカンの新規検査期間は3年なので、3年間分の自動車重量税を新車契約時に納めることになります。

マカンの新車購入時に課せられる3年分の自動車重量税額は、本則税率適用で【¥30,000-/3年~¥37,500-/3年】となります。

自動車取得税

自動車取得税は、平成26年4月以降に登録・納車の自家用自動車に課せられる税金です。取得価額は車両本体の他にも、簡単には取り外すことのできないエアコンやカーナビなどのパーツについても取得価額として3%が課せられます。オプションは無しと言う条件で今回は算出します。

  • ニューマカン       :(¥ 6,472,222-×0.9)×3%=¥174,750-
  • ニューマカンS       :(¥ 7,953,704-×0.9)×3%=¥214,750-
  • マカンGTS         :(¥ 9,083,333-×0.9)×3%=¥245,250-
  • マカンターボ       :(¥10,185,185-×0.9)×3%=¥275,000-
  • マカンターボパフォーマンス:(¥11,055,556-×0.9)×3%=¥298,500-

しかし、2019年10月以降、消費税が10%に上がったことに伴い、自動車取得税は環境性能割へと変わりました。

環境性能割とは

環境性能に応じて非課税から3%で税率が決められます。

自賠責保険

マカンを新車で購入した場合、初めての継続車検までの期間が3年なので、自賠責保険も36ヶ月若しくは37ヶ月で加入することになります。自賠責保険と車検の有効期間満了のズレについては、先ほど説明したので省かせて頂きます。

マカンを新車で購入する場合の自賠責保険料は、37ヶ月分の【¥36,780-】となります。

登録に必要な諸経費

マカンを新車で購入した場合、車庫証明や名義変更の手続きを管轄の警察署や陸運局で行わなければいけません。マカンの新車登録に必要な諸経費の内容と費用を紹介します。

  • 検査登録手続代行費用:¥35,000-
  • 車庫証明費用    :¥ 2,600-
  • 車庫証明手続代行費用:¥25,000-
  • 納車費用       :¥35,000-
  • ナンバープレート代 :¥ 1,500-
  • 諸経費合計     :¥99,100-

※手続き代行費用、車庫証明費用、ナンバープレート代などは、店舗や地域によって金額は異なります。

マカンの壊れやすいところや注意するべき点

マカンで故障する恐れがある箇所は、パワーステアリングの故障です。今まで軽かったパワステが急に重ステになれば、車に詳しくない人でもパワステの故障に気付くのですが、様々な前兆によって故障の個所が違います。

ステアリングを左右に回した時に、「ウォーンウォーン」と異音がする場合は、パワステオイルを補充することで殆どの場合は解決できます。

ステアリングを左右に回した時に、「キュルキュル」と異音がすれば、パワステベルトの劣化かベルトが緩んでいるだけかもしれません。

このように異音の場合は、ちょっとした修理で済む場合が多いのですが、パワステが急に重たくなったり、全くパワステが効かなくなった場合は、パワステポンプ、パワステギアボックス、パワステ制御ユニット、センサーやモーターなどの故障が原因で起こる場合があります。

マカンでパワステが重たくなる現象が起こった場合は、パワステ制御ユニットの故障が多く、部品代だけでも数十万円は掛かります。パワステ制御ユニットに水が入って故障するケースもあるので、防水フィルターに不具合がないかどうかを早めに点検しておくことをオススメします。

防水フィルターを交換するだけなら高額ではないのですが、不具合のある防水フィルターをそのまま放置してしまうと、最悪の場合はパワステ制御ユニットを交換しなければいけなくなります。

パワステ制御ユニットを交換するような故障だと、多額の修理代が発生しますし、走行中にパワステが壊れてしまうと大事故に繋がる恐れもあるので、早期発見&早期修理するようにして下さい。

まとめ

マカンの維持費について紹介してきましたが、ポルシェの中ではコンパクトSUVとして扱われていますが、全幅・1,900mmを超える国産車はアルファードクラスのLサイズ車両しかありません。

全幅が大き過ぎて、立体駐車場にも入ることができないため、不便さの方が日本では際立つ車かもしれませんが、ポルシェ全体の販売台数のうち約4割がマカンと言われている主力商品です。

日本でもSUVの人気は高く、今後マカンも日本での販売台数を伸ばしてくる車種の1つです。マカン自体は故障さえなければ維持することには問題のない車ですが、故障したときは修理代が国産車の数倍は掛かる高級車です。維持費を掛けずにマカンを所有し続けるには、日頃のメンテナンスが最も重要になります。