ミニバンやSUVにはない魅力があふれるセダン。車の中の車ともいえるセダンの人気車種7選を紹介します。
セダンという車カテゴリの特徴や車種選びのポイントも解説しているので、新車を購入する際にはぜひ参考になさってください。
セダンとは
車の基本的なシルエットといえばセダンです。しかし、近年SUVやミニバンの人気が上昇したことにより生産台数が減少気味になっています。
[box class=”green_box” title=”セダンとは”]2列シート×4ドアの車。エンジンルーム、座席、トランクルームがそれぞれ分離している。[/box]実は、セダンには他の車にはない魅力がつまっています。ここでは3つの魅力を紹介しましょう。
[box class=”blue_box” title=”セダンの魅力”]- 快適な乗り心地
- 広い居住空間
- 高い安全性能[/box]
快適な乗り心地
セダンは低重心設計になっているため、コーナリングも安定しています。道路状況による振動や揺れも感じにくい作りになっており、長距離のドライブも安定した快適な乗り心地が魅力です。
広い居住空間
セダンは居住空間と荷室が完全に分離されている車です。荷室に何を入れていてもニオイが居住空間侵入してくることがありません。
荷室内の荷物が道路状況によってロードノイズを発生していたとしても、居住空間と切り離されているため乗っている人には影響がないのです。
無駄なノイズが入らず、静かなドライブが楽しめるのはセダンならではの魅力です。
高い安全性能
セダンは他の車と比べてボディ剛性が高く、衝突時の衝撃が伝わりにくいという特徴があります。
これはボンネット荷室、居住空間が完全に仕切られているため、前後方から衝撃されても、ボンネットや荷室が影響を受けるだけで済む可能性が高いということです。
また、最近では安全性能が充実した先進的な車種が登場しているため、より高い安全性能を期待できます。
セダンの人気車種7選
では、セダンの人気車種7選を紹介しましょう。
これからセダン車に買い替えしようと考えておられる方は、気になる車がないか考えながら見ていただければ嬉しいです。
プリウス
[box class=”glay_box” title=”プリウスの基本スペック”]- 新車価格:260~355万円
- 最小回転半径:5.1m
- 燃費:25.4~34.0㎞/L
- 全長4,575㎜×全幅1,760㎜×全高1,470㎜[/box]
環境に優しく燃費が良い
トヨタのハイブリッドセダン車といえばプリウス。「平成17年度基準排出ガス75%低減レベル」認定取得車でもあり、環境に優しく、燃費性能が高いことで有名です。
あらゆるメーカーからハイブリッド車が登場していますが、その中でも群を抜いて燃費が良く、ガソリン代をできるだけ節約したい方におすすめします。
優れた静粛性と耐久性
プリウスは吸音・遮音材が配置されているので、非常に優れた静粛性を持っています。特にEVドライブモードにすればロードノイズがほとんどなくなり、音ゆえのストレスから解放されます。
ハイブリッド車はガソリン車よりも複雑な仕組みであるゆえに、故障のしやすさが懸念されますが、トヨタ車らしい安心の耐久性を持っているので安心です。
大胆で繊細なデザイン性
新型プリウスはフロントからサイドにかけてダイナミックでのびやかなフォルムが特徴です。低重心設計になっており、安定した走行性能をイメージさせます。
大胆かつ繊細で、芯の強い印象を与えるクリーン&選手あるなデザインはセダンならではの魅力です。
カムリハイブリッド
[box class=”glay_box” title=”カムリハイブリッドの基本スペック”]- 新車価格:348~464万円
- 最小回転半径:5.7m
- 燃費:24.6㎞/L
- 全長4,885㎜×全幅1,840㎜×全高1,455㎜[/box]
優れた燃費性能
新型カムリハイブリッドはライバル車と比べても評価の高い燃費性能を誇ります。「X」グレードのJC08モード燃費は33.4㎞/L。
プリウスやホンダのアコードハイブリッド、レクサスのハイブリッドモデルなどの燃費性能の高いクラスの中でも光っています。できるだけ環境に優しく、ガソリン代を節約できるセダンとしておすすめです。
トヨタの中でも高い安全性能
トヨタ初のリヤクロストラフィックオートブレーキを搭載しているセダンがカムリハイブリッドです。
後退時の死角から近づいてくる車両を検知して自動的にブレーキをかけてくれます。
