個性的なデザインで知られるジューク。日産の新しい試みとして斬新なデザインが採用されたジュークは中古車市場でも人気の車です。
そんなジュークには、高く買取をしてもらうためのコツがあります。ポイントをおさえるとジュークの高価買取は可能です。この記事ではジューク特徴や買取に必要な相場知識などについて詳しく解説します。
[myphp file=article-cta-parts-s]快適なドライブが楽しめるジュークの特徴
スポーツカーやコンパクトカーなどあらゆる自動車の枠を飛び越えた既存のジャンルにとらわれないのがジュークの特徴です。
SUVでもオンロード向けのジューク
ジュークは、SUVとしてオンロードを走るのに向いており、快適なドライブを楽しめるように設計されています。そして、コンパクトカーとSUVの特徴を持ちあわせています。2010年に発売されたのをきっかけに一気に人気車種となりました。エンジン性能が高く、路上を爽快に走る姿から走行性能の高さが目立ちます。
また、パーソナライゼーションと呼ばれる方法で、81パターンから一つをセレクトして自分だけの車を手に入れることができます。グレードやボディカラー、パーツカラーにオプションパーツの選択など同じ車種でも他の乗るジューク車両と違う自分仕様に仕立てることができます。
最新型の<15RX Vセレクション Style NISMO>では、クールな感じと外観のスタイリッシュさのあるグレードを発売しています。見た目だけでなく走行性能や高い空力設計などが魅力です。専用のエクステリアパーツも用意されているなどジュークの質をさらに高めるパーツの数々が専用パーツとして用意されています。
内装は、ビジュアル重視のコントロールパネルによってモード変更やセレクトを自在に行う特別仕様が標準装備されています。座席を前に倒すことによって荷物を置くスペースを自由に作り出せます。
コンパクトカーでは窮屈さがあった運転席は、快適な運転ができるように広さを追求した空間を確保しています。小物やスマホなど普段から運転席に持ち込んで置き場に困るものも独自のトレイを用意することで利便性を高めています。
安全性の高さも注目ポイント
ジュークは外装や機能性ばかりに目が行きますが、実は高い安全性能も注目されるポイントです。いま注目されているのは、<インテリジェント エマージェンシーブレーキ>です。このブレーキシステムは、危険を回避しつつ安全な運転をサポートします。
特に、フロントカメラによる自動の検知機能は、安全をアシストするために欠かせない機能となっています。カメラが前方の歩行者を検知すると、ブザーや点滅によって運転手に避けるように注意を促します。回避が上手くいかない場合や減速が安全にできない場合、緊急ブレーキによって衝突を回避します。
相手が車の場合は、衝突の危険をまずは運転手に知らせて減速を促します。衝突の危険性が上昇したときは、緩やかにブレーキを作動させて速度を減速します。運転手が安全にうまく減速できない場合は緊急ブレーキで衝突を回避します。
また、ジュークのLDW、車線逸脱警報と呼ばれる運転サポート機能では、車線から出そうになったり無視してはみ出るような場合にブザーなどで運転手に知らせて安全に車線から出るのを回避します。
ハイビームアシストでは、周囲の暗さなどを考慮して、人か車を判別し検知することでハイビームとロービームを自動で使い分けるなど切り替えの手間を省くシステムを採用しています。長距離のドライブや旅行などで、安全性を高めたい方や事故を減らして快適なドライブを楽しみたい方に人気です。
2010年発売のジュークの相場は安定傾向
ジュークは個性的な特徴を持つ外観とセレクトできる部分が評価されて、高い人気を得ています。特に、ヨーロッパ市場に意識を向けた車であるため、独自性やオンリーワンの車を探す人にとっては、数少ない車種です。
2010年発売のジュークは、日本の自動車市場に新たな風を吹かせたことで、コンパクトクロスオーバーSUVの中心となりました。8年以上たった現在でも当時の年式で50~80万円ほどの相場を維持しているなど、相場は安定しています。ここ最近は値幅の大きな増減がそれほどありませんでした。
マイナーチェンジを繰り返すことで旧式になったグレードを除けば、デザイン性や走行性能など、いまだ部分的に高い評価を受けています。最新式の年式では走行距離次第で150~200万円の値が中古車としてつくことは珍しくありません。古くても走行距離がほとんどなく、スタンダードなカラーやパーツの場合、170万円前後の販売額であることが分かります。
ジュークの相場の現在までの推移
現在までの相場は、大きく変動したことはなく、流通量や人気の微妙な変動によって値の上げ下げが生じたことくらいでしょう。ジュークの場合、大人気と呼べるほど、他社を圧倒しているわけではありません。そのため、年度とともに人気が入れ替わって大きく値を落とすということがないため、ゆったりとした相場の変動が特徴です。
