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【エルグランド】高く売れる理由はなに?高額買取のポイントを紹介

日産のフラッグシップミニバンとして確固たる地位を築くエルグランド。圧倒的なオーラを放つそのボディと、高級ホテルのようなゴージャスなインテリアに高い人気が集まる車です。

憧れの車としても位置付けられ、買取市場においても安定した需要があるといえるでしょう。そのため、高価買取も期待できる1台です。ただ、さらに高値で売るためにはいくつかのポイントをおさえることも大切だといえます。

そこで、エルグランドの特徴や高値で売れる理由、さらに高額買取を引き出すためのポイントも交えて紹介します。

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目次

日産エルグランドの特徴

日産エルグランドが最高級ミニバンの草分けとして誕生したのは1997年。

それまでのミニバンにはない広々とした車内空間と威風堂々としたたたずまいが支持され、その後エルグランドに対抗してトヨタが発売したライバル・アルファードとともに、日本の二大LLクラスミニバンとして君臨してきました。

現在に至るまでいまなお人気の理由はいくつかありますが、まずはなんといっても、周囲のクルマに比べて際立つ圧倒的な存在感です。

現行モデル(E52型)のサイズを見てみると、

全長4,915mm
全幅1,850mm
全高1,815 mm
と一般的な国産自動車に比べて、ひとまわりもふたまわりも大きなボディを誇っています。

公道でこれを上回るサイズのクルマは、もはやトラックやバスなどの業務用車両か、一部の輸入車しかありません。
まさに「公道の王様」と呼ぶにふさわしい存在ですね。

実はこの大型ボディの副次的効果として“走行中に煽られにくい”ため、非常に安全性が高いクルマでもあるんです。

近年、コストパフォーマンスに優れたスモール〜ミドルサイズのミニバンでも各種安全装備が充実してきましたが、どうせなら「安全・安心をお金で買う」つもりでエルグランドを選択しておいたほうが、家族などお金には換えられない大切な存在を守ることにつながるといえますね。

また、エルグランドはただボディサイズが立派なクルマというだけではありません。
日産の最高級ミニバンとしての位置づけにふさわしい、エレガントで重厚感のあるエクステリアとインテリアも大きな魅力です。

一般にミニバンというと、ユーザーの中心がファミリー層ということもあってどうしても所帯じみた雰囲気が漂いがちですが、エルグランドの場合は高級感たっぷりの内外装ゆえにそういったイメージとは無縁です。

エルグランドに乗っているだけで、なんだか満たされた気分になる。そんな特別感を演出してくれるところもまた、長年に渡って人気を博している大きな要因でしょう。

なお、気になる燃費は、日産公式サイトによると2.5Lモデルで9.2km/L、3.5Lモデルで10.8km/Lとなっています。もっとも、これはあくまでカタログ値なので、実燃費は6.5〜7.5km/Lくらいに落ち着くようです。

最新のハイブリッド車や軽自動車に比べてどうしても見劣りする数字ではありますが、大型ミニバンであるという特性を考慮すれば、決して燃費が悪いわけではありません。

日産エルグランドの最新買取相場

さて、そんなエルグランドの最新の買取査定相場がどうなっているのか見ていきましょう。

<2.5 250 ハイウェイスターS>
2017年(平成29年)式 カラー:ブラック系
走行距離: 4.0万km 新車価格:353.0万円 買取価格153.2万円 残価率:約43%

<3.5 ライダー ハイパフォーマンススペック>
2015年(平成27年)式 カラー:ブラック系
走行距離: 6.0万km 新車価格:531.0万円 買取価格161.0万円 残価率:約30%

<2.5 250 ハイウェイスター 4WD>
2014年(平成26年)式 カラー:ブラック系
走行距離: 8.0万km 新車価格:388.0万円 買取価格153.2万円 残価率:約39%

エルグランドは中古車市場で高い人気を誇るため、2014年式・走行距離8.0万kmの車にも約39%という高い残価率がみられます。年式が新しい場合には約43%もの残価率があり、高値での売却が期待できるでしょう。

ただし、誕生当初から非常に高い人気を維持してきたエルグランドではありますが、現行モデルである3代目(E52型)の登場は2010年8月とずいぶん前です。途中、2014年にはビッグマイナーチェンジが行われたものの、相当長いモデルライフとなっています。

特に近年では、エルグランドの新車販売はライバル・アルファードに比べてやや陰りが見えてきた感があり、今後の中古車買取価格がこれまで同様に高値で推移する保証はありません。