加えて「Toyota Safety Sense P」という衝突安全装備も搭載しています。カムリハイブリッドは安全性の面でも充実しているセダンです。
スポーティで鋭角的なデザイン
見た目を重視する人にも選ばれやすいカムリハイブリッド。海外をターゲットにしているため、国産車ではなかなか見かけないスポーティで鋭角的なデザインを採用しています。
フロントグリルが強調され、フロントピラーを少し後退させているデザイン。迫力のあるフロントフェイスを好む方におすすめです。
クラウンハイブリッド
[box class=”glay_box” title=”クラウンハイブリッドの基本スペック”]- 新車価格:489~739万円
- 最小回転半径:5.3m
- 燃費:21.0~24.0㎞/L
- 全長4,910㎜×全幅1,800㎜×全高1,455㎜[/box]
存在感の高いロイヤルシリーズベースの外観
クラウンの中でもロイヤルSERIESをベースにしているハイブリッドモデル。フロントバンパーを水平基調にしているため、ワイドが強調され存在感のある外観です。
環境性能と動力性能の高い先進的なセダン
クラウンハイブリッドは環境性能と走りを追求したモデルです。クラウン初のFRセダン用ハイブリッドシステムを搭載し、同モデルクラスよりはるかに高い環境性能と動力性能を両立しています。
EV走行モードも登載されています。
3種類の安全アシストシステムを搭載
クラウンハイブリッドには3種類の安全アシストシステムが搭載されているため、安全面で安心できます。
レーントレーシングアシスト、プリクラッシュセーフティ、インテリジェントクリアランスソナーの3つです。車線の中央を走れるようにアシストし、車や歩行者をはやめに検知して事故予防ができます。
BMW3シリーズセダン
[box class=”glay_box” title=”BMW3シリーズセダンの基本スペック”]- 新車価格:489~987万円
- 最小回転半径:5.3m
- 燃費:15.6~18.9㎞/L
- 全長4,715㎜×1,825㎜×1,440㎜[/box]
エンジン技術の融合による超常識なパフォーマンス
ツインターボクリーンディーゼルとxDriveという2種類の秘術を融合させたエンジンを搭載しています。どんな道でも強大なトルクを地面に伝え、力強い走りを見せてくれます。
革新的でスポーティなパフォーマンスを実現したディーゼル・セダン・モデルがBMW3シリーズセダンです。
パワーと効率性能両立が実現した走り
ハイブリッドモデルでは、ツインパワーターボエンジンを組み合わせたプラグインハイブリッド方式が採用されています。極めて効率が良く、セダンクラスで革新的なパワーを生み出す車です。
ユーロNCAPで最高評価を獲得
BMW3シリーズセダンはヨーロッパの安全評価「ユーロNCAP」の試験において最高評価を獲得している車です。特に成人乗員保護性能においては史上最高評価を得ています。
BMW3シリーズセダンは安全性において世界をリードする技術を搭載していると言えるでしょう。
ベンツCクラスセダン
[box class=”glay_box” title=”ベンツCクラスセダンの基本スペック”]- 新車価格:489~641万円
- 最小回転半径:5.1m
- 燃費:
- 全長4,690㎜×全幅1,810㎜×全高1,425~1,445㎜[/box]
手を届かせやすい高級セダン車
ベンツCクラスの一番の魅力はなんといっても経済的な車体価格。外車は高級車だから手が出ないという方でも、少し頑張れば購入できる値段設定になっています。
Cクラスセダンは新車購入価格が400万円~なので新社会人でもがんばれば所有できる会社です。高級外車を無理なく購入し、ステータスにしたい方におすすめします。
日本人にぴったりのコンパクトボディ
ベンツCクラスセダンは外車にしてはコンパクトなボディ設計。日本の街中でも十分使いやすいサイズ感です。車体の感覚をつかみやすいので運転が苦手な方でも扱いやすいといえます。
高い安全性能
ベンツはメーカーとしても安全性が高いと有名ですが、Cクラスセダンにも衝突安全・予防安全性能が充実しています。障害物だけではなく歩行者を検知して、衝突しないよう自動ブレーキがかかる装備が搭載されています。
Sクラスの安全性能がCクラスにも取り入れられているので、安全性能の面で安心感があります。機能性・デザイン・安全性能の点で評価されているためリセールバリューが下がりにくい点もCクラスセダンの魅力です。
プリウスPHV