数年落ちでそれぞれ20~40万円の相場の開きがあるのに比べて、年次推移としては変化が少なく、今年は特別仕様車の流通が増えたことで少し市場の価格を底上げはしたものの、通常グレードについてはほとんど変化のない状態が続きました。7年落ちの場合、車検を迎えるものが増えたい影響で2018年12月までに価格をわずかに落としています。
最新の買取相場は以下の通りです。
<ニスモ R S>
2017年(平成29年)式 カラー:ブラック
走行距離: 2.0万km新車価格:346.8万円 買取価格:187.0万円 残価率:約53%
<ニスモ R S>
2015年(平成27年)式 カラー:パール
走行距離: 3.0万km新車価格:346.8万円 買取価格:139.0万円 残価率:約40%
<ニスモ 15RX Vセレクション>
2016年(平成28年)式 カラー:ブラック
走行距離: 2.0万km新車価格:224.7万円 買取価格:108.0万円 残価率:約48%
走行距離が短いジュークであれば2015年式であっても約40%という残価率がみられます。年式が新しい場合には約53%にも跳ね上がりますので、高価買取が期待できるでしょう。
ジュークを高く買い取ってもらうには
ジュークを高額で買い取ってもらうためには、グレードやカラーなどをしっかり把握することが重要です。
人気のグレードは15RXと16GT
人気のグレードとしてジュークから出ているニスモ、ニスモ RS、16GT FOUR パーソナライゼーションなどがあります。ニスモは130~170万円の相場、ニスモ RSなら150~190万円までが買取相場です。2015年発売の人気グレード15RX Vアバンセレクションパーソナライゼーションは、およそ110~140万円と価格を落としています。
他にも人気グレードとして、16GTのシリーズで16GT FOUR、16GT ドレスアップ、16GTFOUR ドレスアップ、16GT パーソナライゼーションなどです。2010年発売の16GTの方が人気はありますが、買取額は50万から160万までの幅があるため車両次第なところがあります。
人気カラーはブラック、ホワイトパール、ラディアンレッド
グレード以外にジュークでは、カラーが重視される傾向にあります。特に人気カラーであるかどうかで買取額もかなり違ってきます。カラーは人気から決まる流通量に違いを生じさせることは他の車種ではそれほど大きな要因にはなりません。
しかし、ジュークの場合、グレードと並んでカラーの選択は買取額に大きな影響を与えます。カラーの中でもそれほど人気のないものや個性的過ぎるものは流通量が少なく、人気が出ないためあまり高く買い取ってもらえません。
逆に人気のカラーは高額買取の材料として判断されます。他の車種でもボディカラーとして人気のブラックやホワイトパールはジュークでも人気があります。また、ラディアンレッドは、スポーツカータイプの外観としてブラックに次いで人気のカラーです。他にもダークメタルグレーやブリリアントシルバーもカラーとしては人気です。
4DW駆動車
グレードやカラー以外の買取額を高くする要素として、駆動方式があります。ジュークの場合、エンジン性能や走行性能に重点を置いている設計のため、4DWの人気が高く買取額が2WDよりも高くなる可能性があります。
また、4DWは車買取の上で全体的に数が不足しているため、需要が高いことが多く、ジュークの場合は顕著です。中でも年式の新しい4DW駆動車として買い取ってもらうことができれば、十分に買取額が上がるでしょう。
ただし、4DWはジュークの燃料効率とあわせると若干燃費が悪くなります。中古買取額だけにとらわれると逆にコストパフォーマンスが悪くなる場合があるので注意が必要です。
売却を決めたら長距離走行は控える
ジュークは走行距離が少ない方が買取額は高くなる傾向にあります。走行距離と価格の関係としては、7~9万kmが130万円以上で売る境界線です。10万kmを越えたあたりから一気に80万円以下の車両が増え、ほとんどの車両が50万円前後の買取になります。
3~5万kmまでであれば100万円前後で集中するため、150万円以上で売りたい方は1万km以下に押さえるのがベターでしょう。新車の場合、500~600km以下の走行距離にすると買取額を一気に上げることができます。
市場がどのくらい活発化しているかで多少違いはありますが、1万kmというキリの良い数字は査定で価格を下げられる要因になるので走行を控えるなど気をつけましょう。
ジュークは買取後の販売で一貫してSUVの長距離走行を目的にする方が多くいます。買い取る側も走行距離が少ないものが需要は高いため、業者は走行距離の少ないジューク車両を欲しがります。売却を決めたら、できるかぎり長距離走行を控えて査定するのが無難です。
ジュークのリセールバリューを気にするならどれがオススメ?