おそらく、そろそろフルモデルチェンジが控えていると思われますが、一般的な傾向としてフルモデルチェンジが行われるとその前のモデルは買取価格がグンと下がることが多くなっています。

そのため、現時点でエルグランドの売却を検討している方は、早めに動いたほうが良いでしょう。
少なくともまずは見積り査定だけ取ってみておけば、そのまま売却するかどうかはともかくとして、余裕をもって今後のことを進めることができます。

より高額に買い取ってもらうためのポイント

このように、ただでさえ値落ちが少なく高額買取が期待できるエルグランドですが、人気のグレード・カラー・オプションに当てはまっていると、さらに高く売れる可能性があります。
ひとつずつ見ていきましょう。

高く売れる人気のグレード

前項「日産エルグランドの最新買取相場」で見たように、2.5Lモデルの残価率が66%と際立っていましたね。実はエルグランドは、上位グレードである3.5Lモデルよりも、2.5Lモデルに対する需要のほうが高いんです。

2.5Lモデルは3.5Lモデルと違ってレギュラーガソリンで大丈夫ですし、燃費や税制の面でも有利だからというのが人気の理由です。

高く売れる人気のカラー

日本の一般的な傾向と同じく、エルグランドも白と黒が圧倒的な人気を集めています。

同車の高級感を存分に醸し出すファントムブラック(黒)と、大きなボディをさらに引き立たせるホワイトパール(白)が、特に新車・中古を問わず人気です。査定時において、この2色であれば他のカラーに比べて数十万円のプラス査定が十分に望めます。

高く売れる人気のオプション

いろいろなオプションが充実しているエルグランドですが、オプションはユーザーの好みが分かれる部分でもあるため、査定にプラスに働くと確実に言えるのは、必須の装備に限られてきます。

そのひとつが、「アラウンドビューモニター」。
車体が大きなエルグランドは、これがあれば取り回しがずいぶん楽になるので、みんながぜひ欲しがる装備です。

次に、「オートスライドドア」です。
やはり車体の大きさゆえにドアの重量があるため、とくに女性や子ども、高齢者が手動で開閉するのはなかなか難儀します。
そのため、あると便利というより“ないと困る”装備なので、査定においては確実にプラスに働きます。

10年落ちの場合、買取の値段はつくか?

買取店舗を見極めることがカギ

ここまで見てきたように、日産エルグランドは中古車でもなお需要が高く、高額買取が期待できる一台です。

しかし、さすがに10年落ちのモデルとなるとどうなのでしょうか?世間では、「クルマは10年も乗れば、ほとんど買取値がつかない」なんて話も聞きますから、気になるところですよね。

結論から言うと、10年落ちでも50万円以上の査定額を狙うことは十分に可能です。

ただし、買取店によって査定額にかなり違いがあり、35万円ほどの差額が生まれたケースも報告されています。
どうせなら一括見積サービスなどを利用して複数業者の査定額を比較することで、できるだけ高い査定額を引き出せるといいですよね。

さすがに年式が浅いモデルに比べて手を挙げる買取業者数は少なくなるものの、走行距離が平均的な範囲のものであれば、50万円どころかさらに高い査定額となった事例が多数報告されています。
決して値がつかないわけではありません。

ディーラー下取りは要注意

ただし注意点として、ディーラー下取りだと値がつかないことがあります。

実際、日産公式サイトの「下取り参考価格シミュレーション」によると、2008年式エルグランドの最人気グレード「250ハイウェイスター」の場合、参考データが存在しない、つまり事実上、値がつきません。
同年式の最上位グレード「350XL」でさえ、7〜22万円という評価にとどまっています。

日産のディーラーが自社の中古車を下取りする場合でありながら、実情はこうなっているのです。

この事実からも、エルグランドを売却する際はディーラー下取りよりも、複数の中古車買取店に査定を依頼したほうが、高額買取を期待できるのは間違いないでしょう。

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まとめ

ここまで、なぜ日産エルグランドが高値で売れるのか、同車の特徴に触れて解説しつつ、売却にあたってさらにできるだけ高値を引き出すためのポイントを紹介してきました。

一般的に言って、ミニバンは高年式であっても中古需要が高いので、買取査定においても比較的満足のいく結果になることが多い車種です。

そのなかでもエルグランドはとりわけ高値安定しているため、売却にあたってガッカリするようなことはまずないでしょう。

もっとも、前述のように、フルモデルチェンジが行われると前の型式が一気に値下がりする可能性があることや、ディーラー下取りはあまり高値が期待できないので、できるだけ早めに一括査定見積りなどで複数業者の査定にはかるのがオススメです。

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