[box class=”glay_box” title=”プリウスPHVの基本スペック”]- 新車価格:331~439万円
- 最小回転半径:5.1m
- 燃費:30.8~37.2㎞/L
- 全長4,645㎜×全幅1,760m×全高1,470㎜[/box]
車とコンセントをつなぐだけで給電可能
プリウスPHVは電源として使えるのでアウトドアや非常時に大活躍。車内2カ所にコンセントが用意されているので、合計1500Wまで電力を利用できます。
車の充電は専用淳伝ケーブルでコンセントをつなぐだけです。バッテリーチャージモードを利用すればエンジンで充電できるようになるため、外部充電できない時でも急に停止することはありません。
人間中心で設計された走行性能と室内空間
プリウスPHVはインテリアデザインも走行性能も人間中心で考えられているため、感覚に直接的に結び付く設計になっています。
気流を最適化したボディ形状により、走りが安定していて静粛性が優れています。プリウスが本来持っているハイブリッドシステムをベースいに電力とガソリンを効率的に使ってトップレベルの低燃費を実現しているセダンです。
予防安全機能が先代よりグレードアップ
プリウスPHVはこれまでのプリウスよりも予防安全機能が充実しています。
車両や歩行者と衝突しないようにサポートするプリクラッシュセーフティ。踏み間違えによる誤発進を防止するインテリジェントクリアランスソナー。駐車を自動的にアシストしてくれるシンプル院りじぇんとパーキングアシスト。
このような様々な安全機能が搭載されているので安心してドライブを楽しめます。
ベンツEクラスセダン
[box class=”glay_box” title=”Eクラスセダンの基本スペック”]- 新車価格:769~1144万円
- 最小回転半径:5.4m
- 燃費:12.4~21.0㎞/L
- 全長4,940㎜×全幅1,850㎜×全高1,455㎜[/box]
ライフスタイルに合わせた多彩なエンジン
Eクラスセダンはエンジンバリエーションを3つ用意しており、多彩なモデルラインナップが人気の理由です。
[box class=”green_box” title=”Eクラスセダンのエンジン”]- ガソリンエンジン
- ディーゼルエンジン
- 「EQ Power」[/box]
48V電気システムを使用している最先端のテクノロジーを搭載しているモデルは燃費性能が高いので人気です。
最先端のプレミアムフォルム
新型Eクラスセダンは、世界中の高級車メーカーを先駆ける新世代のデザインを採用しています。シャープで迫力のあるフロントが特徴です。リアエンドをワイドに設計することで加速力が高くスポーツカーらしい走りを見せてくれます。
伝統的なEクラスセダンのフォルムを生かしながら、最先端の技術を盛り込みながら、バランスよく調和したデザインが魅力です。
世界最高水準の安全性能
ベンツの優れた安全性能は言わずと知れた魅力です。Eクラスセダンの安全性能は世界最高水準。ドライバーはもちろんのこと、大切な人を守るための安全性能が充実しています。
セダンの選び方
では、セダンの車種選びで迷っておられる方のために、セダンの選び方ポイントを解説しましょう。
目的・用途に合わせたサイズ
セダンにはLサイズ・Mサイズ・Sサイズの3種類があります。目的・用途に合わせて、まずはサイズを選びましょう。
ラグジュアリー感を重視するのであればLサイズ、凡庸性を重視するならMサイズ、狭い道でも使いやすいのはSサイズです。
燃費や税金を考慮する
セダンのサイズごと、車種ごとに違うランニングコストを比較してみましょう。燃費や自動車税、自動車重量税などをチェックします。
燃費が良くエコカー減税やグリーン化特例が適用されるセダンはコスパ優秀です。さらに車体本体価格とランニングコストを比較して、長い目で見て維持しやすいセダンを選ぶと良いでしょう。
内装・外装の質感
車選びでは自分の好みも重要な指標となります。高級感のあるセダンを選ぶのであれば、内装や外装の質感にもこだわりましょう。好み通りの高級感を感じられる、満足できる質感の車種をチェックしてみてください。
まとめ
車の基本ともいえるセダン。安全性が高く、ラグジュアリー感の高いセダンの中で特に7つの人気車種を紹介しました。気になる車は見つかったでしょうか。
もし、購入したいと思える車があったらぜひ前向きに検討なさってください。また、車を買い替える際には愛車を査定・買取に出してみましょう。
買い取ってもらったお金で新しい車を安く購入できますよ。