ジュークは市場全体でリセールバリューが5年落ちで50~54%の高すぎないが低すぎることもないパーセンテージの車種です。グレードによってリセールバリューは異なり、およそ10%ほどの差がグレードごとに出ます。
おすすめグレードとしては、<15RX アーバンセレクションプレミアホワイトパック>や<15RX プレミアムホワイトパッケージ>が3年後のリセールバリューでともに65%を超えて試算上67%、66%と高い水準を維持しています。
<15RX パーソナライズパッケージ>でも60%を超えているため、ジュークの購入を考えている方は16GTより15RXのシリーズがグレードとして選ぶなら良いでしょう。15RXは標準の仕様として販売される15RSの一つ上の仕様です。
15RXは標準では選べないオプションであるプッシュエンジンスターター等をつけることができるため、買取には有利となり、リセールバリューが高くなります。
買取額を意識するのであれば、<16GT ドレスアップ>や<15RX セレクション>といった特別仕様車をグレードとして検討しましょう。実際、ドレスアップとセレクションの各車両で高い買取相場が実現しているなど、特別仕様車の人気の高さがジュークにはあります。
しかしながら、リセールバリューにおいて他の車種を含めた全体の相場としては、それほど極端に水準とはならないのも忘れてはなりません。高くても3年後の65%前後が一つの壁で、それ以上はジュークの人気がさらに上がることがなければ大きな変化が見込めないのも事実です。
ジュークのオススメの売却方法
ジュークを売却する場合は、売却方法についてもよく検討しておくことが大切です。市場が活発なことからジュークの人気が安定して高いため、買取時に査定次第で高くも低くもなります。特に買取業者からすれば、オプションや走行距離に目を向けるのは必然であるため、どのくらいの価格をつけるかは業者により違いが出ることは確かです。
ジュークは特に市場が反映されやすい車種であるため、一括査定が良いといわれています。理由は、市場の価格の限界まで見積額を提案する業者が数社は待機しているからです。人気である車種としてジュークは高い買取額がつきやすい一方、値切りや査定のさじ加減で価格を下げることがあります。
必要なのは、売却においてしっかりと交渉することです。他の車種ではあまり買取時の交渉はおすすめされないことが多くあります。知識にない方が無理に交渉をすると良いことがあまりないためです。しかし、ジュークの場合、査定するスタッフや買取業者の規定によって買取額が十分に変更することが考えられます。
そのため、ジュークを売却する場合は積極に交渉することが推奨されているのです。事前に、相場やグレードの知識を知っておくだけで簡単な交渉ができます。
下取りはリセールバリューが買取よりも少し低いことに加えて、ジュークやそれ以外の新車購入を検討することを考えていない人にとってあまり積極的に利用するのは難しいでしょう。
まとめ
今回は、ジュークの車の特徴や中古車の市場、売却方法などについて紹介しました。いくつかあるグレードの中で、高額の中古社買取に向いたグレードに注目しましょう。
ジュークは標準仕様のものより特別仕様車が高く買取される傾向にあり、売却方法も普通に車を売るときのセオリーを実施するのではなく、人気車ならではの交渉や一括査定を利用した売却がおすすめです。
また、2019年9月3日には、日産の欧州公式サイトでフルモデルチェンジを果たした新型ジュークが発表されました。日本での発売開始時期は未定ですが、今後フルモデルチェンジをしてくる可能性が高いでしょう。
フルモデルチェンジ後には現行モデルの買取価格が大幅に下がることが予想されます。よって、早めの買取をおすすめします。
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